みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
229.《ネタバレ》 むかしむかし、ハリウッドのあるところにチャールトン・ヘストンという俳優がおったそうな。ヘストンさんはお猿さんたちとお芝居した映画が大当たりした後、その続編に呼ばれました。当たれば二番煎じでもお金儲けしたい鬼たちに抵抗すべく、続編に出る代わりに二度と続きが作れないように自分とお話の舞台を吹っ飛ばしましたとさ。ところが・・・その後もお猿の星のお話は続きました。鬼たちはしぶといのです! さて、時を変えてハリウッドのあるところにシガニー・ウィーバーという俳優がおったそうな。シガニーは「そりゃ、あたしはエイリアンのおかげで出世したけど、いつまでもこのイメージに縛られて振り回されたくないのよね」と思ったかどうかは定かでないが、ヘストンさんと同じように全てを終わらせようとしたのじゃろうか? しかし、ヘストンさんと違って、テクノロジーが発達した時代のシガニーさんは死んでも死にきれないのじゃった。なんで死にきれないのかは、4を観てのお楽しみお楽しみ~! 【だみお】さん [映画館(字幕)] 1点(2009-12-15 18:33:26)(笑:3票) 228.リドリー・スコットの『エイリアン』は、私の大好きな大好きな映画。それが、気が付けばヘンテコなシリーズと化し、幸か不幸か、我々はエイリアンの勇姿を長く目にすることになりました。第2作は「今度は戦争だ」と称し、もちろん戦争などではなく、実に健康的なドンパチ映画。確かに面白かったけど、「でもそうじゃないだろ」と、何か釈然としないものがありました。そこに現れたのが、エイリアンと坊主頭のシガ兄がにらめっこするシーンでお馴染みの第3作。そうそう、“エイリアン”ってやっぱり、こういう、不健康な感じの映画だよね、とやや納得。2作目からのつながりを敢えて拒否する姿勢も小気味よい。舞台も囚人ばかりのケームショ星、リプリーもたいして深い理由でもないのにあっさり丸坊主にしてしまい、色気のない独特の雰囲気。最後に立ち上がる囚人たちの姿はまさに、エイリアン映画というより、ほとんど蟹工船の世界。その根底に流るるは、抑圧とそこからの開放という思想的エロティシズムに他ならぬ。なかなか見事な変態映画になっているではありませんか(※さらに、CGエイリアンという新鮮さもあったけど・・・CG大氾濫の今、観直してみると、この点はかえってフツーの映画っぽく見えちゃいますね)。 さて本作に続く第4作は・・・・・・なんだこりゃ?? 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-01-06 17:38:02)(良:1票) (笑:1票) 227.「 絶妙の 造形いじって へちゃむくれ どうせ暗くて ロクに見えぬが 」 詠み人 素来夢無人・朝 【スライムナイトのアーサー】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-10-15 02:22:08)(笑:2票) 226.ここでの酷評ぶりと、皆さんのレビューを読んだ限りではご存知の方はあまりいないみたいですが、前作「2」のエンドロールの後、「カチャカチャ、ベチベチッ」という、フェイス・ハガーの歩く音が密かに聞こえます。意味深な字幕が表示されているところから、ただの飾りだとも考えにくく、この「3」のオープニングでリプリー以外全員死ぬというシナリオはフィンチャー監督がこの映画の為に考えたシナリオではなく、「2」の時点でジェームズ・キャメロン監督が考えていたものと思われます。皆様フィンチャー監督をかなり酷評されていますが、決して彼に非はないでしょう。監督はあくまでエンドロール後の「音」を利用して自分なりに物語を作った、それまでなんですから。むしろ、オープニングを「1」と同じような雰囲気を漂わせた映像にしたり、「音」を利用したりT2オチを使ったりと、彼は前作前々作の監督へのオマージュを入れており、かなり熱心に本作に取り組んでおります。