みんなのシネマレビュー

ジョーカー

Joker
2019年【米】 上映時間:118分
ドラマサスペンスSFファンタジーシリーズもの犯罪もの漫画の映画化バイオレンス
[ジョーカー]
新規登録(2019-08-03)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-11-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-10-04)
公開終了日(2020-01-29)


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監督トッド・フィリップス
キャストホアキン・フェニックス(男優)アーサー・フレック/ジョーカー
ロバート・デ・ニーロ(男優)マーレー・フラクリン
ザジー・ビーツ(女優)ソフィ・デュモンド
フランセス・コンロイ(男優)ペニー・フレック
ブレット・カレン(男優)トーマス・ウェイン
ダグラス・ホッジ(男優)アルフレッド・ペニーワース
シェー・ウィガム(男優)
平田広明アーサー・フレック/ジョーカー(日本語吹き替え版)
野島昭生マーレー・フラクリン(日本語吹き替え版)
滝沢ロコペニー・フレック(日本語吹き替え版)
菅生隆之トーマス・ウェイン(日本語吹き替え版)
志村知幸ホイト(日本語吹き替え版)
田中美央アルフレッド・ペニーワース(日本語吹き替え版)
出演チャールズ・チャップリン工員(劇中映画「モダン・タイムス」より)
原作ボブ・ケイン(キャラクター創造)
脚本トッド・フィリップス
音楽ヒドゥル・グドナドッティル
挿入曲クリーム"White Room"
フランク・シナトラ"That's Life"
製作トッド・フィリップス
ブラッドリー・クーパー
配給ワーナー・ブラザース
字幕翻訳アンゼたかし
あらすじ
バットマン最大の敵として名を馳せるジョーカー。道化師メイクの恐るべき極悪人は人生のどこで歯車を狂わせたのか。努力しながら社会に適合して来た彼の人生を幼少期からたどり、内に秘めた狂気が爆発していく様を描くオリジナルストーリー。ホアキン・フェニックスがジョーカーを熱演する。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2021-09-08)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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117.《ネタバレ》 これでもかと不幸に見舞われて、仕事も夢も唯一の肉親の愛すら、何もかも失くしていくんだけど、なぜか、本当になぜか感情移入できない。そんなに可哀想にも思えない。
演技や映像はよく、飽きることもなく、もちろんつまらなくもないけれど、この作品がどうも刺さらないのは、もともとアーサーが善人でもなければ、愛せるような人間像でもないし、結局自分のことしか考えてない、自分のことすらまともに考えてないからかもしれない。社会に虐げられて大量殺人を犯す犯罪者に共感できるほどの体験をさせてくれるのかと思ってたけど、そうはならなかった。 ブラック武藤さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-02-22 00:09:02)(良:4票)

116.《ネタバレ》 見終わった後、しばらく呆然と立ち上がれなかった。社会のどん底で苦しむ男アーサーが、どんどん追い詰められて狂気に達する話・・として見れば、実は映画としてはよくあるモチーフだと思う。それでも、この映画で描かれる悲劇は、貧しさや病気を抱える困難だけではない。むしろ、一度は自分も「何者か」なのかもしれないと期待したところから突き落とされるアイデンティティの危機が、危険な一線を超えるきっかけになっているところが、現代のジョーカー像に説得力を与えている(だから彼が「墜ちる」境界線を超える行為は、病院でのあの行動になるのだろう)。それも、アーサーの内面にまで入り込むくらい近接するカメラワークと、肉体全体で狂気への道のりを表現したホアキン・フェニックスのどうかしている演技あってのこと。どうやったって比較されてしまうのは『ダークナイト』のジョーカー像だろうけれど、ホアキン・フェニックスの濃密な内面をさらすジョーカーへのアプローチは、ヒース・レジャーの恐ろしく空虚なジョーカー像とは対照的で、全く異なったジョーカーを描くことに成功した。個人的には、ラストのゴッサム・シティの「暴動」の表現には、ある種の嫌悪感すら抱いたけれど、それも監督の狙いなんだと思います。それにしても、ファレリー兄弟といい、アダム・マッケイといい、おバカコメディ映画を撮ってきた監督のシリアス路線の切れ味はすさまじい。きっと「コメディ」のなかに、映画の何たるか、というのが詰まっているのでしょう。 ころりさんさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2019-10-05 22:47:27)(良:3票)

