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L.A.コンフィデンシャル

L.A. Confidential
1997年【米】 上映時間:138分
ドラマサスペンス犯罪ものミステリー刑事もの小説の映画化
[エルエーコンフィデンシャル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(1998-07-18)


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監督カーティス・ハンソン
演出伊達康将(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
キャストケヴィン・スペイシー(男優)ジャック・ビンセンス
ラッセル・クロウ(男優)バド・ホワイト
ガイ・ピアース(男優)エド・エクスリー
ジェームズ・クロムウェル(男優)ダドリー・スミス
キム・ベイシンガー(女優)リン・ブラッケン
ダニー・デヴィート(男優)シド・ハジェンス
デヴィッド・ストラザーン(男優)ピアス・パチェット
ロン・リフキン(男優)検事 エリス・ロウ
マット・マッコイ(男優)ブレット・チェイス
ポール・ギルフォイル[1949年生](男優)ハリス・”ミッキー”・コーエン
パオロ・セガンティ(男優)ジョニー・ストンパナート
グレアム・ベッケル(男優)ディック・ステンスランド
スティーヴ・ランキン(男優)ミッキー・コーエンを逮捕する警官
アンバー・スミス(女優)スーザン・レファーツ
サイモン・ベイカー(男優)マット・レノルズ
トーマス・ロサレス・Jr(男優)メキシコ人
ノーマン・ハウエル(男優)警官
トマス・アラナ(男優)マイケル・ブルーニング
ジム・メッツラー(男優)市議
ブレンダ・バーキ(女優)ラナ・ターナー
ジミー・オルテガ(男優)メキシコ人(ノンクレジット)
レニー・ロフティン(男優)ハリウッド駅にいるカメラマン
田中秀幸ジャック・ビンセンス(日本語吹き替え版【ソフト】)
菅生隆之バド・ホワイト(日本語吹き替え版【ソフト】)
宮本充エド・エクスリー(日本語吹き替え版【ソフト】)
有川博ダドリー・スミス(日本語吹き替え版【ソフト】)
高島雅羅リン・ブラッケン(日本語吹き替え版【ソフト】)
永井一郎シド・ハジェンス(日本語吹き替え版【ソフト】)
小島敏彦ピアス・パチェット(日本語吹き替え版【ソフト】)
山野史人検事 エリス・ロウ(日本語吹き替え版【ソフト】)
秋元羊介ブレット・チェイス/カーライル(日本語吹き替え版【ソフト】)
菅原正志ジョニー・ストンパナート/ディック・ステンスランド/フィリップ(日本語吹き替え版【ソフト】)
島香裕暴力を振るう夫(日本語吹き替え版【ソフト】)
仲野裕リーランド・“バズ”・ミークス(日本語吹き替え版【ソフト】)
遠近孝一マット・レイノルズ/ルイス・フォンテイン(日本語吹き替え版【ソフト】)
大木民夫市警察本部長(日本語吹き替え版【ソフト】)
斎藤昌スーザンの母親(日本語吹き替え版【ソフト】)
塚田正昭法医学者(日本語吹き替え版【ソフト】)
江原正士ジャック・ビンセンス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
山野井仁バド・ホワイト(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤原啓治エド・エクスリー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
中村正[声優]ダドリー・スミス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
青野武シド・ハジェンス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小川真司〔声優・男優〕ピアス・パチェット(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石森達幸検事 エリス・ロウ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
千田光男ブレット・チェイス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
中田和宏ジョニー・ストンパナート(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
塩屋浩三ディック・ステンスランド(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
茶風林暴力を振るう夫(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
星野充昭酒屋店主(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大山高男リーランド・“バズ”・ミークス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
坂口賢一マット・レイノルズ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
辻親八メキシコ人(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
富田耕生市警察本部長(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴鹿千春カレン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
田原アルノ法医学者(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西村知道検死官(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
吉田孝(声優)レイ・コリンズ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
加瀬康之ルイス・フォンテイン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
片岡富枝スーザンの母親(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
出演デボラ・カーHerself(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
ヴァージニア・メイヨHerself(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
マリリン・モンローHerself(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
ジェーン・ラッセルHerself(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
フランク・シナトラHimself(アーカイヴ映像/ノンクレジット)
原作ジェームズ・エルロイ「L.A.コンフィデンシャル」(文藝春秋社)
脚本ブライアン・ヘルゲランド
カーティス・ハンソン
音楽ジェリー・ゴールドスミス
作詞サミー・カーン〔音楽〕"The Christmas Blues"
ジョニー・マーサー"Ac-Cent-Tchu-Ate the Positive"他1曲
アイラ・ガーシュウィン"But Not for Me"
ロレンツ・ハート"The Lady Is A Tramp"
コール・ポーター挿入歌"Looking At You"
作曲ジョージ・ガーシュウィン挿入歌"But Not For Me"
コール・ポーター挿入歌"Looking At You"
編曲アレクサンダー・カレッジ(ノンクレジット)
アーサー・モートン〔編曲〕(ノンクレジット)
挿入曲ビング・クロスビー"Mele Kalikimka"
ベティ・ハットン"Hit the Road to Dreamland"
ジョニー・マーサー"Ac-Cent-Tchu-Ate the Positive"
ディーン・マーティン"The Christmas Blues"他1曲
ジャッキー・グリーソン"But Not For Me"
撮影ダンテ・スピノッティ
ジェームズ・ミューロー(カメラ・オペレーター)
製作カーティス・ハンソン
アーノン・ミルチャン
マイケル・G・ネイサンソン
ブライアン・ヘルゲランド(共同製作)
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ダン・コルスラッド
配給日本ヘラルド
美術ジャニーン・オッペウォール(プロダクション・デザイン)
衣装ルース・マイヤーズ[衣装]
編集ピーター・ホネス
録音アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳林完治
スタントボブ・ヘロン
リック・エイヴリー
ジミー・オルテガ
ジョーイ・ボックス
あらすじ
1953年のLA。カフェで6人の男女が惨殺された。ロス市警は捜査を開始。捜査の鍵を握るのは謎の女リン(キム・ベイシンガー)。彼女を追う警察官はトラウマを抱える熱血漢バド(ラッセルクロウ)と野心家エド警部補(ガイ・ピアース)、もう1人は曲者ヴインセンズ(ケヴィン・スペイシー)、役者は揃っている。しかし事件は思わぬ展開に・・・。

