みんなのシネマレビュー

クローバーフィールド/HAKAISHA

Cloverfield
2008年【米】 上映時間:85分
アクションサスペンスSFシリーズものパニックものモンスター映画
[クローバーフィールドハカイシャ]
新規登録(2008-01-21)【ギニュー】さん
タイトル情報更新(2022-01-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(2008-04-05)
公開終了日(2008-09-05)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督マット・リーヴス
キャストオデット・アナブル(女優)ベス
ジェシカ・ルーカス(女優)リリー
マイク・ヴォーゲル(男優)ジェイソン
T・J・ミラー(男優)ハッド
リジー・キャプラン(女優)マリーナ
真殿光昭ロブ(日本語吹き替え版)
成田剣ジェイソン(日本語吹き替え版)
咲野俊介ハッド(日本語吹き替え版)
安藤麻吹ベス(日本語吹き替え版)
脚本ドリュー・ゴダード
撮影マイケル・ボンヴィレイン
ロバート・リード・アルトマン(カメラ・オペレーター)
製作J・J・エイブラムス
パラマウント・ピクチャーズ
製作総指揮ガイ・リーデル
配給パラマウント・ジャパン
特殊メイクジェイク・ガーバー
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
ティペット・スタジオ(視覚効果)
衣装エレン・マイロニック
スタントコール・マッケイ
エリック・ノリス
その他スコット・ローゼンバーグ(スペシャル・サンクス)
あらすじ
怪物におそわれようと、戦闘機の爆風にまきこまれようと、あまつさえ、ヘリが落下した衝撃にも耐え抜いた強靱な・・・・・・ 「ビデオカメラ」 の物語?

りけい】さん(2008-04-13)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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242.《ネタバレ》 酔いやすいなら観るな、と言われれば観たくなるのが人間心理だ。しかしまさか酔い止め薬のアネロンも効かないとは予想外だった。観終えたあとに鏡を観たら顔に死相が出てた。率直に言わせてもらうと、これは映像という名の凶器である。もし映画館で観ていたら廃人になっていた。またハンディカメラを持った男には最後まで共感できなかった。こいつのクレイジーな手ぶれカメラのせいで観ているこっちが狂死しそうだった。恋人を救うために決死の覚悟で倒壊したビルに向かった主人公の後ろからカメラを持って追いかけまわす奴の姿についに嫌悪感が爆発してしまう。しかもこの男はトンネルでザコモンスターに襲われたときに、女の子に救ってもらっているヘタレだし、そのうえ卑しいし、あげくのはてにKYだし、そんな三三七拍子がピンポイントに揃ったカメラ男を救ったがために、女性は感染して死んでしまうのはいかがなものか?なぜ立派な女性が馬鹿な男のために死ななくてはいけないのか?そういうわけで怪獣よりもカメラ男に敵意を持ってしまった私は、予想外の爽快なラストに面食らってしまった。まさか男がこれほど痛快にぶち殺されるとは思っていなかったのでおもわず怪獣にむかって「グッジョブ!」と叫んでしまった。ガッツポーズもしたかもしれない。くたばる瞬間までカメラを持っていた男の根性には敬意を払う。どうか安らかに地獄に堕ちてくれ。とにかくおまえは、おまえを守って死んだ女性に謝れ。
花守湖さん [DVD(字幕)] 1点(2008-10-01 20:05:57)(良:2票) (笑:3票)

241.いやスゴイ。紛れもない凄い映画だと思う。実際その一言に尽きる。というか語り出したら、とても語り尽くせない気がする。

「突如,謎の大怪物に襲われる」
という有り得ない事象を、これほどまでに忠実に描いた映画を僕は他に知らない。
というよりも、そもそもこれまでそんな試みをした映画は無かったと思う。
その恐怖と絶望を描く際、これまでのモンスター映画のほとんどすべては、その怪物がどれだけ恐ろしいか、残虐か、という怪物そのものの“正体”に注力してきた。
しかし、よくよく考えてみれば、突然見たことも聞いたこともない巨大モンスターに襲われている当事者たちが、その正体を知り得ることなど不可能に違いない。
突然のパニックと絶望に対し、ただ闇雲に逃げ惑うことしか出来ず、その「目線」に立つことこそ、最も効果的な「恐怖」である。ということに気付き、圧倒的にシンプルで、尚かつ大胆な手法で描き出したこの「映像」の製作者たちは、スバラシイと思う。

