みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 「主人公がスペシャルオリンピックス(知的発達障害の人達が参加するスポーツ大会。日本もよく各地で開催してます)にスポーツ賭博で勝つために障がい者のマネをして出場する」。あらすじだけ聞くと胸くそが悪くないような話ですが、どっこいこれが感動できる上質なコメディとなっています。 まず主人公の設定が上手く、彼に観客が不快感を抱かない作りになっています。主人公のやっていることは最低ですが、彼は最低であると初めから自覚しているし、そもそもそんな行為に及んだきっかけは職場でクビにされそうだった知的障がい者の男を自分で雇ったから。教会に懺悔しに行ってますし大抵の人が彼を好きになるのではないでしょうか。 そんな好意的な主人公の周りで、知的障がい者を食い物にするテレビ局?の奴ら、障がい者に優しいフリをして女の心を掴もうとする男(コイツが本当に最低)、一人前の人間として知的障がい者を扱おうとしない主人公の叔父(コイツも最低。Retardと呼んだりする。許せん)が登場し、世間に蔓延する差別を描写していく。この辺りのセンスは製作のファレリー兄弟の手法に近いですね。 キチンと主人公の成長物語ともなっているのが、基本を押さえた映画という感じで良いです。ギャグも洗練された感じで楽しく笑えるものばかり。これを制作のファレリー兄弟が監督していたら下品なギャグの釣瓶落としになっていたことは間違いないので、やや控えめなコメディ演出の監督にして大正解だったと思います。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 21:42:54)(良:1票) 2.健常者である主人公が、知的障害者に成り済ましてスペシャルオリンピックスに出場します。目的はスポーツ賭博で大金を得ようというもの。これをコメディにしようというのだから、鑑賞前はかなり不安でした。不謹慎極まりない。笑うに笑えないのではないかと。しかし疑念はすぐに吹き飛びました。丁寧で配慮のある脚本。観客を納得させる術を心得ていました。オチの付け方もいい。その分、障害の描き方はヌルく、ネタの毒を期待する方には物足りないかもしれません。でも自分はこのアプローチで満足しました。素直に笑えました。主人公がみんなに受け入れられた理由。そこに健常者と知的障害者の付き合い方、というより、人と人との繋がり方のヒントがあると思います。大切なのは関心を持つこと。相手を知ろうとすること。そして会話を交わして一緒に行動すること。すべて対人関係の基本です。でも簡単なようでなかなか出来ないこと。先入観や無知ゆえの思い込みで判断してしまうことって意外と多い。あらゆる偏見や差別、いがみ合いの根っこは、そこにある気がする。違いはあって当たり前。そこからどう行動するかで人間の価値が決まる。こんなおバカコメディにだって、自分や世界を変える手掛かりが隠されています。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-02-15 19:04:47)(良:1票) 1.主人公が教会で「知的障害者のふりをしているんです」と懺悔したときの神父さんの リアクションが良かった。そのあとその神父さんが賭けで主人公の勝ちに賭けてた時は びっくりした。 【ジャクリーン】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-08-03 12:02:43)
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