みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
294.普通に面白い。 まあ、パロディなので設定としては特筆するべき点はないけど、やっぱりシナリオの構成が上手いなぁって感心させられてしまう。 見ているうちに自分も陪審員の1人になってしまうような感覚が好き。 日本でも陪審員制度が導入されることになるようだけど、やっぱりこんな感じになるんだろうなって思えて微笑ましかった。 【もとや】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2024-10-16 17:30:23) 293.名画と聞いていたが少々がっかりした。最初は黙って無罪に同意したのに、後で豹変する陪審員2号が異常過ぎてどうしてもついて行けなかった。それに中盤過ぎてからの、陪審員11号の後出し感が過ぎる。無駄に時間をかけた話になっていて納得できなかった。いちいち声を張り上げる演者が多いのも気になった。それにしても、平気でタバコを吸うのは1991年が大昔に感じられたな。 【毒林檎】さん [インターネット(邦画)] 2点(2024-10-10 06:56:40) 292.《ネタバレ》 数年前に先にコッチ観て、先日ルメットのホンモノを観て、またコッチ観てみました。どっちも面白かったです。 12人がそれぞれ意見を出して、有罪・無罪が二転三転する。もう2~3作品バリエーションが作れそうな気がするくらい、シチュエーション自体が面白いんですね。コレもし、タイトルがここまで思いっきりでなかったら、私なんて鬼の首取ったかのごとくパクり認定レビューしてたかもしれません。 日本は裁判員制度が導入されていますが、公開当時は映画のような制度はなく、“もしも日本に陪審員制度が導入されていたら?”といった、いわゆるSFシミュレーション作品だったとも言えます。タイトルの『男』の部分を『日本人』にしているのは、女性も参加しているのはもちろん、『日本は人種問題を考えなくていい、一億総中流(貧富の差が少ない)の、単一民族国家だから。』というタイトルジョークだったんでしょう。今だとちょっと問題に思われる可能性がありますが、'91年の洒落たタイトルだと思います。 真相の解明はないので、彼らの議論に突っ込んでも仕方ない作品ですので、12人の話し合いを静かに見守ります。陪審員13号の私としては、目撃者のおばさんが「死んじゃえー!」って聞いていたことに違和感を感じました。彼女の耳が信用できず、クラクションの信憑性が疑わしいのに、どうして「死んじゃえー!」はキッチリ覚えていたのか?『死ねー!とか殺してやるー!とかナントカ言ってました。』ならともかく、ハッキリと「死んじゃえー!」は、ネタ振りとして出来すぎじゃないでしょーか?※いや作品へのツッコミではなくこんなセリフで映画に参加したいなって思っただけです。 この当時日本が陪審員制度導入に動いていたかは知りませんが、このSF作品は、タイトルの『優しい』が示す通り、一般の日本人には、心を鬼にした判決は出せないのでは?という答えを出していたように思えます。陪審員8号の「だけど、ホンネ言うと彼女、殺してるんですよね~?」なんてとてもリアルです。そして陪審員長の過去の経験談は、有罪に一票を入れるその先を想像させます。 ルメットの作品では純粋に少年が有罪か無罪かを考え、本作では自分が、有罪と思えた時に有罪と言えるかどうか?を考えさせられました。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-06-17 20:27:39) 291.ワクワクドキドキ楽しんで観れました 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 6点(2023-03-17 20:26:12) 290.よくできた映画。 冒頭の何気ない飲み物の注文シーンから、各キャラの特徴を表して、 緻密に練られた感がある。 ところどころに散りばめられた「小ボケ」にリアクション・ツッコミをするキャラがおらず、 スルーされるのがシュールだったが、元が舞台みたいなので、それならば納得がいく。 議論が進むにつれて、有罪派・無罪派の形勢や、 各キャラへの心象も変わっていったので、 その点も楽しめた。 【2年で12キロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2023-01-22 09:47:24) 289.被告の姿を描写しないことによって、被告への感情移入をしにくくし、荒唐無稽意味深長な話し合いの「コメディー性」を際立たせて「本家」との差別化を図ったのは見事だが、いかんせん役者達の無計画なオーバーアクトは「笑いのツボ」であるはずの陪審員達の「シュールなリアリティー」を駆逐し、その芝居の甘さを「アクの強さ」だけで押されても、正直どこで笑っていいのか分からなかった。 