みんなのシネマレビュー

ロラックスおじさんの秘密の種

Dr. Seuss' The Lorax
(The Lorax)
2012年【米】 上映時間:86分
アドベンチャーファンタジーアニメファミリー小説の映画化CGアニメ3D映画
[ロラックスオジサンノヒミツノタネ]
新規登録(2012-09-28)【+】さん
タイトル情報更新(2024-04-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(2012-10-06)


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監督クリス・ルノー
カイル・バルダ(共同監督)
ダニー・デヴィートロラックスおじさん
エド・ヘルムズワンスラー
ザック・エフロンテッド
テイラー・スウィフトオードリー
ベティ・ホワイトテッドのおばあちゃん
ジェニー・スレイトテッドのママ
スティーヴン・トボロウスキーアブおじさん
クリス・ルノー森の動物たち
デビ・デリーベリー
志村けんロラックスおじさん(日本語吹き替え版)
トータス松本ワンスラー(日本語吹き替え版)
宮野真守テッド(日本語吹き替え版)
能年玲奈オードリー(日本語吹き替え版)
山寺宏一オヘア(日本語吹き替え版)
京田尚子テッドのおばあちゃん(日本語吹き替え版)
雨蘭咲木子ワンスラーの母(日本語吹き替え版)
くじら【声優】グリゼルダおばさん(日本語吹き替え版)
稲葉実アブおじさん(日本語吹き替え版)
LiLiCoテッドのママ(日本語吹き替え版)
武田幸史(日本語吹き替え版)
嶋村侑(日本語吹き替え版)
国本武春配達員サイ(日本語吹き替え版)
原作ドクター・スース「The Lorax」
音楽ジョン・パウエル
編曲ピート・アンソニー
リック・ジョヴィナッツォ
ジョン・アシュトン・トーマス
製作クリストファー・メレダンドリ
制作ユニバーサル・ピクチャーズ
イルミネーション・エンターテインメント
配給東宝東和
その他ピート・アンソニー(指揮)
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》  ユートピアの皮を被ったディストピアもの。

 にしても、ファミリー向けCGアニメ映画で、なんでここまで鬱々とした作品になっちゃったんでしょうねぇ。原作ゆえ?

 映画は半分以上が回想シーンで占められ、主人公は現代パートの少年と回想パートの青年とで別に存在している状態。ロラックスおじさんは、ほぼ回想パートにしか登場しないのですが、ロラックスおじさんは特に何か大活躍をするという訳ではなく、大自然の中で迫害されてゆくものの象徴的存在。

 回想パートの主人公の私利私欲に走った身勝手さゆえに自然が蹂躙され主人公が破滅してゆく姿が描かれてゆき、時を経て現代パートの主人公によって世界に救済がもたらされるのですが、回想パートの主人公が失った時間を取り戻せる訳ではなく、回想パートが映画全体に占める割合の大きさゆえに重さ、暗さがのしかかります。

 それに回想パートと現在パートとで話がほぼ連動していない、別の物語として切り離せてしまうという点に問題があります。回想時点から現在時点までの失われた時間が、映画自体からも失われてしまっているのですよね。
 この遊離っぷりは映画の統一性を失わせ(現在パートが大きく割り込む回想パートによって停滞し続けるという結果を生みます)、人間のエゴによって自然が失われてゆく物語が大勢を占め、自然を取り戻すための物語としてはとても薄いという、見終わってみると暗く重い部分から受けるストレスばかりが印象に残る映画です。

 似非ユートピア部分のデザインに面白さが集中している感じもあって、それはテーマに反してしまう危険性も孕んでいる訳で、テーマやメッセージはいいのだけれども、それを伝える方法(構成にしろ美術にしろ)はあまり上手くいっていないような感じがしました。 あにやん‍🌈さん [映画館(吹替)] 6点(2014-02-23 22:25:07)(良:1票)

1.《ネタバレ》 「環境問題」というテーマを、もの凄く直球に描いた作品です。わかりやすい内容だし、見終わって清々しい気持ちになれる良作でした。主人公は少年テッドだとは思うのですが、彼を主軸にして考えたらこの話は全然深みはない。やはりワンスラーを中心に考えるべきでしょう。自分は悪くないとばかりに欲望のままに突き進んで、後で後悔してしまう若きワンスラー。その時に、直前まで罵っていたロラックスおじさんがフワ~っと天国に行ってしまい、禿げ山を前に一人空しく立ちすくむ姿が印象的。そしてテッドが無事に実を植え、木が育つ様を見て涙ぐみ、ロラックスおじさんを抱きしめるワンスラーが感動的でした。彼の後悔と改心、それがストーリーの主軸です。ヴィジュアル的には、「プラスチックの街」はあんまりプラスチック感が出てなくてたいしたことなかったけど、緑生い茂っていた頃の木々の風景は美しかったです。 あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-02-25 21:50:56)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.50点
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