みんなのシネマレビュー

スポンジ・ボブ/スクエアパンツ

The SpongeBob SquarePants Movie
2004年【米】 上映時間:87分
コメディアドベンチャーアニメシリーズものファミリーTVの映画化漫画の映画化
[スポンジボブスクエアパンツ]
新規登録(2006-01-24)【4th Officer Boxhall】さん
タイトル情報更新(2023-03-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-04-22)


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監督マーク・オズボーン〔監督〕(実写シークエンスの監督)
演出パット・ロマノ(スタント・コーディネーター)
キャストデヴィッド・ハッセルホフ(男優)本人役
コール・マッケイ(男優)みすぼらしい海賊
クランシー・ブラウンカーニ
ジェフリー・タンバーネプチューン王
スカーレット・ヨハンソンミンディ
アレック・ボールドウィン殺し屋デニス
トーマス・F・ウィルソンヴィクター / 魚
松野太紀スポンジ・ボブ(日本語吹替版)
長嶝高士パトリック・スター(日本語吹替版)
納谷六朗イカルド(日本語吹替版)
チョープランクトン(日本語吹替版)
銀河万丈ネプチューン王(日本語吹替版)
辻親八殺し屋デニス(日本語吹替版)
加藤亮夫デヴィッド・ハッセルホフ(日本語吹替版)
脚本ティム・ヒル〔監督〕
作詞ティム・ヒル〔監督〕"Goofy Goober Rock"他
主題歌アヴリル・ラヴィーン"SpongeBob Theme"
挿入曲モーターヘッド"You Better Swim"
撮影ジャージー・ジーリンスキー
製作パラマウント・ピクチャーズ
配給UIP
作画ティム・ヒル〔監督〕(絵コンテ)
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【クチコミ・感想】

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4.「僕はグーフィーグーバーさ♪君もグーフィーグーバーさ♪」と、息子(小1)が謎の歌を歌っていた。
何の歌かと聞いてみると、“スポンジ・ボブ”の映画だと言う。
息子はこの映画を既に5回以上観ているらしく、一部の台詞を空で言えるようになっていた。
日曜日の午前中、また観ると言うので、一緒に観てみることにした。

「スポンジ・ボブ」は、テレビ放映を何度か観たことがある程度で、アメリカのアニメらしい不条理でナンセンスなコメディだなという印象だった。
数話しか観ていないけれど、社会風刺や下ネタも散りばめられたブラックユーモアの強烈さは明らかで、NHKも中々攻めるなあと思っていた。

キャラクターのビジュアルや、キャラクター性も当然ながら強烈で、クセが強いので、「コレ、日本の子どもにウケるのか?」と懐疑的な印象も持っていたが、何のことはない我が息子がハマっているのだから、子どもの向けアニメとしてのコンセプトも間違っていないのだろう。

どうしても“大人”は、「子どもはかわいくてふわふわしたものが好き」というレッテルを貼りがちだけれど、実際そうとも限らない。
もちろん、“ふわふわしたもの”も大好きだけれど、もっと別の“ギラギラ”したものも、“トゲトゲ”したものも、区別せずにどんどん触れていくし、広く興味を持って大好きになり得るのだ。
そういう嗜好性の柔軟さと広さが、子どもの可能性そのものなんだなと思える。

で、今作はというと、主人公のスポンジ・ボブが、窮地に陥った仲間のために冒険に旅立ち帰ってくるという王道的なお話。
ベタなストーリーテリングではあるけれど、やはりそこにはこのアニメらしい毒々しさと禍々しさが随所に溢れている。
息子が「好きだ」という、前述の“グーフィーグーバー(パブ的なレストラン)”でアイスクリームを食い漁るシーンなど、スポンジ・ボブが完全に酔いつぶれたジャンキーと化していて、「これ子どもに見せていいのか?」と自問しつつも笑ってしまう。