リアリティーを失ってしまった陪審員達の話し合いは、「劇団員の楽屋のリハーサル」程度にしか見えず、評決の行方などもドタバタの中で、もうどうでも良くなった。 「本家」が偉大なる傑作なだけに、パロディーにもそれなりの完成度が求められる。 そしてその間には、まだ太平洋ほどの溝があいていたように思う。 随所に「本家」をリスペクトしたシーンも含まれてはいるが、焼け石に水だ。 日本人の滑稽さをペーソスのある笑いで描こうとしたのは分かるが、かなり消化不良。 今さら言っても遅いが、このテーマならむしろ伊丹十三監督あたりの得意分野だったのではないか。 もっと頑張れよ日本映画。 キビシ過ぎるか。 【Beretta】さん [DVD(邦画)] 4点(2022-06-12 17:13:03)(良:2票) 288.《ネタバレ》 始まりから11人無罪・1人有罪という設定になっていまして、ここからひとりずつ有罪が増えて、全員一致の有罪で終わるわけはない。 たったひとり有罪を訴える陪審員2号の背景とかプライベートな事情ありき、前提で、有罪を主張するその根拠も進め方にも誠実とか正義を感じないから、最初から嫌な感じなのよ。正統派二枚目俳優ではなく、力説するも耳障りで不愉快で最初から2号がどう潰れていくかを眺めるみたいなね。なのでひとり、またひとりと増えていき、全員一致の無罪になるラストに向けての達成感とかドキドキがないです。 だからオリジナルを知らない方が面白く観られるんじゃないかとも思いました。 まずですね12人のキャラが、よく練られてるとは思うしキャストもいいと思うんですが、ほぼ全員鬱陶しいの、オリジナルにはないコミカルさがここにあるんだとは思いますが、このコメディ部分の質が私は好きじゃないです。笑えないしそれどころかイライラしてしまいました。 フルーツパフェ、ヤクルト、鼻血、「大声、怒鳴り声恐怖症?」無罪の理由が「フィーリング」とか、笑えないんです。 知らない人同士が密室にあつまり議論とか日本人が最も苦手とすることだと思いますし、それを踏まえてのキャラ設定だとは思いますが、それが強烈過ぎだと思いました、上手いコメディとも思えませんでした、すみません。 ラスト近く、事件の真相に迫っていく検証がやっと始まってくれたとほっとしました。 しかし、密室劇としてのクオリティは高いと思います。 【envy】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-17 19:27:51) 287.《ネタバレ》 序盤は真面目でない又は頼りない各々の人物にイライラし、唯一議論をしようとする男が勇ましく見え、さらに男の隣の席のダンディーおじさんが頼もしく見える。 会議が終わり帰る場面では反対に各々は個性的な面白い人物に見える一方で上の二人はつまらなく思ってしまうのが楽しい。 自分が脚本の仕掛け通りに人物の見え方を動かされたのを感じるに、自分がこの会議の場にいたら馬鹿に見える人物だろうなと思うとともにパフェが食べたくなった。 あと途中の鼻血おばちゃんの「あなたは心が歪んでいる人です」はめちゃくちゃ笑えました。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-28 16:15:49) 286.《ネタバレ》 名作「十二人の怒れる男」を日本人バージョンでやったらどうなるか。全般のトーンをコメディ調にアレンジして、陪審員一人一人を‶いかにも”日本人として描写。この辺がね、上手いですよねやっぱり。米国人と違ってディベート慣れしていない日本人ですから、初対面同士で議論しろと言われてももじもじして意見の出ない人の方が多い。本作でも自らはっきり自分の意見を語る人って3人しかいなかった。でも冒頭の飲み物オーダーをまとめるくだりに見るように、「作業」ならば自発的にせっせと取りまとめる人って、どんな会合でも必ずいるんですよね日本人。うーん上手い。 オリジナルでは「早く帰りたがる人」は野球の試合を見に行きたいと主張していたのですが、本作では「仕事に戻りたいから」となっています。ここもね、公的な責務の場で「巨人戦を見たいから」と言っちゃう日本人は考えづらいもんね。(「阪神戦を見たいから」はいるかもしれない) 中盤までだんまりを決め込んでいた豊川が場を仕切り出してからは、がぜんテンポが良くなりました。 事件状況の推理や証言のあやふやさを見出してゆく展開はオリジナルに沿っていますが、米国版に比べて一件一件の精度が低いのは残念でした。ピザの件しかり、料理の美味い居酒屋だから酔っていないのでは、という理屈もしかり。やっぱり「ジンジャーエール」→「死んじゃえ」は無理だと思うな。 【tottoko】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-18 23:24:09) 285.『十二人の怒れる男』に敬意を払いつつも、ミステリとして見れば、いかにも予定調和で素朴過ぎるだろう、と言わんばかりに、二転三転、ツイストを加えまくった陪審員劇となっています。 