みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
96.《ネタバレ》 Jポップを存分に盛り込んだプチミュージカル仕立ての本作。主人公の心情とシンクロする楽曲のチョイスは自分の世代どストライク。歌詞のカラオケ風字幕も楽しく、Perfume出演のダンスシーンの爽快感は抜群でした。痛くて切ないセカンド童貞男(ホントはそんな概念は無いよ!)の“モテキ”を生暖かく見守る物語は、本命みゆきちゃんの最後通告で小休止。残る神輿女、先輩ライター素子とのエピソードでどんな風に締めくくるのかと思いきや、クライマックスでまさかの展開が待っていました。それにしても「幸世くんでは成長できない」は強烈です。ヒットポイントを根こそぎ削られます。幸世も相当堪えたでしょう。でも彼は諦めなかった。いや、諦めていたのかもしません。だけど、みゆきの顔を見て感情を抑えきれなくなった。彼女を捕まえても、かける言葉なんて用意しているはずもありません。ただ、逃げたから追った。一度は不発に終わったももクロの『走れ!』が蘇ります。逃げる女。追う男。引き倒し、泥だらけ。最悪です。でも大きな意味がありました。辛く苦しい現実から目を背けてきたみゆきに、幸世は“泥まみれ”という現実を突きつけたのです。図らずもそれは、みゆきと彼氏が今置かれている立場と同じ。感情のままに抱きしめてキス。その直情が女の心を打ち抜きます。好きな人を抱きしめること。唇を重ねること。そこには心を開放することの素晴しさと喜びがありました。彼女に本物の笑顔を取り戻させた幸世。もう「成長できない」なんて言わせない。抱き合う2人を360度から映し出すカメラワークは、一歩間違えば失笑もののダサい演出。しかしなんと美しいことでしょう。所詮はファンタジー?そう、もちろんファンタジー。でも心を動かされるのは、そこに大切なメッセージが込められているからです。ももクロを聞いて走り出そうとした主人公を「ドン引き」だと制止した素子が、ラストでは「走れ!」と笑顔で彼を送り出しているのは何故か。諦めることが肝要だと、損をしない事が大切だと、言い聞かせてきた自分自身の偽りに気づきます。何時の間に、そんなつまらない大人になってしまったのか。生の感情をさらけ出す事の輝きは、大人ほど懐かしく、そして眩しく感じるのかもしれません。ちょっとカッコ良く言い過ぎましたが、要するに童貞気質のトンデモ理論が無様に炸裂しただけです。でも、バカな奴ほど、情け無い奴ほど、愛おしいってコトで。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-08-28 17:42:01)(良:3票) 95.序盤は長澤まさみの凶悪さにやられてしまったが、後半は多少冷静に鑑賞出来た。 映像的な演出は斬新ではあるけど、ストーリーは意外とまともな純愛物。 正直、ラストの纏め方は好きにはなれないんだけど、2時間で話を終わらせるには仕方ないところでしょうか。 尺の問題がなければ仲里依紗と真木よう子も絡ませて、壮大なモテキを構築できたのかも知れないけど、その辺りのボリューム感を出せなかったのが残念。 長澤まさみと麻生久美子のシーソーゲームに関しても見所はあったけど、どちらもいい女過ぎて、2位じゃダメなんでしょうか?と言いたくなった。 これが長澤まさみvs麻木久仁子だったら納得の展開だったのかも知れない。 まあ、僕なら麻木久仁子でも手を打ってしまいそうですが。 そんなどうでもいい僕の感情は別として、それぞれの女優の魅力が爆発しているのは確かで、ニヤニヤしながらいい女を眺めるという趣旨では最高の作品かも知れない。 あと、使用されている楽曲もいちいちツボに嵌っていて、僕もやっぱりB'zがダメなんです。 そんなお前は俺かよ!というシーンが盛りだくさんで、僕にもモテキが来るかも知れないと仄かな夢を見ることが出来ました。 ありがとうございます。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-08 14:40:56)(良:1票) (笑:2票) 94.《ネタバレ》 キスシーンがエロい。こだわりでしょうかね。長澤まさみやら、麻生久美子やらのキスシーンがエロくてドキドキします。ピンコ立ちします。後はおおむね貶します。まあ、ドラマ版も観てない癖にノコノコ観に行ったのが間違いだったんだけど。 クドすぎる演出にウンザリ!独白がクドい!漫画臭がプンプン! そして、同じ演出(カラオケ)を何回するんだ!?