みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.まず最初に注意すべきは『ゲバラ&カストロ』ではなく、原題を見ても分かる通り、はっきりとフィデル・カストロの映画であるということ。 そして、キューバを圧制国家と名指しするアメリカが制作しているだけあり、「キューバ革命は失敗だった」という事を、殊更に強調したがる内容になっている。 チェ・ゲバラの扱いにしても、やたらと冷酷な人間として描かれ、未だ世界中で高い人気を誇る彼の印象を、悪くしよう悪くしようと努めている意図が見え見えである。 フィデル・カストロが独裁者に堕してしまった事に疑いの余地はないが、だからといって彼らの行った革命が全くの無駄であったかといえば、正しかった部分も沢山あるわけで。 少なくとも、その成否をアメリカが勝手に判断して、こうした映画を作るべきではない。 フィデルは晩節を迎え、経済も破綻し、自由経済に移行しつつあるキューバを、「それ見たことか」と見下し、嘲笑しているアメリカ人の姿が、この映画の奧には見え隠れしている。 そういった意味で、アメリカの性根の悪さを見るには格好の作品。 ちなみに、チェを演じたガエル・ガルシア・ベルナルは、この映画を評して「間違いなく、自分のキャリアで最大の汚点になるよ」と公言している。 じゃあ出るなよ、と言いたくもなるが。 【C-14219】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-09-08 03:28:10)(良:1票) 5.邦題にはゲバラの名前がありますが、原題にはカストロ(FIDEL)のみです。ゲバラの名前を出すと売れると思っていたのかなと思うと、なんか操作されているようで少しがっかりしました。 【ぱんこ】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-01-28 19:46:58) 4.話はほぼカストロの話で埋め尽くされていて、ゲバラは殆ど出てこない。この邦題もあのパッケージも詐欺だぁね。革命の流れは大体理解出来る内容だったが、カストロの精神の変質の描き方が弱い。革命がなってからの流れが駆け足過ぎなんだろう。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-05-02 21:07:32) 3.まず「パッケージに偽りあり」これにつきます。ガエル目当てに見ると肩透かしをくらうし、内容も随分と偏ったもので作品としてもいまいちです。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-25 00:26:40) 2.正に不撓不屈の人、フィデル・カストロ。普通なら挫折するだろうという状況でも、けっして諦めない。その精神があったからこその革命だったんだという事は伝わった。 いかんせん肝心要のゲリラ戦の凄さが、いまいち伝わってこない。それに頂点から凋落までの流れが急で惨めすぎる。あくまで革命による米傀儡政権の転覆を主点に置いた作品だからしょうがないのかもしれないが。本当に悪い意味での米国自己満映画。 主役2人の前後を入れ替えた邦題にも疑問を感じる。チェ・ゲバラのネームバリューを頼ってのことだろうが、作中ではあまり目立った活躍もない。革命の強硬論者だったってことぐらいか。後半は全員髭面で見分けもつかない程だし。 あとレボリューションレボリューション叫びすぎ。正直うざい。 【赤毛のダニー】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-28 14:25:34) 1.ゲバラとカストロが出会ってからゲバラが死ぬまでを、一本の映画にしてしまうというのが無理難題。こういう映画をアメリカが製作しちゃ遺憾ですよ。作りも展開もお座成りなのもしょうがないのかアメリカよ。しかし史実に反しないように、そしてカストロ&ゲバラを英雄にしないように、で、映画って成り立つのか?と思ってたら紛いなりにも一本出来上がっちゃうあたり、恐ろしい。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-10-21 03:49:23)
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