花守湖】さん(2006-07-29)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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346.《ネタバレ》 主要人物のキャラクターがそれぞれしっかり描かれているのね。これがまず、特筆すべき点であり、おもしろいのよ。出てくる人間がどれもこれも清廉潔白な人がひとりもいないのがこの作品のよいところ。事件の真相解明は二の次。殺人事件を発端に、怪しい人間模様が次第に明らかとなることに尽きると思う。
何人かの方がおっしゃっているように、一回見ただけではわかりにくいわよね、なにしろエドにバドにバズだもの。でもラッセルとスペイシーの見分けがつかなかったというご意見が多いのには正直驚きました。だって前頭部の生え際を見れば歴然とその違いがわかるはずだもの。
警察、ショービジネス界、実業家・・・ここでは天使の街の裏の世界が舞台だ。クラシックなムードが漂う50年代のL.A.が魅力的です。短く刈りあがった男たちのうなじも清潔で魅力的だ。
いつも怒ってるラッセル・クロウのキレ具合がすごい。でも「ヴェロニカに似てると言わないのはあなただけよ」というリンに「君のほうがきれいだ」なんて溶けそうなことを言う憎いやつだ。そしてケヴィン・スペイシー。上手いっ!感動ものの上手さです。その表情の素晴らしさ、巧みさ。顔のいろんな筋肉の使い具合というのかしら、ちょっとした目、口の動きで全てを表現してしまう。あの死に際の演技は芸術です。
どことなく俳優たちのまわり、背景に倦怠、退廃的な雰囲気を漂わせた、サスペンスというよりもハードボイルドな群像劇のような印象をうけました。
何回観たかわかんない映画、とにかくこの作品のラッセルは最高です。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-08 13:17:59)(良:3票) (笑:2票)