そもそも、鬱陶しい人物を12人も集めて、ひたすら鬱陶しいやり取りを繰り広げさせたら、それだけで面白い劇になるだろう、という読みは、確かにその通りで、確かに「ああ、鬱陶しいなあ」と思いながら、ズルズル引き込まれてしまう。バカミス風のアイデアも様々に盛り込まれて。 ただ、こういう、一つの部屋を舞台に延々と繰り広げられる会話劇、光景が大きく変わらない以上、撮り方にも相当に神経を使う必要が出てくる。何を撮りたいのかよくわからないような気の抜けたショットが混じってしまった途端、ガックリきてしまうのも、事実。 1957年の映画が96分にまとめられていたのに対し、こちらは内容が膨らんだ分、尺も長くなって116分。傷も、多くなりがち。 密室劇で緊張感を貫くって、やっぱり難易度高いですね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-09-22 21:15:50) 284.思ったより面白かった。日本が陪審制度を導入したらこんな風になるんだというのがよく分かる。最後までおどおどして自分の意見を言わない人とかありがち。やはり日本人には、陪審員制度より裁判員制度のほうが合っているのがよく分かる。 二転三転するストーリーもよく出来ていて面白い。 (2020年9月再鑑賞。7点→8点へアップ。) やはり面白い。改めてみると、ものすごくよく出来た脚本なのが分かる。それを演じる俳優さんたちの演技も、演技と感じられないほどの出来栄え。こういうのってすごく難しいことなんだけど、この作品では見事にこなしていて素晴らしい。 各キャラクターはいささか誇張されすぎているが、日本人の特徴をよくぞ描いており感心させられる。人の意見を聞く→自分の意見を言う→妥協点を見出して解決に導くという大事な、しかし当たり前の訓練を、学校や社会で学んでこなかったツケの象徴のような人々が出てくる。対話拒否やらメンツやらでぐちゃぐちゃになってしまうところを、奇跡的にうまくまとめている。しかも笑えるコメディー要素もふんだんに出てくる。傑作。 【mhiro】さん [地上波(邦画)] 8点(2020-09-13 17:47:26) 283.そろそろこういうのもパロディーというかコメディーとして見れなくなるよなあ。 所詮人間の判断基準なんて自己の体験・経験に基づくものだし、論理的に判断する方が少数だろう。裁判員制度が始まったら、皆マジメにちゃんとやるのかなあって思うと、ちょっと怖いね。 <追記>13年ぶりに再見。人間の認識・判断能力がいかにいい加減かというのを巧みに描いているある意味怖い作品だと思う。これは日本人に限った事ではないだろう。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-09-10 11:33:32) 282.《ネタバレ》 こういう舞台のままのセリフの映画を称するジャンルの名前って何かあるんですかね。 そういうジャンルのものとして観るか普通に客観的な映画として観るかで評価はかなり別れるでしょう。 前半かなりイライラしました。特に梶原善さん役の人ウザイ。 でも脚本はやはり意外性もあっておもしろいですね。三谷さんらしさも随所に。特にジンジャエール! やたらがなり立てるタイプの邦画は好きでないので、うるさいシーンがちょっと残念。 これはでも舞台で観てたら相当満足度高いお芝居でしょうね。 【jetter3】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-09-09 16:49:39) 281.《ネタバレ》 三谷幸喜脚本なのでシリアスな法廷物だとは思っていなかったけど、 つまらなくはなかったものの大分期待を裏切られてしまった感じです。 正直彼ら彼女ら12人がランダムに選ばれた平均的日本人だというのか、たまたま自己主張の強く 個性を前面に出すような日本人離れした変わり者ばかりが集まってしまったというのか。 日本を舞台にした日本映画ならばやはり、目立ちたがらず横並びを好み、場の空気を読み、忖度 するという国民性、お国柄をベースに、その場合にどのような展開になるのかを描いて欲しかった。 これではアメリカ映画の焼き直しでしかないような気がしました。 例えば、最初の飲み物を注文する場面からして、相当親しい仲間同士なら別ですが、見ず知らずの 者同士であれば、誰かがホットを頼めばほとんどが「私も」であろうし、何人かが「アイス」で、 一人ぐらいが「すみません、私コーヒーダメなのでウーロン茶にしてもらえますか」あたりが普通 でしょう。あのシチュエーションでフルーツパフェなんて頼む人は絶対いませんよ、日本人ですから。 だから罰則のない外出自粛要請でも、渋谷や新宿の人出が普段の8割も減るほど自粛に応じるわけです。 不特定相手のセミナーで聴く側もしゃべる側もやったことありますけど、とにかく誰も質問しない、 笑わないで、じっと座ったまま聴くケースがほとんどです(寝る人はいますが)。 