みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
18.《ネタバレ》 前作の主人公だったチャドウィック・ボーズマンがなくなってしまったので大幅な路線変更があったとのこと。代役を立てずにここまで持ち直したのはさすがと言う感じです。 現実世界での喪失と映画内の出来事をうまくリンクさせつつ、前へ進むという意味や、最後の「継がれていくもの」と言った演出は良かったともいますし、その他にも、征服者と非征服者の関係、力を持つが故の責任という某蜘蛛男を王仏とさせるテーマなど色々盛り込まれていて長いながらもとても楽しく観られました。 ブラックパンサーって言ってる割に実際出てくるのなんて30分程度じゃんかよ!とかもっと暴れてよ!とか色々と物申したいこともありますが、「復活」時の出立、兄とはまた違ったしなやかさなどこちらもとても良かったですし、なんだかんだ最後まで楽しめたので自今回は7点ということで。 あとこれは映画とは関係ないのですが、今回自分はとある事情で吹替で観ていますが、今回も続投で堂々主役を演じた夏菜子ちゃんは前作以上に役にはまって非常にいい声の演技をしていたと思います。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(吹替)] 7点(2022-11-26 00:14:19)(良:1票) 17.《ネタバレ》 ストーリー的にはどういう映画になるかはおおよそ予想できていたし、だいたいその通りの作品でした。個人的には、その結果よりも「どうやって」の部分に興味があって久々の映画館へ。上映時間の長さは、王女シュリの成長を丁寧に描いた結果であるとは思うのですが、正直なところ前作のティ・チャラとキルモンガーの因縁と同じ重さを、シュリとネイモアの対決に負わせるのは酷というものでしょう。キルモンガーが背負ってきた大都市ゲットーの黒人の不平等の問題に対して、ネイモアが背負っているのは別名「ククルカン」(マヤの神)が示すようにヨーロッパ人によって滅ぼされた先住民族の物語。 冒頭に嫌な感じでフランスの高官が出てきますが、本作ではフランスの植民地であっていまもその遺産に苦しむハイチが鍵になり、ハイチ独立の英雄と同じ「トゥーサン」という人物の登場が示すように、所々でこれに関連するテーマが匂わされています。この名前は、本作がアフリカと北・南米を蹂躙してきたヨーロッパ人による帝国主義・植民地主義による苦難の歴史から起ち上がってきた人びと(アフリカ人、奴隷・元奴隷たち、そしてアメリカ大陸の先住民族)の物語であることを象徴しています。そして、チャドウィック・ボーズマン=ティ・チャラという軸を失ったため、本作は苦難を生きる/生きた人びとの群像劇的な物語として再構成されました。その結果、話のスケールが広がり、ライアン・クーグラー監督をはじめ製作者のねらいも明確になったと思います。こんな「ポストコロニアルな世界」を娯楽映画、それもヒーロー映画でみることになるとは、と妙に胸が熱くなりました。 ただ、前作からみてもスケールが広がった本作の文脈を日本の観客が読み取ることは難しいと思いますし、抽象度も高いので物語の推進力としても、それを背負うキャラの魅力としても、前作と比べると見劣りしてしまうのはたしかです。そもそも今日的な文化帝国主義の代表ディズニーのマーベル娯楽大作で、植民地主義批判をやってしまうことの矛盾も感じることも。そして、前作以上に女性の活躍が気持ちよく、シュリの「自由奔放な妹」キャラからの成長を長い時間をかけて描いた本作であればこそ、ラストのアレは必要だったのか・・・私には疑問でした。また、せっかく大きくなったスケールが、三作目でまた家族の血縁の物語に戻ってしまうのでは、どっかのSF大作と一緒じゃないかー。次もあるっぽいですが、そうならないことを切に願っています。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-21 19:18:08)(良:1票) 16.主役スターが亡くなり、どういう作りにするか興味津々でしたが、残ったキャストで頑張りました。主要出演陣でストーリーを考えると、この物語が最適と思います。ただやはり、この映画1番のスターを失ったため、映画自体の輝きは前作ほどにはなりませんでした。