みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
143.一緒に見にいってた母がラストで「危ない!逃げて~!」とスクリーンに向かって叫んでビックリしたよ。 【mimi】さん 8点(2003-11-08 22:48:15)(笑:4票) 142.最近になって初めて観たんやけど、体調が悪かったのか、最初のドキュメンタリータッチで淡々と進んでいく展開に、ごめん、かなり眠くなってん。でもね、当局がジャッカルの存在を知ったあたりからは、急におもしろくなり眠気も吹っ飛んだよ。ジャッカルが当局の包囲網を色々な手をつかい突破していく様はほんとおもしろい。しかもこのジャッカル、特徴なけりゃ、感情もない感じで、リメイクのオーラ出まくりのブルース・ウィリスとは全然違う。だから変装も妙に納得。そして、なぜか、そんなジャッカルを応援したくなるってゆーか、気分はジャッカルって感じになってまう。でも完璧じゃないから、ちょっとした失敗なんかもあったりしてドキドキしてまう。一方、それを追い詰める当局も負けてへん。ドンドン追い詰める。その二つの視点の見せ方のバランスがまたいーねんな~。リメイクの非現実的で派手なノリとは全然違う、リアルで地味なノリ。でも、だからこそ、緊張感がある。追い詰められながらも獲物に確実に的をしぼってゆく一匹のジャッカル。もう目が釘付け。そして・・・。最後のあっさりした終わり方もこの映画にはあってる。原作読みたくなったよ。ただ、ちょっと思ったんは、暗号名をジャッカルにせず、カンガルーとかにしてたら、当局の捜査をちょっとだけ混乱させれたんではないやろか?そこんところ、どーよ、ジャッカルさん。 【なにわ君】さん 7点(2004-07-09 00:40:04)(良:1票) (笑:2票) 141.《ネタバレ》 殺し屋ジャッカルの、淡々と仕事をすすめていくプロフェッショナルぶりがかっこいい。印象に残っているのは、彼が町中を移動するとき、人々が雑多に行き交う通りに紛れ込むように、ヒキの画で撮られていること。「ウォーリーを探せ」とまではいかなくても(笑)、薄暗い陰気な場所に潜むのではなく、普通の人々の生活圏に自然に紛れ込んでいる様が渋いなあ、と。「電車で隣に座った人が、実は殺し屋かもしれませんぜ」って感じで面白い。そして、存在するかしないかも分からない殺し屋をゼロから探し出すルベル警視もかっこいい。普通のどこにでもいそうオジサンが、イケメンジャッカルをあの手この手で追い込んでいくのがタマラン。追い込めば追い込む程、睡眠不足で目をシバシバさせるのもご愛嬌。彼は彼で追いつめられてるんだな。そして、ジャッカルもそれに負けない。どんなに計画が狂ってグダグダな状況に陥っても、怯むことなくターゲットに迫って行く。途中、行き当たりばったりのように見えたけど、裏を返せば「絶対に逃げることはしない」というポリシーの現れ。そしてラスト。ジャッカルの敗北か、と思っていたら、死んでもなお自分の正体を隠し通したことに脱帽。暗殺を阻止することはできても、ジャッカルの正体を暴くことはできなかった。まさにプロフェッショナル。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-07 09:46:09)(良:2票) 140.さすがF・ジンネマンといいたい傑作。 BGMの入れ方に非常に品を感じる。 現実音としてのフランス国歌や雑踏音の使い方など 本当に素敵。もりあげる為だけのくだらないBGM 挿入演出を廃し、ドキュメンタリのように丁寧に カットの積み上げで緊張感を醸しているのがすばら しい。セリフも必要最小限。 フランス解放の英雄ドゴールがなぜ命を狙われる のかなど、歴史的な背景についての知識がないと ちょっとわかりにくいかもしれない。 M・ロンスデールやD・セイリグとも個人的に 好きな役者で、何度見てもあきない。 満点を差し上げたい。 【ウンコマン】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-12-05 00:21:06)(良:2票) 139.《ネタバレ》 スナイパーものの中で私が最高と信じて疑わない作品。エドワード・フォックスのいぶし銀な雰囲気が、いかにも「仕事人」という感じでかっこよすぎ。音楽が一切無いのも好印象。きわめて写実的に描写するのに一役買っています。