決して大袈裟ではなく、この作品は、「ゴジラ」や「キングコング」、「エイリアン」、「ジョーズ」など多くの名作が存在する“モンスター映画”というジャンルにおいてその歴史を塗り替えるものであり、傑作と言って間違いはない。

この作品が、敢然たる傑作と言うにふさわしい理由は他にもある。
アイデア勝負と言えるような大胆な手法の中にあって、非常に繊細で切ない演出が含まれていることだ。
人間の何気ない生活の中の幸福や成功や諸々の感情が、途端に恐怖とパニックに浸食されていくという“有り得ない現実”。
そして、ある二人の幸福な一日の描写が、問答無用の「絶望」によって文字通り”塗りつぶされていく”という様を、一本のビデオテープの中で表現したこと。
それが、この衝撃的な「映像」を、絶対的に素晴らしい「映画」へと昇華させている最大の要因だろう。

「幸福な一日だった」
残された一言が、ただ染み入る。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 10点(2008-04-18 23:35:11)(良:4票)

240.《ネタバレ》 面白かったです。あらかじめ「怪物の正体はハッキリとは映らないんだよ」と聞いていたのであんまり期待していなかったのですが、結構バッチリ映ってて怖かったなぁ。直前にうっかり「バトルフィールドTOKYO」というパチモ……手法がそっくりな映画を観てしまったため、あんまり斬新な気分で観られなかったのが悔やまれます。 えむぁっ。さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-23 01:25:21)(笑:3票)

239.《ネタバレ》 こ、怖いっ!!俺、ホラー映画には耐性あるつもりだし、ほとんどのホラー映画は楽しんで見ちゃいます。『フレディVSジェイソン』なんか大笑いしたしね。だけど、これだけはマジで怖かった。こんなもの映画館の真っ暗な中で見てたら、恐怖のあまり泡吹いて失神してましたわ。なぜかと言うと実際にありえそうだから。俺がホラー映画で怖がらないのは、心のどっかで「こんな事実際にはありえない」って思ってるからだと思うんですね。イヤ勿論本作も実際にありえる訳はないですが、でもリアリティを持って撮られてるから実際ありえそうに思える。だから怖い!!(笑)という訳で皆さんご存知の通り、登場人物の視点から撮ることで同じような絶望感や恐怖感を味わう映画なんですが、ホラー大好きなこの俺をここまで怖がらせたんだから、明らかに成功なんだと思います(笑)もう少し、極限状態に陥ったときに人間の嫌な部分が露呈するような場面が挿入されても良かったと思いますが。ただ、本作の素晴らしいところは、映画を見終わった後も観客に楽しませること。この映画、ただ見ただけでは解明し切れない仕掛けや謎がいくつもあって(例:ラストシーン。よくよく海を見てみると・・・?)それが観客をああでもない、こうでもないと論議する事に駆り立てる。ただのパニック映画に見えて、実はとても奥が深いのです。見終わって、ああ面白かった、で終わる映画がほとんどな今の世の中、いろいろな意味で斬新な作品ですよね。 ポール婆宝勉(わいけー)さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-16 19:34:31)(良:3票)

238.《ネタバレ》 まず、表彰したい。終盤のヘリが墜落した時、観客の90%以上の人が
「あ、逝ったな」と、思った瞬間にみごと復活を遂げたあの三人に拍手!!

