みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 勝手な想像だけど、笛二は肺結核にかかって家族や若い使用人とは普通に接してくれてたけど、隔離されて蔵の中で 1人で過ごすことになった。恐らく病気になってからは遊び相手もいなかっただろうから笛二蔵の中でできることと 言えば古い道具や浮世絵を見たり、遠眼鏡で窓の外を見たりすること、それと妄想して日々を過ごすことぐらいしか 楽しみがないと思う。 小雪から「小桜姫みたいに綺麗」って褒められて化粧されるシーンや、最後に女の子の着物を 着て自死するシーンとかで思ったんだけど、笛二は実は心は女の子だったのかなって思うんだけど(こじつけすぎか な)。それで蔵の中での妄想話をまとめて日記じゃなく「蔵の中」って小説にしたのは、三四郎の出版社に持ちこん で万が一にでも他人の目に触れる可能性を考えて自分の存在を形にして残したかったのかもね。あくまで個人の解釈 だけど妄想の世界でしか楽しみがない笛二は、いもしない姉の小雪を作り出すことで会話や疑似恋愛をしたかったの かもしれないって思うと、ちょっと切ない。 【チムパニ】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-01-28 17:59:46) 3.「犬神家の一族」に始まる金田一シリーズとは異なる横溝正史作品で、嘆美で幻想的、病的にすら思える。それもそのはず、横溝自身が結核を患っていた頃の作品であり、出演者も小数、舞台も蔵の中と蔵から見える世界に限られる。さてこの聾唖の娘松原留美子なるニューハーフの魅力がどうなのかでも評価が変わってくると思うが、映画の内容自体はまずまずだったと思う。ところで遠めがねで覗いた時いた橋のたもとの男女、男の方は角川春樹本人のように見えたのだが、カメオ出演だったのかな。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-09-26 11:37:51) 2.《ネタバレ》 う~ん、、、難しいですねぇ。ちょっと僕には高等過ぎました。抑圧された愛情の比喩?なんでしょうか。全体的に、そういう文学的な比喩で構成されている感じで、なかなかついていけない世界観ですね。それよりも、あのオネエ言葉で喋る弟がいちいち面白くて笑ってしまう。「もっとおぶち」とか、あんな言い回し反則でしょう(笑)。驚いたのは、見終わってネットを見たら小雪役の人が実はニューハーフだと書かれてあったこと。どう見ても女ですやん。弟がオネエだと思ってたら、姉が男だったとは、、、。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-07-08 23:05:56) 1.横溝正史原作の映画化作品。 ちょっと変わった内容で、特別大掛かりな事件が起こるというわけではなく、 ある姉弟の不思議な関係を描いた作品。「耽美な世界を如何に表現」がテーマになるのかな? まるで江戸川乱歩のような雰囲気の映画で、演出がなかなかいい。 ヒロインは、一時期話題を集めたニューハーフの松原留美子。 口が聞けないという設定のせいか、ミステリアスな感じが本作の内容にマッチしていた。 弟役の役者さんは今イチだったかな。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-09-22 01:47:03)
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