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オールド

Old
2021年【米】 上映時間:108分
ドラマホラーSFミステリー
[オールド]
新規登録(2021-06-24)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-11-24)【タコ太(ぺいぺい)】さん
公開開始日(2021-08-27)


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監督M・ナイト・シャマラン
助監督イシャナ・ナイト・シャマラン(セカンドユニット監督)
キャストガエル・ガルシア・ベルナル(男優)ガイ
ヴィッキー・クリープス(女優)プリスカ
アレックス・ウルフ(男優)トレント
ルーファス・シーウェル(男優)チャールズ
トーマシン・マッケンジー(女優)マドックス(16歳)
ケン・レオン(男優)ジャリン
アビー・リー(女優)クリスタル
エンベス・デイヴィッツ(女優)マドックス(中年)
M・ナイト・シャマラン(男優)運転手
エリザ・スカンレン(女優)カーラ(15歳)
小松史法ガイ(日本語吹き替え版)
てらそままさきチャールズ(日本語吹き替え版)
神奈延年トレント(中年)(日本語吹き替え版)
木村良平トレント(15歳)(日本語吹き替え版)
宮島依里マドックス(中年)(日本語吹き替え版)
清水理沙マドックス(16歳)(日本語吹き替え版)
脚本M・ナイト・シャマラン
製作M・ナイト・シャマラン
マーク・ビエンストック
配給東宝東和
特殊メイクトニー・ガードナー[メイク]
録音スキップ・リーヴセイ
その他マーク・ビエンストック(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
それぞれの事情を抱えながら訪れた海辺のリゾート。誘われるがままにホテルのお勧めスポットに出向いた人々を待っていたのは、巨岩を抜けた先に広がる美しいプライベートビーチだった。しかしそこには、一行の想像を絶する驚きと恐怖が待ち構えていた。引き返すことが許されないその場所で、ひとりまたひとりと身体に異変を感じて行く。果たしてビーチに隠された秘密とは?そして訪れた人々の運命は?M・ナイト・シャマラン監督が贈る驚愕のミステリー。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2021-09-23)
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【クチコミ・感想】

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42.《ネタバレ》 幼いお姉ちゃんがあっという間にナイスバディになっちゃって、気づいたら私も鼻血ブーでした。 タケノコさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-27 22:11:45)(笑:2票)

41.《ネタバレ》 この監督さんの場合、常に「シックス・センス」と比較され、一般人が思い付かない様な奇抜なオチを期待されるのが何とも可哀そう。
本作単体でみれば普通に面白かったです。
幼い娘さんが急成長しちゃっただけでなく、なんとまあご懐妊までしちゃってテントの中から登場するシーンは意表を付かれました。
一歩間違えば趣味の悪いコントになりかねない様な描写ながら、前振りが効を奏して気味悪くも印象深いシーンになってました。
私的には主人公夫婦が年老いていく描写も印象深いものでした。
旦那さんは目が見えなくなり、奥さんは耳が遠くなる。
普通はゆっくりと訪れる老化現象が短時間で現れた事への絶望的な思いと、それを受け入れざるを得ない妙に達観したかの様な描写は、私と妻の将来を考えるきっかけになりました。
オチはこの監督さん特有のズッコケ系では無く極めて真面目なもの。
このオチをどう捉えるかはこの(出たがりの)監督さんの何が好きなのか次第で評価が判れるのでしょう。
星新一や初期の藤子不二雄の短編と同じテイストで、私的には充分有りでした。 たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-07-13 12:09:10)(良:1票)