345.最初に劇場で見たときには、登場人物やその人間関係が一度に理解できなくて「どこがそんなにいいの?」って感じでしたが、2度、3度と見て分かってくるとよくできた映画だと思うようになりました。結構複雑な話をうまくまとめてる脚本、俳優の演技、運び方のスピィディさ、スリルとサスペンスなど一級品です。映画館では巻き戻しはないので、?と思ったのは何度か見なきゃね、と教えられた作品です。最初は下見のようなもので、回数を重ねれば細かな演出や演技に気がついておもしろかったりするものは多い。また時代を経てから見ると違う感想になることもある。ここでのケビンの死ぬ時の演技はすごかった。目が死んでいくのよー。確かめたい人はまた見てね。 キリコさん 9点(2003-02-19 22:23:08)(良:2票)

344.公開当時話題になった作品ですが1950年代モノということでイマイチ乗り切れず25年も経過してしまいました。今見ても画質は綺麗だし、なぜあれほど毛嫌いしていたのかよく理解できませんが。

人気の小説から抜粋された物語ということで脚本は非常によく出来ています。ただし登場人物がかなり多く序盤から情報過多で少々忙しいです。ただ他の方もおっしゃっている通り、主役級の3名(+数名)のキャスティングがやたらめっちゃドンピシャリとハマっていて、特にスぺイシー・クロウ・ピアースの3名は役と見た目があまりにもピッタリで笑っちゃうほど。また、リン役のキム・ベイシンガーもまさに50年代ハリウッドゴージャスを体現していて初登場時は息をのむ美しさです。彼女は複数の男たちを虜にする美しい女性を演じますが、実は彼女が一番年上で公開時44歳だというから驚きです。(ちなみにケヴィン・スペイシー38歳、ラッセル・クロウ33歳、ガイ・ピアース30歳)
複数の人間が多方面から二重三重に絡まる核心部は終盤が近づくにつれてある一人に収束していきます。全体的に話が入り組んでいますが見終わってみると案外単純、伏線もそれなりに貼られていますので結果論的にはよく出来た脚本だと思います。ただ、映画を見ている最中はなかなかややこしくて名前と顔を覚えるのが忙しかったです。

キーワードになる「ロロ・トマシ」のカラクリには心底ゾクゾクしたし、序盤に当の本人が口にする「更生しないと判っている悪人を背後から撃ち殺せるか?」という伏線回収も心底素晴らしかったです。自分の頭の悪さにはガッカリですが、登場人物が多く話も少々複雑なので複数鑑賞が必要な作品です。映画用にもう少しスッキリさせることもできたと思いますので、そういった意味では少々残念でした。 アラジン2014さん [インターネット(吹替)] 7点(2022-09-20 16:39:46)(良:1票)

343.《ネタバレ》 本作で一番面白かったのは何と言ってもキャスティング。特に物語の核となる三人の刑事達のキャストは完璧ですね。頭はキレるし正義感もあるんだけれど生意気な新米刑事にガイ・ピアース、しょっちゅう暴れ回る暴力刑事に私生活でも暴れ回ってるラッセル・クロウ、TV業界への露出が多い曲者刑事にケヴィン・スペイシー。彼らは本当に役にピッタリ嵌ってた。
ストーリーは腐敗した警察で巻き起こる内部抗争ですが、主人公が実質三人もいる上に、それぞれの性格が全く異なっている上に、誰の視点から描かれている訳でもないので、話がどう転んでいくか予想のつかないサスペンスが連続するという凝った作りになっています。
ただ50年代のロスを描いたにしては、画面があまりに綺麗に写りすぎている気もしました。いかにも現代で当時を再現しましたって思ってしまいましたが、その辺りはどうなんでしょうね。 民朗さん [地上波(字幕)] 7点(2013-05-19 23:41:39)(良:1票)

342.見事な構成力の作品、力作だと思います。でまあ、ミステリなので内容にはなるべく触れないようにしたいと思いますが・・・でも言いたいのは、クライマックスの銃撃戦。これ、ヤなんですよねえ、「はい、出血大サービスで銃撃戦もオマケしておきます」ってな感じで。いや、確かに見事な構成ではあります。ただし段取り臭い。多少映画がいびつになろうとも、ここはやはり「追いつめられた」感を徹底的に描いてサスペンスを盛り上げて欲しいところ。それを何だか、「はいはい次は銃撃戦ですね」「何しろ台本に書いてあるんだもん」みたいに、手際良過ぎないかい? と言う訳で、“オモシロ過ぎて、ちとイヤミ”な映画でした。ああ面白かった。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-22 21:49:22)(良:1票)