成長物語として作られていると思いますが、そういう部分でも、もう少し工夫のしようがあったかな、と思います。ただ、映像はやはりすごいですね。映像を楽しむためには、映画館でないと意味がなさそうです。 【shoukan】さん [3D(字幕)] 6点(2022-11-21 18:15:57)(良:1票) 15.《ネタバレ》 MARVELとかヒーローものとか、そういったことを置いといて、普通に一つの映画として非常に良く出来ていた。チャドウィック・ボーズマンさんの他界によって、2代目ブラックパンサーを登場させることになったわけだけれども、その2代目のお披露目という一大イベントが実はそこまでメイン的な立ち位置になっていなかったのも、すっごく良かった。お客さんのお目当てが2代目の勇姿でありバトルだと分かっていながらも、あえてそこまで登場させずに、深いテーマを丁寧に丁寧に描ききった英断には称賛の拍手しかないです。 どんなに技術や文明が発達しても、人間の持つ業は何一つ変わらない。ほんと、変わらない。でもだからこそ人間はその業と向き合うためにこの世界に、「作品」を生み落す。「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」という作品が今、うぶ声を上げた。 この作品を戦争をしている国の権力者や偉い人たちにほんと、観て欲しいですね。 ただ一つだけ苦言を述べるなら、どうしても圧倒的スターのオーラを放ってるような役者さんがいないため、華のなさは否めなかったです。 あ!もう一なつあった! 記憶力に自身のない人は前作をおさらいする事を勧めます。おさらいをしなかった自分は、誰だっけ?何したんだっけ?てなってしまいました。まいったまいった。 【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 14:49:26)(良:1票) 14.《ネタバレ》 マーベル時系列鑑賞中です。 スパイダーマン(ラス2ぐらい) ~ 本作 ~ マイティーソー(ラブ&ピース?) 情弱なので主役の人が亡くなったと知ったのは割最近です。どうなる事かと思ったけど楽しめました。 ただロス感あって少し物足りなさを感じました、苦肉の策で仕方ないと分っていてもヒーローの退場があまりにも寂しすぎます。 「わかんだふぉーえばー!」ってサブタイトルにもなってる決めセリフですが吹き替えで聞くと若干失笑してしまう感じだったんだけど僕だけだろうか? 【ないとれいん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-07 09:45:17) 13.それなりに長く映画を観続けていると、現実世界の俳優の死に伴う喪失感が、映画世界の内外を巻き込んで渦巻くことはままある。 2020年、43歳の若さでこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンの死は、近年においてその最も顕著な出来事だったろう。 MCUでブラックパンサーことティ・チャラ役にキャスティングされたことで、一躍世界のトップ俳優の一人となった彼の死は、MCUファンに限らず、世界の映画ファンにとってあまりにも大きな損失だった。 無論、この「ブラックパンサー」の続編も、チャドウィック・ボーズマン続投が大前提のプロジェクト進行が、突然の悲報に伴い、継続そのものを問う岐路に立たされたことは言うまでもない。 普通に考えて、絶対的な主人公を演じていた俳優を失ったヒーロー映画の続編が、そのまま成立するなんてことはあり得ないだろう。 それでもなお、映画の製作を進め、161分の大長編として日の目を見た本作からは、監督のライアン・クーグラを筆頭に、スタッフ、キャストからの、亡き“ティ・チャラ王”に対する尊敬と哀悼が満ち溢れていた。 死に伴う喪失感は、時に残された人間を惑わし、自暴自棄に貶める。 その心情が本作に登場するキャラクターたちに投影され、彼らも大いに惑い、進むべき道を見失いそうになる様が印象的だった。 それをどう乗り越え、その先の時間をどう生きるのか。それはきっと最愛の人間の死に出会うべくしてこの世に生きるすべての人間に課せられた宿命なのだと思う。 最愛の兄と王とヒーローをまさしく“同時”に失った妹のシュリは、映画のラストで光に照らされた美しい浜辺で一人佇む。 