みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
30.《ネタバレ》 原作が好きであればあるほど、実写化、映画化には不安がつきもの。原作の再現度と雰囲気の再現。オリジナル要素がどれだけ馴染むか等、沢山の障害がある。“高校”から“結婚”まで全部実家にある私だけど、高校を中退してからプレハブ小屋生活、旭工務店に勤めるまでを足早に流した時には、初めて観る人を置き去りにする作風、正直期待できない作品。だと思った。 でもコレがなかなか、2時間の映画として、良くまとまった作品に仕上がっていると思う。この作品は、アフロヘアーだけど中身は普通の青年・田中広が、社会の仕組みや男女の恋愛に勝手に悩み、等身大の成長をしていく物語。当時原作は“さすらい”の頃だけど、一番脂ののっていた“上京”をベースに“中退・高校”のエピソードを交えて、友人井上の結婚と自身の彼女作りに、原作の雰囲気を壊さないよう、オリジナルの彼女候補・佐々木希を絡めて描いている。 松田翔太の見事な熱演。ちゃんと田中広に観える。動揺や不安感といった心の声を被せることで、田中が何を考えているかがよく分かる。無愛想だったり無口だったり、エロい誤解を与えないよう自重したり。あんな見た目(アフロ)や雰囲気の裏で、こんな事を一生懸命考えてたんだって、可愛く思える。 野良猫の餌やりは優しすぎ(映画オリジナル)に観えたかもだけど、ここも心の声で補完。田中は実家にクロって猫を飼っていて、会えないのを寂しがっていたのを再現したと思うと納得。それを見て亜矢(佐々木希)が勝手にキュンとしただけ。人がどう思うかなんて解らないもので、最後も亜矢が何を考えてるのか、経験不足の田中には良く解らないままにフラレて終わるのも、アフロ田中らしい。 友人の再現度もなかなかのもの。ただ大沢(堤下)は、もっと小柄でブサイクな俳優さんでやってほしかったかな。 一番感心したのはロボ(井上のお嫁さん)。原作をよく知らない俳優さんなら、うつむき加減の根暗演技になりそうなところ、背筋伸ばしてちゃんと嬉しそうに笑顔を出してた。結婚式の『ご本人主演の再現VTR』凄く良かった。完璧なロボを実写で観られただけでも大満足。原作への愛があるなぁ。 【K&K】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-07-24 13:45:15) 29.《ネタバレ》 前半はそれなりに楽しませてもらいました。後半になってくるとアフロにもキャラにも飽きてきてしまいまして、ストーリーのみでの勝負になるのですが、そのストーリーがごくごく普通のストーリーであるため、凡作という感じは否めませんが、男の友情のバカさ加減に居心地の良さを感じ、観終わった後に何故だか少しの幸せを感じました。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-08-11 00:11:03) 28.《ネタバレ》 主人公田中のキャラクターは良かったです。後半からコメディー度が大きく下がって、感動を押し売りするようになってから映画が失速します。最後のバッドエンドはコメディーなんでしょうか?よくわかりません。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2018-09-16 15:28:58) 27.面白かった。自分のツボにはまって終始笑えた。主人公に共感できるとこもけっこうあってそれで余計に笑えたかも。松田翔太はこういう役はぴったしだな、良かった。 【スワローマン】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-04-14 11:29:35) 26.《ネタバレ》 原作漫画は未読なのですが、何十巻も刊行済みの御話を 「高校を中退してしまった」 「友人の結婚式に出席しなければいけない」 という二つの事柄を主軸に据えて、上手くまとめているように思えました。 一見するとメインテーマのように描かれている「彼女を作る」という行為は「結婚式に彼女を同伴すると約束したから」という理由での、オマケに過ぎない形ですよね。 それゆえに、ラストにて主人公が振られる事となっても、全くバッドエンドの香りがしない。 むしろ、その「本当は彼女なんて必要ない」という図式を活かして、明るいハッピーエンドに繋げてみせているのだから、脚本の巧みさが窺えます。 でも、振られる件に関しては、少し引っ張り過ぎたようにも思えましたね。 友人達との関係性を考えれば「他の皆は振られたのに、主人公だけが彼女と結ばれて終わり」なんて事は有り得ないはずなので、勿体ぶった告白シーンの演出には「いや、もう結果は分かっているよ」と、醒めた目線になってしまいました。 ただでさえ、その直前の結婚式にて、同じようなブラフの演出を、たっぷり時間を掛けて行われたばかりでしたからね。 二連続でやられてしまうと、流石に食傷気味。 こういうのは一度くらいに留めておいた方が「結果は分かっていても、やっぱり嬉しい予定調和」として、楽しめるんじゃないかなと思いました。 特に、この映画の場合はスピーチの場面が「ダメかと思ったら結果オーライだった」であり、告白シーンが「イケるかと思ったらダメだった」という順番なので、余計に辛い。 上述の不満点を考慮した上で判断するに、この映画のクライマックスは「主人公と男友達との絆が回復した瞬間」にあるのではないかな、と思う次第です。 