みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
140.《ネタバレ》 「カールじいさんの空飛ぶ家」を観たときと同じような感想を抱く。映画自体はそれほどつまらなくはないが、物足りなさや味気なさを覚えてしまう仕上がりとなっている。 小さなお子さまから年配層までを楽しませることを使命とするディズニー作品としては、一般受けするように“ノーマルな仕上がり”を目指してしまうことは仕方のないことかもしれないが、スパイスの効いていない甘口のカレーライスみたいな作品であり、食しても満腹感が得られない。 それにしても、不可思議な世界にいるはずなのに、何もかも“普通”という印象を抱いてしまわざるを得ないのは何かが足りないはずだ。3D映画なので“映像”を重視すること自体は間違っていないが、キャラクターの“内面”を描けないと、せっかくの“映像”も活きてこないのではないか。 本作は、アリスが本物のアリスになるための冒険なので、やはりアリスの成長を感じさせるような作品にして欲しかったところだ。思いがけず求婚されて、周囲の期待に応えるべきか、それとも自分の夢や生き方を追うべきかを悩むものではないか。そのような葛藤がストーリーに反映されていないと思われる。 個人的に気に入らないところは、周囲の期待に応えて貴族との結婚という決められた道を歩まずに、父親が果たせなかった夢や自分の生き様を追うという決断をするということが本作の落としどころであるにも関わらず、予言書のようなものの通り、周囲に期待され決められた道を歩んでいるところだ。予言書というアイテムを活かすためには、それとは異なる方向に突っ走ることによってストーリーが豊かになるものではないか。 子ども達へのメッセージとしても、誰かによって決められて、誰かによって敷かれたレールの上を進むような生き方をして、自分の可能性を潰すのではなくて、自分の可能性を信じて、自分自身で道を切り開くような“夢”のある展開に持っていきたかったところだ。さらに、現実はツネれば覚めるような夢やリセット可能な仮想空間ではなくて、過酷なものでもあるというスパイスも必要だろう。また、本作は冒険心をくすぐられるわけでもなく、仲間を思う気持ちや自身の勇気が試されているわけでもない。やはり、残念ながら評価したい部分があまり見当たらない作品だ。 個性的なキャラクターが多数登場するものの、個性が全く感じられないことも致命的だ。カーターだけが孤軍奮闘というところか。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-19 21:55:40)(良:4票) 139.《ネタバレ》 独創的な世界観。やはりこれがすばらしいです。相変わらず色使いやデザインが独特でティム・バートンらしさがあります。不思議の国のアリスなんて、原作が有名だし映画もディズニーがアニメ化してるから完全に出来上がってるイメージがあるわけですが、独自の解釈を加えて再構築したことでそれらを飛び越えてます。そもそもティム・バートンの頭の中=ワンダー(アンダー)ランドなんでしょうね。その映像化の実現に欠かせないジョニー・デップやダニー・エルフマンといったいつもの面々も良い仕事してます。ジョニー・デップなんて完全にただのコスプレですが、キレっぷりがキャラクターの正当性を引き出してます。ストーリーはベタ中のベタで、ファンタジー映画としては0点なんですけど、この映画に関してはもうそこは関係なかったです。この世界観、好きです。 【Nerruc】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 14:18:51)(良:2票) 138.《ネタバレ》 評価がいまいちみたいですが、すごくよかったです!世界観、完璧。 私の中では内容がどうかとかはもう別問題になってます。 アリスが死闘を繰り広げるなんて私の中では「なし!」でしたが 鎧がすっごく素敵で、あんな鎧があるならまあ闘ってもいいかな、なんて思っちゃいました。 アンハサウェイの白の女王役のキャラがすごく笑えて、みんなを虜にする女王をあんなキャラに 仕立て上げるのがバートンらしいと云うかなんと云うか。 フリークスも然りで、バートン流はちょっとしたところに見る事ができます。 それにコスチュームデザインがすばらしい。 アリスがお色直しするたびにため息がでました。 あんな服が欲しいです。 先に書いていた方がいますが、トランプの兵隊は紙がよかったな~~。 ドミノみたいに倒れて行く姿には思わず吹き出しちゃいましたけど。 主人公の女の子、あんまり目立ちませんが、私は好きです。 顔がユアンマクレガーに似てます。 それよりもジョニップ演じるマッドハッターの役が薄い感じがします。 あんなに派手なのにあんまり印象に残らない。 アリスその後ではなく、本物のアリスも撮って欲しいなと思いました。 【cock succer blues lee】さん [映画館(吹替)] 10点(2010-04-21 01:22:52)(良:2票) 137.《ネタバレ》 とってもフツーって印象。いや、個人的にはディズニーとティム・バートンでここまで刺激を受けない映画ってのはマズいだろコレ、って感じなんですけどねぇ。一応ティム・バートン風味ではあるのですが、世界を構成するデザイン達にちっとも魅力がない上に、CGが思いのほか雑なお仕事で。今時ハリウッド製映画でCMレベルの合成を見せられるとは思いませんでしたわ。そもそも、CGをハナから否定するつもりは毛頭ありませんが、今のCG屋さん達は大災害もロボットバトルも現代戦も他所の惑星も神話も魔法も、そして不思議の国も、ぜーんぶ同じタッチ、同じ動きで仕上げちゃうから、なんの興奮も生まれないんですよ。みんな同じ。ディズニー&ティム・バートンって言ったら、かつて『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を送り出したワケじゃないですか。その監督、ヘンリー・セリックが映像を作ったらさぞかし刺激に満ちた『アリス』だったでしょうに。CGは映像をカタにハメてしまいがち。あんまり使い過ぎると大事なモノが消えちゃうぞ。チェシャのもふもふさ加減だけはステキでしたけど。もっともそれら以前に鎧着て剣振り回してドラゴン(ジャバウォッキー)と戦うアリスが見たいか?っていう根本的な部分に違和感があるんですけどさ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-04-20 16:33:45)(良:2票) 136.鑑賞後に、面白いともそうでないとも本当に全く何も感想が出ない映画でした。俳優やキャラクター、シーンや台詞、音楽とかどれか一つでも印象に残りそうなもんだけれど、何も無し。今まで映画を見てきて、こんなの初めてで採点不能です。 【リン】さん [ブルーレイ(字幕)] 0点(2017-12-28 00:43:18)(良:1票) 135.《ネタバレ》 ロリでなくなったアリスが再度不思議の国に訪れたって事でいいのかな。 白の女王が腹黒く思えたんだけど特にひねりもなく終わった。 巻き絵(予言の書)でアリスが騎士の姿でドラゴンと戦う絵があったけど その通りになっちゃうとは、、、アリスの世界じゃないよな。 しかもアリスに全然かわいらしさも何にもない。 最後に中国に旅立っていくんだけど中国を登場させたのは いまの時勢だろうね。20年前だったら日本だったかも。 しかし中国でこれからアリス(イギリス人)がすることなんか考えたくないわ。 【ume0214】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-05-17 23:50:49)(良:1票) 134.始めから終わりまで、はてな?何で?の連続でした。確かに昔読んだ原作と同じような展開はしますが、悪ノリというか?面白くなかったな。夢オチならなんでもできるし。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-05-13 21:57:55)(良:1票) 133.《ネタバレ》 ディズニーだからなのか、それともティム・バートンが年をとったからなのかはわからないが、彼の持ち味であるグロさやキッチュさはほとんど影を潜め、彼の作風である物悲しさや切なさは完全に脱色され、ただ淡々と無味乾燥な絵巻物に徹しているだけなのである。馬鹿デカイ頭の赤の女王やチェシャ猫など、目はいくらか楽しめるかもしれないが、頭は全く楽しめない。この作品を見に来る人は、もっともっと「奇妙でヘンテコ」な世界を見たかったんじゃなかろうか。このままではティム・バートンの作家性は、ただの「ヴィジュアル」だけになってしまう。彼のファンだからこそ、大衆併合化しているバートンを危惧してやまない。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-08-27 09:08:07)(良:1票) 132.《ネタバレ》 T・バートンから「毒」と「ロマン」を取り除くと、こんな素晴しい映像作家になりますよ~という作品。この色彩感とデフォルメされた登場人物は尋常ではない。煙に消えるチェシャ猫なんぞは溜め息モノでした。しかし、過去の彼の作品を溺愛する者からすれば、「T・バートンはこんなモンだけではない。」という想いが強く残る。エンドロール時に、深く甘く切ない余韻を醸し出すのが彼なのだから・・・ 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-25 01:28:18)(良:1票) 131.《ネタバレ》 3D映画というものを初めて鑑賞しました。ディズニーランドやUSJのアトラクションでは体験していますが、劇場映画ではこれが初めてです。で、率直な感想は「奥行きや立体感を愉しむ向きもあるけど、絵を愉しむ邪魔になってる」といったところです。 映像=絵の美しさ、あるいは絵の迫力を見せるという分野で、余計な小技を加えて欲しくないと思いました。バートン監督の映像というと、わざとオモチャ的な部分を残して、遊園地のような世界を演出するという事で、割と3D向きなのかなとも思いますが、それでも3Dは余計な味付けに感じました。今後は3Dの映画がどんどん増えてくるんでしょうけど、CGアニメーションならまだしも、実写映画に導入するにはまだまだ技術的に時期尚早なのではないでしょうか。だって切抜きの紙芝居を見るようでしたから。「飛び出す絵本」という意見がありましたが、「猫目小僧」の「ゲキメーション」を思い出したのは私だけでしょうか。私だけですか。そうですか。すいません。 【由多】さん [映画館(吹替)] 4点(2010-05-22 12:49:59)(笑:1票) 130.《ネタバレ》 普通の作品・・・悪い意味で。アリス+ティムバートンで普通の映画でどうすんだい?もっと奇想天外・支離滅裂な展開や映像を期待していたのに。最初にでてきた予言書の通りに話は進み、出てくる方々も極めてまとも。なにも驚くところなくハッピーエンド。ディズニーの子供向けだとこんなもんなんですかね。あと3Dは映画に不要ということを再確認した。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-03 19:08:52)(良:1票) 129.原作をなぞったファンの方は、どれだけ忠実に映像世界に落としてくれるかと興味深かったかと思いますが、私はとても見事だったと思います。「アリス」実写に最も適しているのはティム・バートンだと昔から思っていましたが、実際相性抜群で、なにより原作に敬意を表し、愛情たっぷりに演出しているのがグイグイ伝わってきました。 しゃべるウサギ、消えるネコ、トランプの兵隊などなど、まさに不思議だらけの世界ですが、観ているうちに映像そのものに違和感がなくなり、気付けばその世界にすっかり入り込んでいます。それは映像の美しさ、展開のスムーズさ、出演者の演技等、ファンタジーとして必要なすべての要素が織り込まれていたからだと思います。物語も起承転結あって素晴らしく、ユーモアも見せつつ、恐怖の部分も抑えつつ、監督らしいなと思いました。 アリスを演じたミア・ワシコウスカの嫌味のない美しさ、ヘレナ・ボナム・カーター演じたヒール役の赤の女王、対照的に清楚な女王を演じたアン・ハサウェイの白の女王、なによりティム・バートンの世界では一段とイキイキ見える、帽子屋を演じたジョニー・デップの奇妙な魅力!その他全ての出演者が活きていましたし、まさにアリスの入りこんだ不思議な世界を体現できる至福の2時間でした。ダニー・エルフマンの重厚なサントラもエンド時のテーマソングもまたいいです。 希望にあふれ、天使のような世界を夢見たかと思えば、自分の心のどこかにいる恐怖心が、うまく説明できない悪夢を見せたり…。その双方がうまくあわさって現実ではないのに現実のような面白い世界を作り出しています。 本当は満点つけたい所ですが、3Dで観たものの「アバター」ほど立体的描写に感動がなかったことや、深田恭子さんの声がちょっと違和感あったので-1点。でも期待通りの素晴らしい作品でした。綺麗事だけのファンタジー映画とは違う面白さがあります。 原作をお読みの方であればお分かりなのですが、これは「ワンダーランド」ですからね、あくまでも「夢・希望に溢れた天国のような世界」の話ではないし、劇的にメルヘンなおとぎ話ではない。そこを勘違いしないで見れば本当に美しい作品だと思います。確かに子供向けかもしれませんが、それを大人になっても純粋に楽しめる自分でいられて良かったです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(吹替)] 9点(2010-04-30 14:09:47)(良:1票) 128.「ずいぶんと子供向けの”不思議の国のアリス”だな」 というのが、観終わった後の率直な感想だった。よく考えれば少しおかしな感想だ。 そもそもこの物語は、ルイス・キャロルが1865年に発表した児童文学であり、今作にしても、子供から大人まで楽しめる娯楽映画という位置づけであることは言うまでもない。 “子供向け”であることは、ある意味当然のことなのだ。 ならば、なぜそういう印象を持ってしまったのか。 その前提にあるのは、1951年のディズニーアニメ「ふしぎの国のアリス」の存在に他ならない。 このおよそ60年前の長編アニメの存在感が、物凄い。 決して大衆に媚びないそのシュールなアニメ世界は、ルイス・キャロルの原作が持つ根本的な”不可思議さ”を完全に表現すると同時に、アニメーションという表現方法を最大限に生かした芸術性と娯楽性に溢れている。 そして、その奇抜さは今尚少しも色褪せない。 今回の実写映画が、ディズニーの配給である時点で、ルイス・キャロルの児童文学の実写化というよりは、アニメ映画「ふしぎの国のアリス」の実写化であると捉えるべきだと思う。 そして、その実行者として、現在の映画界においてティム・バートン以上の適役は無かっただろうとも思う。 果たしてハリウッドきっての奇想天外な映画監督が、またもジョニー・デップと組み、あの不可思議な世界観をどのように映像化してみせるのか。そういう部分に期待は集中した。 結論としては、冒頭の感想に尽きる。 アニメ映画「ふしぎの国のアリス」の最大の魅力は、“不思議”なんて言葉を通り越して溢れ出る”毒々しさ”だった。 何も知らない幼子が観たならば、恐ろしくてその夜の夢に出てきそうな程に禍々しい。 そういう要素がこの実写映画には無く、比べると非常に“薄味”に思える。 莫大な製作費をかけた娯楽大作であるのだから、大衆に対する間口は出来る限り広げなければならなかったのだろう。 それでもティム・バートンならばと、もっとぶっ飛んだ“アリス”を期待していただけに、拍子抜けという感は否めない。 まあそれだけ半世紀以上前のアニメ映画が、ぶっ飛んでいるということだろうが。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-04-29 22:44:36)(良:1票) 127.アリスはホームズと同じくフェイバリット英国アイテム。 アリスの決定版ということでなく、「ティム・バートンのアリス」としてならば。 バートンはルイス・キャロルの原作よりもそこから派生したサブカルチャーの方に愛着があるようで原作にお門違いなコメントしてるのがトホホだけど、アメリカらしく教訓入りの成長物語に変貌。 リデザインされた「不思議の国」と「鏡の国」の住人たちと19才のアリスのワ(ア)ンダーランドは、CGと3Dに支えられ一応見せますが、プロットに新鮮味がなくアリスも普通の子なのは女性の原案・脚本だからかな。 女たちの話になってて、マッドハッターなんて全然マッドじゃない。 アリスの映像化はシュヴァンクマイエルのものなど多々ありますが、一番有名なのはディズニーのアニメーションで子供が最初に接するのもこれですが、アリスというものを知れば知るほどこれから離れていくのはこれもアメリカのアリスだからで、本当はイギリスが教訓なしの遊び心だけのアリスを作るべき。 VFXを駆使した99年のホールマーク版もアメリカのテレビ作品なので教訓は入っているけれど、オリジナル・イラストレーターのジョン・テニエルの優れたデザインが生かされており、これに較べるとバートン版はややデザインが弱く、(赤の女王の巨顔も99年版のマッドハッターから)映像的にも何度も見たいという気にはならず。 それでも一人の少女アリス・リデルを喜ばせるためだけに大学教授が頭をひねって考え出した世界が、時を経てこんな巨大な映画になって彼の知らない未来の少女たちを楽しませるというのが、人の思いというものそれこそがワンダーなものという気はしましたけれど。 ジョニデ×バートン20周年ということで記念のオブジェもあり。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-20 06:00:05)(良:1票) 126.《ネタバレ》 3D版を鑑賞しました。 つくづく思ってしまうのは、奇想天外なキャラクター達が登場する“だけ”な映画には退屈してしまうようになってしまったこと。 