スナイパーものという割に実際に彼が銃を手にしているシーンは数分程度だけれども、それまでの下ごしらえがばっちりで、完璧に感情移入させられてしまっているから最後のシーンの緊迫感はとてつもない。おそらく観客の8割以上は彼の暗殺成功を祈ったのではないでしょうか。悪者をあそこまでかっこよく見せることができるのはやはりスタッフの腕なんでしょうなあ。ところで、余談ですけれどもジンネマン監督は『西部戦線異状なし』に出演していたんですね。知らなかった。 【もっこり八兵衛】さん [地上波(字幕)] 9点(2008-01-13 17:26:05)(良:2票) 138.実行までのプロセスをねちっこく描く原作にかなり忠実に作ってます。 当時無名に近かったエドワード・フォックスを起用し正体不明の不気味さをよく表現している。 仏国官僚の一人であるサンクレア大佐が散々英国の警察をけなすが、当の本人が愛人を装った女スパイに捜査情報をしゃべってしまったことが皆の前で暴露され悄然と去っていく姿にニヤリ。やっぱフォーサイスも英国人だけあってフランス人には何か思うところがあるのでしょうか。 そういった捜査側内部のゴタゴタをよそに着々と準備をすすめる暗殺者を努めて無機的に描いているようです。原作では捜査の手が伸びていることを情報提供者から知り、進退に躊躇しながらも、昔の貧しい暮らしに戻りたくない今の暮らしを捨てたくないと、迷いをふっきって実行へ一歩踏み出す描写があるが、あまりにも生っぽいと思ったんでしょう、映画では分かれ道でどっちに行くか一瞬迷うシーンに置き換えられています。徹底してプロセスを浮き彫りにすることで原作よりさらにハードな作品になっていると思います。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-02-07 01:06:14)(良:2票) 137.緊張感のある乾いた雰囲気が、見事にはまっています。謎の暗殺者と護衛する警察のプロフェッショナル同士の静かな戦いが、観るものを作品の中に引きずり込んでいく。英・仏間の対抗意識もベースにあって、なかなかの味わいです。こう言うのを、プロの殺し屋というんだよブルース君。 【パセリセージ】さん 8点(2005-01-18 20:25:57)(良:1票) (笑:1票) 136.《ネタバレ》 観るものは皆知っている、ジャッカルが暗殺に失敗することを!でも引き込まれずにはいられない。ジャッカルに声援を送らずにはいられない。淡々と進むストーリーには、ある種ドキュメンタッチで観るものをグイグイと引っ張っていくパワーがある。ラストシーン、ルベル警視がジャッカルの棺の埋葬に一人立会うところ所に哀愁を覚える。 【pony-boy】さん 9点(2003-10-26 17:55:20)(良:2票) 135. 個人的に、大好き。映画的なエンタメ性、笑いあり涙ありドラマティックな展開あり、という作品ではなく、常に地味に、常に渋く、常にプロvsプロの仕事っぷりを描く。ただそれだけ。ただそれだけなストイックな作品。ただ、ここまで丁寧に描写されれば文句がありません。 構図としては暗殺のプロvs暗殺を阻止するプロというただそれだけ。ただし、その描写がそれぞれ深く細かい。「暗殺者」なんていうステータスを持ったキャラクターなんて、映画はおろか漫画でもごまんといます。「暗殺者」という肩書を付けるだけでなんか凄そうに見える。 しかし、本当の暗殺者というものを、それが真実か否かは別にして、ここまで説得力を持たせた作品を私は知りません。 キャラクターの深掘りをしないからこそ、「それでも実は愛を求めた」とか「最後に大事なのは人間同士のつながりだ」とかいうテーマが存在しません。本当にただシンプルに、プロvsプロの手順部分を見せる。ただそれだけ。 しかしそれが面白い。1つ1つの手順とか展開に見入らされる。これほどストイックな作品にも関わらず、時間の長さを感じさせません。 数年ぶりに見返しましたが、やはり数年後にまた見るでしょう。そういう作品でした。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 17:26:03)(良:1票) 134.《ネタバレ》 私の場合は、映画を最初に観たのは随分昔で、かなり後になってから原作小説を読んだのですが。いやあビックリしました、面白いの何の、この小説(笑)。映画の方は、どっちかとうとドキュメンタリータッチの抑えた表現で、劇中で実際に背景に聞こえてくるBGM以外、音楽も無し。