みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 私がすべての謎を解説します。けっこう核心をついた感想を書いている人もいて驚きました。レイプされ続けてきた幸薄の女性について。ヨンジは、村長一派に心から屈したわけではなかった。彼女が、毎夜、変態村の住民たちから、レイプされ続けていた理由は、岸谷五郎似のパパが、村長一派の、実質的な人質になっていたからです。村長一派が、ユンジの前で言う「俺はユ氏の味方だから」という言葉は脅迫です。もし、お前が逃げ出したりすれば、いつでもパパを殺すという意味なのです。そのため、彼女は村から脱出せずにレイプを受け入れていた。こういうクズ男たち、みているだけで吐き気がする。パパの死因は自殺です。パパは自殺することによって、ヨンジを解放し、村長一派と戦う決意したのです。パパは村長とズブズブな関係だったために、もはや離れたり、戦うことはできなかったのですね。息子を呼ぶように、彼女に指示を出したのもパパでしょう。サムドク祈祷院事件の犯人は、村長かもしれないし、パパかもしれないし、パパの信仰者であるヨンジかもしれない。村長ならば利己心から、パパならば狂気の善から、ヨンジならば揺るがない愛情から、殺す動機は三者三様。それだけの話で、だれが犯人でも、それを探すことが、本作品の目的ではないと考える。パパが長いあいだ、自殺を、ためらっていた理由は、やはり自殺は大罪だという思いがあったからでしょう。しかし、罪が人を救うこともある、という考えから、時間はかかったが、ようやくそれを実行した。問題のラストシーン。主人公は村を訪れる。村はまったく変わっていた。公園では子供が元気よく遊びまわり、村人たちからは笑顔が戻っている。そして歓喜にあふれる村の中心にいるヨンジを見上げて、主人公は、はじめて気が付くのだ。村を救ったのは彼女だった、と。主人公が、勝手に弱者で、村長の手先だと思い込んでいた彼女が助けてくれたんだ。最後の彼女の笑みは、「ようやくいまごろ気が付いたの?」という意味でしょう。レイプに耐えてきた女性の強さを表現しています。最後に主人公が、彼女に、ほんの少しだけ、頭を下げて、お礼したように見えました。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-08 16:11:05) 3.《ネタバレ》 序盤はなかなかストーリーの焦点が見えてこず、終盤は上映時間の長さの割りに不透明な部分が残り盛り上がりきれないため満足度はあまり高くはないですね。映画自体のクオリティーは高く、他の映画などでもよくみかける演技派の俳優さん達で脇を固めているので面白いことは面白いんですけどちょっと残念。 <追記> 一緒に見た友人とこの映画について話してたらなんか急に閃いたので追記します。 この村人から強姦されていた女性が、「村長と戦う時は相手に先に武器をとらせなさい、今までの人もそれで死んだから」(見てから時間が経ってしまったので台詞は大分違うと思います)のような意味ありげなことを言ってましたが、これは父親が人の心を掴む不思議な力を持っているように、主人公も自分に危害を加えようとする人間を不幸にする力を持っていることを指しているのではないでしょうか?主人公を陥れようとした検事も左遷されてますし、殺そうとした村人も全員死んでます。この力を恐れた父親は息子を捨てこの村にきたのでは?そしてこの力のことを父親から聞かされていた女性は村長たちに復讐をするために息子を呼び寄せたのではないでしょうか?それが最後の意味ありげなシーンなのではないかと。 あくまでもだったら面白いなといった想像ですけど。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-06 01:17:59)(良:1票) 2.《ネタバレ》 一言で言うと「すっきりしない」作品です。 そういう意味では確かに黒く濁った 映画なのかもしれないけど、 でも黒く濁ってるのは村だけにしてほしい。 見る人の想像にお任せします、みたいな感じで、 それは別にミステリーとして悪いわけではないんだけど、 でも、どうにも人間の心境というものがよくわからない。 あのラストからすると、犯人はあの人ってこと なんでしょうが、それだと動機がよくわからない。 なので、「え!?お前が犯人なの!?」ていう驚きじゃなく、 「え?お前が犯人なの?」ていうすっきりしない気持ちで 終わっちゃう。 村人との追いかけっこや崖でのやり合い、 放火シーンなどアクションは悪くなかったけど、 全体的に釈然としない映画だった。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-16 10:59:49) 1.《ネタバレ》 割と長い映画だが、スリリングで飽きさせないし、俳優陣も良かった。ただ、観終わった後の感想は「うわー そうだったのかー!!」ではなく、「あれ? どういうこと?」。二度見ることを強要されているようでもある。難解にしすぎた弊害で通常得られるはずのカタルシスが失われてしまってた。よって点数はこの程度に。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-25 10:29:45)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS