みんなのシネマレビュー

幸福のスイッチ

2006年【日】 上映時間:105分
ドラマファミリー
[シアワセノスイッチ]
新規登録(2006-11-08)【MID】さん
タイトル情報更新(2019-05-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-10-14)


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監督安田真奈
キャスト上野樹里(女優)稲田怜
本上まなみ(女優)稲田瞳
沢田研二(男優)稲田誠一郎
中村静香(女優)稲田香
林剛史(男優)鈴木裕也
笠原秀幸(男優)牧村耕太
新屋英子(女優)野村のおばあちゃん
深浦加奈子(女優)橘優子
芦屋小雁(男優)木山
田中要次(男優)澄川
宮田早苗(女優)怜・瞳・香の母
谷口高史(男優)
寿美菜子(女優)
原作安田真奈(原案)
脚本安田真奈
製作松下晴彦
東京テアトル
東北新社
関西テレビ
プロデューサー二宮清隆(エグゼクティブプロデューサー)
配給東京テアトル
あらすじ
稲田家の次女である怜は、父親のことが嫌い。「お客さん第一」の電器屋である父は、家族に苦労をかけ、怜の大好きだった母を早くに死なせてしまったからだ。東京の美術学校に行ってイラストレーターになるという怜の夢にも、父は反対していた。それでも、東京でイラストの仕事をするにいたった怜だったが、ある日、妹から「帰ってきてほしい」という手紙をもらい・・・。

コウモリ】さん(2013-10-08)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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30.《ネタバレ》 うーん、何だろう。朝ドラより面白くない。
上野樹里は笑顔も似合うが、不機嫌ヅラもよく似合う。口を開けばグチグチネガティブなセリフが多く、最後までロクに成長しないストーリーに嫌気が差した。その分三女の愛想の良さは光ってたけど。
古き良き時代のノスタルジー?売ったあとのアフターケア重視も立派でいいけど、度がすぎるとつけこまれるのが世の習いっちゅうもの。そりゃ家電量販店が幅を利かせるわけだが、それもネット通販に押されるってんで、つくづく世知辛いよなぁ。 mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2023-11-14 21:15:08)

29.《ネタバレ》 随分前に観たのを思い出して投稿。
樹里ちゃんの不機嫌な顔が、最後に柔らかい表情になるラストが気持ちいい映画。
地方の町の電気屋さんの、厳しい現実が、ひしひし伝わるのは、沢田研二の演技。
ジュリーが、小心者で冴えないオッサンなのに、誠実な電気屋さんて、まさにキャスティングの妙。
日常風景を淡々と描きながら、家族のしこりが小さくなっていく過程。心温まる良作でした。
ただこの映画で、中村静香チャンの素晴らし過ぎる姿態に、虜になった男性陣は多いはず(笑
末娘のキャスティングが、メリットであり、デメリットであり・・ いや素直に嬉しいです。 グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 7点(2018-02-11 19:42:47)

28.《ネタバレ》 昨今、地方や観光地にまで台頭する大手チェーンの電器店、スーパーマーケット。もちろん、とても便利だし結構なことですが・・。でもこのような時代の波に呑まれて、稲電のようなお店たちは消えゆき、社長さんのように日本人が誇れる真心が失われていくのは、やはり寂しい気持ちがあります。和歌山は田辺市といった地方でのオールロケ、地元のエキストラが映画に多数出演、本作はここに大きな意義があると思いました。この映画は、誰かが発信すべき地方の声を、暗く説教がましい内容ではなく、まさに電球のようにパッと明るく描いていて、とても好感を持てる内容でした。三姉妹のキャラ、よかったです。上野樹里は相変わらずよかった。もちろん沢田研二さんも。樹里とジュリー、なんですよね(笑)。 タケノコさん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-17 20:35:09)

