みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
41.だからなにを言いたいんでしょうか、この映画は? 私は文学など解さない粗忽者なので…この点数しか差し上げられません。 【K】さん 0点(2003-12-30 09:29:25) 40.ラストシーンはやるせない。人生の不条理。そこでズバッと"FIN"という文字が...なんてことだい。 これを目にしたとき、「えっ?もうお終い??」などと思った私は「ネオリアリスモ」に触れることができたんでしょうか? もちろん不満なわけじゃありません。むしろ余韻というか残響というか何かがが心に残るのが不思議。やっぱり名作なんでしょうね。 ただやっぱり古いかな。若い映画ファンにはつらいかも。 【veryautumn】さん 6点(2003-12-17 12:59:08) 39. 【虎尾】さん 7点(2003-12-13 00:43:23) 38.I am Samのレビューの直後に書いています……すいません!って気分になっています。同じ「父子もの」だと思って同類項にして(赤恥)。Hopeless=絶望的、という言葉がこうもピッタリくる映画を知りません。運命の「いかんともしがたさ」を、こうもあっけなく説いてくれる映画も。たとえ貧しくとも、子に父がいれば、父に子がいれば、人はささやかな幸せでも享受できるものさ、なんて考えていた自分の甘さに、本当にすいません!って感じです。……誰に謝ってるのか分からないけど。 【中山家】さん 9点(2003-11-28 09:24:45) 37.《ネタバレ》 ラストは「驚き」と同時に、ストーリーを丹念に追っていくと「必然」とさえ思えてくる。主人公、子供それぞれの心の動きを的確に表現している。すばらしい。 【STYX21】さん 10点(2003-11-13 20:08:48) 36.地味な画面で淡々と物語が進みますが、観終わった後にこれだけ印象に残った映画も珍しいです。良い事、悪い事の教育のために多くの人に観てもらいたい。悪い事をすると、それだけ酷い目に合う人がいるんだよとこの映画は教えてくれる。決して、悪い事をしたもん勝ちなどと思わないでくださいね。観終わった後はちょっとブルーな気分になりますが、確実に心に残る良い映画だと思います。それにしても、主演のお父さんが可哀相すぎる・・。どうするの? 【べんちゃんず】さん 10点(2003-10-26 02:55:46) 35.《ネタバレ》 こういう名作中の名作に、今さらながら満点献上することの野暮をあえて承知で…。ネオリアリズムうんぬんを言うより、あの当時のイタリアでは日常茶飯事だったろうような庶民のささやかな哀歓を、オールロケで、ここまで見事な「人情ドラマ」に仕立て上げたデ・シーカ監督の人間味溢れる眼差しがまず素晴らしい。父親と一緒に盗まれた自転車を探し回るあの男の子の使い方など、多分にチャップリンの『キッド』を意識しているんだろうけれど、本当に巧いし。特にあのラストで、自転車を盗もうとして人々に捕まり、小突き回される父親に男の子がすがりつくシーンは、今こうして書いていてもナミダが…。父と子にとってつらい1日となったけれど、きっとこの家族なら何とか生きていくだろう、といった願いとも希望ともつかない感情(感傷?)を抱かせる幕切れまで、人の子であり親なら生涯に一度は見ておきたい映画ではありますまいか。 【やましんの巻】さん 10点(2003-10-17 15:46:32)(良:1票) 34.つらい、つらすぎるよ・・・。一体あの親子が何をしたというんだ。ただ、精一杯毎日を送っていたのに、なんであんな仕打ちを受けなければならないんだ。自転車を盗まれた経験のある人なら誰もが感じるであろう、このやるせなさ。理不尽だが、現実はあくまでも厳しいものだ。 【きのすけ】さん 8点(2003-10-10 12:42:52) 33.辛すぎるよ。これがネオリアリズムか。親父のやることどんどん裏目に出て、子供がそれを見てる。あー 切ないなー。当時のイタリアってやっぱ貧富の差激しかったことを考えると親父のしたことに同情してしまうぜ。 【たましろ】さん 10点(2003-09-24 23:02:35) 32.素朴な疑問。イタリアでは自転車に鍵をかける習慣はなかったの?部屋の中で保管するほど貴重品だったのに・・・(などと言っててはこの映画は成り立たない) やるせない気持ちというのは万国共通。特に敗戦後の混乱を知っている日本人にはたまらない感覚だと思う。しかししかし全く不謹慎ながら、この救いようの無い悲惨さというのは、ふっきれた絶望にもつながって、ある種笑いだしたくなるようなつきぬけた気持ちになる。あの親子は家に帰ってシーツの無いベッドで一晩眠れぬ夜を過すかもしれない。でも翌日には母親も一緒になって「チーズパイでも食べに行こうか。とにかく生きているのだから」と言ってほしい。 【Rei】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-09-21 08:44:30) 31.むかし、自転車置き場で自転車を盗まれてしまい、近くに似ている自転車があったので乗って帰る途中で、警察につかまりました。