みんなのシネマレビュー

フィッシュストーリー

Fish Story
2009年【日】 上映時間:112分
ドラマSF音楽もの小説の映画化
[フィッシュストーリー]
新規登録(2009-06-11)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-06-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-03-20)


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監督中村義洋
キャスト伊藤淳史(男優)繁樹
高良健吾(男優)五郎
濱田岳(男優)雅史
多部未華子(女優)麻美
森山未來(男優)正義の味方
大森南朋(男優)岡崎/レコード屋店長/岡崎の息子
高橋真唯(女優)靖子
石丸謙二郎(男優)谷口
芦川誠(男優)スズキ
江口のりこ(女優)波子
寺十吾(男優)フェリー乗務員
中村有志(男優)出版社の社長
浅野麻衣子(女優)岡崎の叔母
渋川清彦(男優)鉄也
山下敦弘(男優)キャバレーのマネージャー
山中崇(男優)健太郎
波岡一喜(男優)
上田耕一(男優)老紳士
草村礼子(女優)老婦人
松岡泰彦(男優)研究者
中村義洋(男優)研究者
林民夫(男優)運送屋
眞島秀和(男優)谷(レコードプロデューサー)
宇田川寧(男優)運送屋
田村圭生(男優)好青年
相馬大輔(男優)宇宙飛行士
鈴木謙一(男優)信者たち
滝藤賢一(男優)強姦魔
田中信夫(劇中テレビ映像「秘密戦隊ゴレンジャー」ナレーション)(ノンクレジット)
原作伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」(新潮社刊「フィッシュストーリー」所収)
脚本林民夫
音楽斉藤和義(テーマ曲プロデュース)
佐々木次彦(音楽プロデューサー)
作詞斉藤和義「Summer Days」/「FISH STORY」
伊坂幸太郎「FISH STORY」
作曲斉藤和義「Summer Days」/「FISH STORY」
編曲斉藤和義「Summer Days」/「FISH STORY」
主題歌斉藤和義「Summer Days」
伊藤淳史逆鱗「FISH STORY」
高良健吾逆鱗「FISH STORY」
撮影小松高志
相馬大輔(撮影助手)
製作博報堂DYメディアパートナーズ(「フィッシュストーリー」製作委員会)
テレビ東京(「フィッシュストーリー」製作委員会)
ショウゲート(「フィッシュストーリー」製作委員会)
パルコ(「フィッシュストーリー」製作委員会)
プロデューサー宇田川寧
配給ショウゲート
美術原口智生(特殊造型)
編集大畑英亮
照明松岡泰彦
その他滝本憲吾(応援)
東映(映像提供「秘密戦隊ゴレンジャー」)
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【クチコミ・感想】

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55.時代を超えてある歌が人の運命を変えていく。こういう話、好きだな。中でもやっぱり1975年のバンドの奴らが良い。 nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-13 08:52:42)

54.《ネタバレ》  1つ1つのエピソードはそんなたいしたことはないけれど、それがつながって世界を救うことになっちゃう爽快な結末。
 1975年、1982年、1999年、2009年、2012年。
 異なる時代で起きた出来事を1つにつなげる壮大な物語。
 こんな大掛かりにも関わらず、すっきりまとまっていてわかりやすい。しかも2時間以内にきれいに収めてしまう。かといって、駆け足になっている感じは全くしません。1つ1つのエピソードを、じっくり丁寧に見せてくれます。そこに描かれる登場人物たちの心の機微までしっかり伝わってくるのです。
 こーゆー仕掛けの作品って、奇をてらうものも多いですが、この作品は至極真っ当でストレート。そこが好感触でもあり、物足りなさでもあります。
 森山未來を育てたのは濱田岳ってすぐわかっちゃうし、ミサイルの計算をしたのが多部未華子ってすぐわかっちゃいます。ですので、良くも悪くもこちらの予想を超えてくることはないでしょう。
 また、どう考えても要らない人物とエピソードの存在が気になります。それが谷口と1999年。要る?私はそこだけ不協和音を感じてしまって、正直谷口も1999年も無くてよかったです。というか、無いほうが良かったです。ついでに言うなら、健太郎と悟が1999年に登場してくるのだって正直蛇足だと思っちゃうのです。
 それなら、高橋真唯があのあとどうなったのか、そっちのほうを教えてほしいくらいです。 たきたてさん [DVD(邦画)] 7点(2020-06-02 00:38:46)(良:1票)