そして、知らなかった~始めから終わりまでホームビデオの映像だけとは(涙)
サウンドは良かった。現場の空気感をリアルに再現したのはグッド。
これがハンディカメラマイク収録だったら・・・(汗)サラウンド万歳!!。

話の展開・・・ありきたり過ぎだって!!
様々な某SF映画で見たようなシーンの羅列には、
この手の映画大好き人間には刺激が足りないよ。

でもね実はこの映画、普段まったく映画を見ない人を連れて一緒に見たんだよ。
もちろんこの人は、映画なんて得意じゃないし、クローバーフィールドの
タイトル名を聞いて、サクセスストーリーのハートフルなドラマなんかと勘違いして
劇場にまで足を運んで、なんと予備知識ゼロで観賞したんだから。

そしたらね・・・
大成功だよ!!
ツレはまさに、劇中の混乱して右往左往する彼らと見事にシンクロして、
なんなんだ!?ナンナンダ!?の連発だよ。見終わったあとには
「今日の夢に出るな」とこれ以上に無い賞賛を口にしたよ。

羨ましいよあたいは。負けたよあたいは。
あの展開は王道なんだよ。アミューズメントパークなんだよ。
そして映画は、見て楽しんだもん勝ちなんだよ。
面白かったって言うひとに「イヤ、アレはちがう、オモロクない」なんて言う人は
一種のおごりと妬みだよ。ハンディ回してたKYなあいつと一緒だよ。

という事で、点数は私の5点と反省点+2点。
序盤ハートフルコメディとして見てたツレが10点。
合わせて17点で、次回にキャリーオーバー中で~す。

――[PS]。
上映終了後、何故か、ハリウッド版ゴジラを思い出した。
しかしスタッフ一同、あーゆーのにはならないようにと、
スピルバーグの『宇宙戦争』辺りを模範にして励んだと思われるが結果は・・・
みなさんはどちらの作品がリアリティかと思われました~??








シロちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2008-05-10 12:37:45)(良:2票) (笑:1票)

237.何ていうビデオカメラなんだ・・・ Yoshiさん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-01 21:13:56)(笑:3票)

236.《ネタバレ》 もはや映画鑑賞というよりも、疑似体験に近い作りとなっている。「これは凄い!」と唸らざるを得ないほどの驚異的な映像だ。恐怖を感じるとともに、よくぞここまでのものを作ったと呆れるほど感心した。
何も解決しておらず、すべては“謎”で終わっているのかもしれない。見る人によっては、ストーリーなど何もないと憤慨するかもしれない。
しかし、個人的には怪獣の出生や、怪獣が最後どうなったのかなど、まったく興味が沸かず、ただただ逃げ惑うしかない人たちと共に時間を共有できたことが非常に有意義だった。
脚本もそれほど悪くない。大怪獣あり、小怪獣あり、ウィルスあり、トンネルあり、乗り物ありとほとんどフルスペック仕様のパニック映画だ。ちょっと盛り込みすぎじゃないかと思うほど練られている。
人間関係もしっかりと描かれており、主人公と恋人との関係を軸に、兄弟、友人など上手く関係線を伸ばしている。パーティーに出席したメンバーというアイディアも分かりやすく、まったく無理がなく、ナチュラルすぎるほど練られている。
通常の“公式”に則らないのも目新しい手法だ。
主役級をあっさりと退場させる辺りはとても面白い。登場人物が銃をぶっ放して、小モンスターを殺すような展開にもならず、大モンスターを倒せる武器が見つかったり、弱点が発見されるようなことなども当然ない。
怪獣パニックモノにおいて、アンハッピーエンドというのもかなり珍しいのではないか。この“公式”の裏切りがとてもユニークだ。
未知なモノに対して、人々が逃げ惑い、アメリカの圧倒的な武力も役に立たないという展開は、深読みだが“テロリストへの脅威”を想起させられるものとなっている。
普通の怪獣パニック映画は巷に氾濫しており、普通に作りこめば「悪くない作品だね」で終わると思う。
しかし、「ブレアウィッチ」の手法を取ることにより、臨場感溢れる傑作が生まれた。
リアリティが追求され、通常の“公式”に則らなくても自然に受け入れることができたのは、この手法を取ったことによる恩恵だ。
「バンテージ・ポイント」など、最近のハリウッド映画は知恵を巡らして、工夫を施すようになっている。その手法に対しては、当然賛否があると思うが、賛否があることによってマンネリ化が打破され、活性化していくのではないか。
今後もこのような賛否あるアイディアが溢れた作品が登場することを期待したい。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-06 22:54:05)(良:3票)