アメリカでは日本以上に大人気のアニメらしく、キャスト陣も想定外に豪華だ。
今回は当然ながら吹替版での鑑賞だったが、オリジナル版では声の出演にスカーレット・ヨハンソンやアレック・ボールドウィンという名だたるハリウッドスターも名を連ねていた。
そして、実写との融合シーンにおいては、往年のスター俳優デヴィット・ハッセルホフが本人役で登場し、スポンジ・ボブらアニメキャラの強烈さを凌駕するほどの破天荒な役柄を演じてくれている。

繰り返しになるが、全編通してブラックユーモアに溢れ毒々しいので、必然的に大人でも充分に楽しい。
そして、息子は歌唱シーンやダンスシーンになると意気揚々と歌って踊っていた。
日本で「子どもから大人まで楽しめる作品」という触れ込みだと、大体そのテイストは「感動」という方向性に絞り込まれてしまう。
しかし、アメリカの娯楽作品の場合は、只々「楽しい」というエンタメの本質を追求している。
そういう懐の“深さ”、そして“吸収力”の強さが、この作品にも内包されていると思った。
深海に住むスポンジが主人公のアニメだけにね。 鉄腕麗人さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-06-28 00:11:07)

3.《ネタバレ》 私が子どもの時分よく観ていたTVアニメは、ご存じ『トムとジェリー』。そして現在小学生の娘たちが夢中になっているのが本作『スポンジ・ボブ』です。ハンマーで叩かれペチャンコになってヒラヒラ。傍で眺めている分には『トムとジェリー』と変わらないカートゥーンアニメに見えます。Eテレ(かつてのNHK教育テレビ)で放送ですから内容も問題無いはず。しかしこのような認識は、本作を2分も観れば吹き飛びます。一言でいうなら『狂気の毒アニメ』。安心安全なんてとんでもない。害しかありません。日本が誇る良識アニメ『アンパンマン』と同じ擬人キャラクター作品ですが、教育的要素はゼロ。お話はアンモラル&刺激過多で、社会風刺から差別偏見・下ネタに至るまで広域に渡り、基本どうかしています。とりわけギャグの手数の多さは圧巻で、ケンシロウも舌を巻くでしょう。『クレヨンしんちゃん』に眉をひそめる親御さんがいると聞きますが『スポンジ・ボブ』を観たら即死です。こんなアナーキーな作品がEテレで放送されているですから、とかく批判の多い国営放送も捨てたものではありません。
なお本作は劇場公開作品だそうで、TV版には無い『実写とコラボ』の特別仕様となっています。『ロジャー・ラビット』みたいなヤツですな。“お困りごとは全てスーパーカーがジャンプで解決”『ナイトライダー』からマイケル役のデヴィッド・ハッセルホフ氏がゲスト出演という悪ふざけが絶妙で(日本だと錦野旦みたいな肌感覚ですかね)、マイケルにはだいぶ無茶な発注がされています。おじいちゃんスターに何ってことさせるの。よく承諾したものだと感心しますが、それだけ愛されているコンテンツなでしょうね(あるいは大金を積まれたか)。いずれにしても、ギャグクオリティの高さは相当なものです。ただし、子供が30分スポンジ・ボブを観たら、2時間白湯でも飲みながらジブリでも観て精神のバランスを取らせる必要があるでしょう。 目隠シストさん [インターネット(吹替)] 8点(2021-01-25 18:44:46)

2.いい!という評判を聞いて見てしまったので、意外と面白くなかったが、最後の歌うシーン。あの歌がやけに耳に残る。あの歌について検索をかけたほど。 六爺さん [DVD(字幕)] 4点(2007-04-28 16:34:55)

1.《ネタバレ》 映画がはじまってしばらくは、ここは本来受ける場所なんだろうか?笑わす場所なんだろうか?と固まってしまいました。硬直がとけたのはネプチューンの輝くハゲのシーンと、スポンジボムの目をうるうるするシーンあたりから。徹底しておばかアニメです。サウスパークから狂気をぬいて、別の毒を含ませた感じです。試写会で隣に座っていた人の「知的障害者がいっぱい出てくるマンガだね」と話しているのが聞こえましたが、酩酊状態のスポンジボムはあきれかえりながらも笑えます。この映画を見て怒る人もいるかもしれない。 omutさん [試写会(字幕)] 7点(2006-04-12 21:37:34)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.25点
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