53.相関図を描いたら一発でネタバレできそう。それは答えを見ながらナゾナゾを考えるようなもので、面白くもなんともないのでやりませんが。というわけで、答えを知らない分、そこそこ楽しめました。 眉山さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-10-18 23:29:39)

52.《ネタバレ》  初観賞は、5年前-平成25(2013)年5月の日曜日の夜。「何か面白い番組はないかな…」と何となくTVのチャンネルボタンを押していたときに、某ローカル局で放送されていたのが当作品でした。TVの番組表での紹介は「全く売れなかったバンドの曲が、巡り巡って世界を救う」という趣旨の文面だったと思います。
 観始めた場面は、若者達が車内でフィッシュストーリーを“呪いのレコード”扱いしているシーンでしたが、その後、各場面で以下のように感情移入していました。
 ①気弱な青年に対しては、本人が悔しがるように「そうだ!立ち向かえ!。あんな人を人とも思わずに恫喝するような奴は、絶対に世界を救う男なんかじゃないぞ!」と応援し…
 ②シージャックの場面では「この正義の味方の父親って、あの青年では?そして死ぬな!フルーツタルトとアップルパイで、あの女学生さんやお爺さん・お婆さんと祝杯をあげてほしい」と願い…
 ③レコード会社の岡崎氏の登場場面では「扮装(メイク)は変えているけど、レコード屋のご主人と同じ俳優さんだよね?。ご主人の父親ってこと?だとしたら、父親が製作に携わったレコードを大切に保管していたのかな?」と想像し…
 ④フィッシュストーリーの【無音の1分間】の真実が明るみになる場面では「こんなにピュアで真摯なメッセージが込められていたとは…そうだ、届け!少なくとも、俺には届いたぞ!」と身を乗り出し…
 ⑤居酒屋で、元ネタの本が岡崎氏の手に渡った経緯が説明される場面では「ハーフと勘違いされた男や、おばさんがいなければ、この名(迷)曲は誕生しなかったんだ…」と偶然の不思議さを感じ…というように、結構、はまっていました。
 そのため、全てのエピソードが繋がるラストシーンは、上述の①②③④⑤の感情が一気に繋がり「たとえ、その場では失敗のようであっても、また、埋もれるような結果で終わっても、何気ない偶然が繋がって大きな意味を創り上げていく。これが世の中なんだ!我々一人一人が生きている意味があるんだ!」と【熱い思い】が残りました。日誌にも書き留めていたので、冒頭のように鑑賞時期を明記できたのです。

 そして、このたび-平成30(2018)年9月の日曜日の夜。再び、同じ某ローカル局で放送されるとわかり、今度は最初から鑑賞し録画もしました。さらにTV放送は短縮版だったので、レンタル店でDVDもかりて観直しました。あらかじめ内容がわかっていると、一層、感情移入しやすかったです。特にゴローの【無音の1分間】の台詞回しには、初観賞時以上に味わい深さを感じましたし、【元ネタ本の経緯説明の場面】でも、岡崎氏のおばさんが短命だったことに思いを巡らせながら、しみじみと耳を傾けることが出来ました。また各エピソードは【岡崎父子/気弱な若者とその息子】という二組の親子の物語が重なり合いながら派生し、繋がっているんだな…といったことも、ふと思ったりもしました。
 さらに、原作も読みました。すると…初観賞時に感情移入した上述の①②③⑤(つまり④以外)をはじめ、私が感心した要素の大半は、映画独自の脚色に基づいているものとわかりました。監督の中村義洋氏や脚本の林民夫氏の術中に、すっかりはまっていたわけですが、だからこそ、ますますこの映画が好きになりました。
 なお、私は本来、性暴力(未遂で終わりますが…)や銃の発砲シーンなど暴力的な描写がある現代劇は苦手です。ましてやロックには疎く、本来なら敬遠する作品のはずですが、それらを凌駕する【奇跡の作品】となりました。何がこれほどまでに私を引きつけたのか…それは初観賞時に沸き上がった上述の【熱い思い】が残ったからでしょう。この【熱い思い】は、私なりに見出した当作品の主題とも言い換えられるかもしれません。他の皆さんのレビューを拝読しても、当作品に好意的なご意見の多くは、言葉の表現や解釈に違いはあっても、主題を好意的に受けとめておられることが大前提になっているように、私は感じています。