235.《ネタバレ》 このレビューを書いてる時点で個人的に怪獣映画の頂点だと思っている映画がこれ。
そして映画を一種の没入型アトラクションとして捉えた場合、やはりその頂点にあたるのがこの映画。

以前「宇宙戦争」のレビューに「視点を完全に主人公一家に固定する事で観客も周囲の状況がわからないまま終始逃げ惑う事になるその臨場感を絶賛(要約)」なんて事を書いたわけだけど、それをさらに進めれば、当然この主観視点方式である「手持ち型カメラ(POV」になるわけで、この映画は「宇宙戦争」のよさをさらに推し進めた究極の進化形没入エンターテイメント映画だと言えると思う。

この方向性でさらに進めるとなると、最近流行りのVR技術を使ったものになると思うし、数年以内に多分そういうものも出てくるとは思うけれど、現状ではこの映画がその頂点ではなかろうか。

ブレアウイッチに端を発するPOV映画の多くは、低予算をアイディアで補うタイプのものがほとんどで、たとえばRECなどのように「予算がついたら普通にカメラ回し始めちゃったよ」というどこにこだわりがあったのかわからない映画もある中で、この映画のように潤沢な予算を使いながら、演出上の理由であえてPOVを使うという贅沢な映画は本当に素晴らしいと思う。
しかし一見無駄に見える潤沢な予算は、カメラにちらちら映る細部のリアリティに見事に反映されていて、この映画のリアリティをさらに高めている。
安い予算のPOVだと、ここ一番のシーンで(ちゃんと映すとアラが見えるので)手ぶれさせたり暗くなったりして胡麻化していてイライラするわけだけれど、この映画にはそれはない。
ぶれるシーンは必然性があってブレているし、暗いシーンは必然性があって暗くなっている。非常に自然なのだ。

このリアリティは一見無駄に見える潤沢にかけた予算がなければ生み出されなかっただろう。

それから、カメラがめちゃくちゃ丈夫な点については映画の都合上って事でいいとして、テープの上書きミスが何度もあるのはメーカーとしてどうなんだろうw
しかし、これもあと数年がたち、カメラの映像記録に完全にテープが使われなくなると「何で複数の映像が映るのかよくわからない」という若い人が出てくる…いや、もうすでに今の若い人が観るとそうなのかもしれない。技術の進歩おそるべしである。
とテープに触れたところで大事な事を。市販されているDVC(miniDV)テープで最長のものは80分のテープ。
そしてこの映画の本編部分の上映時間は80分弱。
映画の最後のシーン「ほらテープなくなるよ」という会話が行われているけど、映画自体の長さをちゃんと市販のDVテープの長さにそろえているわけ。そういうこだわり。だからこその傑作。 あばれて万歳さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-11-04 14:48:32)(良:2票)

234.《ネタバレ》 手持ちカメラでの撮影とはいえ、カメラは捕らえべきところをすごく的確に捕らえてますよね その辺、練りに練って撮られた素晴らしいカメラワークであったと思います。ただ、一度きりの鑑賞ではすごく分かりにくい。二度目を観ることによってようやく誰が誰なのやら分かった次第で、兄弟・彼氏・彼女・友人・そして人騒がせなカメラマンなど 一体、誰と誰がどんな関係なのやら もちろん分かりきった上で挑んだほうが楽しめる。よって二度観る事をお勧めいたす。ただし、その際、変な怪獣再び目にする事になってしまいますよね その都度ゲンナリしてしまいますよね でもそんな責任一切とれませんです 知らんです 3737さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-05 23:18:45)(笑:2票)

233.《ネタバレ》 ホラー映画やモンスターパニック映画が好きな自分にとってこのクローバーフィールドは超超超傑作といっていい映画だった。
ゴジラをはじめとする巨大生物映画を、怪物の視点や三人称視点ではなく、
ホームビデオの一人称視点で表現した本作の功績は大き過ぎる。
今まであったものの一歩先を行った感じだ。
この”視点の転換”が映画をここまで面白くさせる。
最初こそホームビデオでとらえた映画らしい残念さはあるが、
一度パニックが起こってしまえば後はほぼノンストップで迫力の臨場感に包まれる。
パニック映画において迫力の臨場感とはこれほどまでに大事であったのかと思う。

