みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
20.レッドフォード演じる主人公、(歌詞を信じれば)「抱えてきた悲しみをすべて忘れるために」山へと入って行く。山でいきなり出会ったのは炭素冷凍されたハン・ソロ船長。違うっての。その後も次々に奇妙な人とめぐり合う彼。そして奇妙な共同生活。やがて山での生活は残酷な一面をのぞかせる・・・。厳しい自然の中に自由はあるのか。結局そこに待ち受けているのも、厳しい「運命」ではないのか。しかし男は運命と戦い続ける。その寂寥に閉ざされた姿はあまりにも孤独だ。しかし我々は、その姿に静かなる憧れを抱かずにはいられないのである。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-25 22:13:11)(笑:1票) 19.物語の進行を助ける、詩情溢れる語り風の歌がよいと思う。インディアンの掟を蹂躙した責任を負い、延々と命を狙われ続けるのではあるが、それでも山で生きていこうと必死に歯を食いしばり、戦い続けるジェレマイアをレッドフォードが素晴らしい演技で表現していたと思う。最後に、彼に敬意を表し、容赦するインディアンも良かった。他民族の風習の冒涜には、あれほどの贖罪が必要なのであり、それがあってこその真の和解なのだろうと思う。これを見ながら、暴力の悪循環が起きている世界のことが頭をよぎった。 【解放軍2003】さん 9点(2003-11-25 18:45:47)(良:1票) 18. 自然との共生を求めた山男の物語。アメリカン・ニューシネマと旧来のインディアン悪役視の西部劇の間に立つような作品だが、先住民への共感も交えつつ白人側の視点はやむなしか。牧師の不遜な態度が、アメリカ開拓史における先住民と開拓者との遭遇・軋轢の一端を垣間見る思いだ。 大自然の中で生きるJ・ジョンソンの生き方を通じて、人生の意味や家族のあり方、他人との関係性を考えさせられる。 かつてある町に「春は山菜採り、夏は魚の養殖、秋はキノコ採り、冬は狩猟」で生計を立てている人がいた。厳しい大自然に身を投じて生きるJ・ジョンソンとその人が重なって見えた。獲物の肉をよくもらったなあ………熊、ウサギ、タヌキ、キジetc. 劇中で語られているが、ウサギの肉はホント、美味いんだよね。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-09-04 11:51:38) 17.《ネタバレ》 ショーン・ペンは、「イントゥ・ザ・ワイルド」を撮るときには、大分この作品を参考にしたのかなあ、とか楽しい想像もよぎる作品。導入部の静謐さがもたらす迫力はなかなかなのだが、話が進むほど、クロウ族との戦いに特化するような感じになって、主人公のスタートの立ち位置はどこに行ったの?と思ってしまう。最後の方で、主人公を何か伝説の存在っぽく持って行こうとしているのも、やや違和感。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-06 23:57:31) 16.どんな映画なんだろうと思ったが、実は全編山の中。 風景がキレイということではなく、自然の中で生きることに主眼が置かれている。これは好き嫌いが分かれる作品かもしれない。 ちょっと哀しい物語でもあるが、感情移入は難しい。自分には素晴らしさはあまり良く分からない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-08-02 22:40:55) 15.大自然の景色はよかった。人間社会の煩わしさから逃れて自然の中に新しい人生を求める主人公の生き方は分からなくもないが、その価値観がある程度共有されていないとなかなかこの作品の良さが伝わってこない。実在の人物がベースになっているのにリアリティーが感じられないのはその所為か。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-30 21:09:26) 14.うーん渋い。渋すぎる。良曲と山の大自然を背景にした情緒溢れる物語・・・なのですが、情緒溢れすぎて私には今一つピンと来ず。深いテーマがどうこうじゃなく、ストレートに山で生きた男を描いた作品、と見れば良いのだろうか。とりあえず、最初から最後まで山の中というのは予想外だった。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-02-04 23:41:55) 13.《ネタバレ》 期待してみたがイマイチ。ストーリーが中途半端。山に生きるどうのこうのみたいなのなら(あまり面白くもないが)、それをきちんと描くべきだし、復讐の心理ならきちんとそこを描くべき。聖地汚して復讐されて、どういう悔悛ないし憤怒があったかもよく描かれないまま「ただいたから殺した」かのような復讐劇。完全にダラダラ。まあ現実はこんなものかもしれないが、それならもっとリアリティある普通の都市での設定にしてほしいし、わざわざ偉人的扱いをしておきながらこれはないでしょ。 【θ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-10 23:44:48) 12.レッドフォードが若い!観てて「イントゥ・ザ・ワイルド」を思い出した。あれが911の後に出来た、今のアメリカを映し出しているのなら、この映画はいわゆるベトナム戦争の頃のニューシネマの一つだ。