みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.《ネタバレ》 この映画も、1作目・2作目に続き、映画館で見ました。2作目は、もともとTVのスペシャルムービーとしての企画を、途中から映画公開へと変更したそうで、1作目のカットを使い回したり、音楽(オーケストレーション)のスケールがこじんまりしていたりと、当初の企画の名残りが垣間見える印象を受けました。一方、当作品は佳作レベルながら、音楽に奥行きがありスケール感がありました。また、宇宙艦隊のドッグは、映画1作目のヴィジャーのようにじっくり見せなくても、巨大感は十分、伝わってきました。「1作目当時に比べて、特撮の見せ方も随分変わったな…」と思ったものでした。 さて、映画自体への感想ですが…映画館で見たときはその日の最後の上映時間であり、たまたまファンの皆さんが集っていたのでしょうか、各キャラクターが活躍する見せ場など、ファンサービスの場面のたびに、映画館内は好意的な笑いに包まれました。スポックも復活して私も安堵しました。しかも、最後に登場するバルカン星の女性祭司は、ヒッチコック作品・レベッカ(1940年)で、ヒロインをジワリジワリと追い詰めていく家政婦長・ダンバース夫人を熱演した名女優ジュディス・アンダーソンさんでした!。アンダーソンさんであることは、映画を見終わってから知りましたが、ご健在ぶりをとても嬉しく思ったものです。 ただし、当時、私の周囲(高校)では以下のような感想もありました。「惑星のセットがテレビっぽくて、如何にもスタートレックらしかったよ」…これが誉め言葉でないことはおわかりいただけるかと思います。このように、当時から、この映画シリーズは、2作目以降、ファンには好評でも、それ以外の観客からは低い評価を受けていた面があり、米国でも同様だったようです。こうした【身内受け】的な面を打開すべく作られたのが4作目(1986年)だったわけです。 さて、採点ですが、ファンの皆さんには申し訳ありませんが、【身内受け】的な面を差し引き、9点とさせていただきます。 平成30(2018)年10月8日(月)追記:↑の【Tolbieさん】のレビューを拝読してみて、ロードショー公開当時に私の耳に入った別の感想を思い出しました。それは…「エンタープライズは廃艦で、新鋭艦のエクセルシオールが登場するという設定は、さらば宇宙戦艦ヤマトでの【ヤマトは廃艦-新鋭艦のアンドロメダが登場】という設定と似ている。それに、キャラを死なせてファンの涙を誘っておきながら、都合良く生き返らせるし…。スタートレックとは、まさにヤマトのアメリカ版だ」というものです。この感想も、決して誉め言葉ではなく“当時低評価だったヤマトシリーズの二番煎じ”という意味合いでした。私は「スタートレックの誕生は1966年で、ヤマトより先なんだけど…」と反論したものの「確かに映画版の2・3作は、何かしらヤマトの影響を受けているのかも。○作とは言わないまでも…」と否定しきれず、つい、スタートレックシリーズに危機感を抱いていましたっけ…あれから30年以上。危機感は一時的なものに終わり良かったです。遠い昔のお話です。 【せんべい】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-11 19:42:39)(良:2票) 11.《ネタバレ》 個人的には前作のフラストレーションを解消してくれる作品。どのキャストもちゃんと活躍する。人のシーンに魅力があって、特にスポックに憑依された(?)マッコイがマッコイにあるまじきスポック台詞を吐いたり効かないバルカン・アタックを繰り出すところが最高。ドクター・マッコイという役は意外に紋切り型の場面が多いのだが、眉や口角のわずかな動きだけで異なった人格を表現するデフォレスト・ケリーは素晴らしい。スタトレのSF世界にはこの映画のように生命の再生や人格の移動などのファンタジックなぶっ飛びがある。やはりこういう要素がないとスタトレはかえって締まらない。 この映画の問題はとにかく特撮がしょぼいことだろう。これがスター・ウォーズ『ジェダイの帰還』の翌年なのだから泣けてくる。ただ当時の技術で撮るべきシーンを全て撮っている志は評価したい。上手く作れるシーンから逆算したのではなくストーリーの要請に全て答えたのだ。映画はやはりメタな計算なんかよりも演技とストーリーだ。そのストーリーにはおおむね納得はいくが、ただ死体を一から蘇らせるあの星でデヴィッドは生き返れないのかという疑問が。 【tubird】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-23 06:41:08)(良:1票) 10.一見さんお断り映画、自分の中じゃナンバーワン。地方の映画館じゃ「インディジョーンズ・魔宮の伝説」(8点)との二本立て。両方とも人気シリーズの続編、前作は未見状態での鑑賞。どちらもタイトルだけは馴染みがあったので高一の夏休みにワクワクしながら映画館へ。鑑賞後のインディとの温度差というか、落差がホント物凄かったです。テンポもかったるくて眠気倍増。忘れられない二本立て興行時代の懐かしき思ひ出。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 2点(2023-08-05 07:25:18) 9.《ネタバレ》 スタートレック映画も3作目、ここに来てすっかり低空での安定飛行に入った感があります。 3作目について、2作目のネタバレ抜きに語ることほできず、取りあえず可能な限りネタバレを回避する努力をしてみるのですが、前作で世を去ったある人物が、一種のダライ・ラマ方式で蘇る、というオハナシ。私にしてみれば、別に蘇ってくれようがくれまいがどっちでもいいのだけど(目立つ顔の割にはここまで大して活躍してないしなあ)、取りあえずそれが本作の大きなテーマ。その人物、出番が少ないもんだから、暇潰しなのか何なのか、監督も兼任してます。これも昨今よく叫ばれている「生産性向上」の一環、なんでしょうか。 うん、全くネタバレを回避できた気がしてません。ははは・・・ で、この復活劇と、宇宙海賊(という訳ではないんでしょうが、いかにもそんな雰囲気)クリンゴンとの、ジェネシスを巡る争いが描かれます。 もはや、重厚さ、みたいなものは感じられず、宇宙を舞台にした冒険モノ、ただしオッサンばかり出てくるので、あまりキレが無い、という印象。路線の大幅な逸脱も無く、変な安心感は、確かにあります。 一方で、サプライズもちゃんと準備されていて、なんと、今度は●●●●●●●●が我々の前から姿を消すことに! 正直、私にしてみれば、姿を消そうが消すまいがどっちでもいいのだけど、その最期の描かれ方が、特撮面で見所が多いとは言い難いこの作品の中で、なかなかに目を引く素晴らしいシーンになってます。 音楽は、前作に引き続きジェームズ・ホーナー。なのでテーマ曲も(1作目のゴールドスミスのものではなく)2作目を引き継ぐ形、ただし終盤には少し、あのお馴染みのテーマが(ウルトラクイズのテーマとも言う)。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-07-03 10:38:04) 8.《ネタバレ》 個人的なことだが、(今更か!とは思うが)私の中で空前のスタートレックブームが起きている。 さて今作は、スポックを救う。その一点のみの目的・希望で成り立っている。カークたちが禁止されているエンタープライズでの出航を画策する展開は、我らの時代の『さらば宇宙戦艦ヤマト』を思い起こさせるが、アレの嫌悪感は唯の感傷に過ぎないことを平和目的に乗っけている所だったのかと、今作を見て思った。一方、今作はとにかくスポックへの思い一点で貫いている潔さで、不快感はゼロだ。 また、本放送終了十数年後に、新たなバルカン人の特性・儀式が明らかになったりして、ファンの人たちは驚き喜んだことだろう。 絶体絶命の状況下では、船さえも捨てるという、思えばTOSの中でやたら「私の船」を連呼していたカークが、進歩(だと思う)したもので、これこそが「コバヤシマル問題」のカークの最終結論なのではないかなどとも考えたりしている。 【Tolbie】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-10-08 16:20:25) 7.《ネタバレ》 トレッキーならば手堅い脚本と演出で安心して観られる一本。 エンタープライズが沈むのは衝撃的。 【ガブ:ポッシブル】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-11-09 01:07:14) 6.《ネタバレ》 イマイチ感があったのでレンタルビデオで鑑賞しましたが、字幕だった為か子供心に難しく感じました。 【成田とうこ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-18 05:53:50) 5.2を観てないことにはどうしようもない内容ですが、セットで観れば十分楽しく観られる出来です。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-03 22:56:11) 4.《ネタバレ》 Mr.スポック監督による、Mr.スポックの復活劇。-----これだけで、「もう好きにしておくれ」と思っていたのですが、意外に楽しめてしまいました。サブタイトルでもうすでに本作に期待する気持ちは失せていたことが、かえってよかったのかもしれませんが・・・傑作である前作「カーンの復讐」の雰囲気をそのまま残していたのも、成功でした。本作でスポックを救ったカークは、息子は死ぬわ、エンタープライズ号は失うわ、反逆者になるわ、さんざんな目にあいます。が、「まあ、きっと次回作でどうにかなる」と確信していたので、後味は悪くありませんでした。 【DONGYAOS】さん 5点(2004-07-06 20:23:20) 3.バルカン人って不思議…。初代エンタープライズが火の玉となって落ちていくのをクルーが見つめる映像は何か哀愁ありました。カークの血を継いだ息子があっさり死んでしまったのには残念 【鈴都丸子】さん 6点(2004-05-04 23:18:59) 2.《ネタバレ》 前作のラスト、スポックの死をモノクロで描くところから始まるこの映画は、スポックの復活を核に、カークの息子の死、エンタープライズ大爆発という怒涛の展開で、なんだか「スター・トレック」が「宇宙戦艦ヤマト」化しちゃったよーな、やり過ぎ感漂う映画となっております。そのためか、スポックとカークを除いては、やけにクルーの印象が薄く、物語はどんどん先に流れてドラマすっ飛び状態。でも、映画初期の大作志向から「B級でもいいでしょ」みたいな感じになっていった分、気楽に楽しめるようになった感じもします。 【あにやん🌈】さん 6点(2003-12-09 10:32:18) 1.前作で死亡したスポックの復活を描いた話ですが、なぜ復活するのかという物語的必然性が弱いです。「ファンが待ち望んでいるから復活するんだ」と言われてしまえばそれまでですが。残念ながらスタートレックファンでも退屈に感じる作品になってしまいました。 【USS_Barcelona】さん 4点(2003-12-08 10:00:29)
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