その表情からはやはり寂しさと心細さが垣間見える。その一方で、大切な記憶や、兄や母に対する愛情は決して色褪せないことも噛み締めているようだった。 生きろ、そして戦い続けろ。 「エンドゲーム」のクライマックス、ポータルの中から現れたティ・チャラが、満身創痍のキャプテン・アメリカに対して力強く視線を向けた後、援軍を鼓舞するシーンが思い浮かぶ。 偉大なヒーローは死してもなお、映画世界の内外の“アベンジャーズ”を鼓舞し続ける。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-12 01:30:22) 12.《ネタバレ》 面白かったです。でも何か物足りないっていうものありました。 やはりブラックパンサーは縦横無尽に動き回るアクションが売りだったので、今回はあまりそれがなかったのが原因かな? 次回もシュリパンサーで行くのかな?それともティ・チャラの息子がパンサーになるかな? 次回作が楽しみです。 【わたた】さん [インターネット(吹替)] 8点(2023-08-01 22:50:28) 11.《ネタバレ》 とりあえず、ワカンダ・フォーエバー!。前半、主人公キャラがいなくて、ヴィランのネイモアと彼が率いるタロカンの民が強くて、しかも彼らなりの戦う理由があって、悲壮感とどーなっちゃうの感で、グイグイ映画の世界に引っ張られてしまいました。またタロカンの民の体も青白くて、そんな彼らが水中から現れるのが不気味で、ネイモアも足に羽があって空飛ぶし。とにかく、最後の最後まで追い詰められていくワカンダ民に結構ハラハラしました。着地点は、もうそーなるしかないよねって感じがありましたが、長い時間にも関わらず、退屈感はほとんどなかったなー。面白かったです。 【なにわ君】さん [インターネット(吹替)] 10点(2023-05-21 18:57:04) 10.《ネタバレ》 マーベルが作ったもう一つの「ABYSS」。 誰が新ブラック・パンサーになるのかは、質問する事が野暮に思える位の既定路線。 これがマーベルなりの禊の仕方なのだろう。 ルピタ・ニョンゴの可愛さに免じて大甘の6点献上。 【たくわん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-07 11:20:08) 9.カッパが出た! ベイマックスも出たっ! 【TERU】さん [映画館(吹替)] 7点(2022-12-23 21:14:52) 8.《ネタバレ》 チャドウィック・ボーズマンに捧ぐシリーズ第2弾。偉大なチャラ王を亡くし、悲嘆に暮れる王国。母や妹、妻など残された黒人女性たちが迫る海の軍団の脅威に立ち向かう。美しい海上で迫力ある戦闘シーン。兄の遺志を継ぎ、ブラックパンサーとなる妹くん。オンナのアイアンマンみたいなんも登場。今作もつるピカ頭の黒人ねーちゃんがい~っぱい、だけどアリガタクねぇぞ。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-12-18 03:15:16) 7.《ネタバレ》 大失墜となったマイティ・ソーに比べると大幅に持ち直した内容だなとは思います。 敵も序盤の橋の上での襲撃など印象的なシーンは多いのですが、いかんせん船の上での決戦が見せ方が悪いのかいまいちだなと感じました。特に戦いの途中で場面がちょいちょい変わるので、今誰と誰が戦っていてどうなっているかがちょっとわかりにくかった。ジェットリーの映画「ブラックダイヤモンド」の時に、地下闘技場でのバトルとバギーのシーンが交互に映し出される演出について当時大分不評だったが、その文句を言ってる人の気持ちが理解できた。映画全体が長いのもあり結局集中力が途切れちゃって、橋の上でイキってて舐めプしてた将軍がいつ倒されたのか思い出せないレベル。 お話は中盤が中だるみ感がまあまああるものの、それほど時間を感じさせずきちっと締めたのは良かったかなと。 面白いかどうかといえばまあ普通、あるある展開ばかりだねという感じではあるが、妹がブラックパンサーを引き継ぐまでの成長過程をちゃんと描こうとした流れはそんなに悪くなかった。 先代のブラックパンサーの追悼の意味合いもあるので、ジョークが少なめだったのも良かったかな。 