341.「特盛り、つゆだく、ネギだくで」って感じでした。
ええ、お腹いっぱいです。
棘棘棘棘棘棘棘さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-23 01:37:55)(笑:1票)

340.何とも豪華な出演陣。物語もよくできている。どちらも映画3本分ありますね。いい意味でお腹いっぱいの映画でした。 kaaazさん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-11 03:05:12)(良:1票)

339.《ネタバレ》 憎らしいほど良くできている。原作は未読だが、長編でかつ複雑と言われる原作を見事に纏め上げている。脚本は練り上げられている上に、シーンの構成にも無駄がない。2時間を超える大作だが長さを全然感じさせない。
俳優陣の演技も凄い。ラッセル・クロウの出世作だが、ケヴィン・スペイシーとガイ・ピアースもしっかりとキャラクターを打ち出していた。全員がはまり役で非の打ち所がない。個人的にはガイ・ピアース演じるエドに最も共感した。こういうタイプってもてないんだよなあ。
公開時は確かまだ中学生か高校生で恋愛とかよく分かっていない時期(今も分からないが)だったので、リンのキャラクターがよくつかめていなかったのだが、今観なおすと強くてはかなくてとても魅力的な女性だということが分かった。アカデミー助演女優賞を取るほどの演技だったとは思えないが、円熟した魅力プンプンで最高だった。
細部にまでこだわった演出も見事で、エドは実は2度目の突入の際にも、メガネを忘れているんですよね。でもそれを吹っ切って突入する際の表情に惚れた!いや、女にはもてないんだけど、そこにもまた共感する。一般的にはノワール映画の持つ魅力や興奮を存分に堪能できる素晴らしい映画なんですが、僕にとってはやっぱりエドの映画だ。
いずれ原作も読んでみよう。 枕流さん [DVD(字幕)] 9点(2010-12-05 18:26:57)(良:1票)

338.《ネタバレ》 重厚すぎず軽快すぎず、暗すぎず明るすぎず、広い層に無理なく受け入れられるという印象を受けました。
バド、エド、ジャックの三者三様の個性が楽しい・・・この3人での連続刑事ドラマにしてほしいくらい。
ジャックがあっさりと・・・は少し残念でしたが、彼は前半一番の存在感があったと思うので、全体のバランスからするとちょうど良かったのかもしれません。
真犯人は、ある意味刑事ものにはよくあるパターン・・・奇をてらったどんでん返しを狙わなかったことにより、王道行く仕上がりになったのではないでしょうか。
とはいえ最後はベタではなく、なかなか捻った終わり方。
あの終盤の流れから、爽快な後味で終わらせたのはお見事!
「終わり良ければ全て良し」と言いますが、本当にうまくまとめ上げたと思います。 午の若丸さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-17 21:31:18)(良:1票)

337.《ネタバレ》 さすがアメリカ映画ならではの娯楽大作。
最初から最後まで飽きさせずに見せるところは凄い。

終盤に警部が悪玉だと判明する当たりはドキっとさせられた。
この辺の演出は巧い。

ただ、細部のストーリーとつながりが分かりにくいのがネック。
はっきり言えば都合よくつなげすぎ。
裏が複雑につながっている大きな犯罪が、あんなにテンポよく解決していくのは都合が良すぎる。
ここは悪い意味でのアメリカ映画。

結果、楽しめるが都合良すぎる部分は残念、という感じ。 にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-15 00:29:36)(良:1票)

336.《ネタバレ》 ラッセルクロウに関するレビューでよく本作品の名前が出てくるので実は結構気になっててよーやくご縁あって鑑賞 登場人物が多く正直ややこしい でもそんな複雑な人物をうまーく見せながら展開するストーリーは見事 各俳優陣の高レベルな演技力 映像・音楽面も素晴らしく一流の香りがする映画です  が、個人的にはあんまりこういう「人撃たれまくり」な映画って苦手なんです まぁこういう内容なら仕方ないんでしょうが…  暴れん坊で体が丈夫な(最後の銃撃戦でよく死ななかったねぇ)ラッセルクロウにこの点数デ Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-11 08:29:21)(良:1票)

