みんなのシネマレビュー

しあわせの隠れ場所

The Blind Side
2009年【米】 上映時間:128分
ドラマスポーツもの実話もの
[シアワセノカクレバショ]
新規登録(2010-02-22)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-02-27)


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監督ジョン・リー・ハンコック
キャストサンドラ・ブロック(女優)妻 リー・アン・テューイ
ティム・マッグロウ(男優)夫 ショーン・テューイ
クィントン・アーロン(男優)マイケル・オアー
リリー・コリンズ(女優)テューイ夫妻の娘 コリンズ・テューイ
ジェイ・ヘッド(男優)テューイ夫妻の息子 S・J・テューイ
レイ・マッキノン(男優)コーチ バート・コットン
キャシー・ベイツ(女優)家庭教師 スー夫人
キム・ディケンズ(女優)ボズウェル夫人
佐々木優子リー・アン・テューイ(日本語吹き替え版)
かぬか光明マイケル・オアー(日本語吹き替え版)
弥永和子スー夫人(日本語吹き替え版)
脚本ジョン・リー・ハンコック
音楽カーター・バーウェル
編曲カーター・バーウェル
挿入曲ティム・マッグロウ"Southern Voice"
撮影アラー・キヴィロ
製作ギル・ネッター
アンドリュー・A・コソーヴ
ブロデリック・ジョンソン
スティーヴン・P・ウェグナー(共同製作)
製作総指揮アーウィン・ストフ
配給ワーナー・ブラザース
美術マイケル・コレンブリス(プロダクション・デザイン)
衣装ダニエル・オーランディ
編集マーク・リヴォルシー
あらすじ
過酷で孤独な少年時代をおくった少年マイケル(クィントン・アーロン)は、ふとしたことから出会った白人女性リー・アン・テューイ(サンドラ・ブロック)とその家族の支えによって自らの才能を開花させていく。 実在のアメフト選手マイケル・オアーの実話を元にした映画。

poppo】さん(2011-09-15)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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78.《ネタバレ》 邦題以外はとても好感のもてる作品。アメリカ南部、メンフィスの白人富裕層、プロテスタント、共和党員、ライフル協会会員。絵に描いたような保守系白人の金持ち一家に、スポーツは優秀だが、身寄りのないスラム地区の1人の黒人少年が関わる。家族の一員となり、その支えによって、生活の目的を得た黒人少年はアメフトで成功し、多くの優秀な大学からスカウトを受けるまでになる。。。この作品は、実話の映画化であり、それが本作の大きなポイントだと僕は思う。

実話の映画化故に、この物語は、格差の問題をあくまで個人の善意にしか還元せず、アメリカ(特に南部)の社会構造に到達させることはない。実際のところ、この家族のような善意と勇気をもった人々はアメリカにも多くいて、また、貧しくても優秀な黒人少年も多くいるだろう。ただ、その接点がないのである。本作は偶然に偶然が重なって実ったひとつの美談でしかない。しかし、この事実/映画が多くの人々の心にフォローアーとしての小さな意識を植え付ける可能性はある。それが社会構造を変える可能性だってある。(アメリカ的な個人主義に留まる可能性ももちろんある)

アメリカ南部の格差社会の現実は、僕らが思う以上に今も厳しい。格差や差別の問題であれば、ある意味で日本も同じ。僕らだって当事者になり、それを引き受ける立場になるかもしれない。その場合の正義と善意の行方に想いを馳せる、そういう可能性の映画だと考えることができるのではないか。 onomichiさん [DVD(吹替)] 8点(2012-05-16 00:26:52)(良:3票)

