みんなのシネマレビュー

母たちの村

MOOLAADE
2004年【仏】 上映時間:124分
ドラマ
[ハハタチノムラ]
新規登録(2009-05-28)【はち-ご=】さん
タイトル情報更新(2016-09-04)【にじばぶ】さん


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監督ウスマン・センベーヌ
脚本ウスマン・センベーヌ
製作ウスマン・センベーヌ
あらすじ
ダカールラリーの終点で有名なアフリカ、セネガルとフランスの合作映画。セネガルの片田舎にある家の第二夫人コレ(ファトゥマタ・クリバリ)の元に、女子割礼(女性の性器を切ってしまうこと)を強制され、それが嫌で4人の女の子が逃げてくる。コレはセネガルの慣習である「助けを求めてくる人を何が何でも守らなくてはいけない」という「モーラーデ」を実行。果たしてコレは4人の女の子を守れるのか。

はち-ご=】さん(2009-05-29)
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【クチコミ・感想】

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3.題材がなぁ・・・真面目過ぎるなぁ。
とにかく女子割礼反対!にこだわり続ける。
アフリカの雰囲気を楽しむ映画というより、女子割礼という風習を批判する、社会派的な映画だった。 にじばぶさん [DVD(字幕)] 5点(2016-09-04 01:06:06)

2.《ネタバレ》 アフリカの異文化を体験できる映画。ドキュメンタリーや世界遺産じゃこういう経験はできないので、これこそが映画の醍醐味ですね。片手で数えるほどしか純アフリカ作品を見たことがなかったので、現地に迷い込んだような濃密な時間を過ごせました。自国の価値観から他国の風習を断罪することは簡単だけど、そういうことはおいそれと口出しすべきことじゃないと思うので以下楽しめた点を。(勿論、FGMは私の価値観からすれば悪習)まず、物語がスタンダードな作りで好印象。第一夫人や一夫多妻制とかそういう人物関係が物語を面白くしていました。他文化を学んだ人間の存在も○。焚書ならぬ焚ラジオってのも面白い。小指を噛んで痛みに耐えるってのはとても痛々しい描写。古い習慣を守ろうとする人々と、それを改善させようと立ち向かう主人公という構図は古今東西描かれていますが、アフリカのある村をモチーフに持ってきただけで、文化や風習、宗教といったシガラミが絡まってきて面白かった。傭兵は俗物の象徴として描かれていますが、その一方で主人公を救う人間でもあるというのも良かったです。 Nujabestさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 23:57:40)

1.《ネタバレ》 妻投稿■「やっぱりヨーロッパ人がとった映画だな」と思える小奇麗な感じの「ホテル・ルワンダ」の映像と違い、純粋なアフリカ原産映画なので(フランスと合作してますがファトゥマタ・クリバリはマリ人、監督はセネガル人、村人の大半はブルキナファソ人)、「クレヨンしんちゃん、アッパレ戦国大合戦」に通じる「原野」「荒野」の泥臭さと美しさを映像から感じます(現地の風習、家の中での仕草一つ一つも、アッパレ戦国大合戦みたいに丁寧で、新鮮さを感じます)。内容はホテル・ルワンダと同じように「強大な暴力から人を守り抜く」という緊迫感を描いた映画。「50万人もぶっ殺される」というあんまりピンとこない非日常的危機を描いたホテル・ルワンダに比べ、こっちは「場の空気」「一般常識」「人間関係」そして「男の人による理不尽な暴力」が描かれ、それは日本人である私にとっても日常想定内の事なので余計緊迫感は上がります。たぶんホテル・ルワンダやブラックホークダウンを見ても多くの日本人は「何であんな狂気が現実になるんだ」というだろうけど、この映画は「狂気」ではなく日本人が大事だと思っているものがとんでもない悲劇を生み出しているので、そういう意味では日本人にも容赦はありませんが、だからこそ「当たり前」に立ち向かうお母さんの姿は野原ひろしみたいに格好いいし、ラストモスクの上にアンテナが立っている描写は彼女らの勝利の象徴としてとても効果的な余韻を持たせてくれます。■私のお母さんは「知的障害者のはちーご=妻に断種手術を奨めなさい」という周りの圧力を拒否して私を守ってくれました。日本で強制断種を認める優生法が廃止されたのは1994年。女性が男の人から殴られたりせず、好きな人と子供を産んだり、性器を勝手にいじくられたりしない事は当たり前のようで当り前ではない、素晴らしいことです。「クレヨンしんちゃん 電撃ブタのヒヅメ大作戦」で男の生き様に入れなかった私ですが、この映画は女性が女性として生きる美しさを、ブタのヒヅメと結構似たような「額面通りさ」で見せてくれます。 それにしても何で私今日は何でもクレヨンしんちゃん基準なんだろ(?_?) あと人が殺される展開はいらない。 はち-ご=さん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-29 03:43:47)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.00点
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