この映画ではないけど自分がやられたから、しかたなくっていうのは許されないですよね(コネのある人は、ある程度何をしても許されるので別ですが)。補導されたときに、この映画のセリフを言っていました。生意気だとさらに罪が重くなりました。今だったらもっとカラリとしていそうです。時代を感じさせる映画ですね。 【omut】さん 6点(2003-09-02 00:58:03) 30.私はあんまり評価しないんだけど、一緒に観たある辛口評論家氏はもう滂沱の涙で、私は呆然。彼にもこんな一面があったとは、と印象深く覚えている。絶対10点満点つけるだろう人が身近にいるので、この映画を10点とする人が沢山いるのは良く分かる。父性が強いと身につまされ正視出来ないかもしれない。 【大木眠魚】さん 7点(2003-08-29 23:14:50) 29.本当に何でもない話なんですよね。予定調和みたいなものもない。ただ精一杯生きている姿を、ズバっと切り取って、容赦なく突き付けてきます。単にトーシロ(その言い方やめなさい)を起用しただけではこれだけの説得力は出ないでしょうね。デ・シーカの人間観察力のスゴさ。ここで示される人生のキビしさを、普遍的なテーマとして受け止めることができます。 【鱗歌】さん 8点(2003-07-21 11:20:38) 28.追跡の途中で、レストランに入って息子にどうにかなるさと強がってみたり、そうかと思えば馬鹿にしていた占いのところにまで行ってわらにすがろうとしたり、庶民の心理と世の中の不条理さがリアルに切り取られています。最後の FINE の文字を見たとき え! マジ これでおしまい! と叫んでしまいました。 【oxo】さん 8点(2003-07-13 16:39:24) 27.《ネタバレ》 大好きな映画です。この映画では家族の愛というものが描かれていたように思います。お母さんは家族のために大事なシーツを売り、お父さんはそのお金で自転車を買うけれど盗まれてしまい、やむにやまれず自転車泥棒をし、これはもちろん家族に食べるものを買うためにしたんだけど、全て愛する人を思っての行動です。子供も皆になぐられているお父さんをかばう。そして最後に寄り添うように歩いていく。強い愛情で結ばれている関係なんだなと思いました。今の日本人は物質的には豊かだけど、このような強い愛情関係で結ばれている人はどのくらいいるのでしょう。こんな強い愛情で結ばれている家族が羨ましく思いました。愛する人、愛される人がいるからきっと大丈夫、うまくいくよと思わず後ろ姿に声をかけたくなるラストシーンでした。 【tocchan】さん 8点(2003-07-08 17:51:17)(良:2票) 26.現実とは、なんと残酷なのでしょう。日本人はもっとこういう映画をみたほうがいいと思います。映画は、観て、楽しんで、カタルシスを得ることが本来の目的ではないはず。現実とはかくも散文的なんですね。 【azuncha03】さん 10点(2003-07-04 04:40:59)(良:1票) 25.いい作品ではあるが、ただただやるせなく悲しい気分が尾を引く映画。敗戦国・イタリアの戦後貧しく誰もが生きるのに必死だった日常が、同様の状態だった日本に重なって見え、そのどん底貧乏ぶりがリアルで悲しい。自転車を盗んだ犯人もまた生活困窮者で、苦しい者同士で生存競争を繰り広げているのがなお悲しい。子供に免じて見逃してもらえたものの、あの終わり方ではあれからどう生きていくのだろうと考えてしまった。 【キリコ】さん 8点(2003-06-22 17:13:10) 24.あまりにも哀しく、胸に迫りくる映画。敗戦後の貧しい社会情勢をリアリズム(ヴェリズモ)の手法で、見事に描ききった名作です。敗戦国、日本にもリアリズム映画の傑作があります。黒澤明「酔いどれ天使」、木下恵介「日本の悲劇」etc 【チャターBOX】さん 10点(2003-05-28 14:41:32) ★23.ナイフとフォークを器用に使って食べる子供をじっと見つめる息子。 【horicks】さん 9点(2003-05-20 13:09:58)(良:1票) 22.この頃のイタリア映画はドキュメンタリータッチのネオレアリズモが主流で、敗戦後のつめ痕を描いた数多くの名作を残しました。この作品もそのひとつで「靴みがき」「ひまわり」と並ぶ、デ・シーカの代表作にして名作中の名作です。物語りはといえば、貧困に喘ぐ中、やっと職を手に入れたものの自転車泥棒に遭い職を失ってしまう父アントーニオ。今度はこともあろうに、自分が自転車“泥棒”になってしまう。真面目な一市民が、まさに“魔”が差した瞬間を描いている。捕まえられ、息子ブルーノの目の前で群集にこづき廻される父。駆け寄り、父にしがみついて泣きじゃくるブルーノ。余りにも悲しく、身に詰まされるシーンでした。ところでこの映画、まったく救いようのないラストなのであろうか? このささいな出来事で良い教訓にもなったし、父と子の絆は終生深まるように見てとれる。この苦境を乗り越え、目覚ましい戦後復興という歴史的事実の中、逞しく生き抜くであろう父と子の姿が想像されるわけなんだが。 【光りやまねこ】さん 10点(2003-05-17 11:23:20)
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