いろいろ書きましたが、この映画自体は「2」のウォルター・ヒルが脚本を担当しただけあり、2よりは戦闘の仕方が派手ではないにしても興奮のバトルシーンが繰り広げられ、見た後には爽快感溢れ、かなりボリュームのある作品に仕上がったなと思いました。個人的には結構好きですよ、この映画。 【ポール婆宝勉(わいけー)】さん 8点(2003-09-21 11:54:31)(良:2票) 225.『2』でやめとくべきだった。異論は認めない。 【S.H.A.D.O.】さん [インターネット(字幕)] 0点(2024-01-31 15:26:07)(良:1票) 224.《ネタバレ》 ミュージック・ビデオで評判をとっていた20代のデヴィッド・フィンチャーが映画監督としてデビューを飾るのに、「エイリアン」のような人気シリーズでは荷が重すぎたと思う。 映像感覚は優れていても長編映画をまとめ上げる力量にはまだだろうし、脚本の改稿に次ぐ改稿。 それでも流刑惑星や女人禁制宗教のストイックな空気は、アクションよりも精神性重視なのがわかる。 冒頭で「2」のキャラクターをいきなり消してしまうのも(作品ごとに監督の違うシリーズらしい不整合とはいえ)リプリーを孤独にするため。 犬の口からエイリアンが飛び出すアイディアは「遊星からの物体X」を思わせ、「2」ではなくなっていた半透明なヘッドカバーが復活してエイリアン本来の姿に戻されており、斬新なエイリアンズ・ビューは作品最大のウリ。 リプリーと心を通わせる医者クレメンスは英国のチャールズ・ダンスが演じる。 前の年の「ターミネーター2」とラストが偶然にも酷似してしまうという不運にも見舞われ、緊迫した状況での位置関係がわかりにくいなどの弱点はあるが、落ち着いた渋い作品。 続編の監督たちは皆「1」が好きでやっていてその上で自分のカラーを出していたけれども、シリーズ中一番影が薄い作品ではあるかもしれない。 「1」「2」ではリプリーにとってエイリアンは倒すべき敵でしかないが、「3」以後は微妙に違ってくる。 何というか親密度が増してくるのだ。 リプリーが幼体を孕んでいても「1」のケインほどの異様さは感じず、それは彼女が女性であることにも関係している。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-08 06:59:59)(良:1票) 223.《ネタバレ》 冒頭のニュート死亡まではすっごく好きです。結構脚本もがんばっているし、デヴィッド・フィンチャーだってセンスあるいい監督だとは思います。が、残念ながら普通のSF映画ですな。こっから上に行くには、実力というより作品への強い思い入れとか運とか天賦の才みたいなものが必要になるのかもしれないですね。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-11 16:28:28)(良:1票) 222.監督の嗜好がモロに出るシリーズですよね。 解釈や捉え方などエイリアンに対する愛情が薄いのが悲しい。 これじゃエイリアンじゃなくても別の宇宙生物でも猛獣でも構わないのでは。 2のイメージを払拭する事と、自分のカラーを前面に出す事には 成功しているけれど肝心のエイリアンファンの心理を置いてけぼりにしてしまっているように感じた。 この監督さんは人間は描けるけど、エイリアンは描けない人なのかな。 『本当に恐るべきモンスターは人間』みたいな事を言いたかったのだろうけど、 エイリアン=モンスターという解釈が根本から違うと思った。 【どぶん子】さん [映画館(字幕)] 2点(2008-12-07 03:29:09)(良:1票) 221.《ネタバレ》 明らかに混乱した脚本の、歪な作品ではあるけれど、デヴィッド・フィンチャー監督独特のタッチが随所に感じられて、ファン(自分)にとってはゾクゾクする作品でした。前作で生き残った人々が冒頭であっさり死んでいる事を、感傷の入り込む余地のないモニター画面で見せる等々、容赦なく冷え切った恐怖感の演出はシリーズ随一。後年、テクニックで撮った「パニックルーム」よりもフィンチャー監督の個性が強く出ているように感じます。 【i-loop】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-10 02:31:06)(良:1票) 220.