27.《ネタバレ》 自己実現のために仕事をして、それで金をもらって当然と思うのは人間社会の道理に反している。芸術家なら結果責任を甘受する前提で勝手に何をやっても構わないが、イラストレーターというならその言葉自体にクライアントの意向重視ということが含まれているはずである。業務上の自由な発想が奨励されるとしても、それはあくまで本来の業務目的や組織目的に沿った効果を挙げるためであって、自由な発想の権利自体が保証されているわけでは全くない。劇中で、これに関する勘違いを若いうちに正したのは大変結構なことだった。
これからの時代、劇中の電器店の商法で個人営業が続けられる保証もないわけだが、しかし顧客第一ということ自体は永遠の真理だろうし、そのエッセンスの部分が次代に伝えられたのはよかったかと思われる。 

また登場人物に関しては、主人公が当初ガチガチに固めていた攻撃的姿勢が後半に至ると崩壊してしまい、それまでは完璧に可愛くなかったのが可笑しく見えるようにもなる。一方でその妹もただ可愛いばかりではなく、ドライだったり強硬派になったりするのが見えて来て相対関係も崩れていく。その中で母親似の姉だけは、安定的に母性を発揮しながら妹2人を見守る立場ということか。
劇中の浮気事件の結末を見ていると、疑惑の相手とこの姉が暗黙の連携でうまく言いくるめたようでもあるが、しかしこれはこれでオトナの納得のしどころというのも間違いないことである。実際に姉は笑って完全に疑念を解いていたし、また主人公と妹も、最終的にはこれに同調したことで人格レベルを一段上げたと思われる。さらに、主人公の父親に対するわだかまりの根本原因がこれで解消されたのだろうと想像され、最後は穏やかに家族関係が再編されたらしいのは幸いなことだった。 

そのほか全般的に、劇中の事物の取扱いが細やかでユーモラスな映画になっている。手紙の文面や電気を止められた時の顔など見ていると、妹の個性がより深く感じられて面白い。また友人の息子の動きとか、ラストで来店した子どもの表情とかも可笑しく、農家の親爺がくしゃみのあとに悪態をついただけのことでも笑ってしまう。モチがかわいいというのは男の感性ではない気がするが、何が言いたいかは映像的にちゃんと表現されている。
これに加えて、何気ない小さな音が人の心を豊かにするというのも少し心に染みる話だった。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 8点(2015-03-31 00:23:36)

26.不覚にも涙してしまいました、お父さんがまたよいですね。美人3姉妹それぞれの個性がよく描かれていました、ほのぼのな一本です。
HRM36さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-04-30 10:46:22)

25.《ネタバレ》 ジャパネットたかたの高田社長がさんまのまんまに出演したとき「『売れた→儲けた!』では長続きしない。買われた方の笑顔を想像をしながら売っている」みたいなことを言っていた。そのときは「随分カッコいいこと言っちゃってまあ」と冷めた目で見ていたけど、この映画を観た後では、まんざら嘘じゃないのかも…と思える。お父さんの仕事はきつくて、理不尽さに涙が出たりもしたけど、同時にモノを売る喜びや、やりがい、働きがいといったものも見つけた怜。お父さんはあなたのために頑張ってきたんです。だから感謝しましょう。ってだけじゃなく、働くとはどういうことなのか、という部分を前向きに描けている点が気に入った。スローなテンポが得意じゃないのと、なんとなく映像に深みが無いので点数としては6点で。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-03-26 18:34:16)

24.高コストで過剰なサービスをしてきた町の電器屋。ちょっといい話すぎてファンタジックなのだが、田舎町ではこのような風景は残っているのだろうか?もはや首都圏では絶滅しているが。安さで勝負する量販店との争いをもうちょっと描いてほしかったが。が、その量販店もネット通販にやられ、あと10年の命なんでしょう。そもそも、こんな田舎町に美人の3姉妹がいるなんて事が奇跡なのだが、中でも3女の存在感がスゴイ。主役を食ってしまいそうな勢いがある。
仕事観に関する主人公の成長物語として見た場合、コモディティー商品に過剰サービス付加して売るのと、デザインを売るのとでは根本的な違いがあるのでちょっと無理があるかな。顧客第一云々の前に、単純に営業とデザイナーのコミュニケーションの問題だと思うのだが。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-03-25 10:56:47)(良:1票)