ただ、話のテーマが新興勢力の海底王国との衝突ばかりで終わってしまったのが個人的には残念。せっかく冒頭でアメリカやフランスが出てきてるんだから、どちらかというと「他国が持っていない技術・資源を持つ小国を狙う大国とどう戦うのか、どう折り合いをつけるのか」をテーマにした政治劇強めの話の方が面白かったと思う。ウインターソルジャーみたいな感じで。ワカンダってそういうテーマにぴったりの舞台設定じゃないですか。僕はそういう骨太は物語の方が好みなので、勿体ないなぁと感じておりました。 ネイモア軍団の行動もよくわからんことが多くて。一々橋の上で襲撃しなくても、ちゃんと当初の予定通り交渉すればよかったじゃないですか。そのうえで交渉を断られたら襲撃すればいいだけで。アイアンマンもどきのお披露目もCIAとの追っかけっこで十分できてるし。将軍とオコエの対決の伏線を貼りたかったのかもしれないけど、それは街襲撃とかで作れたしなぁ。 あとネイモア軍の不死身の理由も結局語られないまま終わってない?ネイモア自身は肌が乾燥したら弱くなるというのはあったけど、一般兵も不死身レベルなのがよくわからんかった。ソーの時もそうなんだけど、細かいことは投げっぱなしなのが最近目立つ気がする。 あとサノスの後で地球で新たな未知の力を持つ強豪が現れると、「君ら指パッチンの時なにしてたん?」ってなっちゃうね。エターナルズもそうなんだけど(エターナルズは苦しい言い訳をしてましたがw)。タロカン帝国だって半分ぐらいは人減ってるだろうにw ただ、冒頭の無音のマーベルロゴのシーンと、最後の喪服を燃やすシーンはベタながらぐっとくるものがありましたね。僕は泣いてないけど。 もし邦画だと、あそこは主人公が大泣きしてるんだろうなぁ。 やはり本作のように、静かに雰囲気だけで語るシーンは好きなんだよね。ここだけで+1点はある。 しかしフェーズ4もこれで終了ですか。 正直何してるフェーズなのかわかんなかったな。サノスという大災害のあとのその後を描いているだけで、MCUというシーンにおいてはスパイダーマンの退場劇とドクターストレンジの覚醒およびマルチバース世界の説明のみで、他は新キャラがちょこっとお披露目しただけで、全体的な話は特に進展なし。シリーズにおいて一番面白みに欠けるフェーズではありました。 アントマンから始まるフェーズ5からは面白くなることを期待してますよ。 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-25 10:40:45) 6. チャドウィックの追悼映画として観れば良いのだろうが、失礼ながらそんなに思い入れがないんだよね。なのでアクション映画として観ると、正直微妙だった。 とにかくブラックパンサーが出てくるまでが長い。途中ダレちゃった。流石にシュリは線が細過ぎて、どうも強そうに見えない。活躍の時間も短かったしね。 観客は、ワカンダがコテンパンに追い詰められて、満を持してのパンサー登場で盛り返すというカタルシスを求めているのに、敵国にも罪のない民が居る、自国の民のため私的な復讐はしない、というテーマでブレちゃってるんだよね。その意志を継ぐというのは良いのだけれど、せめてもう少し短くまとめられたらテンポ良く観られたのでは。 ヴィランも魅力がなく、せっかく背景を描いているのに中途半端。 他キャラも、アイアンレディとか、アバターみたいな魚人間とか、終始パクリ感がぬぐえないまま終わってしまった。 次作では息子君がパンサーを継ぐんでしょうかねぇ。 【ノン】さん [映画館(字幕)] 5点(2022-11-19 18:19:58) 5.《ネタバレ》 『すずめの戸締り』がハコいっぱい占拠しちゃってるものだから『ワカンダ』はアタシの生活時間に合うIMAX上映が全く無くてドルビーシネマで見たけどサイズ感不足だわ。 ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなられたのでこの映画はチャドウィックさん追悼のカタチになっているのね。他の人が演じるのではなく、映画の中でも亡くなった設定になって現実と創作とをリンクさせる感じで。 その哀惜の念は見事に表現されていたと思うわ。ただ、もうチャドウィックさんを見送る会みたいな、厳かな鑑賞姿勢を観客に求めているような映画でヒーロー映画としての面白味はスポイルされまくり、どっかで見たような要素ばかりで組み立てられていて、そんな状態をチャドウィックさんは望んだかしらねぇ?