しかしよくここまで規模が大きい自己視点を表現できたものだと思う。
ビデオカメラでとらえた光景はまさに本物と区別できない。
ここまで作り物のリアリティが進歩すると、もう心霊映像やUFO映像の信憑性は薄くなってしまうんじゃないのかと思う。
逃げ惑う人々や途方にくれる人々は現場の雰囲気をたぶん見事に再現している。
そして人間的絶望感が凄い。
エイリアンの子供が無数に生み落とされる場面や、軍の医療キャンプでビニール越しに女性の頭部が爆発する?シーンで
「もう人間は終わった」と思った。

たぶんテロがあったからこういう作品ができたのかもしれない。
未知の驚異におびえる人々のパニックがリアル過ぎる。
ドラッグストアでみた、窓の向こうが土埃に包まれる場面だってそうだ。高層ビルだってあのテロ事件みたいな崩れ方をする。
これはその当時の恐怖を反映したホラーなのだ。
普通こういう映画だと「核で街をふっとばす」みたいな言い方がされるが、
この作品ではそういう言葉は出てこなかった。

自由の女神の首が吹っ飛ぶ。これは日本語吹き替えで見ると、このシーンの吹き替えは個人的に面白かった。
日本語吹き替えだとカメラ持った男はよくしゃべる愉快な男だった。
この映画見ると軍ってスゲーなと思った。
なんであれ日本の文化やゴジラ様を作品内に持ち出したからには、それに対する挑戦状のようなものがあったにちがいない。
そして自由の女神はたぶん猿の惑星からきているのかもしれない。
猿の惑星にもゴジラにも引けを取らない傑作SFパニック映画だった。 ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 8点(2013-06-09 23:39:46)(良:2票)

232.《ネタバレ》 不謹慎発言になりますが、9/11の崩壊映像が持っているような絶望的ライブ感をテーマに映画を作ったらどうことになるか、を示した作品ですね。過去、こういった似非ドキュメンタリーは「ブレアウィッチ…」をはじめとして幾つか記憶にあるけど、確実に過去の作品と違うのはスペクタクル感だと思います。大規模な破壊行為が、身近で起こり、それを主観視点から見上げることを見せ場にして、反対にそこだけで勝負しているような映画でした。設定もストーリーも、そのライブ&スペクタクル感を表現するためのお膳立て以上に意味を持たない。そして、その局地戦では勝利していますね。最初の20分弱は何も起こらず、唐突に事件が始まる。観終わった後の意見ですが、このオープニングが絶妙でした。イライラが爆発するギリギリまで引っ張り、起こっていることをリアルな事象と錯覚させ、同時に、その後にモンスターが徘徊する街を巡る最低限の必然性を提示しています。「ほら、もっとアップにしろ!」なんて思ったら、もう製作サイドの思う壺。中盤以降は、徐々にハンディを回し続ける必然が希薄になってくるが、総尺が短い分、致命傷にならずに済みました。モンスター映画の新機軸、とも言えますが、同じ領域で同じような映画を創ったら分かり易い二番煎じになるので、誰もやらないでしょう。その意味では空前絶後。極めてニッチな領域で勝負して成功した例だと思います。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-23 16:42:06)(良:2票)