77.《ネタバレ》 マイケル・オーアにはホント良い様にラインバックが抑えられてしまって、只でさえ有力チームであるレイブンズにああいう選手がいると、他のチームを応援しているあたしとしてはいつも苦々しく・・・って何の話だっけ?
実在のNFLの選手(しかも1年目から活躍している)の実話という事で、アメフト好きとして観た訳だけども、思った程アメフトには特化していなくて、その分アメフトを知らなくても楽しめると思います。サンドラ・ブロックは強気な女性役が本当に良く似合うね。実際のリー・アンもかなりの豪傑だそうだけど、なんかそのイメージが想像出来る姿で面白いと思います。構成的にはかなり原作をいじっているのが想像できるし、オーバーな脚色もしてると思うけど、日本ではこういう実話を奇麗な感じで表現がなかなか出来ないんだよね。実際、アメフトのシーン等、オーアの得意とするパスプロテクションみたいなものは流石に出来ないけど、タックルのプルアウト等は奇麗なあたりをみせていて、あたられる側は本当にキツいんだよね。
また、カレッジフットボールの本当のヘッドコーチが出てくるなんて所はいかにもアメリカらしい発想なんだけど、これがまた妙に演技が上手いのも良いよね。大学への勧誘もああいう風にやっているんだろうな、とヘンな納得をしながら観ていました。
話題になっている邦題なんだけど、やっぱり付け方がヘタだね。ブラインドサイドって【としべい】さんが解説してくれているけど、「死角」という意味もあって、その死角に隠れているものこそがオーアだったという事をいいたいのかな?彼がブラインドサイドのタックルであるという事を考えれば、彼の守るブラインドサイドに何があるのか?というのが直接的な意味になる筈だから、それを「隠れ場所」と表現するのはちょっと違うんじゃないかな? 奥州亭三景さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-11-21 03:18:50)(良:2票) (笑:1票)

76.《ネタバレ》 実話のサクセスストーリーを好むアメリカらしい作品だ。それも里親から逃げ出した黒人少年が高給取りの象徴とも言えるNFLのスター選手になるとなればなおさらだ。アメフトのルールは知らなくても話は楽しめるが、もう少しマイケルのポジション「タックル」の補足があってもいいだろう。パス攻撃のときはクォーターバックを守り、ラン攻撃のときはボール保持者の進路を作る。そういったことが少しでもわかっていると、監督顔負けのリー・アンの指示がよくわかる。とにかく肝っ玉母さんのサンドラ・ブロックの演技が秀逸だが、マイケルを拾うときの必然性などいまいち展開が説明不足な感は否めない。マイケルが反則を受けそれに抗議した監督、普段はマイケルの体格に似合わぬ迫力のないプレーに文句を言ってばかりのこの監督が「選手たちはみな家族だ!」といってかばうこのシーンはグッと来るものがある。結果、マイケルはこのときからめきめきと頭角を現していくのである。好み40/50、演出13/15、脚本8/15、演技7/10、技術8/10、合計76/100→8/10点 chachaboneさん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-12 23:59:37)(良:2票)

75.《ネタバレ》 不遇な黒人少年を援助したことがアメフト界での成功のために感動物語に化けた感は確かにある。援助を受けた少年が一人しか映らないが、やはり援助されない少年達のことは脳裏をよぎる。でも、これは社会問題を扱った作品とは思わないし、あの家族全員の気持ちから感動をもらったので、それだけを素直に頂戴します。自分にとって泣かせてもらった映画は貴重です。エンドロールに使われたマイケルと家族の写真が演出としても良かったです。サンドラ・ブロックを始めとした役者達がこの写真の人たちの繋がりを再現したんだなという感慨がありました。原題の「Blind Side」はアメフトのポジションのことらしいけど、マイケルの成功の陰にある青少年の劣悪な生活環境を掛けたタイトルなんだと思います。そこに幸せがあるとした邦題は「死角」を捻じ曲げて転用している。さらに、原題は別にしてもこの家族の幸せが「隠れ場所」にあるなら慈善活動の意味も迷走します。口当たりは良くても甚だしく勘違いした酷い邦題で、こちらは素直に頂戴できません。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-23 23:40:20)(良:2票)

74.恥ずかしながら感動系実話にはとことん弱い私ですが、こんな自分には珍しく涙が出てこなかった。大げさに感動をあおったり涙を誘う演出も無く、音楽も終始控えめ。実際に今もアメリカで暮らす家族の姿を淡々と見せていく。実話なのが信じられないほど驚くべきイイ話。大げさにしようとすればいくらでも出来る話だと思いますが、今もアメリカで暮らす彼らのありのままの姿を伝えたかったのでしょう。悪意に満ちた人物も出てこないし、実際にはこの映画で描かれなかった苦労の数々もあったはずですが、その辺も意外なほどあっさりとしている。しかし淡々としたこの作品の空気とこの家族の描き方が不思議なほど心地良さを感じさせてくれる映画でした。 とらやさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-15 21:23:37)(良:2票)