音楽の使い方がイチイチあざとい。もっとサラッと自然に使った方が効果的だと思うんだけど…。音楽使うごとにプロモみたいになってストーリーが止められるから、テンポが悪くてしょうがない。 そして何より釈然としない結末。 このラストはありえないんじゃないの?それまで積み上げてきた本作のテーマらしきものを無視するかのような唐突で納得いかないラスト。完全にぶれてるんじゃないか? この監督は自分のセンスをさらけ出すことにしか興味がないんじゃないのではないかとすら思ってしまった。エンドロールまでこだわってちゃんと作ってるのは好感持てるんだけど。 先にドラマを観ている人で、こういう演出だとあらかじめ分かっている上で好きな人だったら何の問題もなく観れるのではないかと思う。全く肌に合わない映画だった。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 3点(2011-10-11 02:05:35)(良:3票) 93.《ネタバレ》 もう全然駄目なやつなんですよ、こいつ。普通に出会っても絶対に友達にならないし、職場で一緒だったら数日でありとあらゆる匙を投げ尽くし、完全に放置して飲みにも誘わないような奴。外見だけはなんだかうまいこと取り繕ってるけど、一皮剥けば現実との付き合い方が全く分かっていない引きこもりオタクと同等。いや、潔く現実世界から身を引いて、細々とネットだけで活動している毒にも薬にもならないようなオタクのほうがまだマシかもしれない。こいつの場合は下手に他人とコミュニケーションを取るものだから、更に周囲の人たちにとっての厄介者と化しているわけです。コミュニケーションはほぼ完全に受身なので、ネタにされなきゃ生きていけない。その癖、やたらと自意識はデカくて、いじられることに耐えられない。勝手に悶々としやがっては、ツイッターとやらに余計なことを書き散らす。 ほとんど童貞で恋愛のことなんかまるで分かってない。本命に対する思いをもち続けるのは上等だが、思いが強ければいつかかなうなんていう呑気な考えから抜け出せない。結局、自分が大好きだから、「純愛を貫く俺、どうよ」という気持ちの悪い自己満足で恋愛を完結させようとする。相手を幸せにして(そして自分も幸せになって)、初めて恋愛の意味があるというもの。更に悪いのは、性欲だけは人一倍なので好きでもなんでもない女とやっちゃう。更にはそれを本命に言っちゃう。おまえはばかか?トチ狂ってんじゃねえか?好きな人を傷つけてどうすんだよ?もう、本当に最悪。愛想も尽き果てる。そして、お定まりの自己嫌悪。落ち込むなら言うな! と書いていると、こういうダラダラした文章も含め、自分が彼と似たもの同士であることにはっと気づく、というオチ。 でもラストは甘い。甘すぎる。これだけは譲れない。長澤まさみに張り倒されて、刺されて以降が全て夢だったことに気づくくらいのブラックさがほしかった。こんな奴(=自分)を肯定しては駄目なんだ。こういう奴に甘くすると付け上がることを俺は良く知っている。 【枕流】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-10-09 20:42:45)(良:3票) 92.《ネタバレ》 結局この映画はモテないセカンド童貞、もしかしたら本当の童貞の妄想に過ぎない。だが、だからこそこのストーリーはもっともらしい。妄想とはえてしてそんなものだ。酔っ払って友達を呼んで終電なくして家に泊まってキスをする、といういかにもありそうな展開で(これに共感できるかできないかは相当感想を左右するはずである)、そこからうだうだして、うまくいきそうだと思ったら無様な格好を見せてしまい、気まずくなる。そこにちょうど良く現れたもう一人の女と寝るが、好きではないという事実とそれによる罪悪感に苦しむ。これも現実によくある展開だ(自戒を込めて)。重要なのは「よくある展開」をそのまま描き出しているところにある。この「よくある」展開は現実によくあるものであって、映画のストーリーにおいてよくあるものではない。映画の主人公はそんなに即物的ではあってはならないし、セックスしたいセックスしたいと考えているような男であってもならない。そしてその過程は全て受動的である。主人公が「こうであったらいいな」という受身の発想が如実に現れている。本当かどうかは別にして、いわゆる「現代」の若者の状況を表しているとも解釈できる。しかしラストを見よ。