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ニッポン無責任野郎

1962年【日】 上映時間:86分
コメディシリーズもの
[ニッポンムセキニンヤロウ]
新規登録(2005-10-27)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2014-09-07)【S&S】さん
公開開始日(1962-12-23)


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監督古澤憲吾
助監督坂野義光
和田嘉訓
松森健
キャスト植木等(男優)源均/平均
団令子(女優)丸山英子
ハナ肇(男優)長谷川武
谷啓(男優)中込晴夫
犬塚弘(男優)王仁専務
桜井センリ(男優)大原
安田伸(男優)小山
石橋エータロー(男優)新郎
人見明(男優)幕田常務
中真千子(女優)初太郎
岡部正(男優)近藤
由利徹(男優)宮前社長
堤康久(男優)駅員
中島そのみ(女優)マダム満江
岡豊(男優)経理部長
草笛光子(女優)静子
ジェリー伊藤(男優)ゲーリー
藤山陽子(女優)石沢厚子
中北千枝子(女優)幕田由紀子
浦辺粂子(女優)中込うめ
記平佳枝(女優)結婚式の客
脚本松木ひろし
田波靖男
音楽宮川泰
作詞青島幸男(挿入歌作詞)
作曲萩原哲晶(挿入歌作曲)
撮影飯村正
製作森田信
古賀祥一(製作係)
配給東宝
美術小川一男
編集黒岩義民
録音下永尚(整音)
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【クチコミ・感想】

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19.前回の主人公が「タイラ」だったから今回は「ミナモト」だなんて、そんないい加減な、無責任だぞ。いや、無責任なのは作品の趣旨通りでしたね。でもこの続編、特に最初の方では「これは無責任なんじゃなくて、積極的なサギ行為じゃないか」と心配になってくる。いや、これは映画の中なんだから、とアンチモラルを笑い飛ばす無責任な度量こそ、我々に求められるところなんだろうけれど、「心配になる」というのは、主人公の行動そのものより、「これは即席続編の常として、ネタ切れなんじゃないの、脚本が練れてないんじゃないの」という心配。実際、練れてないんじゃないですかね。ところどころスバラシイ迷言で笑わせてくれますけどね。また脚本が練れて無くても相変わらずカメラは踊っていて楽しいですけどね。前作ではもう少し主人公に“挑戦”の姿勢があり、また実際、困難にもぶつかったりしていたのが、今作では、意図も簡単に周囲の人間を手玉にとっちゃう、まるで操り人形。会社をクビになっても「何とかなるさ」と希望を語る訳でもなく、「クビですか、待ってました」みたいな感じ、単なる「ラストのオチに向けた準備」に過ぎない訳で。楽天的なのも、ある一線を越えると、もはや「前向き」とは言えず形骸化、どこか停滞感が出てしまう……。それにしても前作といい今作といい、この主人公をこれだけ見事に堂々と体現する役者は、植木等以外に思いつきませんね。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-07 06:52:30)(良:1票)

18.《ネタバレ》 「日本一のゴリガン男」、「ニッポン無責任時代」と植木等を見てきました。この2作には、他人の気持ちを思いやるような要素も持ち備えていた主人公でしたし、見ていて「これでいいじゃん」という気持ちにもなりました。しかし、本作においては、植木等はまるで「唄う悪魔」。ツノが生えて、キバがある緑鬼のようにも見える。自分の欲望のまま、気の向くまま。年寄りの庭を、無断でパーキングにするなよ。結果として、うまくいったケースもあるが、そうでないケースの方が多い。最後の笑いは、悪魔の哄笑のようだ。そういう意図で、作られていたのであれば別ですけど(事実そうかもしれないとも思う)。ワタシには3点。なんか、まじめでごめんなさい。 なたねさん [DVD(邦画)] 3点(2010-12-26 23:24:50)(良:1票)

17.《ネタバレ》 以前から「見なくては!」とは思っていた『無責任シリーズ』なワケですが、「シリーズ最強作」との評判の高い本作を無責任初体験の相手に決定!映画スタートと同時に炸裂する無責任(というより犯罪スレスレww)な主人公の言動に、正直引いてしまうワケです(苦笑)まさに“ナチュラルボーン詐欺師”です(笑)。

ところが見ているうちに、主人公の“疾走する無責任”が快感になっていくから不思議です。周囲が迷惑しようが怒ろうが「だーっはっはっは!」と笑い飛ばし、ハッタリなのか計算なのか、単なるその場しのぎなのか…凡人には全く判断できない状態でハイスパートで切り抜ける…すげえ!すごすぎるよ!

