みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.最初の方で高倉健と池部良とが出会うも、殆どすれ違い状態。このままでは池部良が単なるチョイ役で終わってしまうではないか、だけどもはや彼とは遠い物語となり、ストーリーに絡むのは無理だよね。と思ってたら(思わないけど)、ちゃんと凄まじい偶然により二人は皮肉な再開を果たします。 強引な展開、故の味わいなり感動なりってのは、やっぱりあるわけで。運命ですね、これは。 で、二人の間の因縁。はたまた、悪辣なる親分に率いられたヤクザどもの横暴と、繰り返される悲劇。王道ストーリーです。だけどそこに、この二人ならではの味があって。どうしてこうも、この二人は落ち着き払ってるんでしょうか。その落ち着きが頼もしくもあり、と同時にそこには、静かな悲壮感も感じさせます。わかっててなお、ホロリときちゃう。 そういや、新喜劇の小島慶四郎さんが出てます。若い!いや、変わらない! 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-07-07 22:40:06) 3.うまい具合に話が繋がっていくのは織り込み済みとして、度々都合よく現れる藤純子に辟易してしまいました。痺れる切なさを味わえず残念でした。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-20 22:25:43) 2.《ネタバレ》 マキノ雅弘監督から佐伯清監督へとバトンタッチという形でのシリーズ第3段は、あれ?何かマキノ監督の撮った前の二つほどの迫力、面白さ、ワッショイ!ワッショイ!的な要素が影を潜めてしまっていて、何だか物足りない。冒頭からいきなり殴り込みのシーンを持ってくるのはけして悪いことではないけど、作品全体に迫力不足である。更に高倉健に対して惚れる女、藤純子がどのような過程で惚れるようになるのかよく解らないのも難点である。難点と言えば途中で入る芝居の座長の話にしても話が複雑化してしまっている。高倉健を敵か見方かでどちらの方にと興味深い画き方の池部良、二人の対決シーン、ラストの海での高倉健の姿はもしかして?この監督さん「座頭市」ファンなのか?というようなまるで勝新と平手造酒を意識しているようであり、それが上手く行っているかどうかは別としても何だか全体にマキノ監督の撮った前2作のような凄み、躍動感がいま一つ感じられない。そんな不満も多い中での高倉健と池部良、そして、藤純子、この3人が揃ってこそこれぞ東映映画、東映任侠映画は成立しない。そういう意味ではこの作品もまた東映任侠映画である。 【青観】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-14 11:12:55) 1.佐伯清監督による、「昭和残侠伝」シリーズ三作目。マンネリ化を防ぐため、色々工夫しているのが見られるのだけれど・・・うーむ、話の展開があまりに偶然が重なりすぎてて(病弱な加代が発作を起こした時に「偶然」藤純子がいて、しかも「偶然」自分の元親分の仇の妹だった、とか)ご都合主義にもほどがあるぞって感じでした。それと、これは前ニ作の時も思ったのだけれど、高倉健一人が突出し過ぎていて、脇役があんまし活きていないような気がする。例えば、女座長に片想いをしていて、後に殺されてしまう高倉健の元子分とかにもう少しスポットを当てても良かったんじゃないか、とか。高倉健大好きな人にとっては良いのかもしれないけれど・・・。あ、ただ潮政の親分役の島田正吾、この人って役柄は関係なくやたらインパクトのある濃ゆ~い芝居をしてます。新国劇だからか? 【ぐるぐる】さん 6点(2004-07-14 15:53:53)
【点数情報】
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