デパルマのような回転ショットに、「ゴースト」のように泥の中で抱き合う二人。好きな人を走って追いかけて追いかけて追いつく。嫌がっても何度もキスをして、結局受け入れる女。急にまるでどこかで観たような光景が繰り広げられる。男は受動的ではなく、「まるで映画のような」アグレッシブな男になる。ここに至って現実的な妄想は映画的な現実へと昇華(あるいは減退)しているのである。いかにも真実らしい妄想は、次第に嘘っぽい映画に変わっていく。うまくこの映画はPV風の演出やミュージカルなどを挟んで「映画らしさ」を出そうとしているが、それらを除外して考えると、前半に起こっていることは現実的過ぎてドラマにすらならないようなことだ。そして全編を通してこの映画は観ることを強制する。画面にはほぼ一定のものしか映らない。そういう意味でこれは非常にテレビ的な映画だ。何を観ればよいかが決まっていて、その通りに観客は運ばれることになる。それが良いか悪いかは別として、これは結局主人公の思想を反映しているということだ。彼は見たいものしか見ず、それ以外は全てキラキラとした背景へと後退させる。ラストが最も象徴的だろう。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-05 00:47:34)(良:3票) 91.《ネタバレ》 この映画、「世界の中心で愛を叫ぶ」よりも世界の中心で愛を叫んでいたな。 恋ってさ、自分の関係ない所に在ると馬鹿馬鹿しくて何やってんだかって感じなんだけど、いざ自分がしてしまうと、なぜあんなに自分でいられなくなるのか。 そういう自分が嫌で、たいして好きでもない女とヤッテしまうなんて、とても弱くてどうしようもない屑野郎でもっと自分が嫌いになる。 なんだか他人事に思えない映画だ。一つだけ違うのは俺にはモテキが来てないってことだけ。 森山未来は、マイケル・ジャクソン好きを公言しているだけに体のキレ良かったですね。 本物のパフュームと踊っても違和感なかった。染まりすぎてて逆に笑えた。 良いと思うよ。恋を描いた映画なんだから。暴走してナンボでしょうが。 不治の病とか、昔の恋人が忘れられないだとか、そんな話が観たいですか? そんな話ど~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~でもいいわ! 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 8点(2014-02-03 00:10:18)(良:1票) (笑:1票) 90.《ネタバレ》 本編序盤から長澤まさみさんの暴発ぶりが凄い!!噂には聞いてたけどここまでとは。ま、それ目当てに観たんですけど。。。さてそんなシーンもありつつ、この物語、どう落とし前をつけてくれるんだろうと思ってたら、そんな結末なのね。劇中使われてた曲たちはすべて『どストライク』で楽しめました。モテキだからって易々とモテるわけじゃないのね。恋愛って大変だぁ。。。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-03-15 22:01:34)(良:2票) 89.映画はドラマを見なくてもその世界観にすんなり入ってゆけるので、 映画単体で十分楽しめる内容に仕上がってます。 さて本題です。 モテキはいわゆる恋愛ハウツー映画。 つまりバブル期のホイチョイプロダクション謹製「私をスキーに連れてって」(1987年)や 「彼女が水着にきがえたら」(1989年)と同じく、 社会情勢を背景としたその時代ごとの男女の恋愛の形をコミカルにまたシニカルに描いた作品です。 とはいえバブル期と現代とではその恋愛スタイルは大きく異なり、 バブル期には草食系男子と肉食系女子は存在せず、 男子も女子もめんどくさがらず恋愛ゲームに興じていましたが、 現代においては男女ともに恋愛ゲームよりも趣味や自分磨きに重きを置いており、 恋愛によって自分自身が傷つくのを恐れているかのように 20代と30代の7割~8割に恋人がいないというデータもあります。 この映画の登場人物たちも現実から逃げ続けていたり、 明確な自分自身を持たず依存する何かや誰かを探し続けていたり、 そんなどこにでもいそうな20代と30代の男女が出会い、 そして相手との歪な距離感の中でお互いを傷つけながら自分の愛する相手を手探りで探しています。 バブル期のようなストレートな感情表現ではなく、 まどろっこしい所だらけだけど、でもそれがまさに現代の恋愛ゲーム。 