73.《ネタバレ》 サンドラ・ブロックのアメリカ版「肝っ玉母さん」ぶりが素晴らしかった。気が強く、self-determined、元気で働き者の、プチセレブ母さん。今までで一番ハマっている役ではないだろうか。実は本人には全然似ていない、マイケル役のキャスティングもかえって良かったと思う。
ファミリー物にありがちな、「子供が活躍するシーン」がいかにもな感じでちょっと白けたけど、まぁ、いいか。。
監督としては、アメリカの抱える貧困や黒人スラムの問題に踏み込みたいところかとは思うが、それでは映画のトーンが重くなり、観客が限られてしまう。
この作品は、そういったことを軽んじて描いてはいないと思うが、ストーリー上の背景として描き、多くを語らないレベルで留めている。まず楽しんで見られ、素直に感動できる作品。
アメリカを旅したことがある人なら、アメリカは国土だけじゃなく、ハートもビッグだなと感じたことがあると思う。
私もロスにホームステイした時、他人を信じて受け入れるアメリカ人の心の広さ、鷹揚さを身をもって感じた。
他人を家にあげ、泊まらせて、家族同然に一緒に暮らす。気楽にしていてね(make yourself at home)。ステイ中、この言葉を何度も聞いた。
他者を助けるという、人として当たり前の精神が、キリスト教を通じて最も基本の宗教観として、根本的に尊ばれている国なのかもしれない。
どこの国にもチャリティーという形で他者を援助しているスターは多いだろうが、血のつながらない子供を自分の家庭に受け入れているスターが多い国はダントツでアメリカだろうと思う。他人を家族とわけへだてなく助け受け入れようとするのは、やはりアメリカ独特の文化性で、日本にはないものだ。
なので今回のこの映画のストーリーは、アメリカでは、別にそれほど珍しい美談の類ではないと思う。GWに公開予定だという「プレシャス」しかり、なぜ今、こういう映画なのか...
白人優位社会だったアメリカは、本当に幸せな国になるために何をすべきかようやく見出し、やっと隣人に目を向け始めたのだろうか?
それにしても、原題の「ブラインドサイド」という観客に問いかけてくるようなキリッとした感じを、もうちょっと邦題に活かせなかったのだろうか....。
hatomixさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-03 17:33:55)(良:2票)

72.実話モノってのを忘れるくらい、いい家族。
終始、人が暖かすぎて涙が出そうになる。
誰も彼も良い人ばかりの優しい映画。
まあ、必要悪の存在は当然いるけど。
いいヒューマンドラマでした。

OPでキャシー・ベイツの名前が見えた。
いつ来るかいつ来るか待ちわびてたけど、
登場シーンはなんかテンションあがった。
こんな感じの良いキャシー・ベイツもたまらんなぁ。 愛野弾丸さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-16 15:29:24)(良:1票)

71.《ネタバレ》  実話。でも映画としての味付けにより、エンターテイメント性のある物語へと昇華されています。『実話』という大義名分におんぶに抱っこではなく、ちゃんと娯楽作品にしてくれているのが嬉しい。
 感動を促す音楽が好き。ベタだけど良い。愉快なシーンで笑い、感動的なシーンでじーんとなる。映画としてのバランス、見せ方がじつに良い。
 あまりにも出来すぎた家族。強く優しい母リーアン。冷静に温かく見守る父ショーン。美人で優しい娘コリンズ。元気で明るいS・J。コリンズが図書室でマイケルのところにやってくるシーン。S・Jとマイケルがアメフトのトレーニングをするシーン。父ショーンがマイケルの緊急連絡先を自宅にしちゃうシーン。リーアンは言わずもがな。家族の温かさ。人の善なる部分。そういったものをさりげなく感じさせてくれる演出がとても良い。
 序盤はマイケルが心を開かずほとんどしゃべりません。親切にしてもらいながらちょっと失礼じゃないかと思っちゃう心の狭い私。でもそれが後になって効いてくる。相変わらず口数は少ないものの、テューイ一家と普通に会話するシーンが、日常の1コマにすぎないのに感動を呼び起こす。
 派手ではない。毒気も無い。でも笑って感動して、家族で見るのにベストな映画だと思います。 たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-04-20 13:30:00)(良:1票)