 さて、採点ですが…【脚色】だけに焦点を当てるなら、個人的には10点です。ただ、時系列でロジカルにストーリーが展開する作風ではないため、人によってはわかり難く、好き嫌いがハッキリ分かれそうです。そのあたりは差し引き、“はまりさえすれば”という条件付きで、当サイトの採点基準である【見た後、率直に面白かったぁ…って言える作品】として8点を献上します。
 最後に…私が当作品を観たことで、遠い将来、ささやかでいいので、どこかで何かしらの【奇跡】が起こったらいいな~と願いつつ、さてと、明日も地道に(いや地味に)頑張ろう… せんべいさん [地上波(邦画)] 8点(2018-10-18 22:30:38)

51.それぞれの年代の一見なんの関係もないバラバラのエピソードが一つにつながっていくというのはとても面白いし、時系列の組み換えや演出のミスリードも映画的で良く、最後にストンと落とす終わり方もこの監督、原作コンビの映画らしくてすっきりしていていい。それぞれのエピソードはどれも面白く、中でも多部未華子と森山未來のエピソードは特に印象に残り、ここから一気に引き込まれた。物語のキーとなる「フィッシュストーリー」をうたう逆鱗のパートも普通にバンド音楽ものとしてよく出来ていて面白い。録音シーンを最初から最後まで見せているところなどこだわりを感じる部分も多く、B級臭さも確かにあるものの、全体的によく出来た映画で、佳作と言っていいものになっている。しかし、個人的には「ゴールデンスランバー」や「ポテチ」に比べて少し物足りないと思う部分もあったのも事実。ラストは確かにさっきも書いたようにうまいのだけど、そこへの入り方がやや唐突に思えたのも少し残念だったかな。見て数日経つのだが「フィッシュストーリー」のメロディが今も耳に残ってる。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2017-06-09 20:01:32)(良:1票)

50.過去に見たことがある作品を再鑑賞したのでレビューします。
内容はすっかり忘れてしまって居たのですが、割と好きだったと記憶しておりました。
映画が始まりしばらくは、つまらない展開が続きますが
多部ちゃんが出てくる当たりから徐々に物語に引き込まれて行きました。
しかし展開としてはブツ切りで各時代のストーリーへと移り変わり
一つの物語が徐々に深く展開していくわけではないので
こういった構成が好みではないのであれば時間が長く感じられるかもしれませんが
過去の物語達が繋がって行くと何とも言えない爽快感がありますね。
昔懐かしいようで古くない。そんな独特の世界観を受け入れられるかどうかで
この映画が面白いと感じるのか苦痛と思うのか別れそう。
全体を通してホラ話や何が真実なのか冗談なのか分からない事だらけ。
ある意味どうでもいい展開を最後繋がって行くと一つの壮大な物語ができあがる。
その物語は壮大でバカバカしくて、あり得ない。だからこそ面白い。
作り手のセンスの良さを感じました。 デミトリさん [DVD(邦画)] 8点(2017-02-21 12:20:20)(良:1票)

49.無理やりジグソーパズルのピースをつないで、どうだ!といわれているみたいで、出来上がりはそんなでもないなあってほどでした。。。原作読んでないですがショーシャンクとかのあの爽快感にあこがれて書いてるのかなって。。 HRM36さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-12-22 11:38:04)

