みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
120.私の映画や本の趣味はそこいらへんの男よりずっと男らしいと思うのだけど、この映画の発する男臭にはサスガにひいた。正直なところ。みんなでワイワイ娼館に行って「おまえどの女にする?」って聞かれて「あっ、すいません。実は私女なんです。」みたいな感じの敗北感?(どんな感じやねん!)悔しいけど楽しめなかったです。 【黒猫クロマティ】さん 6点(2003-12-26 11:01:58)(良:1票) (笑:3票) 119.《ネタバレ》 モンティ・パイソンの短編にペキンパーの流血描写を茶化したコメディがあり、それを見た若き日の私は「イギリス人は馬鹿だ」と本気で頭にきた事を思い出します。この人の映画の本質はやはり「時代遅れの人達への共感と古きよき時代への郷愁」ではないのでしょうか。ペキンパー自身が西部劇の黄金時代から衰退期を経た、時代遅れの生き方を余儀なくされた映画監督だったのだからその思いはひとしおです。生き残ってしまったソーントン、時流に置いてきぼりにされてなお生き続けていくことの苦しみはいかばかりか(ロバート・ライアン最高) だからこの映画で最高に輝いている場面はそういったダサい男達が見せるふとした幸せや喜びをかみ締めているシーン、メキシコの村を離れるところや銃器を強奪後に酒を飲みあい笑い会うあれだと思うのですよ。それをスローモーションの流血描写だけことさら強調して映画の情報誌によく書かれている「今のアクション映画の原点はペキンパーだ」という文章、あれはこれから映画を見る皆様、そしてペキンパーに失礼だろうがとこの映画が大好きな私は思うわけですよ。文章が雑になってきましたので頭を冷やしてきます。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-16 23:08:38)(良:3票) 118.唄いも踊りもしないが、これは男泣かせのミュージカルだ! 任侠映画とも言う。 【なるせたろう】さん 10点(2004-01-24 15:46:48)(良:3票) 117.《ネタバレ》 この映画の敵の将軍や、”戦争のはらわた”の(名前を忘れたが)上官の”怠惰”疲弊”退廃”荒廃”の”顔”の表情を映すシーンは、非常に深く、わたしのこころに焼きつく。 一方、むかしの仲間から”THE BEST"とよばれたパイクは、ラスト、”いくぞ!”の掛け声とともに、仲間といっしょに、去って、逝った、、、、、。せつないなあ。最高です。ちなみに、これのロバートライアンの描き方は、非常にもっともらしく、カッチョ悪リー!(ソーントンかっこつけてるんで、最後、後ろから撃たれて死ねばいいのに。と思っていた)追加!かっこ悪いといえば、パイク役のホールデンはもちろん最高に渋くてカッコいのですがその次に、なんかバカっぽい役柄のウオーレンオーツとベンジョンソンがなんか獣的でいいなあ。追加!そして、この映画は観終わって、”ああ、疲れた。”となるのである。エンドクレジットの歌は非常にせつないが、それが終わって、暗くなると、、疲れているのである、、、、、、、、、、 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-29 22:22:53)(良:2票) 116.他の西部劇とは一線を画したサム・ペキンパーらしい西部劇。 描かれるのは殺伐とした世界の中で無法者たちの生き様、人生の黄昏時を迎えて散り際を悟った男の美学。 バイオレンス描写に定評のある監督だが、今見るとさほどインパクトはない。 この監督に影響を受けたタランティーノや、邦画では深作欣二など同系列のものを先に幾つも見てしまったからか。 同年に公開された『明日に向って撃て!』派の自分には、琴線に触れるほどではなかった。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-23 11:49:23)(良:1票) 115.《ネタバレ》 セルジオ・レオーネやセルジオ・コルブッチのマカロニウエスタンが可愛く見えるほどの生々しさを誇るヴァイオレンス西部劇。 