231.「いずれ、こういう映画が作られるだろう」と思ってた人って、結構いたんじゃないですかねえ。しかし、いざ出来上がってみたこの作品、意外に重いモノを我々に突き付けているような気もします。『ブレアウィッチ~』等の偽ドキュメンタリ、あるいはインチキ・スナッフフィルム、こういったモノが、「手っとり早く、ホンモノらしく見せる」という事を目的としていたのに対し、本作は大前提として、誰の目にも明らかなフィクション(怪獣映画)。また「カメラが激しくブレる」というのは、かつて、動物が人を襲うパニック映画でよく見られました。肝心のショックシーンで、カメラが激しくブレて何が何やら判らなくなるんだけど、ま、ハッキリ言って明らかにゴマカシな訳で、もしカメラが止まってたら、あまりにショボい映像で更にワケワカラン映像になってしまう。一方本作はと言うと、大体、本作のようにCGでモンスターを表現する作品では普通、CGで何でも描けちゃうのだから、カメラをブレさせてゴマカす必要など無い訳です(本作のCGのクオリティを見ても明らか)。後、ついでに言えば「ビデオの消し残りシーンの挿入」なんてのも、ちょっとした思いつきには違いないんだけど、製作者の計略ぶりというものを感じてしまう。では一体、この映画、何をしようとしているのか。それは、“セットがあり俳優がいて、その外側にカメラとスタッフ(と我々)がいる”という従来の映画の形自体を否定しようとしているのでは。「カメラワークが見事だよね」「カットの繋ぎが上手いよね」「主演の誰それの演技が見ものだぜ」等々の、いわばお約束的・楽屋話的な評価を拒絶する。カメラは映画の場の“外側”にいて場を“捉える”モノ、ではなく、本作では、カメラは場の“内側”に“居る”モノ。映画のあり方に対する告発。当然、「通常」の映画の歴史が積み上げてきたモノの重みたるや、計り知れないんだけど、だからこそ、この映画の、「従来への安住」に対する告発、いわば「映画のHAKAISHA」としての側面、というものにも、非常な重みを感じてしまうのです。勿論、こういう作品が、この先何本も作られても仕方が無い(同じノリの続編が出来たら、多分、私は怒る)んだけど、本作に対して、映画の本流が、これからどういう回答を出してくるか、という点には、大いに関心があります。まあ「無視する」ってのも、間違い無くひとつの手には違いないんですけども。 鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-03 23:18:41)(良:2票)

230.《ネタバレ》 手ぶれカメラ映像を映画として観るのはつらいなあ。「クローバーフィールド」は放射能汚染マークで核を暗示しており、最終的に核兵器を使用して怪物を退治、かつてセントラルパークと呼ばれた場所は、クリーバー畑となってしまいましたという意味でしょうね。怪物映画としてはつまらない部類に入ります。怪物の姿があまり写りませんから。怪物はビルを破壊する大型怪物、弱っちい蜘蛛型小怪物、それに最後にカメラに正面顔が映った中型怪物の3種類でしょうか。プラス、ウイルスですね。どうも焦点がしぼりきれてないですね。大怪物だけではパニック度が低いので出してみましたという安易な設定と思います。
この映画は突然不条理に、恐怖のどん底に突き落とされた人間を描くことをメインに据えているのでしょう。そういう意味ではある程度成功しています。途中でテープの消し忘れ部分が写され、現代の恐怖とのコントラストがいい効果をあげていますね。ドキュメンタリー手法の勝利です。しかしそれならば、生命の危機を感じ逃げ惑いながら、どうしてカメラをまわし続けるのかという理由づけが欲しいところです。あのカメラマンはジャーナリストであるとか、プロのカメラマンであるとかの設定にすればよかったのです。それだけで説得力が増すではありませんか。
パニックシーンは、戦闘機が都市に爆弾を落すシーンで始まりますが、それまでにヘリの拡声器による非難警報が散々出ているはずで、これに気づかなかったというのは不自然な気がしました。
結論として、斬新さを追求するとこういう撮影手法が出てくるのも道理ですが、観づらいというのは欠点です。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 5点(2009-02-28 20:41:56)(良:2票)

229.あれは15年ほど前。地下鉄のホームで彼女と掴み合いのケンカ。
興奮し見境を無くした彼女は大声で喚き散らし、俺の手の甲を思いっきり引っ掻く。
しかしそれでも俺は、おみやげのうなぎ弁当だけは絶対に放さなかった。
極限状態に陥ってもカメラを放さないハッドに、そんな若き日の自分を思い出した。 カタログさん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-01 01:06:18)(笑:2票)

