みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
394.娯楽映画と割り切ればかなり高レベルの作品だとは思うのだが、いかんせん観客はデビッド・フィンチャーの最新作を期待している。そういう意味で、これはマスを相手にした普通の娯楽作品でしょう。設定もおもしろいし、キャスティングもかなり成功している。ストーリーは安易とも取れるが、支えている着想がオイシイのでそれほど質は下がっていない。ついにジョディ・フォスターがお母さん役になったか、という感慨や、フォレスト・ウィテカーが最後まで信じ切れないキャスティングの妙でラストまで飽きずに観られる。あくまでもフィンチャー作品としてではなく、娯楽作品としての合格点。ただし期待するものとはやっぱり少しズレている。 【anemone】さん 8点(2003-12-28 11:29:37)(良:2票) 393.プロットは確かにサスペンス・スリラーの王道。だけど、あのデビッド・フィンチャーがまともにそんな映画を撮るワケないじゃないか。…と、考える人こそが本作の幸福な鑑賞者になれるでしょう。すべてに破格な『ファイト・クラブ』の後、彼が次に目論んだのは、ワンショットもゆるがせにしない古典的演出を、いかに現代的なキャメラワークで実現できるかということ。実際、ここでフィンチャーが見せるサスペンス演出は、あきらかに50・60年代的なものであり(この作品と比較するに最もふさわしいのは、『不意打ち』というオリビア・デ・ハビランド、ジェームズ・カーン主演の1964年度作品でしょう)、いささかも「現代的」な大袈裟かつセンセーショナルなこけおどしを用いていない。それゆえ、かったるいだの、物足りないとおっしゃる向きも分からなくはないのだけど、そういう時に皆さんが求めているのは「サスペンス」じゃなく「サプライズ」でしょう? そういったハズシ方こそが、いかにもフィンチャーらしい「戦略」だと思うんだけどなあ。あと、これを「本当は『エイリアン3』をこういう風な映画にしたかった」という彼の、”裏『エイリアン3』”として見ても、面白いんじゃないでしょうか。…この見方、ダメ? 【やましんの巻】さん 9点(2003-10-06 18:21:16)(良:2票) 392.もうグルングルン動きまくるカメラワークに驚きです!まるでミニチュアの豪邸をCCDカメラで撮影するかのようです。特に強盗が入るまでのシーンは3階から2階、1階へと壁をすり抜け、今度はキッチンのコーヒーメーカーの取ってへ抜け、ドアの鍵穴等々。この辺はかなりのカット数を要したんでしょうね。スゴイです。オープニングの何でも無いようなシーンもついやられた!と思いました。欲を言わせて頂くと全体的に何か物足りない気がしましたね。ジョデーも迫真の演技でしたが、子役の女の子もクールで中々の名演技でした。 【さかQ】さん 7点(2002-05-26 17:19:12)(良:2票) 391.《ネタバレ》 OPから凝ったタイトル・キャストロールで魅せます。越したばかりの家に強盗が押し入る、という王道かつ、ありきたりなストーリーに「パニック・ルーム」と呼ばれる避難室を軸に据えて、CGと多彩なカメラワークを駆使し、次から次へと起こる母子と強盗との駆け引きを気を逸らせる事無く見せる展開運びが秀逸。特にひねりがある訳でもなく、この上なくストレートでシンプルなプロットを2時間弱の間、ほぼ変わらない舞台と限られた登場人物だけで作り上げた密室劇。見せる術を使い切ったかの様な監督の挑戦の様な映画です。監視カメラ上で強盗の姿を確認し、ボールが転がる映像と跳ねる音がシンクロして現実である事を知った時の恐怖と緊張感。母子が強盗から逃げ回る4階建ての屋敷内を階段、エレベーターを使い立体的・俯瞰で捉えるカメラワーク。メグが携帯を取りに部屋を出る時のスローモーションと無音の凄まじい緊迫感。兎に角演出に小技が効いていて単調になりがちなこのシンプルサスペンスを如何に退屈させずに見せるかという努力が伺えます。ジョディ・フォスターは表情と感情表現が豊かで文句無い説得力で惹き付けます。流石です。フォレスト・ウィテカーは気の弱さ、人の良さが上手く表現されていて感情移入してしまい、ラストは逃げ切って欲しかったなぁ、としみじみ感じてしまいました。 「トワイライト」シリーズでその名を一気に知らしめたクリステン・スチュワートはまだあどけない可愛らしさと、その違和感のない自然な演技に目を奪われましたね。セントラルパークでの母子のラストカットは2人が体験した悪夢から解放された安心感と、ハッピーエンドの余韻が印象深く残る美しいラストシーンでした。 【miki】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-21 21:47:45)(良:1票) 390.