俺個人はペキンパーといえば「戦争のはらわた」や「昼下りの決斗」だが、この作品はペキンパーの最高傑作に相応しい“破壊力”に満ちている。 6台のカメラを使って極限まで磨かれた銃撃戦の迫力! 冒頭の襲撃への緊張を高める場面と凄惨な銃撃戦は今までの西部劇に無い、 中盤は西部劇の伝統に沿った追跡劇と橋を爆破するまでのスリル、 そしてクライマックスを飾る4人対軍隊によるガン・ファイト!!! ファーストシーン、ガンファイト、人間ドラマ、ラストシーンと揃った作品だ。 しかしこの映画が「俺たちに明日はない」といった作品同様の批判を受ける理由が解らない。 そりゃあ執拗なクローズ・アップや過剰なスローモーション演出には反吐が出るが、そんな事は問題じゃあない。 西部劇を血の海にした事が許せないのか? それとも単に残酷な描写が許せないのか。 お門違いも甚だしい。 残酷描写というだけなら「戦艦ポチョムキン」や「椿三十郎」だって血の海だ。 血の海になって終わる映画ならエイゼン・シュテインの「ストライキ」だってそうである。 「アンダルシアの犬」なんか眼球チョンパだぜ? そんなこっちゃあ無いんだよ。 大体、西部劇を神格化しすぎなんだよ。 この作品の西部劇は「爽やかな風と巨悪を撃つ正義のアウトロー」を描いわけでも、 「過酷な西部に生きる力強い民衆」でも無い。 エドウィン・S・ポーターの「大列車強盗」のような「暴力によって滅ぶ暴力者」の映画なんだ。 蠍がなぶり殺しにされる弱肉強食の“暴力”に始まり、メキシコ革命を影で支えた人間たちを皆殺す“暴力”に終わる。 暴力によってしか生きられなくなった男たちの哀しき物語。 そこには正義も悪も無い。 ただ彼らがいかに笑い、いかに哀しみ、いかに戦い死んでいったか。それだけなのさ。 パイクたち、 パイクを裏切ったソーントン、 マパッチの軍隊、 そして押し寄せる時代の波・・・四つ巴の死闘。西部を駆けるアウトローたちが生きた最後の時代。 俺たちに明日はない。だが、今日がある。 そう願ってがむしゃらに引き金を引いて死んでいく・・・それは、最後の最後に血ではなく、満面の笑みで観客に別れの“挨拶”をする男たちの姿からもそう思えてしょうがないんだ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 11:00:50)(良:1票) 114.終盤の四人並んでの道行きは、まさに仁侠映画のそれと同じ情動でシビレはするんだけど、なんかそれまでの彼らとうまくつながって感じられない。列車強盗の際の、いい歳をしたオジサンたちがいたずらっ子っぽく楽しんでやってる感じが(ここはとてもいい)、突然悲壮のオトコになってしまう。オジサンたちの心の底で育っていた「自由な時代の終焉への哀しみ」が、ラストで爆発したと見るべきなんだろうか。あの変化こそが眼目なんだろうか。最初の強盗のあと、怪我した手下を楽にしてやったパイク、今回はエンジェルの仇を命を捨ててまで討つ。たしかにマパッチ将軍(『真珠』の監督エミリオ・フェルナンデス)は憎々しいが、それだけ発作的行動のような「短慮」感も漂ってしまう。ずっと跡を追ってきたR・ライアン、この旧友がどう絡むかと思っていると、いわば詠嘆役で、作品がまとまりはするが、これだけのためにずっと追ってきたのかと肩透かし感もある。西部劇の時代が車や機関銃が登場して来てもう終わりのころを、囚人が捕り手になったり死人のブーツを盗み合うような乱世として捉えている。陽気なメキシコ音楽を背景にしていることの効果。役者はみんないい。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-09 09:50:27)(良:1票) 113.《ネタバレ》 ほぼ全編に渡り漢!漢!漢!サム・ペキンパーの美学が堪能できるオス度100%のバイオレンス西部劇。しかし同時にそういう格好良い仁義を貫く男達の時代の終焉を表している映画とも思え寂しさも強く感じました。 超渋いストップモーションが繰り返されるオープニングからこの映画は始まりますが、そこで何度もカットインされるサソリが無数のアリに喰われているシーンは何かを象徴している様に見えます。それは恐らく主人公たちの最期でしょう。本作の世界は強い無敵のガンマンが活躍できる時代では無く、蟻ん子みたいな奴らに人海戦術で殺されてしまう残酷な世界なのです。足に古傷を負うパイクは何度も「俺も年だしそろそろ終わりにしないといけない、俺の時代はもう終わりだ」と言います。そしてエンジェルのフィアンセは金に目が眩んでクソたれ将軍に媚を売っている。終盤にパイクは自分が抱いた女に撃たれる。これらのエピソードは「最早男の美学が通用する時代じゃないんだ、世の中実益で動く世界なんだよ」と観客に突きつけている様に思えてなりません。 それでも最後に「俺たちは俺たちの筋を通すぜ!」とたった四人で大量の敵に立ち向かっていく。金のため、自分の命のためにワイルドバンチを仕留めようとしていたソーントンはパイクの銃を拾い上げ金を受け取らずに座り込む。もう観客に何が言いたいかは明確でしょう。 この映画の最後に熱くなれる人はまだ男の美学を信じている人なんだと思います。それが良いのか悪いのかは人それぞれでしょうが、私は仁義を通す彼らの姿に最高に熱くなりましたね。 それからつい終盤の大銃撃戦に目がいってしまうのですが、中盤の列車アクションも同様に出色の出来!ここまで面白い列車アクションを私は今まで観た事がありません。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-06-28 00:47:38)(良:1票) 112.《ネタバレ》 西部のならずものの男たちの死闘が延々と繰り広げられるだけなのだが、その爽快感、痛快感が半端ではない。彼らの生き方が次第に魅力的に見えてくるから不思議だ。飲む・打つ・買うの三拍子が揃った上に正義感にも欠ける、いわゆる古き良きカウボーイとは正反対のクソ野郎共(そもそもただの強盗)なのだが、こいつらのひり付くような生き方には嘘がない。エゴはあっても冷酷ではない。何だかんだ言いながら義理に厚い。タランティーノ監督もこういうのが好きで「レザボア・ドッグス」を撮ったんじゃないかな。 ペキンパー監督の容赦ない脚本・演出に痺れる。名シーンが多すぎるが、敢えて挙げるなら壮絶の一言に尽きるラストシーンだろうか。ラスト近くの"Why not?"はまさに名台詞だ。売春婦と支払いをめぐって揉めているゴッチ兄弟も笑える。マパッチ将軍で終わらないこいつらの覚悟も大好きだ。無駄なシーンがなく、観終わった時の満足感、充実感は何物にも替えがたい。今までの人生で観てきた映画の中でも五指に入る傑作。「戦争のはらわた」も良いが、いろんなキャラクターが活躍するこっちは更に好みだ。恋愛などの要素がなく、女性受けが悪いかもしれないが、是非もっと多くの人に見てもらいたい! 【枕流】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-11-21 17:52:01)(良:1票) 111.まさにガビガビに乾き切ったような映画。全編これ砂煙。始めの方で、馬に乗った一行が砂山を転げ落ちるシーン、別に意味無いシーンとは言わないまでも、単に砂煙上げるために「撮ってみたかった」だけじゃないの?と思えてくる。そんな殺伐とした雰囲気の中、登場人物の男たちはまるで最初から死に場所を求めているよう。いや別に自殺願望があるわけじゃないけど、全然前向きな態度でもナイ。端から見れば徒労のようにも見える危険を犯しながら、荒野を彷徨う。そして。 "Let's go." " Why not?" これだけで通じる。観る側にも通じるのである(敵地に赴く四人。シビレタ・・・)。まさに壮大なる犬死に、その犬死にの美学。砂煙、銃声、血しぶき。もう戦争映画にすら凌駕しそうな壮絶さ。ペキンパーっちゅうと悪く言えば(私にとってはむしろ褒め言葉ですが)「コケオドシ」、しかし、本作はその「コケオドシ」の究極の結晶体ともいうべき、一つの奇跡のような作品、でありましょう。 【鱗歌】さん 9点(2004-01-18 02:20:47)(良:1票) 110.他におっしゃってる人もいましたが、この映画は女性には不向きかも・・・・撃ち合いばかりで、出てくる男は汚い男ばかり(しかもおじさんだらけ)、でも面白い!!いや~憧れますね~仲間たちみんなで酒を回し飲みするシーンなんか本当にカッコイイ!!あれは男にしかできません!!ところで、エンジェルが死にかけてるのに、呼び込みのジジイに連れられて売春宿に入るなよ!!ちょっとカッコ悪いぞ!!あんなことしてる暇あったら、早くエンジェルを助けろよ!!溜まってたのか? 【こわだりのインテリア】さん 8点(2004-01-09 11:54:40)(笑:1票) 109.笑うだけでかっこいい。酒飲むだけでかっこいい。銃を撃たせりゃなおのこと。男の生き様そして死に様を見た!最高!! 【TAIQ】さん 10点(2003-11-27 01:09:07)(良:1票) 108.《ネタバレ》 全てが終わった後、デークがパイクのホルスタに収まったピースメイカー(西部劇の代名詞的拳銃)を見つけるシーンがこの映画の全てを物語っていると思う。「さらば拳銃、さらば熱き男たち」てな感じで。時代の遺物となったオッサンたちの、古臭くても泥臭くても誇り高い生き様!オッサンたちの豪快な笑いには、観ているこっちもつられて笑ってしまう。登場人物といっしょに笑えた映画は、コメディを除けばこれが始めてだ。 【神父】さん 10点(2003-08-19 12:32:48)(良:1票) 107.これが好きなのはどう考えても男ばっかり?・・・だろうなぁ。穴という穴から男性ホルモンが噴き出しまくる血みどろの桃源郷!それでいいのだ!!爽やかなエンターテインメントとともに、本作のようにいっさい媚びを売らない、むくつけきエンターテインメントも絶対存在しなければならないのであります!今後も!ありがとう!ペキンパー!! 【モートルの玉】さん 10点(2003-06-21 21:01:29)(良:1票) 106.私が見た映画の中で一番怖い映画です。銃撃戦、血。そんなものはまったく怖くないです。ただ、ダッチ(だったかな?)が、銃撃戦の前にアップになって「ヒャハ。」って狂ったような笑い方するじゃないですか。あの時の目がめちゃくちゃ怖いです。まさに狂気。あれぞ最後のアウトローの目です。怖いけど大好きです。 【ライセル】さん 7点(2003-05-02 18:10:29)(良:1票) 105.バンチの前にバンチなく、バンチの後にバンチはない。ホールデンの「レッツ・ゴー」は破滅に向かう男の背中の美が漂う。娼婦に金を払おうとしない、最後までセコイ、ウォーレン・ウォーツもいい味。1998年に公開された「オリジナル・ディレクターズ・カット」が決定版なのかな? 【カルル・マルクス】さん 10点(2002-12-28 19:54:04)(良:1票) 104.最高。銃撃戦のシーンはあまりにも綺麗過ぎて鳥肌が立ちました。芸術ってこーいうのだと思います。 【しゃぶ】さん 9点(2002-10-28 13:46:21)(良:1票) 103.レッツゴー5匹 【かおる】さん 10点(2001-09-25 20:20:35)(笑:1票) 102.ウィリアムホールデンの「レッツゴー」一生忘れない台詞です。 【f taka】さん 9点(2001-06-30 01:48:23)(良:1票) 101.《ネタバレ》 印象としては、うるさい、汚い。俯瞰的に見れば要するに悪ガキ達の秘密基地ごっこの殺人合戦。敵対し合う複数のチームが基本的に全部悪のサイドで、そういう設定は別にいいのだが、酒、女、金、悪事、馬鹿騒ぎ、酒池肉林、そしてやたらと出て来るガハハ笑い。うるさいんです。無意味なんです。人生讃歌とワイルドな男達を描いているんだろうと期待しつつ見たが、人がバタバタ死んでいくシーンにばかり重きを置いていて、結局そのためのストーリーだった。ストーリーや個々の人物の深みに食いつきながら楽しもうとした自分がばかだった。 まとめ: 男の子の夢 【ほとはら】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-06-21 20:45:10)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS