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夜の訪問者

Cold Sweat
(De La Pert De Copains)
1970年【仏】 上映時間:94分
アクションドラマサスペンス小説の映画化
[ヨルノホウモンシャ]
新規登録(2003-10-09)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-28)【Olias】さん
公開開始日(1971-04-10)


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監督テレンス・ヤング
キャストチャールズ・ブロンソン(男優)
ジェームズ・メイソン(男優)
リブ・ウルマン(女優)
ジル・アイアランド(女優)
ミシェル・コンスタンタン(男優)
ルイジ・ピスティッリ(男優)
ガブリエル・フェルゼッティ(男優)(ノンクレジット)
大塚周夫(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
武藤礼子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
鈴木瑞穂(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山内雅人(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
青野武(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
加藤精三(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
峰恵研(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
秋元羊介(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
亀井三郎(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
松岡文雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
水島裕(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
土井美加(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
瑳川哲朗(日本語吹き替え版【TBS】)
中西妙子(日本語吹き替え版【TBS】)
原作リチャード・マシスン
脚本アルベール・シモナン(ノンクレジット)
音楽ミシェル・マーニュ
撮影ジャン・ラビエ
配給東宝東和
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【クチコミ・感想】

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12.チャールズ・ブロンソンの役どころは、妻と娘との3人で仲睦まじく暮らす平凡なバカボンパパ。じゃなかった、平凡なパパ(似てるもんでつい・・・)。なのだ。
と思いきや、彼には隠された過去があって、不審な電話により、それが明らかになる。ってか、身に覚えがないような事をいいながら、実際には思いっきり身に覚えがあるであろうその電話の内容を、正直にそのまんま妻に伝える、ってどういうことよ? ホントに過去を隠す気があるのか?
でもこうやってムダに正直なお陰で、テンポよくオハナシが進んでいきます。
ただ、テンポがいいのはいいけれど、エピソード同士がマトモにつながっていないというか何というか、展開がメチャクチャ。さっきのエピソードがまるで無かったかのように次のエピソードが始まり、敵の一味がブロンソンに何でこんなことをさせるのか(させたいのか)もよくわからないし、妻と娘を人質にとられたブロンソンもまた、トチ狂ったとした思えない行動に走るし、ふと気づいたら敵の一味の人間関係も妙なコトになっちゃってるし。
どうして一本の映画の中で物語がこうもあっちゃこっちゃ行ってしまうのか、ワケがわからないんですけれども、本作の素晴らしさは、そのバラバラのエピソードひとつひとつを、やたら一生懸命に描いていることで。アクション、サスペンス、すべてに全力投球(ただし暴投あり)。例えば、なんでこんなカーチェイスやってるんだか、これもワケわからんのですが(ストーリー上は、無くても一向にかまわない気がするのですが)、しかしそのカーチェイスが、やたら気合が入っててやたらとしつこくって。
ツジツマ合ってるけど面白くないよりは、面白くするためにデタラメやった方が、そりゃ当然、面白い訳です。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-16 15:51:56)(笑:1票)

11.《ネタバレ》 チャールズ・ブロンソンが絶頂期にテレンス・ヤング監督と組んで主演したサスペンス・アクション 「夜の訪問者」

この映画「夜の訪問者」は、チャールズ・ブロンソンがフランスに渡り、ルネ・クレマン監督と組んで大ヒットさせた「雨の訪問者」、次いでイタリアで主演した「狼の挽歌」の後に、「007シリーズ」のテレンス・ヤング監督と組んで主演したサスペンス・アクション。
その後、テレンス・ヤング監督とは、三船敏郎、アラン・ドロンという世紀の顔合わせを果たした「レッド・サン」でも組んでいます。

この映画の原作は、SF作家として有名なリチャード・マシスンのスリラー小説「COLD SWEAT(冷や汗)」の映画化作品で、南フランスの港町で釣り船の船主をしているジョー(チャールズ・ブロンソン)は、7年前に結婚した妻ファビエンヌ(リヴ・ウルマン)と娘のミシェールと平和に暮らしています。

彼は観光客相手に沖釣用の船を出すのが商売で、ある夜、突然、ひとりの男が現われ、ジョー一家に不吉な黒い影を投げかけます。
この男は、実はジョーがかつて加わった脱獄事件に関係があり、その一味が麻薬を運ぶために、ジョーの船が必要だと言って来ます。

一味のボスのロス(ジェームズ・メイソン)は、先手をとってジョーの妻と娘を人質にしますが、ジョーは家族の危機に苦悩しながらも、彼らと敢然と戦い、妻子を守るという、いかにもタフガイ、ブロンソンにぴったりのはまり役を好演しています。

娯楽映画の職人監督テレンス・ヤングは、「暗くなるまで待って」で盲目のオードリー・ヘップバーンを危機に追い込むサスペンス映画の傑作を撮っていましたが、この映画では、昔の仲間に人質として奪われた妻と娘を、悪戦苦闘しながら救い出すヒーローを、ブロンソンの個性をうまく活かして、スリルとサスペンスのツボを押さえた、うまい演出を見せていると思います。

ブロンソンのトレードマークの"口ひげ"、黒いTシャツに青いズボン、白いスポーツ・シューズというラフなスタイルと、身軽な体のこなしなど、まさにブロンソンの魅力がいっぱい詰まっています。

ブロンソンが最も脂が乗りきって、快調にスター街道を突っ走っていた頃の作品だけに精彩があり、生き生きとしたアクション演技を見せていたと思います。

そして、この映画で特筆すべきなのが、ブロンソンの妻役として、世界的な芸術監督のイングマール・ベルイマン監督の映画の常連で、数々の演技賞に輝く、「叫びとささやき」「秋のソナタ」などの演技派の名女優リヴ・ウルマンが出演している事です。

リヴ・ウルマンが彼女のフィルモグラフィーの中で、このようなアクション映画に出演するのは、非常に珍しく、そういう意味でも、この映画はリヴ・ウルマンの熱烈なファンとしては、実に貴重な作品と言えます。

また、悪役として出演している、イギリスの名優で、かつて007ジェームズ・ボンドシリーズの原作者イアン・フレミングが、ジェームズ・ボンドを演じる俳優として強力に推薦したという、ジェームズ・メイソンが、憎々しい悪役を渋く演じていて、彼が登場して来るだけで、画面が引き締まってくるから不思議です。 dreamerさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-06-02 16:31:40)

10.《ネタバレ》 ~De La Pert De Copains~仲間から。…で良いのかな?なんか間違ってそうだけど、英題は~Cold Sweat~冷や汗。
去年BSで観たのを忘れて録画、ついまた観てしまった。

夜の攻防から死体処理。船上や空港のアクション。美人のモイラに可愛いコンパクトなオープンカー。後のコマンドーみたいで結構面白い。
けど何でジョーが、悪党2人を殺さなかったか疑問。最初の奴(坊や)はアッサリ殺してるのに。
流れ弾でファウストが死ぬ辺りからストーリーが変になってくる。設定上ロスの部下をもう2人くらい増やせば、簡単に解決したんじゃないか?いやきっと、1台の車に乗り切れる5人で、過去の犯罪メンバーをまとめたかったんだろうか。

その流れ弾でロスが怪我をする。ジョーが車で往復して医者を連れてくると言い出す。…いやどう考えても車で片道病院まで連れて行ったほうが早いのに。
でもこの小屋にいるのが①ジョー・マーティン②その妻ファビエンヌ③その娘④怪我人ロス⑤悪いカタンガ⑥ロスの愛人モイラで6人。
1台の車には乗り切れない。いやいや、カタンガを縛って物置にでも閉じ込めて、みんなで病院行けば良いんでない?
それかファビエンヌに小屋で待ってもらって、5人で行っても良いんでない?なんか、モイラさえいなければ…
最初監督の考えてた話と、何か色々と違ってきたんだろうな。誰かがカーチェイスやりたいとか、もっと格闘アクション入れたいとか、ジル(嫁)出したいとか、ジル(嫁)殺したくないとか、なんか色々。

町に馴染んでるジョー。医者のツテでもあるのかと思ったら、普通に銃で脅して連れてくる。もう絶対ロスを病院連れてきたほうが早かったって。
無駄に格好良い白バイとのヒルクライム・カーチェイス。悲鳴一つ挙げない先生に注目。さすがジョー、良い先生知ってるわ。
一方、意地でもファビエンヌには銃を渡さないロス。出血で真っ白な顔が乱の仲代達矢みたいだ。その後出血死。
ライター1つで山火事発生。仲良くカタンガに捕まるマーティン一家。
ジルじゃなくてモイラは山小屋でフェードアウト。先生も小屋に置いてけぼり。あの後どうやって帰ったんだろう?先生のハイウエストなズボンに注目。
山火事で火だるまは避けたカタンガだけど、結局照明弾で火だるまに。この時、照明弾を拾うジョーのパントマイムみたいなアクションが滑稽なのと、家族のいる方向に躊躇なく照明弾を撃てるジョー怖い。
最後は白バイ警官がヒルクライムの車を確保して逮捕もされず、マーティン一家が笑っておしまい。
…これだけ書いておけば、間違ってこの映画を観ることはもう無いだろう。 K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-05-30 21:48:12)

9.最初のうちだけ「何が始まるんだ?」と緊張感がありましたが、早々に「訪問者」の正体がわかって以降は弛緩するばかり。どこかマヌケな犯罪者たちに囲まれて、チャールズ・ブロンソンはいかにも楽しそう。
それはともかく、チャールズ・ブロンソンが流暢なフランス語を喋っているのかと最初は驚いたのですが、全員吹き替えだったようで。どうしてこんな面倒くさいことをしているんだろうと、ストーリーよりそちらのほうが気になります。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-30 01:19:00)

8.結構有名な俳優陣が出ている割にストーリーにはあまりひねりも感じられませんが、まあブロンソンはかっこいいので好きな人にはアクション等単純に楽しめると思います。 クリプトポネさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-05-10 16:15:27)

7.《ネタバレ》 何か隠された暗い過去を持っているっぽいブロンソンの前に、その過去とつながっている男どもが現れ・・・と、サスペンスの定番の入口なのですが、その後が実にしょぼいのです。敵側は妙にほのぼのした緩い雰囲気が漂ってるし、ブロンソンは詰めの甘さを発揮しまくりだし(注射とかエレベーター縛りとかあれだけやっておいて、その敵がけろっと当たり前に戦線復帰って、何じゃそりゃ)。終盤に向けての展開も、ネタが尽きてしまって継ぎ接ぎで何とか脚本を上げた感が満載です。リヴ・ウルマンの脚線美に+1点。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-05-03 00:25:05)

6.殆どが椅子に腰かけているジェームズ・メイソンの舞妓さん並みの白塗りでの演技もチンタラした展開での幼稚なストーリーの前では何一つ響いて来ない。そもそも声に何時もの艶が無く、体調不良だったのかと思わされた精彩を欠く姿だった。チャールズ・ブロンソンの上腕二頭筋と天下無敵の活躍を素直に楽しめる、筈も無く。
かなり迷ったけれど「アカンもんはアカン」恐れながらの2点という結論に。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 2点(2018-07-28 20:46:33)

5.フランス映画ですが、あまりフランス映画には見えず、作品のテイストはむしろアメリカ映画という感じです。
ブロンソン好きでもない限り、まず手を出さない映画かもしれませんが、ブロンソン好きにとっては、最高にシブくてタフなブロンソンが堪能できる作品です。
終盤にブロンソンと妻子を切り離したことによるサスペンスはなかなかの面白さです。
終盤のカーアクションも見所の1つですが、ブロンソンのあの運転の後部座席で悠然と居眠りしている先生が本作の登場人物の中で実は一番の大物だったりして。
相変わらずブロンソンとご共演のジル・アイアランド。ブロンソンと仲睦まじい役も多いですが、本作はちょっと微妙な役どころでしたね。 とらやさん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-17 22:20:55)

4.渋い、逞しい、頼りになる。ブロンソンのカッコよさを、ひたすら楽しむ映画。
一応アクション映画ということで、カーアクションなどの見所は押さえているが、
ストーリー自体はそれほどの見栄えはない。
主人公の奥さんが終始お話に絡んでくるせいか、動きが鈍いというか、
全体的にどうしてもテンポがややもっさりしているという印象を覚えてしまう。
映像は昔のテレビ映画という感じで、とても観やすかった。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 4点(2012-09-25 06:17:10)

3.テレンス・ヤングとチャールズ・ブロンソンが組んだフランス映画ですがこれがなかなかハードボイルド的な感じがして面白かった。ブロンソンが家族のために頑張り、100km以上スピード出して車をぶっ飛ばして警察に追われててもすげぇクールで易々とやっちゃう姿がどう見ても「俺ってワイルドだろ~」状態(笑)なんてカッコいいんだ、かっこよすぎるぜブロンソン!!嫁のジル・アイアランドもそら惚れてまうわ~。ちょいとシンプルさがあるけどジェームズ・メイソンの名演技とブロンソンの男臭さはたまんねえなぁ~。 M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-31 00:31:19)

2.話は面白くないが、ブロンソンは相変わらずかっこいい。僕もこんな大人になりたい。 ケンジさん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-23 21:12:34)

1.確か、テレンス・ヤング監督とC・ブロンソンとが初めて手を組んだ作品だったと記憶しているが、南仏の港町が舞台のれっきとしたフランス映画という割には、アメリカ映画といった印象が強いのも、やはりこの二人の持って生まれた資質がそうさせているのかも知れない。そして、ベルイマン作品の常連であるリブ・ウルマンを相手役に担ぎ出したのが、本作の特徴であり驚きでもあった。彼女がこういったアクション映画に出演したのは後にも先にも本作だけだっただけに、そういう意味においては実に貴重な映像を残してくれたと思う。それにしても本編は、小気味いいアクションとスリリングなカー・アクションが実に軽快なテンポで展開されていくという、まさに手に汗握るシーンの連続であり、T・ヤングの力量が存分に発揮されたといえるが、同時に筋立ての荒さも気になってしまった。ラストの救難用の照明弾の使い方には、“007のヤング”ということもあり、思わずニヤリとしてしまう。 ドラえもんさん 7点(2003-11-18 17:38:04)

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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.17点
000.00% line
100.00% line
218.33% line
318.33% line
4216.67% line
5325.00% line
6216.67% line
7216.67% line
818.33% line
900.00% line
1000.00% line

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