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釈迦

1961年【日】 上映時間:156分
アクションドラマ時代劇特撮もの歴史もの
[シャカ]
新規登録(2004-07-17)【ドラえもん】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(1961-11-01)


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監督三隅研次
助監督井上昭
キャスト本郷功次郎(男優)シッダ太子
勝新太郎(男優)ダイバ・ダッタ
市川雷蔵(男優)クナラ王子
川崎敬三(男優)ウパリ
川口浩(男優)アジヤセ王
山本富士子(女優)ウシヤナ
中村玉緒(女優)オータミー
京マチ子(女優)ヤサ
叶順子〔1936年生〕(女優)マータンガ
北原義郎(男優)コンダンニヤ
根上淳(男優)マハーツサバ
中村鴈治郎(二代目)(男優)アショカ王
千葉敏郎(男優)グリハ
石井竜一(男優)バンダ
舟木洋一(男優)モツガラーナ
花布辰男(男優)陶物師の翁
寺島貢(男優)侍従長
阿部脩(男優)番人
寺島雄作(男優)占者
荒木忍(男優)行者
清水元(男優)キツショー
千田是也(男優)スッドーダナ
東野英治郎(男優)シュラダ
見明凡太朗(男優)チャンナ
滝沢修〔男優〕(男優)アシユダ仙人
南部彰三(男優)老門番
葛木香一(男優)スッパプッダ
東良之助(男優)ワッパ
南条新太郎(男優)マハーナーマ
水原浩一(男優)牢番甲
浅尾奥山(男優)老人
市川謹也(男優)チュンダ
原聖四郎(男優)バッディヤ
伊達三郎(男優)アッサジ
藤川準(男優)牢番乙
堀北幸夫(男優)番兵
横山文彦(男優)群集甲
菊野昌代士(男優)群集丙
越川一(男優)群集丁
玉置一恵(男優)群集乙
沖時男(男優)物見
浜田雄史(男優)番兵
丹羽又三郎(男優)ソーナ
島田竜三(男優)武将ブタイ
鶴見丈二(男優)アーラーマ
大辻伺郎(男優)カルダイ
近藤美恵子(女優)アマン
藤原礼子(女優)母親
阿井美千子(女優)キリコ
山田五十鈴(女優)カリティー
月丘夢路(女優)タクシラー
北林谷栄(女優)スミイ
細川ちか子(女優)マーヤ
杉村春子(女優)イダイケ
金剛麗子(女優)サバ
橘公子(女優)アミター
小林勝彦(男優)アナン
市田ひろみ(女優)ナジヤ
三田村元(男優)サリーブッタ
前田敏子ヤショダラー(吹き替え)
脚本八尋不二
音楽伊福部昭
東京交響楽団(演奏)
撮影今井ひろし
宮川一夫
製作永田雅一
配給大映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
特撮相坂操一(特殊技術)
黒田義之(特殊技術 助監督)
牧浦地志(進行)
渡辺竹三郎(特殊技術 美術)
島崎一二(特殊技術 照明)
美術内藤昭
伊藤熹朔(美術監督)
編集菅沼完二
録音大角正夫
照明岡本健一[照明]
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 日本初の70ミリ映画として有名だけど、最近はあまり語られることのない寂しい超大作でもあります。熱心な日蓮宗(あの宗教団体ではない)信者であった大映社長・永田雄一としては、やはり“自分がやらなきゃ誰がやる”という感じのテーマであったのは確かです。イエス・キリストの生涯を描いた映画は古今で数多製作されていますけど、マホメットを画像・映像化することがご法度であるイスラム教は別にしても、お釈迦様を正面から映画化したのは浅学ながら本作しか知りません。 製作費が七億円というのは確かに破格の超大作で、現代の貨幣価値でいうと何十億ということになりますかね。でも七億円というのは永田雄一お得意の大ぼらで、実際には一億七千万程度というのが真相みたいです。70ミリ撮影と銘打っていますが『スパルタカス』で使われた35ミリビスタビジョン・カメラをパラマウントから払い下げてもらい、それに圧縮レンズを装着して撮影して現像時に70ミリに焼き付ける“なんちゃって70ミリ”方式だったみたいです。でもそのカメラは重量860キロもある代物で、おかげで見せられるのは演劇公演の舞台映像みたいに動きが極端に少ない映像になってしまっています。 美術やセットには確かにカネをかけているのは判りますが、問題なのは脚本です。この映画では本郷功次郎演じるシッダ太子よりもダイバダッタの勝新太郎の方が目立ちすぎちゃってるんですよ。なんせ本郷は開始二十分あまりのところで悟りを開いて仏陀になってからは、影や遠景で存在を示しているだけでまったく画面に登場しないんですから!まるでマホメットの映画を見せられているみたいです(笑)。対する勝新は座頭市になる直前のキャリアで、『マグマ大使』のゴアみたいな風貌の悪役王子を熱演しています。ストーリー自体も史実を改変しているのは良しとしても、釈迦入滅後のエピソードまで同時代の出来事としたりして、要は詰め込み過ぎなんです。出演者はまさに大映オールキャストで豪華絢爛、雷蔵の義父である市川壽海まで登場するのは珍しい。 まあ言ってみると特撮スペクタクルは期待するほどでもなかったし、文字通りの“説法映画”というわけでした。これを70ミリスクリーンで観ればまた印象も違ってくるのかもしれませんが、現在70ミリスクリーンで上映できる映画館なんて日本にあるんかね? S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-04-21 11:10:55)