『「エイリアン」シリーズ?知るか。これは俺の映画や!!なんや文句あるか!!!』そんな彼の声が聞こえてきました。頑固者には関西弁がよく似合う(偏見) 【キュウリと蜂蜜】さん 8点(2004-09-19 00:59:23)(笑:1票) 219.《ネタバレ》 僕は残念だけど好きになれない。一作目と前作はどこか生きる意味や理由“希望”が僅かながらあった。前作では幼い少女の未来を守り、そして地球に生還する、など。一作目にも同様に“希望”はあった。しかし今作には少しの“希望”も生き延びる目的も存在しなかった。行き着く所には“絶望”しかなかった。それでは期待して、見続ける理由や意味がない。まるでこの映画の内容のように“希望”がない。僕はそういう気持ちでこの映画観終えた。やはりラストには“絶望”しかなかった。だがリプリーが死ぬ事は、必ずしもエイリアンを地球に行かせないという事には繋がらない。また他の誰かがエイリアンを地球に連れ込む可能性があるのだから。リプリーが生きる事がこの映画の唯一の希望だったのに、それを消してしまってはこの映画から得るものは何も無い。残念だが、絶望感しか味わう事が出来ない映画を、好きになれる心の余裕は僕にはない。 【ボビー】さん 5点(2004-08-25 16:19:09)(良:1票) 218.結構評価が低いこの「エイリアン3」ですが、俺としてはこの出来はまだ合格範囲だと思います。前作の戦争アクションから一転して1作目であったようなホラー的要素が中心になっていて、原点に戻ったような感じでした。エイリアンも本作では1匹しか登場せず1作目と同じように囚人たちが次から次へと襲われる展開が俺としては緊張感や恐怖感が程よい感じに表れてかなり良い雰囲気で鑑賞できたと思います(かと言ってアクション中心の「2」が悪かったと言うワケではありません)。衝撃的なオープニングとエンディングにエイリアン目線のカメラワークや武器無しで戦う全く新しい戦闘スタイルと当時にしてはかなり斬新な手法を用い、当時27歳で新人だったデビット・フィンチャーにしては素晴らしいまでの腕前だったと思います。だけど、この映画は全編に渡って暗く、ストーリーも少し救いようの無い雰囲気に仕上がってしまっていた上、前作で有り得ないほど感情移入させまくられたニュートとヒックスを「死亡」の一言で退場させたのは痛すぎた。それにはさすがに堪えたので減点せざるを得なく、1点マイナスで6点。 【エージェント スミス】さん 6点(2004-07-15 18:35:33)(良:1票) 217.《ネタバレ》 2のアクション色が薄れて、その分またホラー色、サスペンス色が濃くなりましたね。フィンチャー持ち味である、暗い雰囲気もさすがでした。自分の中にエイリアンがいると知ったリプリーの絶望感は、想像するに余りあります。それがどういう事態を招くか誰よりも知っているのですから…。最後、1作目の録音テープが流れるところの余韻は素晴らしかった。 【カシス】さん 6点(2004-04-01 20:06:16)(良:1票) 216.坊主だね! 【k】さん 5点(2004-02-04 11:47:57)(笑:1票) 215.武器が無い!ゴキブリを発見した時に殺虫剤が無いようなもんである。それは怖い!どうする?どうする?・・・結構ハラハラしましたよ。2より面白いとは言い難いが、話の筋は2より好きかも。 【R&A】さん 6点(2003-12-10 14:03:03)(笑:1票) 214.このシリーズがこれほど続編を重ねているのに、なぜ質が落ちないのかと言ったら、それはやはりシリーズごとに旬の監督を起用し、映画の流れよりも監督の持ち味を大事にしている点でしょうね。そのおかげでファンは毎回新しい感覚で観ることが出来る。でコレはフィンチャー監督なんですけど。絵的な所は面白いし斬新な発想もあったのだが、ただその他はどうかというと・・・。まあ、まだ若かったということで。個人的に最も気に入らない所は前回生き残ったヒックスやニュートが会話の中だけでアッサリ切られた所でしょうか。 【カズゥー柔術】さん 5点(2003-12-09 12:09:43)(良:1票) 213.様式美の1,娯楽の2。