23.《ネタバレ》 どことなくNHKの朝ドラを彷彿とさせるような話でした。田舎を舞台にした、ゆる~いホームドラマ。田舎だからか電気店のお客さんはお年寄りかおじさん・おばさんばっかり。いかにも手がかかりそうなお客さんに、ちゃんと手をかけているお父さんは好感が持てます。基本的に、主人公の怜が仕事をする・働くということを身をもって知るという流れなので(そこはすごく成功している)、やはり浮気騒動がうまく収まっていない感じ。とはいえ、娘のことを思いやるガンコ親父を好演したジュリーに拍手。やたらと機嫌の悪い樹里にも拍手(笑)。もっと活躍を見たい女優さんなのですが、いろいろと難しいのか……?
全体的に小道具の使い方がうまい。いろいろと出てくるのですが、多すぎて嫌味になるところまでは行っていないのも、なかなかのもの。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-12-19 22:22:36)

22.《ネタバレ》 タイトルも設定もストーリーも地味ですが、とてもいい映画でした。時々こういう作品に出会えるから、「とりあえず何でも見てみよう作戦」はやめられない! まぎれもない「隠れた名作」のひとつですね。いわゆる「お涙頂戴」のシーンはありませんが、何度も嗚咽が出るほど号泣しました。自分でも「俺、このシーンで、こんなに泣いちゃうの?」って不思議になっちゃうくらい、普通のシーンで涙ボロボロ・・。父親役の沢田研二がすばらしかったです。また、3姉妹の性格の対比や、野村家の3人のキャラなどが、やりすぎていなくて、とてもリアルでした。 コウモリさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-10-07 23:20:32)

21.《ネタバレ》 肝心の主人公が、背景もなければ出発点もなく、ただ単にごちゃごちゃと自分以外への不満や文句を垂れ流しているだけなので、その時点でほとんど内容的な興味が湧きませんでした。あーそれと、お父さんの浮気がどうのこうのって部分は、話の筋の上で全然機能しておらず、明らかに無駄ですね。しかし、私にとって唯一目を引いたのが、すまん、実を言うと、中村静香ちゃんなのだ。演技力はぎりぎり基本クリアレベルながら、画面の一部にいるだけで人目を自然に集める雰囲気がある。途中、意図的なほどださいダウンベストやジャージで登場するのは、まともな衣装にしてしまうと、主役より目立ってしまうのを恐れられたからなのだろう。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2013-10-01 02:20:57)(良:1票)

20.家族の中では(特に親に対して)なかなか素直になれないものです。自分がどんなにわがままを言ったり反抗しても、暖かく見守ってくれる親の存在に気づいた時、親のありがたさを感じ、家族の絆が深まるのだと思っています。
この映画は「儲けは二の次、サービス第一」という父親の心情がよく出ています。本当に良い映画でした。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-05 01:34:55)(良:1票)

19.《ネタバレ》 「虹の女神」を観たときにも思ったことだけど、上野樹里は不機嫌な顔や態度が魅力的だ。電器屋の脇で電球を叩き割る姿に惚れぼれする。かと言って、シリアスな苦悩が似合うかというと全くそんなことは無い。つまらないことにぶつぶつ文句を言って不貞腐れている程度がいちばん良い。また、能力を発揮して成功するような描写より、もっと身近なことに喜ぶ彼女の方が素敵に見える。元来の愛嬌がコメディ向けのキャラだと思うけど、変態ピアニストを演じた某人気シリーズのような狙ったコメディより、ネガティブな態度から滲み出てくる可笑しさが彼女の個性だと思う。長い前置きになったけど、そういう意味で本作のストーリーと役柄はとても似合っていました。特に劇的な展開がある話ではないけれど、上野樹里が目に涙するシーンには彼女にシンクロして同じ気分になりました。本作に幸福になるためのスイッチがあるとしたら、それは他者の意見に素直に耳を傾け共感できる姿勢。言葉にすると簡単だけど、プライドが高く慢性的な不満を抱えている人には容易いことじゃない。しかし、そこから得られる充足を彼女は父親の代打で経験する。また、その姿勢は父親の営業方針そのものでもあり、父親を見る目も変わる。つまりは大人になるってことなんだけどね。「幸福のスイッチ」と言うよりは、まだ「不幸脱出のスイッチ」ってレベルだと思いますが、その大切さを伝えてくれる良作です。もはや浮気疑惑の真相なんてどうでもいいことでしょう。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-17 00:42:41)