115.《ネタバレ》  とんでもない親から生まれて、世間からひどい仕打ちを受けても、ちゃんと成長している人はいくらでもいるはず。
そこらの犯罪者じゃなく、稀代の大悪人誕生の原因を生まれ、育ちのせいで片づけてしまう発想がそもそも陳腐で救いがない。誰でもジョーカーになる可能性がある―と言いたいのだろうが、あんな怪物になる人間はいない。

 もう一つ不満なのが、ジョーカーが能動的には何もしていないこと。地下鉄の殺人は身を守るためだったし(過剰防衛だけど)、母親を殺したのはうそを消し去って、自分の尊厳を守ろうとしたのだし(過剰防衛だけど)、元同僚を殺したのは責任を押し付けて自分を守ろう(以下略)、デニーロを殺したのは笑いものにされそうになった自分を守(以下略)。最後も暴徒に助けられて、踊っているだけ。
悪に変身するきっかけも、母親のカルテというのはあまりにも弱い。母親が変なのは、自分も気がついていただろ。

 パーティー・クラウンが大量発生したのはよかった。いっそ、元祖ジョーカーは暴動に巻き込まれて死に、そこに現れたマスクを被った真ジョーカーが遺志をついで、バットマン父、会社のボス、病院の職員、黒人母娘を殺し回るほうがよかった。
そしてラストは燃え上がるゴッサムシティをバックに真ジョーカーがマスクを脱ぐと、下からメークした顔が出てくる。病気ではなく心の底からの笑いとともに―というのは、どうでしょうか。

 最後に、くれぐれも誤解のないように言っておきたいのは映画はよくできていて、面白いということ。ホアキン・フェニックスも素晴らしかった。ただ、知力も体力も足りない今作のジョーカーが、ダークナイトのジョーカーになるのは納得いかない。それではヒース・レジャーが浮かばれない。 漣大五郎さん [映画館(字幕)] 6点(2019-11-18 11:41:18)(良:2票)

114.バットマンを一作も観ていないことを先ず断りたい。
とにかく、ホアキン・フェニックスの演技が素晴らしい。
気味の悪いダンス、絶望の表情、その全てが鬼気迫るものがあって、1分たりとも退屈を感じなかった。
悪のカリスマとしては、その誕生の理由がステレオタイプの感じを拭いきれないが、だからこそ人々の共感を呼ぶのだろう。
先が読めても、ホアキンの演技はその上を超えていくもので、ただただ圧倒された。
ちくしょう、今まで避けてきたバットマンなのに、俄然観たくなってしまったじゃないか。 roadster316さん [映画館(字幕)] 8点(2019-11-11 01:39:00)(良:1票) (笑:1票)

113.《ネタバレ》 観終えた後にどうにも違和感。電車の中のサラリーマンやTV司会者は殺されるほど悪いことをしたのか?貧困なら何をしても良いのか?ジョーカーの映画だからと気にしなければよいのだろうが、ここまでアメコミ路線を排したリアルな表現で、ゴッサム感もほぼ無く舞台は完全にアメリカでは、そんなことが引っかかって仕方ない。私には殺人・暴力を賛美する内容としか受け取れなかった。質の高い映画ではあるし、ホアキンの演技は素晴らしかったが、刺激的であれば何を創っても良いという風潮には賛同しかねる。 ふじもさん [映画館(字幕)] 5点(2019-11-04 07:24:34)(良:2票)

112.《ネタバレ》 映画としての完成度は大変に高い。それだけ評価するなら8点以上はあるでしょう。
すでに大きな賞を受賞しているようですが、今後ももっと勲章が増えることでしょう。

