みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
23.《ネタバレ》 いや!最高!映画って手法、技法も大事なんだろうケド、 やっぱり己の魂のメッセージに従うまま作ると七癖なんか消しちゃうなーと体感! ずっと、この映画が気になってたがどこにも無く、観れなくて渇望してたけど… この度、待望の石井コレクションのDVDを購入した。いや、これだけを観たくて! 2回観ると更に良さ、メッセージが伝わってくるし、味も出る!やっぱジンさん最高だわ! いや、↓でもTMさんが書かれてましたが、音楽を担当した泉谷しげるのもいい感じッス。 前から音楽性は好きだったけど、こっち方面のセンスも最高!ってか、リスペクト。 でも手放しに褒めるのも逆に作品を貶めることになるので、俺なりに「こうして欲しかった」って箇所を。 あ、細かい事とか、金の掛かる事はタブー。 更に当時の技術じゃ難しかったりする事とかも無しで言うと… 危ないガキンチョとあの場所をもっと早めに出して、かつ、交流させて欲しかった。 例えば、ガキは街を混乱させてヤクで儲けるのが目的でジンさんらをそそのかした、とか。 あの武器のオヤジも同じ感じで街を混乱させて武器で大儲け!と、すりゃ唐突感が無いと思う。 以上の意見は後出しジャンケンって判ってるんだけどね。 気づいても後からじゃ、もう予算も時間も無くどうしょうも無いのも重々承知。 しかし冒頭で書いたように七癖あっても余りあるスピリット映画! 稚拙な部分が気にならないパワーがあるのも事実だったり。 「なら、何故そういうことを言う?」と? 俺がいつかこの映画をリメイクする決意を此処で宣言したいに他ならないから! 笑う?この俺を? …やったろうじゃないの!! 【映画の奴隷】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-11-06 11:36:10)(良:2票) 22.《ネタバレ》 バイクは人生そのもの。大衆に迎合し、誇りを失った暴走族の連中と決別した魔墓呂死特攻隊は「やりたいことをやって生きていく」ことを選択する。でも世間はそんなことを許すはずがない!背広を着ろ!家庭を持て!貯蓄しろ!社会の歯車になれ!正論は時として暴力になる。 暴走族のトップ連中は警察官になり、昔の仲間と緩く付き合いながら安定した生活を送っている。一方、特攻隊員は「スーパー右翼」として日々訓練を受け、組織に適応するものとそうでないものが現れた結果、やはり組織が勝利する。こんなことが許されてたまるか!生きたいように生きたいという願いがクライマックスを生み、最高のラストへ繋がるのじゃああああああああーーーー!!!! バイク乗りにとって手は命。手を切り落とされるなんて去勢されるのと同じ。いわばルドビコ療法なんです。バイクは直進する乗り物で、精子のメタファーだと考えることができるということをふまえて考えると、周囲の男が男性性を喪失する中、男であり続けるために戦ったのに無理やり去勢されちゃう話なんですよ。唯一抵抗したのが仁さんなんだ。 すべてを失った仁さんが凄腕子供バイヤー(意味不明)の力添えで銃という明らかなメタファーを手に入れ、社会に反逆して勝利する。考えれば考えるほど『時計じかけのオレンジ』だなぁ。一度死に近い状態を体験し、再び男性性を獲得する。違いは後味がいいかどうかという点だけ。本作の後味はそりゃあ最高でしょ!あの笑顔に惚れない奴がいるもんか!石井監督の「若大将シリーズの加山雄三みたいに笑ってくれ」という注文に答えた山田辰夫かっけー! 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-10-14 23:02:25)(良:1票) 21.《ネタバレ》 いやあ、ロックを感じさせてくれる映画ですね。映画全体がロックのリズムで進んでいくので、本当に見ててノッてきますね。(泉谷格好いいですね。サントラ買おうかな・・・)ストーリーも危険すぎますしw(テレビ放映したら音声とかヤクでブッ飛んでるシーンとかカットされまくりでしょうね・・・・)。 とにかく山田辰夫が素晴らしい!最後に見せる笑顔が格好良すぎです。あと、小林稔侍のアヤしすぎる右翼(キャプテンウルトラよりもある意味伏せたい過去なのでは。何せ君が代を歌いながら登場してくるんですから・・・・)やヤク中のガキ(ツッパリの小太郎さん)とかもう素敵過ぎるキャラクター満載で本当に面白いです。 本当に、格好良くて面白い作品でした。(「さらば青春の光」の日本版といった感じですかね。) 