228.話題の映画。ビデオ屋に勇んで行くと、「食人族」と「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が同系の映画として並べて置いてある。両方とも苦手な映画。しかし、気にせず借りる。
後で、気にすれば良かったと後悔した。序盤から、手ぶれバリバリのパーティシーンで萎える。しかも、セリフが下品でつまらない。しかも、やたら長い。この時点で見るのをやめれば良いのだが、やめるとレビューできないので、無理して見る。
キツかった。延々手ぶれ映像を見せられて、不愉快なだけ。もう、これに懲りて、手ぶれ映画は見ないと決めた。手ぶれ映画は、「脚本にも映像にも自信がない映画」と判断する。 まかださん [DVD(吹替)] 1点(2008-10-13 13:40:54)(良:1票) (笑:1票)

227.《ネタバレ》 何気ない序盤のパーティーのシーンから屋上に出たと同時に
その場の空気が変わり、爆発音とともにパニックに陥る主人公達。
パニックに陥る群集をハンディカメラでとらえる事で
まさに自分がその場にいるような臨場感と恐怖を感じた。
そして、パニックの中、出てくる『ヤツ』。全体像が見えないからこそなお恐い
そして「ヤツの正体を知りたい」とあおられる好奇心。
この感情こそが、この映画の一番の醍醐味ではないかと思った。
ストーリー的にはヘリが墜落した時点で、物語が終わっていたほうが
すっきりしたエンドでよかったと思う。最後間延びした感じ。
マイナス1点は、ラスト付近のシーン公園で『ヤツ』がおそいかかってきて
顔を含む全体像をカメラがはっきりとらえる所。
あのシーンで、『ヤツ』に対する好奇心が一気に冷めたような気がした。
あのシーンが無いほうが、『ヤツ』に対する謎が最後までうやむやで
よかったのではないかと思う。
N.Y.L.Lさん [映画館(字幕)] 9点(2008-07-20 22:26:40)(良:2票)

226.ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴッ!!ラン!ラーーーーーン!!!!オーマイガ、オーマイガ、オーマイガ、オーマイガッ!! って感じの映画。予告編にもあるようにハンディカメラに都合よく自由の女神の首が落ちてきたり、爆発シーン等々が思いっきりCG映像で、そこだけハンディカメラ映像とかけ離れたものになっていたりと、臨場感に重きを置いていながら全くリアリティがない。見事に失敗した作品と言わざるを得ない。 えいざっくさん [映画館(字幕)] 3点(2008-05-02 02:27:05)(良:2票)

225.怪獣映画が大好きだった私は、子供の頃から現在に至るまで、「怪獣の夢」を頻繁に見ます。そしてそれはもちろん「怪獣が出てきて嬉しい!」などというモノではなく、激しい恐怖を伴った悪夢です。遠くから惨状を眺める大ロングな視点のものもあれば、今にも頭上にのしかかってきて、もうだめだ!って感じだったり、あるいは建物の中に逃げ込んでなんとかやり過ごそうとしたり・・・。つまり、この映画は私の悪夢を目の前に明確なカタチにして見せつけてくる恐ろしい映画で、それは恐怖と驚愕と納得と感動とが入り混じった複雑なひと時でした。途中で小物とグロとに走るのは減点対象ですが(怪獣映画で小物を出すのは大物だけでは引っ張りきれないゆえの逃げだと思ってます)、日本の怪獣映画が第二作目からずっと抱えながら、みんな判っていながらも現代に至るまで製作上、改善しようとしなかった問題、「人間のドラマと怪獣の存在とは水と油の関係」に、「これでどうだ!」とばかりに真正面から挑んでみせた心意気に拍手。でも日本人としては複雑な思い。結局、日本怪獣映画の土壌からはこれは生まれなかったのかと。まあ、人間のドラマと怪獣とを融合させた傑作としては、日本には『やっぱり猫が好き』の1エピソード「ブジラ対恩田三姉妹」があるので、それを代表作とするのが良いでしょう。ちゃんとした音楽が流れるのはエンドクレジットのみですが、その音楽もちゃんと怪獣映画なのが、まー嬉し悔し憎し。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2008-04-10 13:27:43)(良:1票) (笑:1票)