48.《ネタバレ》 ほんの小さな偶然の積み重ねが地球を滅亡から救う力になるという映画。ラストの10分までは、意味のわからない断片的な別々のストーリーがいくつも出てくる。関連がよくわからなくて、見るのが苦痛で、途中、何度もやめたくなる。そして最後の10分で、そのすべてがつながり、爽快な結末となる。最後は後味がいいのだが、これを味わうために、この映画を延々と見る意味があったかといえば、別に見なくてもと思う。 チョコレクターさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-07-23 13:25:41)

47.《ネタバレ》 あーもうこういうの大好き。時空を超えたつながり、時系列操作、描写を途中で止めてのミスリード、何十年も前のバンドが偶然的に録音した1曲が誰も知らないうちに地球を救うという馬鹿馬鹿しさ(しかもそれ自体がフィッシュストーリーであるという二重構造)。録音のところをフルで撮っているなど、ポイントの部分にこだわっているところに、制作者の対象に対する愛情を感じます。●バンドの4人はちゃんとキャラクターができているし、レコード会社の人やプロデューサーもいかにも本当にいそうな感じだし、多部未華子ちゃんもいい存在感だし、正義の味方は正義の味方としかいいようがないしで、各登場人物の造形にも、きちんと配慮されています。●難点は、映像が全般的に綺麗すぎで、その年代だと意識して見ないとその年代に見えないこと。それと、ビートルズの解散からパンクの勃興まではそこそこ間があるので(というか、むしろその間の部分こそが重要なので)、一緒くたに語るのは変ですよ。●原作も読みましたが、映画に比べると本当に骨子のみという感じ。いろいろなパロディやお遊びの部分もあるとはいえ、よくぞここまでイマジネーションを膨らませたものだと思う。ハイジャックをシージャックに変更したのも正解。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-07-13 02:05:21)(良:1票)

46.<原作未読>これは、、、微妙…。はじめは面白かった。濱田岳のパートなんて本当に良くできてたと思う。でも、だんだん失速していった印象。真面目にやるのか、ふざけるのか、もっとはっきりしても良かったかな。オチもあらかた想定内。ついでに言わせてもらうと、日本の役者さんももうちょっと考えた方がいいね。こんな芝居を続けてたら映画が台無しになるぞと。世界に置いていかれるぞと。無論みんながみんなじゃない。上手い人は上手い。きついこと言って申し訳ないけど、邦画が好きだから、期待してるからこそです。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-27 19:44:05)

45.分かりにくい部分も多いが、最後にはまあ納得。B級っぽい映画ではあるが、そこそこ面白い。
音楽に絡めているのがいい。 simpleさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-06-25 14:28:33)

44.無関係な出来事の連なりが実は一部で少しず連なり、
人類を救うほどのきっかけを産む。

人の意思が少しだけなにかを変えてそれがどこかで別の花を咲かせる
嘘みたいだけどあったらいいな。というお話。

まずシークエンスの長さ連なりの示唆。
そうした構成がとんでもなく上手。出来上がりがしっかりと頭の中にあるのでしょう。

音楽や演出も秀逸でまさにどこに出しても恥ずかしくない
そんな映画です。

きっちりとまとまりすぎている事が逆に広がりを産まなかったのが
残念でしたが十分な余韻を楽しめる美しさのある映画でした。 病気の犬さん [DVD(邦画)] 7点(2015-11-05 15:00:53)(良:2票)

43.原作知らない方が面白い マンデーサイレンスさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-02 22:45:35)

42.《ネタバレ》 原作既読。原作はバラバラとした感じがしていまいち印象に残らない内容であったが、映画の方はきれいに繋がっている気がします。いくつかのエピソードを端折っているのかもしれませんね。というくらい、原作の記憶が薄いです。音楽が耳に残ります。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-01 18:57:25)