335.映画の醍醐味をふんだんに詰め込み、ものの見事にまとめ上げている。見終わった後充実した満腹感を与えてくれる至高の一作。社会性、メッセージ性の強い映画が最近の流行だが、やはり映画とは娯楽であり、その作り上げられた世界観に我々をどっぷり浸らせてくれるものであってほしい。この映画はその欲求を満たしてくれた。 遠州さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-11 17:34:47)(良:1票)

334.《ネタバレ》 とにかく濃密で完成度が高く、すごくおもしろかった。
三者三様己が道を行き、(ラストにちょっと生まれるけど)友情は二の次で、信念や利害が重なった時にそれぞれ心強い味方になる。ここらへんに大人のかっこよさを感じた。
謎解き要素もしっかりしていて、いくつもの展開が中盤から終盤にかけて交わりあい、次第に真相に近づいていく構成に一気に引き込まれる。
ただ不満というか希望だけど、あそこまでしっかり展開作りをし、キャラクターの個性も存分に引き出してくれたので、ラストは銃撃戦じゃなく息詰まる心理戦のようなものにしてほしかった。 チートイさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-02 11:52:57)(良:1票)

333.《ネタバレ》 3人の刑事の行動がどう絡んでいくのか、よく考えられたシナリオだったと思います。意外な「オチ」も、迫力の「ドンパチ」もほとんど無いので、そのパターンでの新味を期待して観てしまうとガッカリすると思いますが、ゆっくり考える暇を与えないほど混沌とした展開がおもしろい。遊園地のように単純にのめりこめる映画もいいですが、こういうゴチャゴチャした映画もまた楽しいものです。エドがリンとああいうことになってしまう心理が理解できなかったのが、ちょっと残念ですが。スペイシーが最後に意味深な薄笑いを浮かべるところと、エドとリンの写真を見せられたバドが殴りこんできた後、真実に気付かされるシーンが好きです。特に後者は、単なる乱暴者じゃないバドの一面がよく出ているのがうまいと思いました。 かねたたきさん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-22 16:24:22)(良:1票)

332.ずっと観たいと思っていた映画だったけど、某レンタルショップにはVHSしかなくって、パソコンではDVDしかみれないからずっと借りれなかった映画。でもいつまでたってもDVDになりそうもないから仕方ないのでVHSでレンタルした。ストーリーは期待通り。3人の個性豊かな警察たち。最初はなんかいけ好かなかったけど、ストーリーが進むにつれて彼らがかっこいいなって思えるようになった。おすすめ。 珈琲時間さん [地上波(字幕)] 8点(2007-03-03 23:46:10)(良:1票)

331.もっと毒々しいのを期待していたのですが、暴れん坊なのはラッセルクロウだけでした。ラッセルが暴れてもいつもの事なので・・でも面白かったです。出演陣に助けられた感アリですね。。 junneisanさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-05 23:44:32)(笑:1票)

330.《ネタバレ》 広大なスケールと豪華キャスト&熱演ということで”映画史に残る名作”になれる要素は十分だったのに・・・そこまでは達していないという感じで残念です。致命的な欠点はストーリーの詰めの甘さだと思います。といっても、話の辻褄が合っていないというような低レベルな話ではありません。張り巡らせた数々の伏線がとてもミステリアスなのに、その答え(オチ)があまり大したことがないという意味です。私にしてはめずらしく(?)初見で、どんでん返し&オチの予測が完璧に当たってしまいましたし・・・。多くの一般受けを狙うのはメジャー映画の宿命で仕方がないとしても、少数のひねくれ者もうならせるようなヒネリも1コぐらいは欲しかったかな。それさえあればかなり印象も違ったと思いますが・・・。あと、最後の銃撃戦のシーンのオチが「男たちの○歌」そっくりだったのが△。 長毛さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-14 23:35:26)(良:1票)