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-11-04 19:53:38)(良:1票) 20.あれは85年頃だったか、普段はポルノ映画を上映してる薄暗い小さな映画館で、モッズファンの友達に誘われ、石井監督のこの映画を見た。石井監督の特集上映だったのか、同時上映は「爆裂都市」だった。ともかく後にも先にも、この映画を観たのは一度きりだったのに、あの時の、心が何かにギュッと鷲掴みにされたような抑揚感を邦画に感じたことはない。今まで洋画ばかり観てきた自分にとってカルチャー・ショックが走った。画面から伝わる荒々しさと生々しさが、この映画には確かにあった。あれから時が経ち、宝の箱に詰められたようなあの時の気持ちを今、感じられるのか、いささか怖いようにも思う、忘れ難いあの映画館での燃えるような空気。今だ特別な1本です。 【popo】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-09-08 23:46:26)(良:1票) 19.《ネタバレ》 噂を聞いて、レンタル落ちの中古ビデオをネットで取り寄せました(5000円、最近の新品ビデオより高い!)。パワーあふれる映画です。アクセル全開で走り出すラストシーンは、涙なくして見ることはできません。<追記>↑近所のツタヤにはないですが、恵比寿のツタヤに発見しました。 【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-02-26 00:17:28)(良:1票) 18.《ネタバレ》 『全部ぶっ壊してやる』。『みんなブッ〇してやる』。 あーハイハイ。内側からのエネルギー溢れて制御できない若い頃はそういう事ありますよね。うん。 そういう世界観の切り抜きも【作品】なら有りでしょう。 一般道を車で走行するように、一般社会で生きるには自分の感情と欲望は一時停止して先に世間と世界と先人の考えや行動を知るのが大切と解った、二次効果のあった作品。 【コケ具合を誰かに言いたい。】の3点を献上。 【役者の魂】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2024-01-19 05:50:58) 17.《ネタバレ》 カルト作品。でも、期待して見ない方がいい。画面 から、熱気は伝わるが、チープ感も満載。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-01-19 18:57:45) 16.《ネタバレ》 スーパーアウトロー!それが俺だ!俺を縛る全てをぶっ殺してやる! 一体なぜそこまでするのか、一体彼をそこまでさせる理由はなんなのか。 理由は語られないが主人公の一貫した反骨精神は凄まじい。もうリスクとかそういう事は一切考えていない。 その時その時を全身全霊を賭けて全力で生きている。その炎は仲間や手足を失おうと消える事は無い。 どこまでもどこまでも滾る力が彼を命を燃やし超高速で走らせるのだ…それがカッコいいかは置いといてその異常性はかなり極まっている。 研ぎすまされた暴力、麻薬、同性愛の右翼に銃を片手に持った警察に武器を売る小学生と煮詰まったカオスがチャンポンされ、 ラスト漆黒のバトルライダーが全員まとめて皆殺し、そして彼はブレーキを握らずに走り去る。 今見ると、なぜ主人公に武器の密売人達が協力したのかよくわからなかったり、暴力描写も今よりはマイルドだったりしますが、 強烈なネーミングや泉谷しげるの音楽など刹那的な感覚がつめ込められた凄い映画でした。 【えすえふ】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-08-02 09:44:53) 15.《ネタバレ》 存在は知ってましたが、やっと観ることが出来ました。まぁーとにかくはっちゃけてること! これが卒業制作だというからスゴイよね、でもって劇場公開されたということがさらにすごい。大学在学中の制作にもかかわらず、そこまでのクオリティというのがやっぱり才能なんでしょうね。 しかしまぁ小林稔侍さんがご出演されていて、かつあんんな役ででてるなんて(苦笑)なんだかんだ言ってそこが一番のビックリポイントでしたハイ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-10-03 11:40:17) 14.《ネタバレ》 うーん。本作は暴走族をモチーフにしているものの、それ自体を描きたかったものではないはず。