《ネタバレ》 少々ありきたりな設定ですが、犯人一味が家に侵入してくるシーンの不気味さやパニックルームを巡る攻防戦の緊張感の持続はかなり良いと思います。フォレスト・ウィッテカーが黙々と作業をするところや銃を持ったラウールが暴走し始めるところも怖い。ただ、後半のジョディママが家中を駆け回り反撃にでるアクションシーンは面白味に欠けているように思えます。それは監視カメラによる視点や物音で部屋の様子をうかがうといったパニックルーム本来の機能が使われなくなってしまっているということもありますが、やはりウィッテカーが完全に良い人に傾いてしまっている上に、銃を取られ覆面を取ったら完全に不気味さを失ってしまったラウールの活劇性の無さによるところが大きいです。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-04-30 18:12:23)(良:1票) 389.《ネタバレ》 悪いけど、唖然とするほどつまらなかった。 まず最初から犯人のしょぼさが丸出しになってるので、わけのわからないものと対峙するという緊迫感がない。主人公の環境説明というか、背景が薄いので全体にドラマも薄い。 ボコボコにされるだけのだんなの扱いもひどい。 ならばゲーム感覚で、侵入者VS篭城者の対決を楽しめるかというと、アイデアがいちいち出たとこ勝負でほんとにやすいゲーム並。 ならば母親愛に重点を置いて人間ドラマ?と思えば、部屋を出てモニター壊し始めた時点で、もういつぶちきれた娘が殺されてもおかしくない状況。あとは犯人への報復に執念を燃やすだけのデスマッチの様相で、なんか腰砕けの展開に後半半笑いでみるしかなかった。 正直、時間返せレベルです… 【あにさきすR】さん 3点(2004-10-27 12:51:30)(良:1票) 388.こりゃ面白い!と感動したのにココでは平均点が低いのか。少し残念である。まずこの作品の発想のよさはなんだ。一軒屋を使ってるだけなので低予算で大丈夫。(実際は知らないけど)引っ越してきたばかりだから電話線も繋がっていない。パニックルームの中にガスを吹き込んで警告する。娘が糖尿病。なんといい発想をしているのだろうか。まして主演はジョディフォスター。俺はジョディフォスター好きなのだ。羊たちの沈黙の頃の美しさには負けるものの、まだまだ美人だ。胸をいささか協調しすぎか。そしてカメラワークのカッコよさ。デヴィッドフィンチャーの力量が発揮されている。演出や編集もうまい。この映画のどこに文句をつけたらよいのか?この映画の発想、演出、演技には俺にとっていい意味で期待を裏切られてばかりであった。決まりきったような内容の映画が多い中、こうした発想と新しさで勝負してくるようなエンターテイメントこそ自分は評価したいと思い、10点とさせていただいた。 【カジ】さん 10点(2004-10-26 23:52:03)(良:1票) 387.旦那が一番の被害者だと思う。 【一番星☆桃太郎】さん [地上波(吹替)] 4点(2004-10-25 00:51:26)(笑:1票) 386.あんまパニクってない 【諸星わたる】さん 3点(2004-04-12 23:12:52)(笑:1票) 385.映像が暗くて観難くて、かなり苛々した。ちょっとした光を探すのに集中してしまって、何がどうパニックルームなのか分からずじまい。この映画にライトが当たる事は無いと確信した。 【日雀】さん 3点(2003-12-23 21:16:12)(良:1票) 384.パニックルームじゃない、パニック親子だよ。 【c r a z yガール★】さん 2点(2003-11-29 21:09:53)(笑:1票) 383.《ネタバレ》 あの家で起こった全てを視聴者に丁寧に観せてくれたのにあの終わり方のせいで最後の最後で突き放された感覚。部屋数の多さをあえて強調せず今何階で何が起こってるという脚本と移動が私達に分かり易くしてくれたカメラワーク(CG)は良かったですね。それに出演者のキャラクターがストーリーにちゃんと合ってて必要性のある性格まで巧く表現されてて理解できました。J・フォスターはファンなの好みの映画になるはずだったけど、やっぱり最後がね。 【tomomi】さん 7点(2003-11-16 03:58:11)(良:1票) 382.鶴瓶似の彼、よく映画に出てますね。家では彼が画面に登場すると「鶴瓶キターー」と盛り上がります。映画のほうですが、ジョディーが出演してるわりに、普通のサスペンスになっちゃいましたね。期待が大きかったせいでしょうか。 【パママのタルト】さん 5点(2003-11-12 17:19:24)(笑:1票) 381.