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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 脚本を担当した小山薫堂が実際に提唱するという湯道をテーマにしたオリジナルストーリー。あまり期待していなかったのだが、普通にお風呂をテーマとした群像人情喜劇として楽しめた。メインの話からしてすでにありがちなのだが、そこが安心して見ていられるのはいかにも日本映画らしいし、見ていてなにか幸せな気持ちになれる。泣くまでもいかないが、ほろっとさせられるシーンもいくつかあり、中でも、息子の出所を待つ歌好きの常連客(天童よしみ)とその息子(クリス・ハート)が銭湯でお互いを認識し、「上を向いて歩こう」を二人で歌うシーンがとても良い。(「いい湯だな」じゃないのもベタ過ぎない感じがする。)同じ脚本家の「おくりびと」で銭湯の主人役と常連客役として共演していた吉行和子と笹野高史が本作では銭湯の常連客の夫婦を演じているのも面白かった。(吉行和子が亡くなってしまうのは「おくりびと」と同じ。)テーマになっている湯道についてはもう少し成り立ちや所作などを踏み込んで描いても良かった気がして、最後に新しい家元(柄本明)が響き桶を湯道の新しい作法とすると言っているが、なんかピンとこない。湯はマイサンシャインとか「湯」とかけたダジャレも寒いギャグでしかないのだが、この映画だとなんだか許せてしまう。エンディングテーマは登場人物たちが「You Are My Sunshine」を歌うというのも(ちょっと「クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦」のエンディングを彷彿させているが。)最後まで観客に幸せな気持ちのまま劇場を後にしてほしいというスタッフの思いのようなものが感じられた。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2025-05-03 23:56:49)(良:1票) 《更新》
1.《ネタバレ》 非常に優れた一つのアイデアだ、と思うのですね。こーいうのってこの国には他にも、ホントに&フツーにたっくさん在るのだと思うのですよ(⇒例えばそれこそ、こないだの『PERFECT DAYS』のアレとか、とて)。おそらくそれは、概して単なる技術・知識の体系には留まらず、或いは実践や修行の方法論や数限り無い(成功と失敗の)経験則を含めてもまだ足りない、もっと高次の文化や伝統、場所・人の集まり、価値観・思想・美学、そして更に上のナニか、までをも包含している、それに「道」と付け加えて「可視化」するというやり方は、実にしっくりと分り易く、且つ効果的だと思うのですね。もし失われるくらいなら、とりあえずも~ナンでも「道」って言い張っちゃえば好いじゃんか!な~んて(⇒ジャンルも問わず、集団だろーが個人だろーが、誰かが一生掛けて懸命に極めて・歩んでるモノだったら全部それで好いんじゃねーか…と)。
群像劇とも言える様な言えない様な、確かに少し雑多な印象が冒頭からも強いという作品には見えたのですが、この構成は結局、そーいう非常に多様な側面を持つ奥深きとある概念、を表現するための演出上の仕掛けだったのだ…と思えば、個人的にはソコにもかなりしっくり来たとは言っておきたいです。また実に、ホッコリと文字どおり「温まる」お話の集合であったコトも含めて、心置きなく一点プラスしておきます。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-02-19 23:57:37)(良:1票)
マーク説明 |
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《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
12人 |
平均点数 |
6.17点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 8.33% |
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5 | 4 | 33.33% |
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6 | 1 | 8.33% |
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7 | 4 | 33.33% |
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8 | 2 | 16.67% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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