みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.《ネタバレ》 へぇ~あのウィリアム・H・メイシーがこんな映画をつくるんですねぇ。 話しの流れ、持って行き方が演出も含め絶妙だと思います、セリフも人物もないたったひとつのシーンでそれまで観ていたこっちの感情からなにからひっくり返されるわけです。いや、参りました。 曲もいいんです、ビリー・クラダップって「あの頃ペニー・レインと」でもロックミュージシャンやってますよね、クエンティン役の俳優さん、イイ感じだなと思って検索してみたら既に事故で亡くなっていました。 父親サムもクエンティンたちのバンドもいい感じでラストを迎えたんですが、サムのこれからを想像すると胸が痛くてね。 重苦しさはないけど、厳しさを感じるいい映画だと思います。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-08-09 14:19:06) 9.《ネタバレ》 レビュワーの皆さん、ネタバレ投稿でも、途中からの展開の内容については触れませんね。ですから自分も、マナー上触れないことにします。歌を通して、亡くなった息子の気持ちを探るように歌うお父さんの気持ち、自分も考えさせられました。生きているうちに親に孝行せねば! 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-21 00:00:10) 8.《ネタバレ》 息子と親父のお話になると、どーしても感情移入度が高くなってしまいます。僕にも息子がいるから。一人の青年と親父の出会いからは、なんかボロボロ泣けて、歌もいいから。でも後半、その涙が違う色に変わっていく自分がいました。最後の方もボロボロ泣けるんだけど、最初のそれよりも複雑な感情の涙。最初よりももっと深く重い涙。ちなみに、歌はどれもすごくいいです。 【なにわ君】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-10-04 00:59:19) 7.《ネタバレ》 息子が亡くなることで人生を捨てるような生活を送ることにちょっと違和感があったが、途中でその真実が分かる。 映画の中で使われる曲はどれも良い。それでも、音楽で盛り上がって再生していく人々の物語を描いているとはいい難い。父親の息子に対する想いの変化による再生だ。地味だがいい作品。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-10 17:55:27) 6.《ネタバレ》 びっくりした。どうなんだろうかとみてたけど、まさかそうきたかの展開。かなり重い内容ながらお話しの持っていきかたがとっても上手。なかなかやりますねメイシーさん、初監督作とは思えません。やっぱりちょっと気になったのは、あんな優しそうな子がそんなことするのか?ってこと。現実味がなく信じられないことだけど、それは日本が平和な国だからなのかなぁ、とか考えたり。いろいろと思うことのある内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-08 05:19:59) 5.いい映画だった。 はじまりのうたも良かったけど、こっちもいい。 サントラが欲しくなった。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-05-07 22:08:48) 4.序盤..父親が、なぜ、あんなに落ちぶれ果てるのか? と、少し疑問を抱きつつ、鑑賞..終盤、その理由が明らかに..「なるほど..」と納得させられる理由が..息子に対する父親の想い、それが痛いほど、ひしひしと伝わってくる演出は、秀逸..何とも、やるせない、重く苦しい内容..予想していた物語とは全く違っていたが..ある意味予想に反して、堪能することが出来た..とてもシリアスで、真面目に創られた、良作... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-01-20 20:20:29) 3.《ネタバレ》 死んでしまった息子が遺した歌を唄う父親。失ってしまったものがあまりに大きいと、人はそれを元から無かったものだと思いたいものかもしれないなぁ…なんて思いながら、考える余地を持たぬように仕事に没頭しようとする父親の姿を観ていました。この父親が失ったものの大きさを想像しながら、でも、ある若者の登場から最初のハモりで泣けました。いい歌を作っていた息子はもうこの世にいない…なぜ、こんなことに…と思っていたら、息子の墓が映されてドーンと見え方が変わってしまう衝撃の展開! この映画のうまさはここにあります。