224.《ネタバレ》 未だに忘れもしない98年作の『GODZILLA』・・・俺はコレを見たとき「何じゃこりゃ~!ゴォジラァ~~~じゃなくて、トッカゲェ~~~じゃん!Oh、No-----!」と思い、コレ以降はトラウマになり、モンスター系のハリウッド作品を避けてきました。そして、それから10年の月日が経過した・・・そして、気になった作品があった。それが本作。タイトルの『クローバーフィールド』までは良いが、『HAKAISHA』という、いかにも外人が使うダサい日本語的なサブタイトルで嫌な予感が・・・しかし、その予感は逆にいい意味で裏切られた。なんと個人的に今年度BEST3に入るんじゃないかと思うぐらいの完成度の高い超絶モンスター映画だったのだから。『ブレアウィッチ』ばりのハンディカメラによる映像は本当にその現場にいるかと思うくらいのリアルさ!飛んでくる自由の女神の首やHAKAISHAの襲撃シーン、そして中盤のスプラッター的な流血シーンは完全にホラー映画なんじゃないかと思える恐怖度で、瞬きが出来ませんでした。85分という、近年の映画にしてはかなり短い時間も全然短いとは思いませんでしたね(満足感は2時間映画ほどアリ)。間違いなく、これらのシーンで寝ちゃう人はゼロでしょ。あとPG-12だけどR-15の方がいいんじゃないかな?グロイのが駄目な人は絶対に×な内容です。そんでもってキャストは無名の若手ばかりだけど、演技も上手く高評価ですね。ラストにHAKAISHAの顔が映るけど、キモかったですね。いかにもアメリカって感じ。点数は10点と言いたいけど、前半のパーティシーンが退屈極まりないのと、バッドエンドなので観た後は絶望感で一杯なので-1点の9点!とはいえ納得の合格!ハリウッド、恐るべし!!【追伸】DVDだと魅力半減なので絶対に劇場で見てください。そして酔いそうな人も一度は観るべし。映画の世界に引き込まれること必至ですので。
ピルグリムさん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-09 14:20:31)(良:2票)

223.《ネタバレ》  手ぶれカメラ、主観映像好き派です。RECシリーズとか。でもこの作品はちょっと度が過ぎるな。パニックムービーとして十分楽しめる内容となっているので、主観映像プラス落ち着いた映像も入れてバランスとってほしかったです。
 見ていて疲れちゃった分、臨場感はもう抜群。その場に自分がいるかのように錯覚できます。これはアトラクションに近いかも。
 プロット的にはRECのゾンビをモンスターに変えただけなので、新しさは感じませんが、好きなジャンルなので楽しいです。
 ストーリーや展開が無理矢理すぎるので、そこだけもう少しなんとかならんかったもんかな。
 例えばロブがベスを救いに行く説得力って明らかに弱い。二人は直前でモメてたわけだし。しかも正式に恋人になったかどうかもわからんのに。『愛する婚約者がアパートに忘れ物を取りに行ったときに怪物が襲ってきて街がパニック状態に』とか、ストレートにそんなストーリーにすれば、もっとハラハラしながら素直な気持ちでロブたちを応援できたのに。
 で、主人公グループの怪物に遭遇する異常な確率の高さ。小さいクリーチャーはいっぱい出てきていたので百歩譲って遭遇するのは仕方ないとしても、でかい奴に襲われすぎでしょ。いくらなんでも。後半は本当にそーゆー体感型アトラクションみたいで、ちょっと詰めの甘いアイデア先行の作品でした。
 まあそーゆー不満もひっくるめて、結局面白かったんですけどね。酔いやすい人にはとても勧められないですけど。
 マリーナがクリーチャーに咬まれたことでいったい何に感染してどーなったのか、そこだけとても気になりました。 たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-13 13:45:54)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 242人
平均点数 6.48点
010.41% line
162.48% line
210.41% line
3104.13% line
4177.02% line
52911.98% line
64518.60% line
75623.14% line
84619.01% line
9239.50% line
1083.31% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.52点 Review34人
2 ストーリー評価 5.92点 Review41人
3 鑑賞後の後味 5.74点 Review43人
4 音楽評価 5.50点 Review28人
5 感泣評価 3.46点 Review26人

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