でもそんなまどろっこしさも思い返せば過去の自分と重なるところがあったりするので、 懐かしさと恥ずかしさが入り混じった若かったころのほろ苦さを思い出したりして、 『誰かと繋がっていたという想い』は時代や男女を問わず普遍のテーマです。 恋愛から距離を置いた30代と40代の独身の男女に特に強くお勧めします。 キャスティングは秀逸の一言。 にしても長澤まさみのあの笑顔はヤバイ。 今まで好みのタイプではなかったので気に留めてなかったけど、 もし彼女が隣であの笑顔で座ってたら・・・男なら誰でも惚れるな、ある意味女の敵(笑) 麻生久美子と中里依紗はまさに女神(笑) 真木よう子は男前! 森山未来はセカンド童貞を見事に演じきっているし、 リリー・フランキーは台本じゃなくて私生活の実話暴露話してるだけじゃないの?(笑) これだけの短い期間で映画を撮って公開するだけでも驚異的なのに完成度も高い! 監督・演出の大根仁さんには次回作も期待しています。 【はいぷ】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-09-25 00:50:57)(良:2票) 88.《ネタバレ》 ブルーレイで鑑賞したのですが、台詞の声は小さいのに、心の声と急に始まる音楽の音量がでかすぎて調整がむずい。仕方が無いので家の人に迷惑がかからんようにヘッドホンで視聴。 突然始まる歌とダンスは別に良いけど、長いのはダメ。特にPerfumeのとこが長すぎ。しらける。 でもまあ映画自体は面白いです。みゆきさんと仲良くなっていく過程。留未子さんと仲良くなっていく過程。どちらも楽しんで見られます。 それにしても・・・。一昔前は一途。現在ではストーカー。一昔前は純愛。現在では『重い』。時代によって価値観や物差しが変われば、同じ行動でも随分と評価が変わるものです。もちろん人を傷つけちゃうような危険な物理攻撃はアウト。でも人を想う気持ちや慕う気持ちが『痛い』と簡単に表現されてしまうのは辛いです。留未子のエピソードを見て思いましたね。私はそもそもこの『痛い』という表現がすごく嫌いです。相手の気持ちに応えられないときは、せめて『ごめん』という気持ちを持ってほしいのに、この『痛い』という表現は相手を振るうえに、その原因は相手にあるという、死者に鞭打つ言葉だと思うのです。傷つける側にとってあまりに都合の良すぎる言葉。誰が言い始めたんでしょうね。 私自身は一般的に『重い』とされている人は全然平気。それは言い換えれば『情が深い』とも言えるからです。そーゆー人は思いやりがあって一途な人が多いことも経験上知っています。だから別に留未子と結ばれたっていーじゃんっていう気持ちで見ていました。 仲里依紗演じる愛の存在はとってつけたようでしたね。『モテキ』というタイトルに整合性を持たせるためだけに用意されたキャラとしか思えません。そんなことのためだけに胸をもまれる仲里依紗。そーいや長澤まさみの胸ももんでたな。森山未來、けしからん。 ちなみに酷評されている終わり方ですが、ハッピーエンド好きとしてはアリです。 ついでに不倫野郎が『二兎追うもの一兎も得ず』で家庭も愛人も失うであろうラストにスカッとしました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-25 11:00:16)(良:1票) 87.《ネタバレ》 劇中で真木よう子が「ボーイズ・オン・ザ・ランじゃないだから」的なセリフを言うが、まさにこの作品はそれの逆をいくストーリー展開。 好みの問題だが、終わり方が好みではない。 中盤までは楽しめたが、不倫のくだりからイマイチに。 ポップなナンバーが盛りだくさんなのは楽しめたけど。 あと、麻生久美子の扱いがあんまりなのも、好きくない。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-28 00:49:19)(良:1票) 86.全然モテてないモテキ。 長澤まさみ、いいですね~>< 主人公の心の声、うるさすぎ、、、 愛されるより愛したい ということなのか? 全く感情移入できない主人公に意味不明なラスト。 【あきちゃ】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-04-01 14:38:06)(良:1票) 85.麻生久美子でいいじゃん。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-05-13 22:41:21)(良:1票) 84.