40.《ネタバレ》 そこは一日で一生分の時間が過ぎる浜辺――。人里離れたリゾート地にバカンスへと訪れたとある家族。11歳と6歳になる子供たちは久々の家族水らずで過ごす休日にテンション上がりっぱなし。だが、両親は何処か浮かない表情。何故なら彼らは離婚を前提に別居することを決めたばかりだからだ。そんなキャパ一家に、チェックインしたばかりの高級ホテルの担当者がとある提案をしてくる。「このホテルの裏側に秘密のプライベート・ビーチがあるのですが、ご家族で訪れてみませんか?きっと素敵な体験が出来ますよ」――。深刻な問題から逃れるかのように、その秘密の浜辺へとやって来たキャパ一家。見渡す限りのきれいな光景に、一家はそれまでの悩みなど忘れ非日常を楽しむのだった。そこにさらに二組の家族がやってきて浜辺はにぎわい始める。だが、しばらくすると拭いようのない違和感が家族たちの間に拡がり始めるのだった。急に大人びた表情を見せる子供たち、知らぬ間に増え始めるしわ、怪我をしてもその傷はすぐに治ってしまう……。そう、この謎の浜辺では猛烈なスピードで人が成長し、そして老化してゆくのだ。6歳の少年だった子供は瞬く間に大人へと成長し、お祖母ちゃんはすぐに老衰で死んでしまう。しかも、この浜辺からホテルへと帰る道を通ろうとすると気絶し、そのまま浜辺へと舞い戻ってしまうのだった。パニックへと陥る家族たち。そうしている間にも身体は成長し、そして衰えてゆく……。急速に年老いてゆくという謎の現象に見舞われ、次第におかしくなってゆく家族を描いたサスペンス・スリラー。監督はデビュー以来、一貫してアイデア一発勝負の映画を撮り続けるM・ナイト・シャマラン。いかにも彼らしいアイデア一発勝負のお話でしたね、これ。彼の作品の特徴って、そんな普通の脚本家なら没にしそうな陳腐なアイデアを、ひたすら大真面目に真剣に一本の映画としてしまうところ。それがうまくいく場合もあるし、ものの見事に失敗しちゃう場合も多いんですけど、今回はわりかしうまくいった方なんじゃないでしょうか。まあ真面目に考えたら突っ込みどころ満載ですけど、彼の映画はそーゆ―ことを考えたら負け(笑)。そこらへんはもう潔く無視しちゃって、ただひたすらこの理不尽な状況を楽しむのがこの監督の作風なんですから。疑心暗鬼からどんどん険悪な雰囲気になる登場人物なんてベタですけど、けっこう面白かったですし。それに妻の急速に悪化した腫瘍を取り除くシーンや全身の骨が折れたまま固まっちゃうおばさんなど、どれも印象的。まぁ急に成長した子供たちがテントでもぞもぞしてたらすぐ妊娠発覚、20分後にはもう出産なんて余りにばかばかしすぎて思わず苦笑しちゃいましたけどけど。最後のオチはかなり無理やりですんごく強引。でも、何度も言うようにそーゆ―ことを気にしたら負け(笑)。ちゅうわけで、僕はぼちぼち楽しめましたです、はい。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2022-05-08 04:36:36)(良:1票)

39.《ネタバレ》 シャマランって監督としてかなりオイシイ地位にいると思う。斬新な舞台設定と風変わりな物語の展開、監督自身の出演(カメオを越えて今回はゴリゴリにキーパーソンを演じている)、そして何よりも、どんでん返しのオチ。これらが完全に定番化し、駄作すらもネタとして面白がられる。実にオイシイ。
衝撃的なオチを毎回考えるのは大変なんじゃないかと考えたこともあったけど、今作のように特に斬新でもないオチでもいいのだから、意外と気楽に映画を作り続けてるのかもしれない。

今作はご都合主義的な場面が目立つ。ビーチを出ようとして岩壁をかいくぐろうとすると必ず気絶して、必ず海辺で目が覚めるとか、あまりに雑すぎて観ていて逆に面白くなってくる。
時間の経つ速度が異様に早いビーチに隠された秘密。その実態は映画終盤で明らかになるのだが、何でもアリすぎてどうでもよくなってくる。
脚本に穴があったとしても、世間はネタとして面白がってくれることを監督は知っていて、そこに甘んじている気がしてしまう。

しかし!面白かった。シャマランは観客を飽きさせない。物語はぶっ飛んでるけど、無駄がなくてスリリングだし、予測不能な展開が続く。なんだかんだ楽しめる。

歳を取るとともに残された時間のことを考えて、自分や愛する人間が死に近付いていることに怖気づくあの感覚をサスペンスにしたのは巧いと思った。 Y-300さん [映画館(字幕)] 7点(2021-09-13 04:16:58)(良:1票)