329.レビュー読んでいて面白かった。最近観たせいかラッセルクロウとケビンスペイシーの区別は「おすぎとピーコ」くらいに付きますね(何その例え)なかなか重厚な復讐サスペンス。人を利用するってそれ相応の覚悟が必要なのか。いつの間にかぐいぐい引き込まれていくというすんばらしい作品ですけど、「スパイゾルゲのハヅキイオナ」並みの、ベイシンガー姐の扱い・・・!?最後まで何かしてくれるに違いないと思ってただけに。年考えるときれーですけど、寄せ乳ぐらいでは満足出来ないです。っておい! へろりうしオブトイジョイさん 8点(2004-10-29 17:23:04)(笑:1票)

328.社会正義って、一体何なんだ?と、銃撃の多さに悩んだり、死体の数に指折りしたりとか、根詰めたり理詰めたりする映画じゃないですよね。人間ドラマといえば胡散臭いが、感情移入し易さは抜群。出演キャラのキラリ光る個性に見事ハメこんだキャスティングなんかも、最高です。ミステリ要素は意外とマイルドなんで、ミステリファンの方には、物足りないかもしれないです。ナヌ?ガイ・ピアーズファン?なら、観とこう。 aksweetさん 7点(2004-10-10 00:18:17)(良:1票)

327.サスペンス映画としては実に良い出来だった。何が凄いかって?とにかく脚本がしっかりしている。序盤で人物相関をしっかり描き、中盤にかけて主要人物達の個々の人物像を丁寧に描くことで、彼らの行動の理由付けをする。サスペンスものにはこれが非常に重要で、原因と結果に説得性を持たせるためには欠かせないのだが、これがしっかりと描かれているサスペンス映画は意外と少ない。火曜サスペンスや土曜ワイドとかの方が、よっぽどよく出来た作品があるよって思うことよくあるし・・(^^;;この映画は脚本が本当に丁寧に練られていたので、最初から最後まで、だれることなく楽しめました。ただ!サスペンス好きとして敢えて言わせていただくなら、あまりにも優等生で王道的な脚本すぎて、サスペンスを沢山観ている人間には展開が読めてしまうのが難点(^^;;いわゆる王道サスペンスって人物相関紹介が終わる時点で、大体犯人がわかっちゃう(配役と人物関係で大体決まっているから)&何となく展開が読めてしまう事が多いのだけれど、これもそうだったのが惜しい!だから、その優等生さが私には少し物足りなさを感じてしまいました。良い出来だからこそ、もう一ひねり欲しかったと言うところで-1点。でも良くできた作品であることに変わりはないし、ストーリー自体を楽しむのもサスペンスの醍醐味かと思うし、その点ではとても面白かった。ジャックの遺言のシーンがお気に入りですね。 深海さん 9点(2004-04-05 00:41:55)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 346人
平均点数 7.47点
010.29% line
100.00% line
220.58% line
320.58% line
4144.05% line
5174.91% line
64513.01% line
78624.86% line
88725.14% line
95616.18% line
103610.40% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.42点 Review14人
2 ストーリー評価 7.63点 Review22人
3 鑑賞後の後味 6.85点 Review21人
4 音楽評価 6.12点 Review16人
5 感泣評価 4.46点 Review15人

【アカデミー賞 情報】

1997年 70回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞キム・ベイシンガー受賞 
監督賞カーティス・ハンソン候補(ノミネート) 
撮影賞ダンテ・スピノッティ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジェリー・ゴールドスミス候補(ノミネート) 
音響賞アンディ・ネルソン[録音]候補(ノミネート) 
美術賞ジャニーン・オッペウォール候補(ノミネート) 
脚色賞カーティス・ハンソン受賞 
脚色賞ブライアン・ヘルゲランド受賞 
編集賞ピーター・ホネス候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1997年 55回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞キム・ベイシンガー受賞 
監督賞カーティス・ハンソン候補(ノミネート) 
脚本賞ブライアン・ヘルゲランド候補(ノミネート) 
脚本賞カーティス・ハンソン候補(ノミネート) 
作曲賞ジェリー・ゴールドスミス候補(ノミネート) 

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