《ネタバレ》 汚い言葉ですが主要な人物は全員クズです。瞬間的な衝動に身を任せて、無責任な行動を繰り返しています。したい時にしたい事をする、やっちまったものは仕方がない。理性や責任感はどこかへ行ってしまったようで、勢いと行動力のみで進んでいきます。これが今の世代の恋愛だ、と言われてしまえば「ああそうですか」と棒読みで答えるしかありませんが、ほどよい年齢の若くない大人たちがぐだぐだと交錯しているもんだからまるで心地良くない。特にモテキの彼がひどい。彼はとにかく長澤を落とそうと躍起になります。見ている側とすれば長澤とうまくいって欲しいと思います。しかし、彼は要領を得ない行動を繰り返します。「そうじゃねーだろ」と叫んでも彼はまともに動いてくれません。まるで性能の悪いモビルスーツに乗っているかのようです、実際モビルスーツに乗った事はありませんがそんな感じです。そして彼は最終的に空回りし続けてストーカーとなります。長澤を追い掛け回し林の中で無理やりキスをします。すると長澤はそれを受け入れます。顔を泥だらけにしながら2人で笑ってハッピーエンドです。もう、呆れを通り越してすごいという感想に至りました。 【コロチン】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-01 10:03:43)(良:1票) 83.《ネタバレ》 とある青年に訪れた「もて期」の話。ただこれだけ。 レンタルコーナーにいつまでも無い!&評判が高かったもので期待していましたが全然「普通」でした。魔法に掛かった様に突然4人の女からモテまくる!みたいのを想像していましたが、仲里伊紗は本筋に全く関係無い端役だし、真木さんも恋愛には絡まないことを知って更に驚き。看板に偽りありでしょう…。カラオケ演出は面白かったのですが長過ぎて飽きました。前半のPerfumeの登場は一体なんだったのかと思わせる程の後半の失速ぶり。 【Kの紅茶】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-01-07 19:04:09)(良:1票) 82.《ネタバレ》 31才セカンド童貞男の妄想が炸裂して面白い。詩がストーリーにリンクしたカラオケの演出もいいし、作品の中で使われている音楽もいい。パフュームとの唐突なダンスも楽しかった。 未練たらしく最後に一回やらせてとまでみっともなくもしつこく迫る藤本に、「あなたでは成長できない」と心臓をぶち抜いてトドメを刺すみゆきの一言。 観ているこちらがいたたまれなくなるほど。 みゆきが苦悩するのは不倫の自業自得だけど、振り回される藤本はたまらない。 麻生久美子がフラれて藤本に泣きすがるシーンも同じく痛かった。人間の情けなくてカッコ悪い部分が見事に描けている。 キャストがどれもばっちりハマっている。男をその気にさせる長澤まさみが、とにかく魅力的。この作品はこれに尽きる。 童貞の理想の彼女であり、既婚者の理想の愛人にもなっている。 麻生久美子も十分魅力的だが、さすがに旬の長澤まさみには勝てない。フラれてエロ親父のリリー・フランキーに高級寿司をご馳走になり、ベッドを共にしてしまうのが妙にリアル。 グダグダしている森山未來に、ドSなくらいにカツを入れる真木よう子もスカッと気持ちがいい。 ところが、あのラストはなんでストーカーから奇跡の大逆転となったのか。夢物語すぎてちょっと冷める。 今までいろんなことから逃げてきたみゆきが泥だらけでしがみつく藤本の姿勢に気持ちが揺らいだということだろうけど、いくらなんでも不自然で唐突なのでついていけない。気持ちが変わるにしても、ストーカー行為で警察に捕まってという展開を経ていれば、また違ったかもしれないが。大逆転にも説得力があれば最高だったのに。 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』と本作が、痛いダメ男の応援歌としては双璧か。 恋愛ソングに勇気をもらってみゆきに告白に行こうとした主人公のように、この映画に勇気をもらって同じようにする人がいるかも。 リアルではまあ勘違いの玉砕に終わるだろうが、それも青春かな。奇跡が起きれば儲けものだし。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-14 23:26:17)(良:1票) 81.《ネタバレ》 いいじゃない。 観たら絶対悔しくなる! と思って観てなかったけど、ちゃんと悔しくなりにくいような長さ、退屈しない演出で楽しめた。 男女ともに魅力の有無ってのは元の容姿じゃなく、その立ち居振舞いに依るものだと感じさせられた。演技、役者ってすごい。 長澤まさみはかわいいし、麻生久美子の「もうB'zなんか聴かないからぁ」には笑いすぎて泣きそうになった。 (B'z?いやピーズ。のやりとりで苦虫噛み潰してきた僕の汚れた魂がふわふわと日曜の陽気に溶け込んでいった…。B'zもいいバンドだよ。もちろん!) でも、あのシーンで痛いほどゆきおの気持ちがわかった僕は先行き不安。 そんなこんなな31才な僕には選曲がたまらなかった。 (くるりの東京とか大好きで東京の大学を受験した。落ちたけど。) ロックとかサブカルとかちょっとかじった僕の世代の人間にはドツボだと思う。 世間一般的に「変態、チキン」ってよばれる男がしっかり時間つくって観るといい映画。 あと、まぁいないだろうけど、そんなこんななタイプの男を好きになった女の人が観ると気持ちがわかると思う。まぁ、がっかりして好きじゃなくなるかも。 でも、お願いだから決してあなたじゃ私は成長できないなんて強すぎるボディーブローは打たないで下さい。一生サナギになります。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-05-12 15:03:58)(良:1票) 80.原作は未読です。長澤まさみ復活作品として話題になっていたので、興味を持ち鑑賞しました。前半から、あのカラオケ風の表現が新鮮で面白かったです。あぁいう、女性のどっちとも取れる態度にもてあそばれた男性からは、共感されるんじゃないんでしょうか?個人的には、何箇所か、大笑いしてしまいました。ただ、後半から重く、暗くなってしまうので、残念。なんか、主人公もあそこまでいったらストーカーで捕まっちゃうよ。もっと軽やかに終わって欲しかったですね。最後に、鑑賞前のイメージでは、美女4人にモテモテ!という内容を想像していたので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-10 17:49:47)(良:1票) 79.《ネタバレ》 前半はかなりツボにハマり期待しましたが、後半はただのしょーもない恋愛映画になってしまい残念。でも見どころもたくさんありました。麻生久美子の、牛丼を食べるシーンは大傑作!また、一人カラオケ&二人になってビーズの熱唱シーンも大笑いしました。それに、選曲のセンスは抜群!長澤まさみ、「ガンジス河でバタフライ」ではかなりいい感じでしたが、この作品では、なんか無理してるというか、役づくりがしっかりできていない印象でした。この人、役者として大丈夫? 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-13 17:21:41)(良:1票) 78.《ネタバレ》 Perfumeはやっぱりテンションあがってしまうし、エンドロールでスチャダラパーの今夜はブギーバックとか、やっぱりそれしかないよなという選曲。 全体的に、「俺が出ている、これは俺の話だ!」と感じてしまいましたが、日本全国で同じようなことをたくさんの男子たちが思ったことでしょう。しかし何より麻生久美子が、「神聖かまってちゃんとかちゃんとYoutubeで観るからぁ~」って泣きながら言うシーンはなんだかよくわからないけど、歴史的な勢いを感じた。これだけでも観る価値があると思いました。 【コダマ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-01-08 00:30:00)(笑:1票) 77.《ネタバレ》 ダメ男だかなんだかしりませんが、長澤まさみと濃厚キスをし、麻生久美子とまぐわっている時点で究極の勝ち組ではありませんか(笑)。あんな一途な女性を振って、不倫女性を選ぶだなんて。まぁそれが彼にとっての本当の愛なら仕方ありませんが、、。つまらなくはなかったけど、終始不快な気持ちにもなりました。 主人公がウザキャラのせいか、言葉遣いが汚いからなのか、サブカルとやらを前面に出してくるのが合わないのか、あるいはその全部か。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-07-24 16:11:56)(良:1票)
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