18.上野樹里もよかったんですけど、それ以上に沢田研二がイイですね。最近、「魔界転生」を観たからかなんかすげぇ俳優なんじゃないかなぁって思っちゃいます。 しっぽりさん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-05 09:30:26)

17.《ネタバレ》 小、中学生のような親の浮気でのうろたえぶりやなんか主人公の幼さを表現しているのかもしれませんが、ちょっといきすぎのような感じがしました。結局最後もあまり成長しているように見えないし。 紫電さん [DVD(邦画)] 4点(2008-05-10 21:29:49)

16.終始穏やかな雰囲気の、電気屋親子親子人情コメディ。地味だけど、キャストは良いし、そこそこ笑えるとこもあるし、そこそこいい話だと思います。 すべからさん [映画館(邦画)] 6点(2008-05-01 18:08:37)

15.こんだけ機嫌の悪い上野樹里を見れるのはある意味貴重w
結局、浮気騒動はなんだったんだろう?といった突っ込みどころもありますが、
のんびりと楽しめる良い映画だと思います。
ばーちゃんの補聴器の話はイイ話。 ふくちゃんさん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-04-09 12:23:20)

14.こんな電器屋さんいてくれたら、助かります。 Yoshiさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-16 00:09:05)

13.ちょっと地味だけどいい作品だと思います。でも名作には何か足りない。。。キャストのパワーがイマイチ足りないと思う。上野は自分的にはオーラのない女優NO1だからこういう役はぴったりですね。でもちょっと食い足りないなー。長女が妊娠してることとか,お手伝いのあんちゃんに彼女がいることとか,上野に彼女がいることとか設定的に余計だと思います。 たかちゃんさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-24 20:22:28)(良:1票)

12.《ネタバレ》 樹里っぺ史上、最もカワイくない樹里っぺが見られる映画です。ほぼ全編。どれくらいかっていうと「アタシ、上野樹里に似てるってよく言われるの」「あー確かに(うーん、かなり微妙・・・)」ってくらいなレベルの、樹里っぺ・・・なの?みたいな。メイキング見ると、撮影の合間では確実によく画面で見る樹里っぺなんですけどねぇ。そう考えると、カメラマンに才能がまるでない、のではなくって実は彼女ってば役を演じきる才能が凄いのだなぁ。さて、映画はベタで古典的です。斬新さなんてのは一切ナシ。携帯だのプラズマテレビだのの存在で辛うじて時代が判るってくらいに、一体いつの映画よ?状態。でも、そのベタさをホカホカと楽しめました。雷の夜あたりまでは。その後に続く浮気話部分、蛇足もいいとこじゃありません? 映画に対する興味がそこ以降急速に薄れてしまい、まだ終わんないの?って感じてしまい。浮気話を入れるのなら入れるで、雷前に組み込んでおくべきだと思いました。あと、このお父さんのサービスの姿勢は、必ずしも正しいとは思えません。「お客様は神様です」で人の情を重視しちゃう事が、良き結果をもたらすなんて考えるのはとっても甘い、甘すぎるぞ。優しくされた人間は、優しさを返すのではなく、更なる優しさを求めるばかり、それが現実。そこら辺、浮世離れした映画屋らしい脚本だわ。「これこそが商売の正しき姿勢だ」なんて基準にされちゃ、世のサービス業、たまらんですよ? あにやん‍🌈さん [DVD(邦画)] 5点(2008-02-21 11:13:14)(良:1票)

11.《ネタバレ》 心に沁みるいい映画やったけど、主人公の態度見ててイライラした^^;もうちょっとほんのちょっとだけソフトな方がよかったかな。キャストは誰もいい味出していてよかった。やっぱ一番は店長かな。前半は主人公の態度にイライラもしてたけど、後半は見ていて心地よかった。幸福のスイッチか~なるほどなるほど。 天国のコロさん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-06 01:23:18)

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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.30点
000.00% line
100.00% line
213.33% line
313.33% line
413.33% line
526.67% line
61240.00% line
7723.33% line
8516.67% line
913.33% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.25点 Review4人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人

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