また事件の立証をするのはあくまで検察と弁護士であって、陪審員はそれぞれの主張のどちらに賛同 するのかを判断して評決を決めるのではないかと思っていましたが、この内容だと裁判で検察も弁護 士も一体何をやっていたのでしょうか。 「死んじゃえ」と「ジンジャーエール」のオチは秀逸でしたね。 それにしても30年近く前なので、みなさん若いですね。メンバーの中で豊悦が場違いに大物なのですが、 この頃はブレークする前でむしろ他の俳優さんたちより若くて格下だったようです。 全体からエンディングまで雰囲気がなんとなく「桜の園」に似ていますね。 追記: そもそも正確な事件の概要がよくわからないのですが、目撃者のおばさんは当初は被害者と被告の いた歩道の反対側を歩いていたと説明されていたように思うのですが、その後に同じ側の歩道を 歩いて来て二人を追い越して通り過ぎてから事故が起きたようになっています。一方、トラックは “反対車線”を走ってきたと言っていますのでやはり歩いていたのは反対側の歩道だったのか、 など、細かいことが気になってしまいます。 【キムリン】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-09-09 11:23:00) 280.《ネタバレ》 よく練られた脚本に台本読合せを入念に行ったであろうリハーサル、その努力伝わりました、楽しめました高得点。 いや~~ 実に白熱しましたね。 縁もゆかりもない、この場限りだけの他人同士であること。思えば、この一期一会こそが「議論」することのあるべき理想の姿かもしれませんね。だって、親族集会や会社の会議じゃあ、こうはいかんもの。特に会社の会議なんて、明日からの立場を考えたら、上司に面と向かって「あなたの意見はまちがっています」なんて言えんわい! (笑) ・・・で、結局は被告の女性が登場すらしないあたり、真実うんぬんは本作の焦点ではないように思われました。 そして確かに優しい日本人たちでしたが、あのメガネくんだけは例外。むしろ彼こそ、ストーカー殺人とかやりそうなタイプ。次は彼自身が陪審審理の対象になるかもね~。 最後の解散していくオチは素敵ですよね、あの後味の良さでみなさんの好感度と映画の点数上がります、まちがいなく。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-09-01 17:49:35) 279.12人にそれぞれきっつい個性があって非常に面白い。二転三転が面白いのだが、ちょっと長いかな。途中30分くらいは中だるみな感じ。誰が有罪で誰が無罪を主張してるのか判らなくなるし、どーでもよくなる。最後にオチがついて纏まってるだけに、惜しい作品。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-09-08 22:33:09) 278.パロディかと思って、侮っていたら、とんでもない! すばらし~い!! 脚本がイイですね~ どんでん返しもほど良く、観てて気持ちイイー! “ 次の展開で何かある ” と思わせて、その期待に全て応えてくれる! 完璧です! 「十二人の怒れる男」を知っている人も、そうでない人も堪能できる秀作! オススメ!! (本家より面白いかも~) 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2017-11-23 16:38:53) 277.《ネタバレ》 序盤から中盤までは、イライラするし、疲れます。 豊悦が活躍する当たりからおもしろくなります。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-11-05 23:56:21) 276.密室劇は面白いのだけど、時代もあったというか、今の人たちがやったらもう少し論理的に話が進みそうな気もします。 そこでリアリティが得られるかでしょうか。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-22 07:32:05) 275.《ネタバレ》 話が二転三転していくだけでなく、主役級も入れ替わるのはちょっと新鮮。 何気ない伏線が回収されていくのは映画の醍醐味。 それがこの映画では無理なく鮮やかに決まり感心させられる。 登場人物のキャラも立っていて、12人いてもすぐ把握できる。 舞台ものを映画でもあえてそのままやったのだろうが、珍しいので面白く感じた一方、映画館で高い料金払って観るのならシンプル過ぎで回想シーンとか欲しいと思った。 【たんたかたん】さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-02-19 21:17:30)
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