70.《ネタバレ》 実話というのがいいですね。
赤の他人を家に招き入れ、そしてファミリーにする一家の博愛精神が素敵。
そして彼の才能を見出し、成長させ選手へと昇華させていく。
親としても、人としても非の打ち所のない夫人。
マイケルの役を演じた彼がとても良かったですね。
常に想いを胸に秘めているような悩ましい表情と、増えてく笑顔が印象的。 あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-28 18:17:28)(良:1票)

69.アメリカという国は不思議な国で、貧富の差があり、善人と悪人も大勢いる。しかしその中で、ボランティア精神も強い国で、日本の某24時間番組のように、ちゃんと出演料をもらって、仕事と割り切ってボランティアを語る番組とは違い、募金を募る番組に、本当に無料で有名人が出演する。今回の彼に限らず、養子で引き取られるケースもたくさんある。その中で、彼のようにスーパースターになる人はまれだろうが、こうやって引き取られた人たちは、精神的にも人間的にもきっと人格者に育つ事だろう。というわけで、現在あまり調子は良くないが、マイケル・オアーにはぜひ頑張ってもらいたい。 そう思わせる映画でした。 シネマファン55号さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-04-15 14:44:39)(良:1票)

68.《ネタバレ》 ねえ、マイケル。私と一緒に危険なスラムに買い物に行った時のこと覚えてる?私が怖がったら“守る”と言ってくれたでしょ。そう、チームも家族と一緒なの!忘れないで、試合が始まって敵が攻めて来たら全力でチームを守ること――。幼いころ、麻薬中毒の母親に捨てられ、以来天涯孤独の人生を送ってきた黒人青年マイケル。その大きな身体とは裏腹に大人しい性格から“ビック・マイク”と呼ばれ周りから親しまれてきた。ところが17歳のある日、マイケルはそれまで居候させてくれていた友人宅を追い出されてしまう。突然のことに路頭に迷っていた彼を偶然見かけ、同情心から家に招きいれてくれたのは彼とは正反対のセレブ生活を送っていた実業家夫人、リー・アンだった――。藁をも縋る思いで、彼女のたち家族の邸宅へと転がり込んだマイケル。全く住む世界の違う彼女たちとの生活に最初は戸惑っていた彼だったが、次第に家族として打ち解けてゆく。やがて彼は、アメフトの世界でその隠されていた才能を開花させていくのだった……。実話を基に、孤独な黒人青年と心優しき家族たちとの絆をハートフルに綴ったサクセス・ストーリー。そのあまりにもな〝邦題〟とそんな超王道ストーリーに「きっと、これは僕の好みとは対極に位置する道徳心啓蒙映画なんだろうな~」とずっと敬遠してきた本作なのですが、S・ブロックがアカデミー賞を受賞したということとけっこう世間の評判も良かったしで、この度鑑賞してみました。いやー、予想通り「ザ・綺麗事」でしたね、これ。出てくる登場人物は誰も彼も善い人ばかりでほとんど誰も不幸にならず、最後は物の見事にハッピーエンドを迎えちゃいます。でも、普段はそんな綺麗事映画が大嫌いな僕なのですが、今作は素直に受け入れることが出来、普通に面白かったです。何故だろうって自分なりに考えてみたら、それは現実の理不尽さを直視する視線をちゃんと備えていたからだろうと思います。特に、冒頭部のマイケルの貧困描写がリアルで見ていて本当に切ない!そんな彼を引き取るリー・アン家族も、恐らくここでは描かれていない辛い葛藤もあっただろうことを自然に漂わせていて好印象でした。S・ブロックのパワフルママっぷりも全然嫌味じゃなく等身大の魅力を感じられて大変グッド。うん、いつのころからか薄汚れたハートの持ち主となった僕ですが、たまにはこういう映画を観るのも良いものですね。ほんのちょっぴり心が浄化されました。7点。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-21 18:12:28)(良:1票)