物語の決着がつくラスト、新社長の車が会社の前に到着してからの展開は「疾走」とか「ハイスパート」とかいうレベルを光の速さで超えてしまっていて、完全にストーリーとしての正気を失っています(笑)。そして最後の最後に「しまったー!」と思ってしまった俺からのアドバイス。まだシリーズを見たことの無い方は、やっぱり第1作の『日本無責任時代』から見た方がいいですよ! 幻覚@蛇プニョさん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-10 20:53:38)(良:1票)

16.《ネタバレ》 ”等”!映画史上最高のキャラクター!このさい、野郎とか時代とかナシにしましょう!こんな奴は世界中どこさがしてもいない。昔もいない。いまもいない。今後もいない!10点以上です。これの由利徹も団令子も人見明も藤山陽子も10点!船橋ヘルスセンターも10点!天才古澤憲吾!! そう、あえて言う。昔はよかったのだ。昔は優れた人間が多かったのだ、確実に。”今”は優れた人間がいない。確実に。




男ザンパノさん [地上波(邦画)] 10点(2010-02-06 00:19:32)(良:1票)

15.冒頭、植木等さんが出てきただけで陽気な気分になれる。こうなると、もう植木等の口上がいちいち面白い感じられて仕方ない。由利徹などの脇もしっかり楽しさを膨らませてくれるし、テンポも澱むこともなく、ハイスピードでラストまで突っ切っていく感じだった。とにかくこれほどパワフルな映画もない。今まで観た植木等もので一番のパワーを感じさせてくれる。調子の良さにやり手感を上乗せして、ほいほいと渡り歩く割に、意外に筋が通ったところがあったり、不思議と周りも幸せになったりしているところが素晴らしい。 MARK25さん [DVD(邦画)] 10点(2007-11-30 20:04:12)(良:1票)

14.《ネタバレ》 あんなに明るいクビ切りシーンは初めて見ましたね(笑)。ラストのセリフと高笑いも最高です。
軽快なテンポで進む軽快なお話。
個人的には、60年代の日本の風景がなんだか珍しくて、ずっと背景も一緒に見ておりました。
街並み、家や建物内のインテリア、、、。動物園のシーンなんて、なんだか日本じゃないような感じもしたりして不思議な感覚。 あろえりーなさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-08-07 13:40:21)

13.無責任をただ無責任に描いても、面白くも何ともないし、テーマにもなっていないわけで。無責任ならではのギャップなり摩擦なりが発生して、それを何とかしてこその無責任でしょ。なので結局、この作品は、オチもなければ笑いもないのです。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2017-09-13 01:16:56)

12.前回より歌が少なく、全体的に同じような話なのにボリュームダウンしてる感じがしました。
歌があるとアホらしさが正当化されるというかコメディー感が際立って色々許せてしまうところがあるので、短い映画だし、もう少し無駄があっても良かったと思いました。
最後のオチは意外ですが、落ちてないようないい加減な印象を受けたのも残念でした。
しかし、植木等の無責任男の演じっぷりは最高でした。 さわきさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-09-11 20:06:41)

11.世渡り上手な組織に守られた自由人が滅茶苦茶をする。相方の女性もかなり現代的で、スーパーカップルという感じなのだが、義理も人情もなくゲームのように人事を突き進んでいくので、オイオイちょっと待てよと言いたくなる部分も。これは結構「悪」が入ってますね。
喜劇というと、「男はつらいよ」と比べてしまうのだけれど。渥美清に比べると、植木等自身はあまり面白いとは思えないし、様式美も感じられないし、存在感もない。この空虚さが本シリーズの魅力なのかもしれないが。 東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 6点(2014-02-12 13:30:54)

10.《ネタバレ》 楽しく観るつもりでいたのですが、観続けているうちに辛くなって…
周りの人に迷惑がかかってとても楽しめませんでした。
植木さんの動きの良さと挿入歌が良かった。
遊園地のふたりが楽しそうなのも好感が持てました。 たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-03-24 20:17:06)