原作小説も、ノンフィクション小説風(現実の事件の関係者に取材し、そこにフィクションが織り交ぜられる)ですけれども、後半の盛り上げ方がとにかくスゴい。一気に広がる捜査網と、それを掻い潜ってターゲットに迫るジャッカル。追うルベルの焦り。ジャッカルの暗殺失敗からルベルとの対決に至る場面なんて、映画の方が実際の時間の流れに忠実なところがあって、小説の方がむしろ映画的とも言える、一瞬時間が止まったような緊張感あふれる筆致なんですね。こういう、原作と映画化作品との、不思議なアプローチの差異が、意外性があって面白いところ。映画の方が小説よりも一見地味なんですけれども、これは、映画でも小説と同様に煽るような描写に走ってしまうと、オーバーになってかえってシラケかねない、ってこともあるだろうし、それだけじゃなく、つまり映画が単に地味路線なのではなくって、映画ならではの緊張感がここにはあります。冒頭の暗殺未遂からOAS幹部の処刑に至る、畳み掛けるようなスピーディーな描写。中盤はジャッカルの行動と捜査側の様子がじっくり描かれますが、各エピソードが(特にジャッカルの行動にまつわる部分が)、あと数秒ないしあとワンカットあるのが普通かな、というタイミングで切れて、次のエピソードへ移行していき、小説とは異なる形でのテンションが維持されています。そしてクライマックスのパレードの場面、集まった群衆の光景と軍楽隊の音楽とが、もうどうにも引き返せない、どうにも止められない焦燥感に繋がって、小説とは異なる形での盛り上がりを見せます。実際、今回久しぶりに観て、というかかなり記憶が薄れていたので初見のつもりで観ていたのですが、それでもこのクライマックスシーンは強い印象が残っていて、懐かしき興奮を再び味わうことができました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-03 10:32:32)(良:1票) 133.《ネタバレ》 近頃マイページでのお勧め映画一位にランクされていますし、それ以前から見たいと思っていたのですが、幸いなことに劇場で鑑賞することができました。極力音楽を抑え、ドキュメンタリー・タッチで話を追っていったのが成功しています。おかげで緊迫感が持続しており、スクリーンから目が離せません。上映時間は長めですが、描写がていねいなのであまり長いとは感じませんでした。ややうまく行き過ぎかという展開もありますが、全体として見ごたえがありました。殺人犯として指名手配したことで、逆にジャッカルが潜伏する機会を与えたあたりは、うまいと思います。 本作はジャッカルという個人と警察という組織の対決という図式で捕らえられます(ルベル警視は、その代表者にすぎない)。そして組織力を駆使した警察が最終的に勝利すると。そういう点では、警察小説的な面白さも感じさせます(特にイギリスパート)。とはいえ、あわや暗殺が成功しそうになるところまで行ったわけで、必ずしも有能な個人プレーを否定するものではありません。むしろ、組織を相手にしたジャッカルの善戦ぶりが見どころのひとつでしょう。最終的にはジャッカル対ルベルという格好になりますが、それはあくまでも結果であると思います。 当初「計画が漏れたら中止する」と言っていたジャッカルが、あくまで遂行しようとしたのはなぜか。人物の心理が描かれていないので推測するしかないのですが、そこにも組織に対するプロの矜持のようなものが感じられます。逃走路の確保が重要とも言ってたジャッカルが、ろくに逃走路もなさそうな状況で暗殺を実行しようとしたことにも、それは現れていると思います。こうなると金は問題ではなく、自らの生還の確率も低いわけですが、それでも計画を成功させようとするプロの意地を感じさせます。そんなストイックなジャッカルを淡々と演じたエドワード・フォックスが、たいへんな好演でした。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-08 21:10:04)(良:1票) 132.《ネタバレ》 あれだけやって、最後外しちゃうんだもんなぁ。 当時の街並みはイイ。 【翼ネコ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-25 19:16:42)(笑:1票) 131.全編に敷き詰められた静寂が、極めて効果的に緊迫感をもたらし、終盤は瞬きさえ惜しむほど目が離せない。魅力溢れる俳優陣、小道具の芸の細かさ、美しき欧州の光景、いずれを取っても秀逸この上ない、至高のサスペンス映画。