67.《ネタバレ》 だって実話なんですから、素直に観て「あー良かったねーよくがんばったねー」ですよ。
でもそうはならなかった場合も多くあるんですっていうこともラストで語っているし、アメリカ人によるアメリカの課題のひとつを描いたアメリカ人のための映画って感じですね。
サンドラ・ブロックはハマリ役だと思う、ヘタをすればお涙ちょうだいの人情話みたいになるところを
軽快な雰囲気とユーモアのあるセリフでサバサバ、カラッと観せてくれるとこがいい。
しかし邦題がマズイわ。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-17 19:56:44)(良:1票)

66.《ネタバレ》 原作はマイケル・オアーの物語の下地となったアメフト業界の構造が主題で、どちらかというと「エニイ・ギブン・サンデー」こそこの原作の映画と言ったほうが近いような内容であったが、マイケルにスポットを絞った構成は正解。事実は小説より奇なりを地でいくストーリー。アメリカの社会構造を考えると信じがたい内容で、実際共和党支持者で全米ライフル協会会員というバリバリ保守派のリーはかつて黒人差別主義者だったようですが、そんな彼女とマイケルが出会ったことも奇跡、家で養うと決断したことも奇跡、マイケルの才能も奇跡、才能を開花できたことも奇跡、まさにいくつもの奇跡が重なった結果NFLまで上り詰めるという奇跡の結末。映画がどうかという以前にストーリー自体に興味を引かれ感銘を受ける久々の体験でした。唯一心残りは「ザ・ブライドサイド」というアメフトファンが聞けば心躍るタイトルをわけのわからない邦題にしてしまったことか。素人にはとっつきにくいアメフトというスポーツの映画はファンのほうが見る比率が高いであろうことを考えるとマイナスでしかない。 Arufuさん [DVD(字幕)] 9点(2012-03-12 11:44:29)(良:1票)

65.《ネタバレ》 久々に、このサイトで高得点の作品をまとめ借りしてきました。その1つがこれ(公開時はあまりに出来過ぎのストーリーに食指が動かず、スルーしました)。聞いていた通りずーっと続く「美談」に途中は若干イライラしつつ、だんだんそのペースにはめられ、見終わったときは「なかなかいいじゃん、これ」に変わっていました。ある意味、不思議な映画です。成功のポイントは、彼を取り巻く人々やエピソードを手際よくたたみかけながら、家族を丁寧に描き、なおかつ試合シーンもちゃんと見せていること、サンドラ・ブロックお得意のカッコイイ「どや顔」。こういったあたりでしょうか。だけどサンドラは途中ブッシュの顔にうんざりした表情を見せた割に共和党支持とわかったりするのは矛盾してるじゃん、と思ったりしましたが、現実は○党支持だけど今の代表は厭だ、というのは日本でもよくあることだからま、いっかと思ったり・・。但しこういう「バランス感覚」を強調するミエミエの演出はさまざまあり、気にすれば少々鼻につくとこもありはしましたが。しかし、この映画はサンドラのスタイルやファッションも見どころの一つでした。スポーツ好きのキャリアウーマンセレブ、ガリガリじゃない、元チアリーダーらしい筋肉のついた中年女性のカッコよさ、というのを見せてくれてありがとう! って感じ。最後に、視聴後に我が家で話したエピソードを1つ。私が「アメリカじゃ夫がおいでと言ったらヒザの中に入るのね」と言ったら「アメリカじゃなくてもそれがふつうです」と、29歳になったムスコ。そんなら、いつまでも実家にパラサイトしていずに、早くカノジョと結婚しろー!と、一度もヒザの中に入ったりしたことないハハは、少々ムカついたのでした。 おばちゃんさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-30 09:13:43)(笑:1票)