2.《ネタバレ》 一応史劇になるのでしょうが、『ベン・ハー』や『十戒』のようなものを思い浮かべたら、失望します。あまりスペクタクルではありません。最後にスペクタクルなところはありますが、あまりにも短い。それよりもドラマ重視に作られています。

また、題名が『釈迦』なのでお釈迦様が話の中心だと思ったら、それも違う。お釈迦様が主人公なのは、悟りを開く序盤まで。悟りを開いて仏陀となってからは、影だけ映すか、ロングではっきりとはわからない姿で撮るか。とりあえず本郷功次郎さんは「シッダ太子」時代しかまともに演じていません(それ以降は声のみ)。ではその後はどうなるのかというと、仏教説話的なエピソードが続いて、仏を信じることのすばらしさを説いています。これはこれで楽しめます。日本の古典に登場する説話と同じように捉えればいいでしょう。仏陀も要所要所で活躍します。『釈迦』という題名からすると、ちょっと違うかも、と思いますが。

序盤は相当説明的なセリフが多く、出演者のお芝居は大げさで舞台的。あまり映画向きではありません。しかし考えてみると、登場人物は全員日本人ではありません。それを日本人が演じるのですから、あまりリアルな芝居をするとかえって不自然になるかもしれません。舞台で外国産の演劇を見るのと同じように考えれば、大仰な芝居も納得できます。

特撮も要所要所で使われていますが、クライマックスの天変地異よりは、太子誕生の時庭で次々に花が開くところや、最後の仏陀入滅の場面など、美しいシーンで使われていたのが印象的でした。派手さはないものの、作品を盛り上げる効果は大きかったと思います。この作品全体として、地味ながらていねいに作られていたと思います。なにより、これだけのオールスター・キャストを拝めるのは、嬉しくなってしまいます。 アングロファイルさん [地上波(邦画)] 6点(2012-12-11 20:28:57)

1.《ネタバレ》  ウィキペディアによれば当時の大映のスターを集めて映画化した日本初の70ミリ超大作映画ということだ。

 たしかに、当時の日本映画の中では群を抜いて頑張って、お金もかけてることはわかる。70ミリカラーの画面の緻密さとワイド画面を意識した映像作りもよく頑張っている。セットやスペクタクルシーンの現実感、スケール感は、その後の日本の怪獣特撮物より充分上回っている。

 しかし、日本初ということで仕方ないことかもしれないが、ハリウッドのお金のかけ方やその技術力には、追いついていない。チャレンジ精神は充分感じられるのだが、ストーリー的にも、ベン・ハー(1958)や十戒(1956)の劣化コピー感が拭えない。

 で、そのストーリー、シナリオだが、「釈迦」を題材にした時点で失敗だったかなあと感じてしまう。 
 日本では、普段から「釈迦」との接点は気づかないくらい多く、多かれ少なかれ「釈迦」に対するイメージを持ってるはずだから、単純にフィクションとして見ることもできず、しかし、信心深い人も少数なので宗教的に感銘を受けることもできず、中途半端になってしまったのではないだろうか。

 もっとベン・ハーみたいに人間ドラマを中心に持ってくればもう少し良かったのではないだろうか。

 日本初の超大作なのに、これまでテレビ放送もリバイバル上映もあまりなく、私自身、今回CSで放送されるまで全く知らなかったのも、一般的な日本人の感性としてストーリーが受け入れ難いのが原因かもしれない。 nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-04-29 20:17:08)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
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300.00% line
400.00% line
5266.67% line
6133.33% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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