最初に観ていた家族喪失の物語が、単なるSorrowではなく、実は父親が背負い続けているSorryでもあるということが、単に衝撃的なだけじゃなく、父親の背負っている苦しみ重荷が二重に理解できるうまい作り方になってます。息子の書きかけだった歌に歌詞を書き足し始める父。その直後の仕事場のシーンは淡々としているけれど、実は父親がはじめて亡き息子に徹夜で向き合ったことが示されています。夜通し息子宛てに紡いだその歌が最後に流れますが、前半息子の書いた歌詞がガツンと印象的「僕の言うことは全部ウソ」。息子はそのあと「いっそ酒でも飲もうか 歌うのをやめて」と歌った痕跡が残っているのだけど、父はそこはそのままにしなかった。歌う前に聴衆に向けて秘密を打ち明けた父が歌う「正直というものは僕らを変えてしまう」。なんともたまらない。聞こえのいいウソと沈黙で覆われた世界のベールが剥がれていく多感な時期、前向き志向の歌を書くことで息子は自分自身と闘っていたのかもしれない。でも、それらの言葉は「全部ウソ」というわけ(訳としてはそうなってるけど、もしかするとキマグレンみたいに「世の中嘘だらけ」って言ってるかもしれない)。救いが見えなくなって、おかしな方向に。暗闇に迷い込んでしまった息子に向けて父の歌詞が継がれる「君と一緒に歌えたらいいのにな」。オヤジ抜きで再スタートを切ったバンドを映しながら。この父親、冒頭ワーカーホリックみたいだったけど、おそらく事件なければ息子と歌うことなんてなかった人なのかもしれません。空気みたいに当たり前になってるありがたいことは、失ってみないと気づかないものかもしれませんが、そうならないようにしなきゃと思いました。原題の『RUDDERLESS』は新人発掘のオーディションのイベント名でもあるんだけど、「舵取りのない」「指導者不在」みたいな意味。このタイトルの意味を知って観ると、また一層深みを感じます。あの若者が前進を始めたラストが光ってきます。久々に何度も見てしまう映画でした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-10-17 04:19:03) 2.《ネタバレ》 息子を亡くしてなかなか立ち直れなかった父が、息子の遺した歌を通して人と触れあい、人間性を取り戻してゆく、そんな感動的なお話しだと思っていたら。 途中でこれ見よがしではなく、さりげなく入ってくる1カットで、それまでの思い込みが根底からひっくり返されます。それまでに心の中にイメージした、死んだ息子や遺された父母のそこに至る経緯、背景、心境に大幅な修正が必要になる、頭の中にそれまで刻んだこの映画の姿を1から書き換えてゆかなければならなくなる、上下動の激しいジェットコースター人間ドラマ。 その構造はその事実に触れた登場人物達の心境にもシンクロします。 人生を狂わされるとはどういうものなのか、そして自分の人生を生きるとはどういうものなのか。他者の影響と自我と。 真実に翻弄される登場人物同様、見ている側も人の生について向き合う事になる、そんな仕掛けを持った作品。 ウィリアム・H・メイシーはこの素材を時にユーモラスに、時にシリアスに、でも決して大仰に盛り上げるような事はせずに誠実に描いていて、ゆえに後半からラストはじわじわと切なく染みてきます。 感動しました、であっさりと終わらせる事のできない、後に様々な思いを残す、一筋縄ではいかない映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-06 22:56:57) 1.《ネタバレ》 個性派俳優の印象が強いウィリアム.H.メイシーの初監督作品ですね。その面白い顔と、彼が演じてきた情けない役柄の数々からは想像もつかない、力強い映画でした。そして何より驚くべき展開、息子がこっち側ではなく、まさかあっち側だったとは・・。物語は何から何まで歌の力によって進む。突然息子を失ったサムと父親の愛情が足りなかったクエンティン。歌は、お互いを必要とするこの二人の出会いの架け橋になり、二人が心を通わせていく助力になり、二人を引き裂く地雷になり、そして最後にはサムの勇気ある告白を力強く後押しする。何だか、伝えたい想いや言葉を全て"歌の力"に頼っている感じです。で、監督本人はと言えばBARのマスターとしてひっそりと進境を見守るような役。私は確信したが、ウィリアム.H.メイシー監督は絶対にシャイな方だと思うのだ。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-06 00:35:53)
【点数情報】
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