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-01-02 00:20:30)(良:1票) 130.《ネタバレ》 じりじりと一歩づつ追い詰めていく・迫っていく感じがたまらなくいい。見ている間、ジャッカルにゴルゴ13をかぶせてみていた。そんな雰囲気。ただ、冷静に見るとゴルゴに比べるとかなり抜けがあるのだが。 【θ】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-12-25 22:35:40)(笑:1票) 129.《ネタバレ》 この緊迫感! ずっと音楽がないんですが、逆に映画全体を引き締めているように思います。「群衆に紛れ、ジャッカルがやってくる!」ラスト20分。心臓が止まるかと思うくらいドキドキしました。そして息することを忘れる最期の間合い……。ジャッカル、最高にダンディです。 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-21 19:49:42)(良:1票) 128.ドキュメンタリータッチな雰囲気で描かれていて尚、且つ力強く描かれていて面白い!リメイクものは観てないから比べられないが、どう考えてもこっちのが良いに決まってると思える。ラストまで畳み掛ける展開も見応え十分です。殺し屋との行き詰まる攻防も見応え十分!社会派の力作の一つです。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-05 22:19:41)(良:1票) 127.結末を知っているのに何度も見たくなる上質な映画の一本。 本も面白いが映画はそれを超えた稀なケース。 リメイク版は見ないほうがいいでしょう。タイトルを同じにしなかったことが せめてもの救い。おそらく日本のタイトル作成者はリメイク版を見て失望し あえてタイトルを変えたのではないだろうか。 【CHIROUくん】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-24 22:23:02)(良:1票) 126.乾いた感じの物語展開が独特の味わいを産み出しています。リメイク版ははっきり言って全然別物ですね。リメイク版のように派手な展開などはありませんが、堅実なプロットでラストまで惹き込んでいく手腕は断然こちらの方が上です。というかあんなヒドいリメイクは作らないでください。公害です。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 22:13:35)(笑:1票) 125.本作が変わっているのは、カメラが登場人物の内側に全然入っていかないところですね。主人公はジャッカルなんですが、遠巻きに彼の行動を撮っているだけで、何を考えているのか、何を感じているのか描き出そうとしていない。代わりに、彼の暗殺準備を執拗に追うのです(なぜつまらない品物を買ったのか、後にさりげなく解明される趣向は面白いです)。それでも観ているうちに何となくジャッカルに感情移入してしまうわけですが、監督は絶妙のタイミングで、観客に「ああこいつ、悪者だったっけ」と思い知らせ、事件の推移だけに集中させるのです。この辺りのコントロールは実に見事です。ところで、そういうわりには点が低いと怒られそうですが、自分が好きか嫌いかを考えた場合、特に好きというわけでもないので、こういう採点になっています。平均点を下げてしまって申し訳ないですが、評価の内容はコメントだけで勘弁して下さい。 【円盤人】さん 6点(2004-09-08 00:34:57)(良:1票) 124.《ネタバレ》 最後まで謎のままの殺し屋がいい。殺し屋の真実にはなんら接近していないのに、警察サイドは彼を追いつめる。凄いねぇ。黙々と容赦なく静かに人を殺していく。本当の殺しのプロがどんな風に仕事をしているのか知らないけれど、なんか本当っぽかった(イメージ 笑)。綿密に計算されていて、穴なんて見あたらないような感じだったのに、それが崩れていく過程。観ていてぞくぞくきました。情け容赦なしの殺し屋と警察、男2人の仕事ぶりにしびれるための映画でした。 【元みかん】さん 7点(2004-04-18 22:24:07)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS