みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 ベトナム戦争だったりアフガン戦争だったり、帰還兵を描いてる映画は多いけど共通してるのは世間から冷たい目で見られること。この映画もベトナム帰りに若者達がヒッピーとかではないけど後先考えずに好き勝手に行動を起こしてあじゃじゃあじゃじゃしていく映画でしたがアメリカ社会からの疎外感の表現がとてもよかった。夢を叶えたいだけなのに大分自由気ままなのであー、そうなるよねーやっぱりーという感じは否めないしロードムービー的に言えば予想通りな展開でしたけどいきなりの急展開っぷりはイヤイヤイヤまじか笑。全然ボーイっぽくないおっさん4人衆でしたけど、ジョー・ドン・ベイカーがはまり役でしたねー。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-04-05 19:53:59) 2.《ネタバレ》 1978年の「帰郷」「ディア・ハンター」あたりがそのはしりかと思っていたのですが、 まだベトナム戦争が終結していない1972年の段階でベトナム帰還兵を取り上げた、こんな映画が既にあったとは・・・。 同時に除隊しアメリカに帰ってきた4人の戦友がカリフォルニアに行って農場を共同で経営しようと旅に出るロードムービー。 その出だしにはそんな希望もあり、カリフォルニアへ行くために中古車を値切って手に入れるくだりにはほのぼのした空気もある。 しかし途中で立ち寄った町では、朝鮮戦争従軍経験者たちからベトナム帰りであることは馬鹿にされるような描写もあったり、 その旅を通して少しずつアメリカ社会との間に溝を感じ始めていく。そして何とも悲しい結末が。 製作年度を考えると、本作もニューシネマにカテゴライズされる作品であると思いますが、 ベトナム戦争終結後に数多く出現することになるベトナム戦争の戦後を描いた作品の源流に位置する作品と言えるでしょう。 特に動員された州兵と市街戦のようになってしまう終盤の展開には「ランボー」を思い出さずにいられませんでした。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-02 23:12:54) 1.《ネタバレ》 冒頭、4人の若者が除隊するところから始まるんですけど、みんな何も考えてなさそうで、言動ははらはらさせるほど危なっかしくて、もうこれはまともには帰還生活はできないという雰囲気が立ちこめまくっているのです。はたして、あれこれトラブルをまき散らしながら道行きが進行し、リーダー格の家に無事戻れたと思いきや、何か居心地が悪くてすぐ飛び出してしまう。結果、最後は悲劇が待ち受けているんですが、この行程ならば、うまくいくはずのことがうまくいかないという「追いつめられ感」をもっと出してほしかったと思います。ただし、この時期には「ベトナム帰り」を正面からテーマにした映画というのはほとんどなかったはずで(もしかしたら初めて?)、その先鋭性と予見性については心から讃えたい。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-16 02:26:58)
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