それまで高校を中退した事に対し、後悔の念らしきものを窺わせなかった主人公が、初めて「高校卒業していれば良かった」という想いを口にする。 その理由が、学歴がどうこうといった話ではなく「そうすれば、卒業まで皆と一緒にいられたから」という辺りは、本当に良かったですね。 それまでの劇中にて、常に主人公の心情をモノローグで語る演出を取っていただけに、この「告白」には(そんな風に考えていたのか!)という意外性もあったりして、不意を突かれた形。 スピーチの場面では感動的な演出にするのだろうなと察して、ちゃんと身構えていたはずなのに、その予測を上回る感動を与えてもらいました。 劇中でアフロを貫く理由が今一つ分からないとか、友達と険悪になる流れが不自然だとか、気になる箇所は色々あったりもするのですが、楽しめる場面の方が多かったですね。 特に「女の子に送るメールの文面で悩む件」には、とても共感させられましたし「無断欠勤を社長に謝る件」なんかも、観ていて緊張感を抱かされ、社長が鷹揚な対応をしてくれた時には、心底からホッとさせられました。 基本的に作中人物が善人ばかりで、優しい世界を形成しているから、観ていて心地良い。 「失恋の傷なんて、友達同士で集まって騒げば、笑い話に過ぎなくなる」というメッセージが感じられるエンディングも、とても好みでした。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-12-13 11:57:06)(良:2票) 25.《ネタバレ》 おバカ映画は嫌いではありませんが、この作品はあまり笑えませんでした。でも、これは監督のせいでも役者のせいでもなく、誰かは知りませんが企画した人のせいだと思います。 コミックという媒体の特徴である「コマとコマ間の不連続な流れを読者が脳内で補完する面白味」「音を自分で勝手に想像できる優位性」が、アニメになってしまうと失われてしまって、「漫画はおもしろいけどアニメはなんかいまいち」になってしまうことが多々あります。特にギャグ系では。ましてや実写となると、そのハードルはより高くなり、ギャグマンガの実写化って本当に難しいなぁ、としみじみ感じました。でもまあ佐々木稀がありえないくらいかわいいので5点。 ・・・と、ここまでは初見の感想。 ですが、何故か見終わって2~3日経つと不思議なことに無性にもう一度観たくなってきました。 DVDは1週間レンタルだったので未返却。よって再出費なく2度目の鑑賞。あれ?おもしろい。なんで?笑えるじゃん(泣けはしないけど)。このなんとも言えない心地よさは何? ということで、高評価されている方々の言い分が、2度目にしてようやくというかするどく納得です。 初見でなんでこの安らぎ感を感じることができなかったのか、そんな自分が許せないの。自分が許せないの。 ラストでフラレる理由が理不尽ですが、ここでハッピーエンドは興ざめなので、かなり強引ですけどアリですね。 監督偉い。松田翔太偉い。どなたかは存じませんが企画した人もっと偉い。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-31 22:13:12)(良:2票) 24.《ネタバレ》 この『アフロ田中』を観て、『タクシードライバー』を思い出した。田中は三人の女性と関わる(デブ、ユミ、アヤ?)。どの女性も無神経で自己中。特にヒロインは自分から誘っておきながら、最後にアレだもん。●ピュアな女性に出会ったことは一度もないが、ピュアな男はいっぱいいる。●最初から最後まで笑った。男たちが共感する映画。DVDのコメンタリーも楽しんだ(原作者・監督・主演)。何かがちょっとだけ足りないので9点。 <追記>感想を書いてから約二年、6人による低い評価ばかりが並んでる。この映画、童貞マインドをもつピュアな若者(主人公の男)に共感できないタイプなら、見ない方が良いのかもしれない。だけど好きな人には「何度観ても楽しい映画」なんだよね。★9点から10点に変更する! 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-11-18 07:29:08)(良:2票) 23.《ネタバレ》 まぁあれだね、ほとんどアフロ関係ないねこれは(笑)。小さな笑いはあるものの思ってたようなハジけた展開じゃなかったなぁ。というか、アパートの隣に美女が引っ越ししてくるとかないないマジ無い(苦笑)。意外に真面目で奥手な男(たち)の青春ストーリーでゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-07-12 10:14:28) 22.《ネタバレ》 もっとハチャメチャな感じかと思ってたら、ほのぼの友情ストーリー?だった。佐々木希の「ハメどり」発言のみ笑った。原作未読なのでアフロをそんなに活かさないのは意外だった。 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 4点(2014-04-27 04:08:05) 21.バカ映画なのはいいとしても、結局なんの捻りもないまま終わってしまった感が。バカだった男子高校生時代のノリにどこまで共感できるかといったところ。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 4点(2014-02-20 15:19:23) 20.