ライラの冒険然り、ナルニアの一作目然り。 奇想天外なキャラクターと言うのが、あまりにも世の中に氾濫している。 重要なのは、そのキャラクター達がいかにストーリー上生きてくるかだと思うのだが。 残念ながら、今作のストーリーは稚拙に感じてしまったし、高揚感を覚えるような場面も見受けられなかった。 子供向けの善悪ストーリーに魅力的なキャラクターを置いただけに思えた。 主人公の少女は美しいのだが魅力に欠けるし、アン・ハサウェイの演技力には疑問符が付くし、 ジョニー・デップはジョニー・デップのままで、 とてもじゃないが楽しめなかった。 もし通常版で観たと考えると、ぞっとしてしまう。 それくらい見所が無かった。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-04-19 01:58:55)(良:1票) 125.《ネタバレ》 ルイス・キャロルのあの摩訶不思議な世界観に輪をかけらるのはティム・バートンしかいないだろうと期待を膨らませて観ましたが、残念ながら、既存の枠を飛び出すような突飛で非論理的な部分っていうのはなかったかな。ただ、キャラ、背景の造形は非常に素晴らしく、あの不思議な世界を十分に現していると思いました。私の好きなキャラの、ハンプティ・ダンプティが登場しなかったのが、残念。 【チェックメイト・キングII】さん [映画館(吹替)] 8点(2010-04-18 11:05:18)(良:1票) 124.《ネタバレ》 予告編観る限りだと相当、ティム・バートン世界が炸裂してるんだろうなぁと思って楽しみにしていました。そして実際に観てると・・『悪くはないんだけど・・う~ん』という感じてした。まず主役のアリスがなぁ・・終始、怪訝そうな顔付きで睨みつける感じに見え、主役なのに大して可愛らしさが見えてきませんでした。あとワンダーランドではアリスは戸惑いながらも、徐々に変化、もしくは成長する過程を描くべきだと思いますが本編でアリスにそういう変化があまり見えてこないので、あの世界に彼女が行く必然が薄く感じられます。最後に現実に戻りますけどそこも演出の問題なのか冒頭より少し自分の主張が言えてる程度で大して成長も見えてきませんでした。ワンダーランドのストーリーに関してはキャラクターはズバ抜けて奇抜で変なのにストーリーは至って普通で決着もまぁ普通・・キャラの見た目とストーリーのバランスがあまり釣り合っているようには見えない感じです。よってキャラだけが前面に出るので、それだけでは映画の興味を最後まで持たせるのは厳しいのではないかと・・私は後半は少し退屈してしまいました。しかしワンダーランドの病的すら感じさせる異常な空間へ疑似体験出来たり、あの魅力的なキャラ達が飛び出て実在感を得られる感覚は3Dならではだと思うので、そこに関しては間違いなく一見の価値はある映画だと思います。 【まりん】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-04-17 15:44:53)(良:1票) 123.《ネタバレ》 まぁもともとアリスの原作も、ナンセンスで意味不明なわけなので、この映画の中身も意味不明で構いません。 ヘレナ・ボナム=カーター、若い頃に「眺めのいい部屋」のお嬢様役とか「十二夜」のお姫様役をやっていた当時の姿が私の彼女のデフォルトイメージなので、バートンと事実婚状態になってからはすっかりバートン色に毒々しく染められているなぁと、バートン映画に出ている彼女を見るたびに思う。 アカデミー賞でも美術賞と視覚効果賞を受賞しただけあって、この映画は中身ではなく、映像のユニークさを楽しむものだと思います。 赤の女王の顔にしてもそう。 【フィンセント】さん [DVD(字幕)] 4点(2020-06-19 13:16:26) 122.《ネタバレ》 原作本の世界観からはかけ離れた内容。映画化に大手を振って喜べない。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-05-04 17:18:10) 121.2017.06/22 BS鑑賞。この手のファンタジーは苦手。理解の範囲を超えると夢とか望みとかの映像が台詞が空転し「なんだこりゃ」となってしまう。要はこの手のセンス無し。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-06-22 19:39:47)
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