41.一見バラバラ風のいくつものエピソードが一つの物語に繋がっていく表現スタイルをよく見かけるが、なるほどと思えるストーリーはなかなか面白い。最後の種明かしを知らないのでミステリアスな展開も結構楽しめる。よく出来たお伽話だが、時空を超えた繋がりで地球を救う割にはタイトルにもなっているフィッシュストーリーとの関わりがイマイチでちょっと物足りない。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-10-09 18:30:04)

40.60年間の3世代に渡る大河ドラマ。自分はなぜ今ここにこのように存在しているのか?を考えさせられた。いろんな本や音楽や映画に出会い、そういったものが影響して、人生の選択や意思決定をして、今ここに居る。それらの作品を作った人にも各々の人生がある。そういった、人はどこかで繋がっている、人はどこかで関係しているという、人生の本質と深遠さを感じさせられた。バンドメンバーは結局その後どうなってしまったんだろう。そこが知りたかった。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2015-10-07 10:30:29)(良:1票)

39.《ネタバレ》 個人的に『オトナ帝国』と並ぶ“涙腺崩壊ムービー”でした。映画のラスト…“逆鱗”の『フィッシュストーリー』の演奏にシンクロしながら、映画が一直線につながった瞬間、俺の涙腺は完全崩壊しました。ホント、こうやって感想を書きながらでも、また涙腺がヤバくなってきてるんですから(笑)。そうですねえ…神様に「大丈夫だよ、おまえさんの人生だって無駄じゃあないんだよ」と言ってもらえたような気がしたンですよねぇ…。

ちなみに…伏線だった“レコードの間奏部分の無音の謎”も、その真相が明らかになった瞬間、想定していたのとは違う意味でトリハダが立ちました。「届けよ、誰かに…。」

そして…

多部ちゃん可愛いすぎワロスww 幻覚@蛇プニョさん [DVD(邦画)] 10点(2015-07-19 10:55:30)(良:1票)

38.よくわからない。
4点に近い5点。 aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-27 00:07:05)

37.一見バラバラの馬鹿馬鹿しくさえも思えるエピソードが見事にまとまってひとつの物語になる。まさしくフィッシュストーリー! 繋がった瞬間あっと驚いたのは私だけだったろうか。好きだなあ、こういう展開は。最初やかましいだけに思えていた主題曲も、最後は好きになってしまった。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 8点(2014-04-15 16:39:53)(良:1票)

36.“fish story”とは、「ほら話」という意味だということを、この映画で知った。
釣り人の手柄話から意味を成しているらしい。

細かく見れば決して完成度が高いとは言い難い映画であることは間違いないが、僕はこの映画が好きだ。この“お話”がたまらなく好きなのだと思う。

何十年も前の売れないパンクバンドの最後の一曲が、数十年後の世界を救う。

「風が吹けば桶屋が儲かる」や「バタフライ・エフェクト」など、些細なアクションが別の些細なアクションへと徐々に連なり、時間も場所も超えた世界の大きな事象に繋がるという現象は、世界中で古くから語られてきたことであり、この物語のストーリーそのものには目新しさはないのかもしれない。

けれど、このストーリーの本当の魅力はまた別のところにあって、爽快感でもあり、瑞々しさでもある“それ”は、それこそが、この鬱積ばかりが溜まる世界への“救い”のように思える。

昔々の名も無い若者たちがふいに生み出した「無音」が、「運命の出会い」と、「正義の味方」と、「世界の救世主」を生む。

もしそれが「ほら話」だったとしても、その“荒唐無稽”を信じられた方が、きっと人生は楽しいし、この世界はもっと素晴らしいものになるように思う。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2014-03-19 23:20:23)(良:6票)

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【点数情報】

Review人数 55人
平均点数 6.51点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
323.64% line
447.27% line
5610.91% line
61425.45% line
71629.09% line
8814.55% line
947.27% line
1011.82% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.85点 Review7人
2 ストーリー評価 7.57点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.28点 Review7人
4 音楽評価 7.50点 Review6人
5 感泣評価 6.66点 Review6人

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