何にでも噛みつきまくる一匹の狂犬みたいなものをスクリーンに映し出したかったのだと思うんだ。だから、最後の「全国の爆走少年たちへ」ってメッセージは、全くの蛇足。おそらく東映系で配給されることが決まってから追加されたものとみた。当時暴走族は全盛期。そんな大人の態度と作中人物「仁」のやり方と考え合わせて、なんだかなあと思います。南条弘二と北原美智子のパートは、「ハイティーンブギ」へのアイロニー。そこだけちょっと好きなので2点です。ベッドで「億万長者ゲーム」っすか。懐かしい。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 2点(2015-05-18 17:57:48) 13.ちょっとツィゴイネルワイゼンちっく。わけわからんゲイ・小林稔侍となんといっても武闘派・山田辰夫につきる。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-01-28 22:21:04) 12.《ネタバレ》 日本が誇るカオスなジャンル「不良映画」。 ヤクザの前の不良。不良になるかヤクザになるか。あるいわフルフェイスの軍隊になるか。 無国籍、滅茶苦茶、やりたい放題、何でもアリよ、大人に判ってたまるかってんだ。テメエらだって昔はガキじゃねーか!!そんなカオスな傑作は「野良猫ロック」や「キッズ・リターン(監督が不良つうかヤクザ)」と傑作も幾つかあるが、80年代を代表するブッ飛んだ映画が「狂い咲きサンダーロード」だ。 まず不良映画なのに「近未来」って・・・w それだけでブッ飛んでるよもう。 まずあの居並ぶバイクのライト、ライト、ライト。時代を感じるものの強烈なロック!このオープニングだけでワクワクするぜ。 バイクにまたがる不良軍団の波、波、波。 たった一人で不良軍団に殴り込む仁。 たとえ一人になろうと、腕や足をぶっ飛ばされようが、麻薬に溺れようが関係ねえ。 仲間の仇を討つためなら何だってやってやらあ(脚本も)!ブッ殺してやるぜえ!! まったく狂ってやがる。 「そんな体でバイクに乗れんのかよ?」 良い笑顔だ。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-15 22:57:53) 11.《ネタバレ》 石井聰亙監督作品。 一言で言えば一人の少年が暴走族連合内での平和的決定に背きツッパリを突き通すというストーリーなのだが、リアリティは完全無視でとにかく突っ走っている。(特にスーパー右翼が登場してから) その分勢いがあり最後まで見飽きない。 泉谷しげるの音楽も調和しており仁の突き抜け具合にはある意味かっこいいという感情も生まれた。 なんというか太陽を盗んだ男と似た感じ。 学生映画でこれを作ったというのは驚きだ。 【こしち】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-07 21:41:03) 10.《ネタバレ》 未来のためにではなく、自分の存在のために突っ走る。ラストシーンについては事前に知っていたものの、それでも心を貫くものを感じた。たまらんムービー。 【JF】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-07-22 16:39:11) 9.《ネタバレ》 学生時代はアニメオタク&映画オタクだった俺にとっては、ツッパリも族も完全に別の世界(というか異次元)の存在だったワケですが、何故かこの映画は大好きなワケです。そしてソレは決して、クライマックスに登場するジンさんのバトルスーツがカッコイイからだけじゃないハズ。 もうとにかく…ラストの「そんなカラダでバイク乗れンのかよ?ブレーキどーすんだよ?」に答えるジンさんの子供のような素直な笑顔と、ソコにかぶさるエンディング曲の『翼なき野郎ども』(泉谷しげる!)にサブイボ&男泣きです! ん?なんだって…? 『マッドマックス』のバッタモン? 最後のバトルが安っぽい? エンディングでジンさんが走り出してるのに総長と彼女のエピソードが挿入されるのはジャマくさい?(これは納得だけど) おもしれーじゃねーよ! やってやろうじゃねーよ! 魔墓呂死特攻隊ナメんじゃねーぞッ! 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-07-02 20:06:17) 8.山田辰夫の声が耳障りで鬱陶しく、山田辰夫の顔がかっこよくなく、山田辰夫の体が弱そうで、どうにもこうにもムリありすぎ、と思いながらもこっちのイメージとか気持ちとか完全無視で突っ走る。