9.前作は無責任と言いながらも、何かスーパーサラリーマンらしい頼もしさが感じられたが、今回はどうも詐欺まがい犯罪の匂いすらする。人間も随分いい加減になったみたいだ。ところで社長だったハナ肇が部長になって犬塚弘が専務に昇格とはちょっと愉快。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-06 19:58:43)

8.下劣な犯罪者の映画。それを肯定するような世界観には、嫌悪感すら覚えます。マジメに働く人間をバカにして何がおもしろいのかと、マジメに働く私は思います。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-10-06 12:48:17)

7.《ネタバレ》 前作『時代』の平均は、仲間を思いやったり他人のために行動したりすることもあったので、ある種爽快感があったのですが、本作の源等はとにかく自分のことだけ。他人を都合のいいように利用して、ウソがばれたら開き直るという、無責任というより詐欺師。犯罪者に共感などできません。前作では「コツコツやる奴ァご苦労さん!」と言いつつ、そのコツコツやる相手に対する暖かい視線が感じられましたが、本作はそうした人たちを小馬鹿にして見下しているのも不愉快でした。社内の派閥争いや出世しようと汲々としている社員、拝金主義を揶揄するようなところもありますが、笑い飛ばすにはほど遠い(派閥抗争は、『用心棒』が元ネタでしょうか)。お話の方も、源が舌先三寸と運(ご都合主義ともいう)で強引に進んでいくのですが、みんな源を簡単に信用しすぎ。言動からおよそ信用できない人間だとわかりそうなものですが。そのあたりもうまくいきすぎです(あるいは、すぐ信用するから馬鹿にされるのか)。
しかし最後、平均が新社長で源がその秘書というのは、象徴的です。源は所詮秘書止まりで、社長や役員になれる器ではない。その点では整合性がとれていました。

民放での放送ですが、オリジナルの時間から考えて、ノーカットで見られたのは幸いでした。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-11 11:20:01)

6.2012.08/09 3回目?鑑賞。前作である「ニッポン無責任時代」のヒットをうけて作られた姉妹篇だがなんといい加減で面白いこと。大学生時代に真面目の塊の私には信じられず腹が立った記憶も残っている。 ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-08-09 16:37:25)

5.植木等が超人的すぎて、気楽にサラリーマン稼業をやっていくことについて、参考にならなかった(苦笑) にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-16 23:38:54)

4.植木等演じるこのノーテンキぶりが素晴らしい。ここまでいい加減、ノーテンキぶり、お調子の良さ、世の中楽しく!楽しく!て感じが常に漂う。過去より未来に眼を向けて生きようではないかというメッセージまで描かれている。ところで何だか女性陣のキャストを見ると「社長」シリーズぽいなあ!て思ったらこの監督さん、「社長」シリーズの助監督をしてるとは、通りでなあ!「社長」シリーズと「釣りバカ」シリーズを足したような気楽さ、植木等の源さんの部長を馬鹿にしたあの歌が笑えた。笑えた。とにかく余計な事など考えずに楽しむに相応しい植木等の代表作!
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-25 20:23:15)

3.登場人物が突然歌いだす外国のミュージカルには違和感を覚えるが、
この作品の植木等には気がつけばどんどん引きずり込まれていた。
結構、人間の感覚っていい加減というか、無責任だなあー。 amickyさん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-17 08:20:18)

2.これぞまさに「無責任」。前作「ニッポン無責任時代」が「記録に残る」作品としたらこちらは「記憶に残る」作品でありシリーズ最高傑作はこれ。度が過ぎる、という表現もここまで進めればむしろ立派。 Nbu2さん [映画館(邦画)] 8点(2006-04-25 22:20:07)

1.このシリーズ初めて見たけど、植木等のキャラがなんとも強烈ですごく面白かった。今ではこのタイプの映画は松竹の「釣りバカ日誌」シリーズくらいしかないけど、それよりも面白いと思う。「ニッポン無責任時代」もいつか見てみよう。 イニシャルKさん [ビデオ(邦画)] 8点(2005-10-27 17:12:27)

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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.00点
000.00% line
115.26% line
215.26% line
315.26% line
415.26% line
5526.32% line
6210.53% line
715.26% line
8526.32% line
900.00% line
10210.53% line

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