「大草原の小さな家」ってドラマがあったけど、(観てないけど)この映画の最後のほうに出てくる頼りないおっちゃんとその一家なんか実際はこんな感じだろうなと思って観た。しかし、この頃のシドニーポラックって良い仕事してるよねぇ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-01 01:41:49) 11.メッセージは伝わってくるのだが、少々退屈してしまった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-10 23:15:34) 10.かなしい映画。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-12 22:17:17) 9.良いねえ。男のロマンたっぷりの映画ですな。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-18 18:04:43) 8.レッドフォードが小さい銃を使っていた時についつい明日に向って撃て!のサンダンス・キッドを思い出してしまいました。話は淡々としていましたが良かったです。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-04-15 20:36:07) 7.《ネタバレ》 全編を通じて静謐な映画でした。町を離れ山で生きるのは自分で選んだ行き方、それとは逆に流れのままに狂った女性の子供を引き取り、インディアンの妻をめとり、木を切り、家を造り、狩りをしてくらす。70年代初頭のベトナム疲れのアメリカが強く自然回帰を願っていた時代を思い出します。やはり流されるままに促されインディアンの聖域を汚して、復讐に妻と子供を殺され、それから復讐の復讐が静かに続いていきます。最後は許すことで終わるのですが、なんとなく宗教的な感じのする映画でした。美しい自然の風景、銃を抱えたまま凍っている男、土の中に埋められて頭だけだしている男など印象的な映像も多かったです。当時、良い音楽がたくさんあったので音楽がもう少し良ければと思いました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-28 04:30:42) 6.明日に向って撃ての3年後で、スティングの1年前で、ロバート・レッドフォードが今まさにハリウッドを代表する俳優になる寸前の作品。映画としては、やけにテンポが遅かったり、ストーリーが投げっぱなしだったり、編集が独得だったりと、観ていてしんどくなる部分もあるが、ロバート・レッドフォードという35歳の役者から溢れ出るエネルギーを堪能した。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 21:42:12) 5.逆回しのように登場する人々、そして雪の舞うなか・・・ちょっとこれは沁みてしまいました。尊厳という言葉が適当かしら・・・素晴らしかった。 【ジマイマ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2004-12-31 18:13:46) 4.ロバートレッドフォードはこの作品が一番自分に近いと言っていたそうです。静かでストイックな男の姿は、今の私には強すぎて逞しすぎて眩しすぎる人間像でした。でも人間は最終的にはジョンソンの様に、暇つぶしをするように淡々と孤独と闘って生きていかなければならないと思っている私にとって、もっと年をとって一人ぼっちになったとき、きっと傍に置いておきたい作品であり、さらに評価も上がるのだと思います。現代的な優男から無骨な山男までこなすレッドフォードの個性が見事。 【ちか】さん 7点(2004-06-21 07:19:24) 3.やっぱりレッドフォードは最高です。山男を演じてもサマになる。言葉が解からなくても愛は芽生えるものなんだろうなぁと観ていて思った。私はあんな目に遭うくらいなら里で暮らします。 【べんちゃんず】さん 9点(2003-11-01 17:15:31) 2. 世俗を離れ、孤高に生きる主人公ジェレマイア・ジョンソンをヒゲもじゃで演じるロバート・レッドフォードの静かな演技が心に染みる佳作。アンドリュー・キャラハンによる雄大なロッキーの景観が素晴らしく、シドニー・ポラック監督の意図的に派手さを避けた詩情溢れる演出も見事。ジョン・ミリアスが共同脚本に名を連ね、実にイイ仕事をしている。 【へちょちょ】さん 8点(2003-02-01 01:58:57) 1.孤高の雪原に生きる一人の若者の苦悩と苦闘。最初は希望に満ちた表情で悠然とした大自然に挑んでいくも、自然界は厳しい。それにアメリカの少数民族となっているインディアンと白人男性との関わりを見事に描いている。監督は「ひとりぼっちの青春」のシドニー・ポラックで、当時のアメリカン・ニューシネマの影響を強く受けた作風となっている。昨今、強く環境問題に関する喚起が行われるも、なかなか浸透していかない。正に人類に課せられた重要な命題であると言える。そんな中で求められるのは、根本的な省エネ生活や、自然環境に優しいエコロジーな生活。でも現代人にはなかなかできない。漫然とただ現状を維持しようとするから。別にそれでも構わない、ただ人間の本能的なサバイバル精神をここまで体現したR・レッドフォードの熱演をここでは称えよう。 【チャーリー】さん 9点(2001-10-17 23:55:03)
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