38.《ネタバレ》 バカンスでやって来たリゾートホテルでの夫婦の会話、病を抱えた宿泊客とそれをアピールするかのように尋ね記憶していく息子、そして急速に老いていく人里離れた不思議なビーチに訪れた人々を望遠で観察している人物。そこら辺から大体ピンと来ると思いますが、格安バケーションで釣り上げて謎のビーチに連れ込んで臨床試験を繰り返し利益を上げている製薬会社の実態が暴かれるお話。そこかしこに伏線めいたモノを散りばめめつつ、決定的なモノは映さないカメラワークなどシャマランらしさを見せますが、終盤に判明する製薬会社の研究施設や顛末などは明確に描きすぎていて面白みがなくなった感じ。そこら辺は濁したり、余韻を残しお客に想像させるシャマランらしくなかったかな、と。様々な人生経験をしてきた大人たちがどうにもならない早さで迫る老いに対し恐怖し壊れたり達観した状態になったり、成長した体になった子供に接したり親の老いを見守る子どもたちの図式は良かったし考えさせられたけど、年齢とともに知能が上がっても教育をほぼ受けてない6歳児の知識の無さはどうにもならないと思いますけどね。なぜか知識も語彙も行動力もある立派な大人でしたけど、そうするなら子供らしい発想で切り抜けたりもうちょっと伏線を張ったり一捻り欲しかった気がするな。 不思議なビーチは死んだ細胞だから髪も爪も伸びないという解釈の割りに死体は風化していったり、もと来た道を戻ったり脱出しようとすると気絶したりとご都合主義も多かったけど、そういうモノと思って観てたので途中までは面白かったです。 ロカホリさん [映画館(字幕)] 6点(2021-09-01 22:17:54)(良:1票)

37.《ネタバレ》  ビーチでの混乱劇は構成や流れがあまりよろしくないように思ったわ(そこが映画の大部分を占めるのだけど)。事件が起きている中、それに気づかず過ごしている人もいて、って状況ばかりで、少ない登場人物と広いとは言えない舞台であるにも関わらず映画を動かす事象を置く事に追われて人物の配置や言動がキッチリと把握できてない、ユルい感じ。
 それからラストは「シャマラン監督かくあるべし」みたいな世間の認識に対する強迫観念、プレッシャーからかしら、あまりに説明し過ぎて不粋なカンジになっちゃってて、キレイにオチてないわ。ヒッチコックみたいに自分の作品に顔を出すのが当然って状態になってるけれど、ヒッチコック作品のようなスマートなオチってワケにはいかないのね。

 でもまあシャマラン監督だしねぇ。ファンならば「シャマラン監督だったらまあそれもあり」みたいなモノよ。シャマラン監督に求めてるのってそんな大層なモノじゃないでしょ? ねえ。

 シャマラン監督は『シックス・センス』から一貫して見えない恐怖、見えてしまう恐怖を描いてきてるのね。
 この映画の恐怖は老いの恐怖と大切な子供に対する不安や恐れ。老いて目が見えなくなる、耳が聞こえなくなる、目には見えない恐怖。皺が刻まれる、屍が朽ちてゆく、目に見える恐怖。そして大事な娘が親の知らない間に成長している恐怖、娘の妊娠の恐怖。家族のカタチが失われてゆく恐怖。
 今回は時間の経過が与える身近で切実な恐怖を描いているの。それは歳を重ねたシャマラン監督自身が最近抱いている恐怖の反映みたいに思えて、映画見終って「お互い歳を取ったわねぇ」なんて思っちゃったわ。
 時間ほど残酷なモノはないかもしれないわね・・・ あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2021-08-31 22:50:11)(良:1票)

36.《ネタバレ》 シャマランらしい不可思議アイデア一点突破モノ。謎は十分魅力的だけど、そこからの広がりや深みがやや足りなくて映画作品というよりはテレビのドラマ感が強い。
だけども観ている間はずっと怖かった。「人は死について考えることを棚上げして日々生きている」と言った作家がいた。このビーチでは突如として老いと死に向き合わなくてはならなくて、その恐ろしさといったらもう。
だから、人生のいろんなもやもやにきちんと落とし前をつけることができた夫婦の穏やかな表情には救われた思いがしました。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-08-29 23:10:47)

35.おなじみシャマラン監督のサスペンススリラーで、テレビドラマ「世にも奇妙な物語」的な作品です。予想より楽しめましたが、この手の映画にしては軽い気がしました。監督のサービス精神なのか説明し過ぎな気がします。そのためテレビドラマのように分かり易くなっていますが、映画ならもっと難解にしても良かった気がします。テレビなら見るけど映画館までは行かない、そんな作品です。 ぽじっこさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-07-19 07:49:25)

34.《ネタバレ》 なんでそうなったの?には目を瞑りなさいってことですね。
身体が年をとるのは分かったが中身も成長するのはちょっとよく分かりませんでした。
一応ストーリーにオチをつけてくれたのは一安心ですが。 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 4点(2023-06-01 21:38:13)

33.1時間で2年、1日で48年、子供がドンドン成長してゆくビーチ。犬や猫・植物・・・蝉はどうなるのか・・・そんなことばかり思い浮かんで、けたたましい人々の惨状がサッパリ頭に入って来ない。オチも小賢しい感じで私には合わない作品でした。 The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-05-24 06:29:18)