でも、この映画は、私の価値観とは全くの対極に位置する。

どうしても想像してしまう、過去のいくつかの通り魔事件や、
つい先日の京都の事件を思うとき、
よくこの映画が日本で上映禁止にならなかったものだと思う。 Northwoodさん [映画館(字幕)] 0点(2019-10-08 00:41:30)(良:2票)

111.主人公ジョーカーに憧れて地下鉄で事件を起こした男がいたってことでバットマンと関係なく鑑賞。ジョーカーの演技と映像のみで見入ってしまいましたが「世を拗ねた男の末路」ってだけでストーリー的には何も惹かれるものはありませんでした。数々の受賞をしているようですが、そんなに良い映画とは思えません。 毒林檎さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-11-09 21:35:58)(良:1票)

110.《ネタバレ》  社会が病んでいてちょっと変わった不孝者が罪人になってしまうというのは、今の現実を表しているようで空恐ろしい。アメリカでもそうなのかどうか不明だが、弱い存在に対して卑怯なほどに強く断罪する社会、そのくせ豊かな強者に対しては不満を募らせるが為す術がない。バッシング社会と言われて久しい日本の(ネット)社会を重ねずにいられない。
 それにしてもヒーローの悪役にここまでのものを見せられると、素直にバットマンが見れなくなるのが困るなあ。それと終盤にとりあえず描かなきゃと言わんばかりの、ウエイン一家の襲撃はシスの復讐のスカイウォーカー兄妹の誕生シーンのように取って付けた感が否めない。 Tolbieさん [DVD(字幕)] 8点(2020-02-09 17:15:31)(良:1票)

109.《ネタバレ》 実はバットマンと義兄弟かと思わせたとこが憎い!

治安が悪化している状況下で、なんの検査もなく銃をテレビ局に持ち込めるんかよ!(笑)

最後まで飽きさせることなく引っ張り続けた演出には感服した。

あの小さい道化師が後にペンギンにでもなるのかな?いや名前違うからそれはないか!

てか結局なに?彼の妄想の話だったってオチなのか?そこが分からなかった。

音楽が終始不気味で、良い感じに映画の雰囲気作りに貢献していたと思う。 Dream kerokeroさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-02-02 17:35:54)(笑:1票)

108.《ネタバレ》 悪と狂気のカリスマ、ジョーカー。この稀代のアンチ・ヒーロー誕生の物語をダークかつ濃厚に描いた、ある意味昨年一番の話題作。ここまで反社会的な内容でありながら、あれだけ話題になるだけあって、確かにこの全体的な完成度の高さはピカイチでした。脚本、映像、構成とどれをとっても素晴らしい出来なのですが、やはりなんと言ってもジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの鬼気迫る役作りには圧倒されました。「こ、こいつ、本当に狂ってる!」としか思えない聞きしに勝る迫力で、その存在感は往年のヒース・レジャーにも匹敵するほど。彼の存在無くしてはこの作品はあり得なかったかも知れないですね。肝心の内容の方も、善悪の彼岸を扱った非常に哲学的かつ深淵な物語でこれまた他に類を見ない唯一無二のもの。果たして、人間の本質とは悪なのか――。ロシアの文豪ドストエフスキーのいくつかの小説にも通ずるこの深甚なるテーマは、単なるエンタメ映画の枠を超えた普遍性さえ有していたと思います。世界から疎外され、多くの人々を妬み、ただ身近な人に愛されたかっただけなのに逆に傷つけられ、そして絶望のあまり社会の道徳や倫理を超越しようともがく一人の男。彼の狂気性や異常さを充分に理解していながら、それでもいつの間にか彼のことを応援してしまっている自分が居ました。最後のテレビ番組のシーンなんか、「やれ!早く、やっちまえ!ジョーカー!」と心の奥底で念じていた自分に思わずハッとしてしまった。世に現れたばかりのヒットラーを誰もが最初支持していたことを思うと、やはり人は狂気に惹き付けられる弱い生き物なのだと改めて自戒とともに思わされました。社会の常識と呼ばれるものを嘲笑うかのように、自らが生み出した“正装”で階段を降りてくるジョーカーの洗練された美しさがいつまでも頭から離れそうにありません。自分の中にも脈々と受け継がれているだろう「悪」と対峙する覚悟があるなら、この狂気の物語、多くの方に是非じっくりと味わってもらいたい。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 9点(2020-02-01 23:01:06)(良:1票)

107.グダグダじゃねーか。 アンギラスさん [映画館(字幕)] 4点(2020-01-29 06:24:11)(良:1票)

106.ホアキンフェニックスさんのなりきりぶりに感心。
アップの画面がずーと続く。
こちらはいたたまれなくなる。
ダークなオーラをまき散らす。
痛い、痛い、心がきしむ。

良く出来ているなと思うけど、なんか私には合わない。
これはバットマンのスピンオフ作品らしい。
単独作品であれば、ふに落ちる。
私の中ではジョーカーはヒースレジャーさんだなと感じた。

そして、この作品を気に入った方の気持ちも分かる。
好き嫌いがはっきり出るだろう。
感じ方が人それぞれ違うのが、映画の楽しみだと思う。 たんぽぽさん [映画館(字幕)] 7点(2019-11-21 21:21:03)(良:1票)

105.《ネタバレ》 アーサーは、自分の病気を抱え、母を愛し、
貧困の中でも、周りをハッピーにすることを夢見る青年。

善い人間であろうと努め、
周囲の軽蔑や冷笑や横暴をこらえながら、
社会に受け入れられる人間であろうと必死に努める。

たかが、といえば、たかがPR看板を面白半分に盗んだガキを
取り返すために必死で走るほどに。


敬愛するマレーにステージに呼ばれ、その善行を称賛された時、
やっと自分の今までを理解してもらえたことに感涙する。
 (これが現実だったのか、アーサーが望んだ妄想なのかは、
  ソフィーとのことを思えば懐疑的だが)



ところが、だ。
アーサーの努力をあざ笑うかのごとき証券マンたちを、
その時はあくまでも自己防衛として射殺する、最初の二人までは。

三人目は衝動的とはいえ、確実な殺意を持って弾切れまで撃ち込んだ。
そして恍惚の境地を知る。

それは人を殺したことでも、横暴な富裕層に仕返しをしたことでもない。

それまで、善い人間たるべく自分を縛っていた鎖がなくなり、
自分の感情と欲望のままに振舞うことが許される「自由」というものへの陶酔。

自分に向けられてきた相手の「自由」を理解した衝撃。

これまで、病気であるがゆえに周りに合わせて生きなければならないと、
切迫した苦しみに生きてきたアーサーにはなかった甘美な感情。



さらに自分が起こした行動が報道という形で明確になり、
賛否ともども、自分が「存在する」ということを世間が知る高揚感。
 
 
それでも続く、多くの裏切りや欺瞞の中、
善き人間であろうとしたアーサーの拠り所は、ことごとく奪われる。
いや、奪われるのではなく、無意味なものと気付く。
 
そして、かつて善き人間であろうとしたアーサーを
ステージにあげてまで称賛したマレーに、
同じステージの上で嘲笑の対象にされることで、一つの結論に至る。 


俺は「俺の自由」を謳歌する。
お前たちが、お前たちの望むハッピーを楽しむように俺も。


マレーを打ち殺して、暴動が大きくなる街を走るパトカーの車窓から見ている暴徒たち。
アーサーには「みんな、楽しそうにやってるね。ハッピーそうだ」と見ているようだった。

そして警官が言う。お前のせいだ、と。

これが俺のせいだって?みんなが楽しんでのが?。
じゃあ、俺はみんなをハッピーに出来たってことなんだな。やっと。
満足そうに暴動を見つめる。



アーサーの笑い声は、最初は懊悩に苦しみ、みじめな自分に向けた笑い声。
それが、自分が信じていた善行への嘲笑に代わって、
最後には「俺の自由」を謳歌する喜悦の声に代わっていった気がします。


アーサーの「自由」は、実社会で決して許されるものではないですが、
人間が持つ「心の多様性」と、
そして、もうひとつ付け加えたいのは、
暴徒にも上流階級にも描かれた「多数の意志」というものの恐ろしさ。