結構笑ってしまった。田中はなかなか共感ポイントあって良かった。後半のトーンダウンがちょっと残念。 【noji】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-12-21 17:27:53) 19.くだらない。しかし面白い。不覚にも笑ってしまうような作品。 【simple】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-12-17 23:49:51) 18.基本的にくだらない映画は好きなんですが、これは自分にはいまいちでした。最初、巨大なアフロが出てきた時点が笑いの頂点であり、クライマックスでした。悪く言えば出落ちですね。話が進むにつれ段々とアフロにも馴れてきて、ストーリー自体はそんなに真新しさを感じさせるものでもなく、よくある童貞の恋物語であった。 良かった点を挙げるなら松田翔太がちょっと好きになった事だろうか。これまでの彼の役柄は、クールでナルシストで近寄り難い雰囲気のイメージだったのに対し、この映画ではどうしようもなく馬鹿で、だけど何事にも真面目で一生懸命で憎めないキャラクターを演じていて、凄く好印象だった。これからももっと役柄の幅を広げていって欲しいと思う。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-10-29 01:33:03) 17.もっとアフロに触れてほしかったな~^^; 【アキラ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-07-04 04:09:48) 16.クリスマスの飾り付けよりも先に布団を片付けようよ・・・。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-06-26 18:12:43) 15.原作の大ファンです。う~ん・・・これならコミックを読んで2時間過ごした方がよかった・・・というのが正直な感想です。映像にするメリットがほとんど感じられませんでした。残念・・・。 【ramo】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-03-16 15:40:56) 14.《ネタバレ》 かなり好きですねー、コレ。 松田翔太さん、素晴らしかったです。 アフロはほんの入り口に過ぎず、その表情、動き、口調で見事なキャラクターを完成させていました。 常に選択を間違うオトコ、アフロ田中。 なんて愛おしいキャラクターなんでしょう。 佐々木希さんもちょっとヘンな(ヘンなところもかわいい)女の子を好演されていましたね。 世の女性のみなさん、挙動不審な男を見かけたら、どうかこの映画を思い出して優しくしてあげてください! 決して悪いヤツじゃないんです、ただ、間が、間が悪いだけなんですっ!! 【ろにまさ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-03-12 18:11:50)(良:3票) 13.《ネタバレ》 モテない男とその仲間達の青春譚といえば、映画や小説としてよくある話です。しかし、一つ大きく違うのは主人公がアフロだということ。女性とお付き合いする上で、大きく障害になりそうな「アフロヘア」を自らに課しつつ、モテを狙う。まずそこをどうにかしろ、とワタシなどは思うのですが、本作では田中自身はもちろん、周囲の人も田中はそういうものだから、と自然に受け流しているのですね。そこに不思議な味わいが生まれてきます。常に画面に映り続けるとてつもなく大きい黒いモジャモジャ。モテない男は、なんかしら田中のアフロ的なものを身にまとっている。往時のワタシにとってそれはなんだったんだろう、とか考えちゃいましたね。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-03 21:12:39)(良:1票) 12.《ネタバレ》 アホ映画以外の何者でもないw アホ映画のくせにハッピーエンドじゃないのが、納得いかない! 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-02-07 23:08:28) 11.《ネタバレ》 スピリッツを読んでいた頃は楽しんでいた連載でした。その「切実さ」が笑えるという印象でした。本作もそうです。笑えるシーンほど、鋭いところを抉っている。当人がマジメに取り組んだり、必死になったりしている姿は、少し見方を変えるだけでコメディに映るという例だと思います。特に無断欠勤の謝罪シーンの噛み合わない会話は秀逸。本人は「言い訳をしない潔さ」で最大級の謝罪姿勢を提示しているつもりだけど(社会常識的には)謝罪になっていない。そりゃモヤモヤが残るよね。私にも残りました。 映画における笑いにも種別があることが良く分かります。ネタ自体はナンセンスだけど、笑って済ますことを躊躇わせる何かを感じます。それは繰り返しになりますが「切実さ」ということなのかなと思います。 レビュー数は多くありませんが、これはおススメです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-01 00:07:03)(良:2票)
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