みんなのシネマレビュー

脳内ニューヨーク

Synecdoche, New York
2008年【米】 上映時間:124分
ドラマ
[ノウナイニューヨーク]
新規登録(2009-12-09)【つむじ風】さん
タイトル情報更新(2014-09-24)【+】さん
公開開始日(2009-11-14)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督チャーリー・カウフマン
キャストフィリップ・シーモア・ホフマン(男優)ケイデン・コタード
サマンサ・モートン(女優)ヘイゼル
キャサリン・キーナー(女優)アデル
ミシェル・ウィリアムズ(女優)クレア・キーン
ダイアン・ウィースト(女優)エレン・バスコム / ミリセント・ウィームズ
トム・ヌーナン〔1951年生〕(男優)サミー
ダニエル・ロンドン(男優)トム
ジェニファー・ジェイソン・リー(女優)マリア
リン・コーエン(女優)ケイデンの母
フランク・ウッド(男優)医師
エミリー・ワトソン(女優)タミー
脚本チャーリー・カウフマン
音楽ジョン・ブライオン
撮影フレデリック・エルムズ
製作スパイク・ジョーンズ
チャーリー・カウフマン
製作総指揮ウィリアム・ホーバーグ
美術マーク・フリードバーグ(プロダクション・デザイン)
アダム・ストックハウゼン(美術監督)
録音ユージーン・ギーティ
フィリップ・ストックトン
ドリュー・クニン
その他ダスティン・ホフマン(スペシャル・サンクス)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》 舞台劇の監督をしている中年のおじさんが主人公です。現代人の抱えるストレス、人生の苦みを、受け手があまり鬱屈した気分にならない程度に、適度なウィットをまじえて描いていきます。脚本があまり前にしゃしゃり出て来ないで、丁寧なキャラクターづくりと、役者の理解と技量で、何とはなしに創り出される空気感で勝負できている作品だと思います。娯楽作品にありがちな、客を飽きさせてはならないという強迫観念に捕らわれたことによるマンネリ化とは、まったく無縁です。刺激的でとても面白かったです。邦題から、軽めのおちゃらけ映画かなと思っていたのですが、もうちょっと渋めで深めでした。ちなみに原題は「Synecdoche, New York」で、もうちょっとスマートです。 camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2024-03-05 18:49:25)

9.エターナルサンシャインだって途中で挫折しかけたのに、なんで観始めてしまったのか・・心にうずまく???に悪酔いしそうになりつつ、なんとか映像を追うという何この罰ゲーム。この映画を楽しめる人はカウフマンと同じくアタマの構造が天才仕様なのかもしれない。ならば、もうちょっとそれらしく格調高い邦題が付いていれば、観客と作品のミスマッチが防げる気がして、もったいない。
lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-12-07 10:30:51)

8.とてつもなく途方もない何かを得た気分。難解だけど面白い。コメディの棚に置いてあったけど全然コメディじゃねえ。映画でこういったことを表現できたことは奇跡に近いんじゃないか…。 eurekaさん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-04 17:58:55)

7.とっても不思議な感覚!思い出せそうで、ほら、ここまで来ているんだけど!のときみたいに、わっかりそうで、あ、でもほら!っていうじれったさがありました。でもこの監督・脚本の映画にはいつもすごい面々があつまりますね。たまにくすっと笑えたり、時間があったらもう一度じっくりみてみたい、気もしなくはない、と私の役をしている俳優が言っている、みたいな。。。(笑) HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-29 22:30:05)

6.《ネタバレ》 見終わって一言。難解です。何度見ても私ごときには分らないと思います。それにしても邦題かっこ悪すぎ。 カボキさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-02-06 03:05:34)

5.わかってるような気になって観たが、さっぱりで、ちゃんとした感想をもてるようになるには、あと2回は見る必要あり。それでも何かすごいものを観た気にはなる。 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-15 00:51:10)

4.監督/脚本家もキャストも好きなのに、まったく映画に没頭出来ずに後半はギブアップ。ダメだろ、これ! kaaazさん [DVD(字幕)] 1点(2010-10-30 02:04:59)

3.遅く起きた日曜日。午後から映画を観に行こうと思いたち、地元の映画館の上映スケジュールを確かめた。
「脳内ニューヨーク」というタイトルが目に入る。情報が無く、「誰の映画だ?」と確認すると、なんとチャーリー・カウフマンの初監督作品!とのこと。これは見逃すわけにはいかないと思い、映画館に出掛けた。