64.まず個人的に、映画というのは、ザッツ娯楽に振り切るか実話に基づいたもので在るべきだと思うが、この映画はそれを満たしている。あらすじを知ってから観たので泣けると思ってが、意外とそうではなかった部分も寧ろ奇抜な脚色もないという証拠。一見、偽善とも捉えられがちかもしれないが、例えそうであっても、自分的にそう思えなかった脚本とサンドラブロックの演技に拍手。いや、本当に偽善じゃないんでしょ、これは。アメフトには興味がなかったが、マイケルのプレイを是非観てみようと思ってしまう。それほど魅力のある映画。
成迩さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2011-05-09 00:50:39)(良:1票)

63.富裕層なら金銭的な援助はできよう、しかし家に住まわせるというのは真の善意でなければできない事だと思う。年頃の女の子もいる中で、リー・アンはもちろんだが、同様にマイケルを受け入れてくれた家族全員の優しさに感動。実はちょっと前に「奇跡体験!アンビリバボー」で放送された再現ドラマを見ていたため、大まかな流れは知っていたのだが、それでも十分に楽しく観る事ができた。S・Jが笑わせてくれたのが大きかったのかも知れないな~。良い映画でした。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-03 19:35:14)(良:1票)

62.文部科学省も推薦しそうな優良な作品。 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(吹替)] 5点(2010-12-16 17:01:10)(良:1票)

61.《ネタバレ》 ヘンに感傷を助長させないで好感の持てる作品です。何よりもオスカー受賞のサンドラ・ブロックの魅力に溢れてます。それでもやはり、同時期に公開された「あなたは私のムコになる」の方がサンドラの映画という感じがしますね。 カワウソの聞耳さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-11 23:47:28)(笑:1票)

60.《ネタバレ》 マイケル・オアーのあの体格、あのパワー。大関把瑠都を彷彿とさせる怪力を発揮して笑わせてくれる。こういう映画をみていると、バスケで刺青をした黒人選手も一歩間違えればギャングなんだろうと、考えさせられる。それがほんの紙一重で超一流選手として成功している。それにしても、何を好き好んで、どこの馬の骨かも分からない大男を自宅に居候させるのだろうか。しかも相手は黒人。偏見だろうが差別だろうがやはり黒人は怖い。身の危険を感じる。しかしだからこそ、主人公は立派です。偽善だろうが、金持ちの道楽だろうが、自己満足だろうが、ゴジラのような巨人を引き取ろうとしたのだから。そもそも偽善者と言われるのが怖くて他人の目を気にして行動できない人間よりよっぽどマシだ。貧乏人こそボランティアをよく馬鹿にするけど、それは自意識過剰だ。救われる人間は、「おれをこじき扱いして失礼なヤツだ」と怒る人はあまりいない。ほとんどの人は救われたら感謝するはず。しかし主人公は人を救ったことによって世間の好奇の目に悩んでいた。他人からみれば、金持ちの道楽。偉そうなことをしやがって、と影で思われているはず。この映画じたいをそう思っている人も必ずいる。本人も自分は偽善者なのではないかと悩む。そんなとき、彼女は夫に「私は本当にいい人?」と聞く。夫は「おれにとって君は世界一の善人だ」と言った。分かりますか?善人という概念は相対的なものに過ぎないのです。愛する家族から「いい人」だと思われていれば、それが相対的な真実になります。金持ち=性格が悪い。それは金持ちを悪者にすると共感されやすいからそうしているだけ。この作品は黒人に対する偏見よりもむしろ金持ちに対する偏見が描かれているのではないかとさえ思いました。勇気を持って行動した女性に拍手。そしてサンドラブロック、相変わらずバカ男をやりこめるのがうまい。彼女は偉大な女性です。
花守湖さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-26 19:09:54)(良:1票)

59.個人的にサンドラ・ブロックの魅力的な表情の一つだと思うのが「してやったり顔」。本作はその使いどころが非常に上手く、爽快なシーン、溜飲が下がるシーンであたたかい気持ちにさせてくれる。それは、苦悩する部分のドラマがしっかり描かれていることにも裏打ちされている。総じて、非常にクオリティの高い作品だと印象づけられた。 j-hitchさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 23:31:24)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 6.74点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
322.56% line
400.00% line
51215.38% line
61721.79% line
72430.77% line
81721.79% line
967.69% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.57点 Review7人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞サンドラ・ブロック受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
主演女優賞(ドラマ部門)サンドラ・ブロック受賞 

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