小林稔侍のホモ右翼という強烈なキャラ登場で一気にカルト映画へと昇華。山田辰夫はそれでもひたすら突っ走る。突っ走りすぎた先に終盤のぶっ飛んだ展開となる。この展開、最初から用意されてたんだろうか。それとも本当に勢いが勢いを呼んでこうなっちゃったんだろうか。とにかく凄すぎて笑う。どこにもお伺いたてる必要のない卒業制作だからこんなの作れたのかも。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-13 15:12:15) 7.暴走族に属する一人の少年の狂気を描いた作品。 演出は予想以上に良かったものの、ちょっと凝り過ぎだろというシーンも。 南条弘二のシーンは浮きっぱなしで必要ない。 仮想都市を舞台にしたSFバイオレンスアクションということで、 独特の世界観をもっと確立できていれば良かったんだけど、制作費の都合上仕方ないのかも。 終盤からラストにかけてのハチャメチャぶりも含め、 結果的には、確かに"アナーキー"という雰囲気は漂っていたね。 最初から最後まで、山田辰夫のキャラが際立っていた作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-18 21:09:29) 6.暴走族と右翼を巻き込んだ、時代性を感じる豪快な一本。 鳴りっぱなしのBGM、大味なストーリー、ダミ声でがなってる聞き取りにくい山田辰夫のセリフ、止まない暴力…もうなんだか全てが乱暴な作りなんですが、この熱気と無駄な爆薬がなかなかいい感じ。日本版「さらば青春の光」とも感じましたが、これって日本ですか? まぁ、本家より面白いと思いますが。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-29 00:21:30) 5.《ネタバレ》 公開から5年後くらいか、バブルの時代に全盛を誇ってた商売・レンタルビデオ屋でのパッケージに眼がとまり興味本位で観た。うん解る解る。ワタシ自身もある程度そうなのだが、バブルとそれ以前の世代の10代の男にはこういう世界に美意識とかヒロイズムを感じるのな。作り手側のパワーも情熱も感じる。ただ重ねていうけどワタシはある程度しか良さを感じなかった。なぜかというと感動しなかったから。破壊するだけで作り出すとか生み出す作品じゃなかったから。ま、そういう映画だし好みの問題だけですね。悪い映画じゃないです。ところでジン君、『街中のやつら全部ぶっ殺せるようなモンくれ…。』って言うけどさ、自分だけが一方的に攻撃できて勝てると思ったら大間違いなのよ。迎撃して返り討ちにする用意ある人間の方が世の中多いのさ(笑)。甘い甘い。 【aforkarn】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2010-02-18 07:42:49) 4.《ネタバレ》 「俺達、愛される暴走族になろうってワケよ」。抗争で疲弊したグループ達はエルボー連合として新たなまとまりを見せることになった。が、魔墓呂死特攻隊のジン達はぬるい状況が面白くなく、幹部会を金属バットで襲撃したり連合の車にヘルメットを投げつけたりと反発を深めていく。「魔墓呂死を潰せ」、、、メンバーを拉致された魔墓呂死は連合のアジトに乗り込もうとするが、200人が待ち構えていると聞いたとたん、メンバーのほとんどが逃げ出してしまった。3人で200人の集団に突っ込むジン達。瀕死の状況に男が現れ、拳銃でその場を制圧する。その男こそ魔墓呂死を創った今は右翼のタケシだった。タケシは「ジン達を右翼で預かる」とその場を収め彼らを鍛えるが、最後には決裂してしまう。3人いた仲間も一人は植物人間に、一人は離れ、最後に残ったジンは単身で連合、右翼、警察に闘いを挑む、、、。 最後はダイナマイト、マシンガン、バズーカ砲が飛び交い、あり得ない展開になってしまったのは惜しい。まぁ石井聡互らしいといえばらしいのだが。 若き日の山田辰夫、ホモの右翼に小林稔侍、その他の演技陣もすばらしく、スクリーンからは熱気が飛び出しまくってくる。また全編にわたって泉谷しげる、パンタ&HALらのロックサウンドが途切れなく流れ、ドライブ感、疾走感あふれる作品になっている。 【ぱたぱた】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-01-27 22:32:33)
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