32.サスペンスとしては,面白かった.設定には穴があると思うが・・・
老化するのは良いとしても,知恵や精神は成熟しないんじゃないのかな? あきぴー@武蔵国さん [DVD(吹替)] 6点(2023-04-20 00:25:03)

31.年を取っていく恐怖を描いたホラー。なかなかおもしろい。
現実の世界でも、年を取り、老いていくこと、死に近づいていくことは恐怖であるから、より、恐怖を共感しやすい。リアルな怖さだ

しっかりと伏線を張っていて、サスペンス要素もあり、悪い連中を倒して気持ちよく終われるのもよい。
なかなかいい映画だ。
少し残念なのは映像の手抜きが多いところか。
犬が死んだ、女性の遺体が白骨化した、赤ん坊が生まれた…などのシーンで、それがはっきりと分かる映像がない。作成予算的な問題で作れなかったのだろうか。
不自然なシーンもあった。
現場から離れると気を失う、というのはまだ分かるが、気を失った人間が全員揃いも揃ってなぜ現場まで歩いて戻ってきたのか?

髪や爪が伸びないのは死んだ細胞だから、と作中説明があるが、髪や爪は新しい組織が根本で作られるから伸びるのであって、死んだ細胞が伸びてるわけではないだろう。これは多分登場人物の解釈が間違ってるだけで、きっと、細胞の老化は進むけど、新陳代謝が早くなる、というわけではないのかもしれない。しかし、だとすると妊娠した少女があっという間に出産することの説明はつかない。
そのあたりは、細かく考えなくてもいいんだけど。

とりあえず、そこそこに面白いよい映画だった。 椎名みかんさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-11-05 14:44:23)

30.《ネタバレ》 一度も一時停止をせずに一気に最後まで観れたことにプラス1点。まあそれだけの吸引力があったということは評価したいです。ただ単に年を取っていくということをどう見せていくのか?最終的なオチはどうなるのか?要約すればこの二つに注目して鑑賞することとなる。でもって、年の取り方をビジュアル的に一番わかりやすく見せるために子供を入れる。これはなかなかナイスでした。時間の異常な早さを一目瞭然にしてくれます。そしてのアッという間に成長してしまった精神的に未熟な男女が性行為を行い、これまたアッという間に妊娠出産してしまう。本当に「時間」というか「時」の概念をまざまざと見せつけられます。またこの超スピードの時間のせいで次々と人が死んでいくのですが、まずは老死から始まって、精神疾患が抑えられなくなり殺害、崖を登って脱出を試みるが途中で気を失い転落、持病のてんかんが薬切れで発作し死亡、と色々な死に方が出てきますが、極めつけはラスト近くのシーンで、洞窟に逃げた兄妹に襲いかかってくるカルシウムを常に摂取しないといけない女性が、カルシウム不足によってありとあらゆる関節があらぬ方向にねじ曲がっていき、まるでホラー映画のようなおぞましい姿で朽ち果てるシーンと、もう一つは、精神疾患で気が変になってしまった男性から旦那を守ろうとして錆びたナイフで切りつけ、その錆が血管に入り込み猛スピードで全身を侵食してくシーン。この二つのシーンは本当にゾッとしました。なかなかのアイデアだなと。で最後にオチですが、製薬会社が薬の効能を長期治験でする手間を省くために実験場として使っていた、というものでしたが、オチ的には驚くようなことはない反面、妙にリアリティがあって無理のないオチだったな~と思いました。

シャマラン監督の作品は当たり外れが多いけれど、この作品は良かったです。

次作も良い作品、期待しています。 Dream kerokeroさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-28 18:43:37)

29.《ネタバレ》 人間にとって老いとは何か…とか、失恋とかでよく言われる「時間が解決してくれるよ」をテーマにした、この監督にしてはめずらしくメッセージ性の強い映画だな、と。
最後も製薬会社の陰謀という普通のサスペンス映画ぽい方向に落としてるし、例えば前作の「ウンチばばあ対ラップ小僧」(タイトル忘れたけどそんな内容)あたりとはちょっと毛色の違う映画だな、というのが視聴後の素直な感想です。

劇中、個人的に一番面白かったのは、連中をビーチに案内しさらにずっと観測してるのが監督本人だという小粋なジョーク。
あ、あとムチムチビキニも忘れてはいけませんね、うん。 あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-28 18:22:04)