この傑作の後をつぐのは相当な負担。フィンチャーは頑張ったと思う。ラストの落とし前も『T2』がなければなかなかに鮮烈だったはず。しかし、当時のフィンチャーには空間を掌握させる技術がなかったのが痛い(いまだにその傾向は残っているが)。エイリアンがどこから来るかという恐怖も宇宙船内の状況が把握できていなければスリルにつながらないのだから。 【恭人】さん 4点(2003-11-22 03:42:21)(良:1票) 212.《ネタバレ》 いまさら小生ごときがコメントを付け加えるまでもないと思うけど、どうしても10点献上して平均点をアップさせようとしゃしゃり出ました。すみません。ほんと、この映画は素晴らしいと思うんです。特に、ここでエイリアンを西洋神話中のドラゴンに見立て、邪悪の象徴対人間という図式におさめたあたり「アホでマヌケなアメリカ映画で、ここまでやるか!」と、驚嘆しました。おまけに坊主頭のリプリーはカール・ドライヤーの『裁かる々ジャンヌ』のジャンヌ・ダルクだし、あのラストもほとんど聖母像のイコン画そのもの。…デイヴィッド・フィンチャー監督作品としては、『セブン』以上に小生好き。同好の士の皆様、ぜひ今後ともこの『3』がいかに”超”かを、世に説いてまいりましょう! 《追記》先日、この映画のビデオが古本屋で投げ売り(300円・・・得したというより、悲しい気分)されていたんで、購入して再見。あの素晴らしいシネスコ画面をトリミングしたものだったのが残念だけど、やはり素晴らしい。今回見てあらためて思ったのが、あの流刑地の惑星とは中世の修道院であり、リプリーとは「降臨(!)してきた聖母」に他ならないこと。作り手たちは、この“大ヒットSFホラー・シリーズ”という体裁だけを借りて、明らかに「娯楽映画」以上のものをここで企てている。もちろん、それが必ずしも全てに成功しているワケじゃないし、そもそもそれは、前2作とこのシリーズのファンにたいする一種の「冒涜」ですらあり得るかもしれない。が、やはりぼくは、これが監督第1作であるフィンチャーに、そして本作の宗教的ヴィジョンをおそらく準備した張本人である原案のヴィンセント・ウォードの「野心」を心から賞揚したいと思う。…あの、宇宙船の墜落で死んだミュートたちの葬儀と、寄生した犬から今まさに飛び出そうとするエイリアン誕生を、交互にオーバーラップさせるシーン。間違いなく、このシリーズはいうにおよばず、映画史上に残していい名場面だった。 【やましんの巻】さん 10点(2003-05-16 18:07:12)(良:1票) 211.《ネタバレ》 2の続編とするなら、前作のキャメロンみたいに先輩に敬意を払えよ、デビッド・フィンチャー!!ヒックスとニュートをアッサリ殺しやがって…!2のラストの感動が台無しじゃねーか!この出だしだけでも許せんのに終いにゃリプリーまで死なせるなんて!しかも他の出演者が坊主頭のムサい囚人ばっかりで暗過ぎだ。お仕着せの企画に不満だったのか、二転三転した脚本がいかんかったのか知らないが、もうちょっとシリーズ物ってことを弁えろっつーの!エ、まだ続きがある?4?いや、もう観ない…。 【へちょちょ】さん 3点(2003-01-03 23:32:15)(良:1票) 210.多くの方が誤解しているようですが、この作品、作る前から話がまとまってなくて難航してた上、脚本家が製作サイドと喧嘩して途中降板して他の人に変わり、その次の人も変わり・・。と、結局、脚本が2転3転して、もの凄い現場だった作品なんです。それを、CM界から呼ばれた、長編映画1作目となるフィンチャーが、全てを聞き入れながら作ったんです。彼の介入する余地は映像だけだったんです。非はフィンチャーにはないんです。それを分かってほしい。確かに作品はこけました。が、私の中ではこけなかった。苦しい中で作り上げられたあの映像美と重厚感。フィンチャーの才能の片鱗を覗わせるに足る仕上がりだったと思います。私は初見で7点を付けていました。変更した今も変わりません。 【ぶるぅす・りぃ。2】さん 7点(2001-07-01 05:25:11)(良:1票)
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