って思っちゃった。 本筋は海の中からやってくる相手との戦いの物語なのだけど当然『アクアマン』感が出ちゃってるのよね。で、『バトルシップ』感も少々、その上『グレートウォール』と『G.I.ジョー/バック2リベンジ』なんかも匂って、だけどそれらお莫迦映画のノリを出していいハナシじゃないのでどうにも楽しくないの。「楽しんじゃったら不謹慎」くらいな空気なの。笑える要素皆無ってワケではないけれど。王女とオコエと手作りアイアンマン少女のやりとりなんかね。だけどどうにも重さが冴えなさへと置換されてっちゃってる感じがしちゃうのよね。 それに『ベイマックス』みたいな王女の復讐心に対する葛藤と選択、勿論あれは正しいのでしょうけれどこれからのマーベル映画の姿勢そのものに縛りを与えちゃわないかしらねぇ。娯楽と政治的配慮(ポリティカル・コレクトネスね)との間でどんどんつまらないモノになってしまったら、それはそれで困っちゃうわね。 マーベルファンにとってこれはとても大切な作品だと思うのだけど、アタシみたいにマーベル追い切れません、ってハンパに浅い人も多いと思うのよね(映画は押さえてるけどドラマの方はせっかくディズニー+加入したけどどれもあまり楽しめなくて途中でリタイアする作品続出)。あまり観客層を狭めてしまうような映画作りは避けた方がいいんじゃないかしらねぇ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-11-16 14:22:55) 4.《ネタバレ》 うーん…率直に、あんまし楽しめませんでしたかね…(まあ別に、そもそも前作だってMCUの中では取り分けて好きな作品でもなかったので、当然と言えば当然なのかも知れませんが)…とにかく、何もかもどこかで一回は(少なくともマーベル以外の有名アクションも含めれば「絶対に」というレベルで)観たコトあるモノばかりで構成されてるって感じで、とゆーか何故だか明らかに『アイアンマン』とか『アクアマン』とかに(むしろ意図的に)寄せまくってってましたよね?あと、女性ヒーローもの(女性の戦闘キャラもの)てのもコレも昨今はむしろも~ソレばっか…という感覚も強力にある中で、その意味でも本作ではソレが作品のポイントにもなり切れてなかったかな…とも。その上でシンプルに尺も流石に長過ぎです。最近はミョ~に長尺のアクション作が幅を利かせているのも確かかと思いますが(理由は知りませんケド)、個人的にはソレこそアクションなんて(理由も無く)2時間以上になったら基本的には評価はただ下がるダケの映画ジャンル…だとしか思ってないのですケドね(インド映画とかは、アレは半分ミュージカルだからある種しょーがない…てダケなんですよ)。 あともう一点、今作は根本的にはMCUの関連作品ですらないとさえ言える…つーか(=基本、ワカンダの関係者+新規の敵、しか出て来ないのであって)。その意味では(恐れていた)ユニバースものの弊害とゆーか、むしろアベンジャーズの存在・設定が今作においては邪魔になってしまってる…という感覚も強くありました。正直、たぶん『ブラックパンサー』でもう一作はあるのでしょーけど、嫌な予感しかしないとゆーかそもそもオチがどんな感じになるかが(現時点でも)うっすら見透けてしまってるとゆーか、結論的にはまた3年後くらいにコレと同じよーなレビュー書いてんだろーな…という気しかしないのですよね。(好い意味で)期待を裏切ってくれるコトを願ってます…… 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 5点(2022-11-13 17:02:16) 3.《ネタバレ》 原作未読。配信ドラマも一切見てません。 『エンド・ゲーム』後のMCUを引っ張っていく重要な一人と思われていたワカンダ国王であり守護者ブラック・パンサーでもあったティ・チャラは物語から去り、妹のシュリが後を引き継ぐことになるお話。あまりにも残念なチャドウィック・ボーズマンの早逝により代役を立てるか議論は相当あったと思われますが賛否両論でしょうね。 国王の死により世界中から狙われる超鉱石ヴィブラニウムを巡った争いはあんまりピンとこなかったな。「物凄い科学力と戦闘力を有しているワカンダに挑むかな」とか「争いで平穏が破られたというけどパッチンのとき何してたんだこの海の人」とか色々考えちゃいましたね。その争いが起こることになったヴィブラニウム探知機を開発したマサチューセッツ大に通う天才少女リリも、わざわざ鉄をガンガンやってお手製スーツでアイアンマンを重ねようっていうのが透けて見えるし、オコエとナキアもスーツを着るようになったけど二番煎じ三番煎じ臭がスゴかった。シュリを看板にするには荷が重いので脇を装って侍らせたけど薄っぺらくて失敗って感じ。 過去にズバ抜けた科学力を見せてたワカンダも描写がヌルくてあっさり侵入されたり、ワカンダと同様にヴィブラニウムを保有している海の国タイカンと争うのも女王を亡くしたシュリの復讐心からきてましたがありきたりだなと思ったし、タイカンの王ネイモアはティ・チャラのような器の大きさを感じさせながらも途中からテロリストみたいな安っぽいキャラになったし、バトルもいつも通りの雑な大混乱戦で多くの民が死んでいくし両者悪者じゃないしで中途半端にしか見えなかったですね。長い上映時間のわりに全体的に見どころ少なく魅力もなく「チャドウィック・ボーズマンの喪失は大きいな」とつくづく思わされる内容だった。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2022-11-12 21:27:35) 2.いや、初日でIMAXの3Dで観てきました。 完全なネタバレは主義じゃ無いので、アレです。 ブラックパンサーの彼を思う事にする。 ――そして、受け止める。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 彼は…黒人俳優でも一際笑顔が可愛いイメージがあり、頼れる男の表情をも持っていた。 そして、数少ない主役を張れる男だなーと感じていた。 そう…まさに、ヒーローを演じれる男だったんだなー…と実感。 大好きな役者であり、武道家のブルース・リー。 俺が、その存在をしっかりと把握した時には…悲しくも既に他界していた。 言うまでもなく、リーは強いカリスマを持った男。 更には格闘技以外の面でも指導者であったリーに対して…周囲がリーという「主役のいない中」でも、彼をずっと渇望した姿勢を崩さなかった…。 まるで、また復活して欲しいと願うように。 勿論、俺も同じく渇望していた。 何年も、何年も、リーの軌跡を追うように本を読み、写真を観まくり漁った。 そして…神の摂理で、それは(今のところ)難しいと知りつつも理解する。 彼が復活しない中でも、代わりに愛する者の心に、永遠に消える事のないブルース・リーが刻まれるという事を。 それと同じく、強大なコンテンツとなったMARVELヒーロー。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 惜しまれつつ世を去った者を想う…ただ、想う。 出来るならば、その姿を心に刻み続けたいな…なんて、上映後に考えてしまった。 亡くなった者を殺さない方法。 それは、胸に刻む以外…今の俺は出来ない。 消えたのは、彼ではない。 心から消さないように、俺達がしなきゃならない。 切ないな、マジで。 ワカンダ・フォーエバー。 彼と共に…永遠に。 . 【映画の奴隷】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 17:48:42) 1.《ネタバレ》 アベンジャーズ大好き、ブラックパンサーには感動、オコエのキャラに共感する私にはとても魅力的な作品。 チャドウィックさんの突然の訃報に動揺した私を、きちんと落ち着かせてくれました。 乗り越えて盛り上げたいとのマーベルの心意気、素敵だと思った。 本作はブラックパンサー登場が見せ場だが、王女シュリの成長物語でもある。 国としての姿勢や為政者の心構え、そして家族についても語られる。 丁寧に会話を聞いていくと、シュリの苦悩や希望が少しづつ分かってくる。 シュリをそしてワカンダをどんどん応援したくなる。 ブラックパンサーびいきの人は是非みて欲しい。 前作の観直しは必須です。 【たんぽぽ】さん [映画館(吹替)] 8点(2022-11-11 16:36:15)
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