28.《ネタバレ》 若返るとか不老不死とかその類はあるけども。
老いていく謎のプライベートビーチ。
そそられるものはある。
シャマラン映画は落ちを期待したくなるのだが、刺激が少ない在り来たりなオチだった。
製薬会社の臨床試験とはやや冷めた。 mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-07-11 18:55:57)

27.《ネタバレ》 詰まるところ、人間にとっての最大の脅威は「時間」であるということ。
「時間」というものの非情さと残酷。それに直接的に脅かされた時、またはそれを独善的に操れると知った時、人間は狂気と慈愛の狭間で混乱し、混沌を生む。

立ち返ってみたならば極めて普遍的なテーマを主軸に据えた話ではあった。
だが、そこからよくもまあこんな狂った“設定”を思いつき、ストーリーを練り上げ、緊張と恐怖を創出できるものだ。あまりにも奇妙な事象を、極めてシンプルな映画世界の中できっちりと表現している。
「さすがはM・ナイト・シャマランだ」と称賛するに相応しい作品だったと思う。

私自身、常に時間の経過には焦り、脅えている。
特に忙しない人生を送っているわけでもなく、呑気な部類の生き方だとは思うが、それでも無情に過ぎ去る時間を無駄にしたくはないと常に思っているし、ふと覗いた鏡の中の自分が徐々に確実に老いていることを感じるたびに、焦燥感は吹き出る。

自分の子供が生まれ、彼らの足早な成長を目の当たりにするようになると、時間の経過とそれに伴う自分自身の“変化”は、事程左様にくっきりと輪郭を帯びるようになってきた。本作において子供のキャラクターを複数設定している意図は、まさにそういう部分にあったに違いない。

この映画の中で、登場人物たちは非人道的な時間による暴力によって、狂気のるつぼに放り込まれる。
ただでさえ非情な時間が、轟々と音をたてるように流れていき、彼らは焦ったり、恐怖に怯える間もなく、異常な現実を突きつけられる。

この映画のストーリーテリングが、とても恐ろしく、同時にとても面白いのは、登場するキャラクターたちが、異常事態による恐怖や狂気によって破滅していくというよりも、あくまでも「時間」の経過に伴う自然の摂理や、人間としてのある種の成長によって、一生を終えていくというところだ。
ある者は老衰で、ある者は持病の進行によって、ある者は老いていく自分の姿に耐えられず、そしてある者は人間的成長に伴って生まれた盲目的な使命感によって……。

つまりそれらは、すべての人間が通常の世界で生きていく中で誰しも迎え得る結末であるということ。
この世界で生きるすべての人間は、「時間」というサバイバル中に身を置き、生死をかけて彷徨い続けているということを、この奇怪な映画世界は雄弁に物語っていたのだと思う。

どんなに異常で暴力的な時間経過の只中であっても、適切な“死の順番”を迎えられたことに対して、主人公家族の両親たちは“束の間の幸福”を得られたのだろう。
私自身、人の親として、また人の子として、せめてそのことは守りたいと切に願う。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-07-10 00:19:50)

26.《ネタバレ》 精神と時の部屋から着想を得たのでしょうか。確かに利用価値としては何年もかかる治験に利用するというのは納得ではございますが、最大の時間が早く進むという謎は放置なのがスッキリしないところ。シャマラン監督らしいと言えば、らしいかな。 いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-03 19:59:48)

25.《ネタバレ》 シャマラン監督の映画ってなると、どうしても謎解きに挑みたくなってしまうのは仕方がないとして。
まあ今回に関しては、私個人としてはもう謎解きのレベルを超えていて、伏線がどうあれ、そんな種明かしをされたところでやられた!とはならないわけで。
『サイン』の時ほどではないが、あまりにもリアリティのない設定だと、どうやって楽しんだらいいのかちょっと分からなくなってるのが正直なところ。
軽い謎解きで済ませられない重大な犯罪であることも、バランスが取れてない感じがして落ち着かない。
自分の人生について考えさせられるという点で、評価したい。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-03 13:28:58)

24.ビーチにいると歳をとるという現象に対して、オチがコレ!? TERUさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-07-02 21:56:24)

23.《ネタバレ》 予備知識なしで鑑賞。演出は素晴らしいですねー、変わり映えしない景色で登場人物も変化しないのに、長い時間はらはらドキドキさせられた。
真相を知るまでのスリルを味わう映画であって、真相がわかってしまうと観察動画であること分かり、2回目の鑑賞はないなと思ってしまう。 センブリーヌさん [インターネット(吹替)] 6点(2022-06-28 23:34:38)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 6.33点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
412.38% line
5511.90% line
61842.86% line
71535.71% line
837.14% line
900.00% line
1000.00% line

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