自分が正しいと思うなら何をしても許されるという「ヴィジランテ」という発想。


アーサーがジョーカーに変貌する過程を見せられながら、
「個人」と「多数」というものの、見えざる戦いを見せつけられたような映画でした。


映画としては10なんですが、実社会に生きてるものとして、
いや、でも、これを理解してしまってはという葛藤もあるし、
現実のソフィーに起きたかもしれないことを想像すると不安で仕方ないので9にします。



((追記))

公開前の予告を見直して思いました。


予告編のコピー。

 「本物の悪を見る覚悟があるか」

違うと思います。


 「本物の悪を 生んだ理由を 見る覚悟があるか」 

です。
ひとりひとりの無関心が、自己利益が、傲慢が、
その欠片にでも、自分が関わらなかったと誰が言えますか?




<<さらに追記>>

友人の、

 「結局、これ全部、カウンセラーに話したジョーカーのデタラメを
  映像にしてるだけなんじゃないの?
  アーサーなんかいなくて、実在してる最後のジョーカーだけで」

という意見に、ゲッと息を呑んで、
なんだか全部、腑に落ちた気分になりました。 こっちゃんさん [映画館(字幕)] 9点(2019-11-09 22:51:24)(良:1票)

104.《ネタバレ》 面白かった!今明かされる現代人用のジョーカー誕生秘話・・そうかなるほど元々は芸人を目指すほど心の優しい青年だったのだな、そして母子家庭で育つもその母親は心を病み、継父には虐待されていた。それもヒーターに紐でくくりつけられるという酷い虐待だ。だから背中に大きな火傷の跡があるのだな・・・仕事はうまくいかず、仲間に裏切られ、憧れの芸人にも心を踏みにじられ・・・そりゃあ、こんな酷い目に会い続けたらジョーカーになってしかるべきだな・・・と、観続けるうちに途中から違和感を感じ始めた。待てよ・・・ちょっとこれは理にかないすぎではないか?筋が通り過ぎている。。何かおかしいぞ・・・?? ジョーカーって本当に理不尽で、神出鬼没、なんの犯罪歴もなく、指紋の記録もないような真に訳の分からない存在のはず。だから怖いし、人々を引き付けるのだと思っていた。しかしこの映画で描かれる内容は、ある意味あまりに合理的である。まるで、ジョーカーも元はと言えば人の子なんですよ。。と言っているようだ。そこで気づくのである。ダークナイトでは「俺のこの顔の傷、どうやって付いたか知りたいか?」と問いかけた後、いかにもな、それでいて全く異なる話をいくつもしていた。「俺がどうやってジョーカーになったか知りたいか?」そうこの映画で描かれた内容も、奴流のジョークの一つにすぎないのだと。フォアキンフェニックスは、これでオスカーを取ったとしても恐らく誰からも文句が出ないくらいの演技をしている。 rain on meさん [映画館(字幕)] 8点(2019-11-03 23:29:16)(良:1票)

103.バットマン本編を一度もまともに観た事ない自分が、話題性だけで観に行った映画。
鑑賞前はアメコミヒーローのスピンオフ作品ということで、たかをくくっていた部分があったが、
鑑賞後には、これはむしろスピンオフだからこそ成立した特異な映画だなと考えさせられた。

例えば、実在の事件や悪人をモデルにした映画として撮られていたら不謹慎で観ていられないし、
完全に独立したフィクション映画でこの内容だったら、単なる暗い映画で終わってしまう。
この主人公が後のバットマンの悪役へと繋がっているからこそ
どん詰まりに見える終わり方でも、今後に繋がる広がりを感じられるし
キャラクターの掘り下げとしても充分にこの映画が活きてくる。

本編のバットマンには興味が無かったが、自分にとってこの映画が本編を観てみたいと思わせる原動力になりそうだ。 勾玉さん [映画館(字幕)] 7点(2019-11-01 16:52:33)(良:1票)

