みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 終盤で母親から子へ伝えられたメッセージは、親というものに共通の心情を素直に語っていたように聞こえる。それ自体はいいのだが、劇中でそのことをどう具体化しようとしたのかわからない。 富山方言の「キトキト」というのは場所柄に関係なく突飛な行動を平気でやらかす意味なのかわからないが、とにかく母親自体が堅実路線には全く見えず、そのため娘と息子が高校卒業もしないまま東京に出て、夜の業界に入っていたのも自然な流れに思われる。そういうことなら母親が語っていたとおり、どんな仕事であっても子が自ら望んだようにできていればいいという話になりそうなものである。 しかし最後は結局、地元で安定的な暮らしをしてもらいたいという、よくある地方在住の親の本音を代弁したかのような無難な終わり方をしたのが興醒めだった。これはストーリー上の要請というよりも、地方の定住人口維持に貢献しようという志でもあったのか? それにしても劇中ではそのような展開を可能にするための好都合な偶然が多すぎて見ていられない。ハッピーエンドなのはいいことだが割り切れないものの残る映画だった。 かろうじて最後の場面で伊藤歩嬢が幸せそうな顔をしていたのはよかった。主人公が東京にいた間、このキレイなおねえさんの姿が、自分にとっては最後まで見続けるための強い動機づけになっていた。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-12-31 09:31:19) 8.《ネタバレ》 今まで大竹しのぶをそんな多く見てきたわけではないのであれなんですが、 少なくとも今回かあちゃん役の大竹しのぶはベスト大竹しのぶのうちの一つなんじゃないかな なんて思えます。 そして息子:優介からの目線で見た場合 『親孝行したくなった時に親はなし』 って苦しい名言などありますが、 息子:優介にしてみれば、親孝行未遂になってしまった今、まさに胸が締め付けられる思いの痛い名言となっているのではないでしょうか そしてそれこそまさに今の自分と同じ心境 普通に考えたならば、モンスター並みの母親だって先に逝く。そう早くから自覚していたならと思うことになります。彼とかあちゃんとの唐突な別れを見ているとよく分かってしまいます 哀しく感じられます。 ただし、私ら第三者から見て 彼のかあちゃんに対する優しさだとか思いを見てとれたのは、いつか一人前の暮らしが出来るようになった時には 『ハワイでもどこへでも連れて行ってやる』っていう思いと気持ちがあったこと。また、それを実際口にして言葉として伝えていたこと。なにげない会話のうちの一言でしたが、彼が放ったこのセリフにはグッときた。現実にはそれがなかなか言えないんだよね 気恥ずかしさだとか金銭面のことだとか難しいことだとか先にいろいろ考えてしまうとさ なかなかさ・・ 【3737】さん [インターネット(字幕)] 8点(2012-10-25 21:08:19) 7.《ネタバレ》 もっとベトベトしたウェットな映画かと思ったら意外にあっさり淡白な作品でした。そういう意味では悪くない。けれど、期待を裏切られたと感じる人が多いかも・・。 内容的には30分ドラマでもいけそうな程度。 でも、伊藤歩が最後に幸せになってくれて良かった。 あっ『ふくろう』で親子を演じた大竹・伊藤の二人がホストクラブで同じソファーに座っているシーンには少しテンションがあがりました。 【フラミンゴ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-04-02 18:26:06) 6.《ネタバレ》 キトキト(イキがいいって意味?)っていう割には、結構普通なオカンだし(もっとハチャメチャでも良かったのでは?)、ストーリーもありがちで平凡だし・・・ ただ、亡くならせれば感動するだろう・・・みたいな流れにはダマされません。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 4点(2011-03-02 06:20:44) 5.田舎や、家族や、生き方について、 ちょっとエピソードが間延びした感じも無くは無いが、 最後にうまくほんわかまとめられたのが今の自分には良い感じだった。 タイトルがなんのことやらよくわからんのが残念。 どうやら伊藤歩目当てで録ったまま、数ヶ月放置していたらしい。 【りゅーじ】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-08-08 05:30:16) 4.東京に出てくるまでがちょっと長く感じた.特に目新しい話ではないけど,安心して観ていられる. 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-06-02 20:04:23) 3.「がばい」と「のど自慢」の2章みたいではじめから終わりまでどこかで観たことある展開に終始した印象です。もうちょっとオリジナリティが欲しい。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-18 20:02:35) 2.後味の爽やかな、いい映画だったと思います。新人監督のデビュー作として特に傑出してるとか、オリジナリティーがあるわけではないし、人物描写など物足りないところもあったし、ストーリー展開もズルいっちゃズルいんだけど(ラストの○○○○の使い方とか)、思うにこの映画の監督さんは、非常に「性善説」な人なんじゃないかなーと。それが青臭いといえば青臭いし、クリエイターが「いい人」で良いのか?と思ったりもするのだけれど、ま、良いじゃん。大竹しのぶ演じる「母ちゃん」は素敵でした(余談だけど、「フラガール」もこの作品も「女は強ええな~」な映画ですね)。シネカノンの「ちょいベタ路線」映画(「お父さんのバックドロップ」とか)が好きな方にはオススメ。 【ぐるぐる】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-09 20:48:28) 1.「佐賀のがばいばあちゃん」と「ウォーターズ」を合わせた様な映画か?(両方とも観てないので正しいかどうか判りませんが…) 大竹しのぶ演ずる母親はもっと破天荒な性格だと思ってたので、その「キトキト」振りが期待をかなり下回り、映画全体が中途半端になってる印象。そしてストーリー自体も、水商売を扱ってる部分を除けば、どこかで見聞きしたことのある様な極普通の話(若い監督のオリジナル脚本としては相当に陳腐だと思うゾ)。それでも中盤まではそれなりに観れましたが、お涙頂戴モードに突入する終盤になると、唯でさえ陳腐な映画が益々陳腐になり、私自身は逆にどんどんと冷めてってしまいました。本作で良いと思ったのは、水商売や風俗営業をことさら卑下しない視点。そこを評価して、何とか5点献上。 【sayzin】さん [試写会(邦画)] 5点(2007-04-01 00:05:48)
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