期待しすぎたのか、それほどでもなかった。パニックルームに電話もない、何もない、ただの自動ドアの物置じゃん。一番気になったのは、犯人役で、結構良い人だった役の人が笑福亭鶴瓶に似てませんか? 【カズレー】さん 5点(2003-11-11 16:02:05)(笑:1票) 380.これは面白い。パニック・ルームという部屋の特性が映画の中で上手く活かされていると思う。広い屋敷内でのスリル感煽るカメラワークは絶妙。観ている間ほどよい緊迫感が保たれる、小ぶりではあるが良く出来たサスペンスだと純粋に思う。ただ、犯人逮捕直前のシーンがいまいち気にいらないので評価点よりマイナス1点。 【SAEKO】さん 7点(2003-11-03 14:05:03)(良:1票) 379. 個人的にデビッド・フィンチャーなんかにゃ全く期待していなかったけど、コイツは予想を遥かに下回るつまらなさ。伏線張りまくった挙句に全部思いっきりスカして、サスペンスから一転ショボいアクションにシフトする後半~ラストの駄目駄目さはシナリオ(デビッド・コープ)に責任の大半がある。しかし、それに則って演出したのだから最終責任は監督のフィンチャーにあり、彼に非難が集中するのも止む無しだろう。どうやらテレンス・ヤングの「暗くなるまで待って」を意識したフシがあるが、生憎フレデリック・ノットの脚本じゃない上に賊もアラン・アーキンが演じたロートのような不気味さも凄みも全く感じないので足元にも及ばない。フォレスト・ウィテカーが雰囲気ブチ壊し過ぎ。折角のジョディ・フォスターもコレじゃあ宝の持ち腐れだ。一般家庭を襲った犯罪者と住人との息詰まる駆け引きが主題の積もりなら、張った伏線を完璧に活かしきって極上のサスペンスを醸成したW・ワイラーの傑作「必死の逃亡者」を少しは見習え!5点。 【へちょちょ】さん 5点(2003-10-02 03:18:20)(良:1票) 378.巷で仲間内でとにかく不評のこの映画。期待してなかったけど、思ったより面白かった。盛り場が無いと言われればその通りだけど、あれこれ試行するのが妙味だった。部屋の中に有る物と無い物を予め示しておけば、もっとミステリーとかサバイバルの味が出せたと思うのだが… 【りの】さん 5点(2003-09-08 16:06:24)(良:1票) 377.カメラワークは話題になっているとおり凄いし、映像でこんなにハラハラドキドキさせるのはサスガ。ジャレッド・レトが結構いい味出してた。でもいままで観たフィンチャー作品(セブン、ゲーム、ファイト・クラブ)の中では一番インパクト薄いかな。あ、でもホント手に汗握るシーンの連続でおもしろかったけど。 【ultra soul】さん 6点(2002-06-17 22:48:27)(良:1票) 376.《ネタバレ》 ジョディ・フォスターの映画のなかでは特に目立っていないので、期待せずに鑑賞。 それがよかったのか、割りと飽きずに見ることができました。 キューブみたいな映画なのかと題名から思っていたので、そこはだいぶ違いましたが、、強盗から逃げる映画なのでありふれた内容ではあります。 ジョディ・フォスターと娘役の二人がずっととても綺麗ですね。 悪役の中の良い人がきっと助けてくれると思ってみてたら、やっぱり助けてくれた! それにしてもメグはどうやって警察にヘルプの合図を送ったのだろう、私が気づいてなかっただけかな。 そこはもう一度確認します☆ 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-01-18 00:26:18) 375.《ネタバレ》 最低限の設定を紹介して、ほぼ助走なしのフルスロットルで展開。 逃げ込んだ先に悪党の欲しいものがあるという筋立ては面白い。 悪党3人のキャラクター割りも、ソツがない。 ただの阿呆と憎たらしい極悪人と人情味溢れる職人。 パニック・ルームからあぶり出すシークエンスの後も、元夫や警官の登場など、観るものを飽きさせない工夫で2時間はあっという間。 フォレスト・ウィティカーが出てきた時点で、この母娘は無茶されないなっていう安心感が出ちゃうのが難点と言えば難点。 ジョディー・フォスターは、胸元も眩しいタンクトップで眼福の一作だが、警官に話した三つのいいことって何だよ、と気になって悶々しつつ観てしまう一作でもある。 それにしても、悪党一味をやっつけた後のジョディーの美しさは神々しいほど。 あのシーンは、きっとジョディーもこだわって撮ったに違いない。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-07-18 08:08:54)
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