102.《ネタバレ》 これは大傑作だ。でもとても反社会的で、おかしな影響受けそうなちょっと怖い映画。白状するが、彼と同じく "名もなき群衆" の一人として血が騒いだわ。 でも、この映画を観て感想を冷静にコメントしてるうちは大丈夫。ジョーカー、カッコイイ!! などと、騒いでいるうちも、まあ大丈夫だろう。そうそう、ヤツが階段を降りながら踊るシーン、、これにはカッコ良すぎて、しびれた!! ヤツと同じようにピエロのメイクしたり、笑い方を真似したり、独り部屋で鏡に映った自分に話しかけるようになったら、、これはマジであぶないかもね。 ・・って、なんかやっぱり、コメント書いてるだけでも「タクシードライバー」そっくりだ (笑) もちろん、「キング・オブ・コメディ」のリスペクトでもあるし、久しぶりにデ・ニーロが刺激的な役をやってくれて往年のファンとしては嬉しかったね。 その余韻に浸る私に向かって、会社の部下(男性・20代前半)はしれっと言ってくれた。「ホアキン・フェニックスかっこよかった!! マーレー役の人は何て言う俳優ですか!?」 ・・・。 ったく、ズッコケさせてくれるぜ。 とても時代を感じたが、、でもこれを機にあの二作を知ってくれたら、オジサンは嬉しいよ。 昔のデ・ニーロ、カッコ良すぎてちびるなよ。 タケノコさん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-22 22:56:51)(良:1票)

101.《ネタバレ》 前評判の高さに期待したものの、あっさり終わってしまった。アーサーの置かれた立場に共感できないし、銃を手に入れたことによって暴力性が解放されるのもありきたりに感じた。
この映画にはまれなかった自分は恵まれた立場にいるのかな。なんてことを感じてしまった。 おとばんさん [映画館(字幕)] 6点(2019-10-22 10:54:08)(良:1票)

100.《ネタバレ》 プロット自体はそこまで優れていないが、ホアキンフェニックスの演技力のおかげで楽しめる内容でした。ちなみに自分の周りでは概ね男性陣の評価は高く、女性陣の評価は低かったです(北米、ヨーロッパ出身の友人)。

気になった点
・反社会性パーソナリティについて
本作でホアキンフェニックスが演じていたジョーカーは、精神科受診歴こそあるものの、反社会性を示唆するものはそれまで描かれていなかった。仮に救いのない状況に陥ったとしても、(10代ならまだしも)中年になってから本作のように超短期間で反社会性パーソナリティを獲得するのは臨床的に考えにくい。

みたいなツッコミ所を同僚の精神科医たちと話して盛り上がりました。それも込みで面白かったです。 なすさん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2019-10-16 22:46:34)(良:1票)

99.お久しぶりです。
観た、という事を書かずにはいられなくて書きにきました。
ジョーカーの物語ですが、 (詳細はブログにて) エスねこさん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-14 22:11:11)(良:1票)

98.病んでいると冷蔵庫に入ってみたくなる。
私にとっては非常に共感できるシーンだった。 南雲しのぶさん [映画館(字幕)] 8点(2019-10-08 17:04:44)(笑:1票)

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【点数情報】

Review人数 117人
平均点数 6.85点
010.85% line
110.85% line
232.56% line
310.85% line
432.56% line
51210.26% line
62017.09% line
72924.79% line
83025.64% line
91311.11% line
1043.42% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review7人
2 ストーリー評価 7.12点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.28点 Review7人
4 音楽評価 8.57点 Review7人
5 感泣評価 4.83点 Review6人

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ホアキン・フェニックス受賞 
監督賞トッド・フィリップス候補(ノミネート) 
撮影賞 候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ヒドゥル・グドナドッティル受賞 
音響賞 候補(ノミネート)音響編集賞
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 
脚色賞トッド・フィリップス候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 
録音賞 候補(ノミネート) 
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ホアキン・フェニックス受賞 
監督賞トッド・フィリップス候補(ノミネート) 
作曲賞ヒドゥル・グドナドッティル受賞 

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