全世界の映画界を代表する“奇才”脚本家の初監督作品。得られる感想は二つのうちのどれかだということは、端から予想できた。
即ち、“最高傑作”か“意味不明”か。

得られたのは、紙一重で“意味不明”だった。

ただ、その結果に不満足かというと決してそうではない。
これまで「マルコビッチの穴」、「アダプテーション」、「エターナルサンシャイン」とただでさえ得体の知らない独自世界を、“他人”である映画監督の手によって具現化させてきたことを、今回は自らの手でそのまま具現化するわけで、その世界を100%理解しようとする方が、むしろ有り得ないと思う。

この映画世界は、まさにチャーリー・カウフマンという奇才作家の頭の中をそのままの映像化だ。
その世界観は、時にえげつなく、醜い。
ただそれは同時に、一人の人間の本質的な姿だとも思う。
心の目を背けたくなるような描写も多々あるが、そのくせ不思議な心地良さも感じていることに気付く。

「映画」としての完成度という意味では、決して高いとは言えず、好きな映画だとも言い難い。ただしこの奇才の創造性は、やはりただごとではない。 鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-14 23:08:32)

2.《ネタバレ》 強引に点数を付けるとこの程度となるが、点数を付けにくい映画。
満点を付けてもいいかもと思うほど、ある種のレベルを超えている映画でもある。
ぶっちゃけると1割も理解はできなかったと思う。
何を描きたいのかについては、ボンヤリとしたイメージしか伝わらず、言葉で表現するのは難しい。
“死”“生”“人生”についての映画なのかな程度としか言いようがない。
“自分”というものは、存在しているようで存在していないものなのだろうか。
ただ、この不可思議さや難解さは、「フザケルナ」と頭にクルようなものではなくて、どこか心地よさを感じられるものだ。
描かれている事象はそれほど難解ではないので、まったく飽きることはなく、不可思議な世界に酔いしれることができる。
“緑の○○○”“燃えている家”など、あまり意味など深く考える必要はなく、何も考えずにアタマを映画に委ねた方がよさそうだ。
終盤でリアルな“現実”が明らかになり、種明かしでもあるのかと思っていたら、そういうこともなく、“混乱”させたままスパッと観客を突き放す辺りも常人とは思えない発想。
“現実”や“虚構”と考えること自体が凡人の発想なのかもしれない。
映画に描かれた世界は、全てが“現実”であり、全てが“虚構”でもあり、又はどちらともいえない第三の世界と捉えるのが、カウフマンの発想なのだろうか。
毒にも薬にもならない映画に見飽きている人にはおススメできる映画に仕上がっている。
それにしても映画監督はこういう難解な作品にチャレンジしたがるものなのだろうか。
初映画監督作品でこのような作品を作ってしまう、カウフマンはやはりとんでもない奇人だ。
次回作も楽しみだが、いきなりハードルを上げてしまうと飛び越せなくなってしまう。
カウフマンのことだから、またいい裏切りをしてくれそうだが。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2009-12-21 23:36:39)

1.《ネタバレ》 この作品を論理的に理解する事は、凡人の私には不可能であった。なにしろ、奇才カウフマンの頭の中そのものを、映像化されたのだから。
臨終の直前、自分の一生が走馬灯のように脳裏に駆け巡るという。朝方に見る夢は、妙に現実味があるが、自分の潜在意識によって、僅かに歪曲されるという。
人間の生涯を振り返る~結ばれなかった恋人。人生の岐路の選択。かけがえのない家族・友人。充実した日々。されど果たせなかった夢~
理解不能な作品のはずなのに、胸の奥の酸っぱい果実が押し潰され、自然と目頭が熱くなる。カウフマンの極めて個人的な脳内エキスに刺激され、自己の半生を重ね合わせ、想い起こす。
人生は、映画の脚本のように都合良くは進まない。だからこそ、素晴しいのだと。 つむじ風さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-21 00:48:33)

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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.60点
000.00% line
1110.00% line
2110.00% line
300.00% line
4110.00% line
5110.00% line
6220.00% line
7110.00% line
8220.00% line
9110.00% line
1000.00% line

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