みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
45.《ネタバレ》 ホイチョイとはまた別の形でバブルを描いた作品。バブル期はまだ時代的に地続きと感じる人が多いせいか、多くの人が自分の体験と現在の状況を照らし合わせて評価するのでしょうね、このレビューでも点数の上下が凄いですね。バブルの恩恵や楽しさを享受した世代や、バブルを恨めしそうに見る氷河期世代、バブル後生まれはバブルを全くの夢物語と見ていたり。映画としての評価ではなく、自らの体験と比較しての評価が多い感じです。 ただ、あの時代は確かにあったんです。就職戦線は崩壊直前までは本当にあんな感じでした。マスコミ業界以外は売り手市場で、内定5つ6つは当たり前で、海外旅行付き接待されまくりとか、入社してくれたら自動車を支給だの、もう酷かった。 さてこの映画は、爆死しました。当時のトレンディー(!?)俳優を大挙キャスティングして、きらびやかなものに仕立て上げたつもりだったんですが、公開がバブル崩壊直後というとんでもないタイミング。爆死も仕方ないです。ただ、小ネタは効いてるし、女優は若々しいし(和久井映見がすごい可愛いです)、テンポもそれなりで、自分の体験と比べずに純粋に楽しむにはいいです。 脚本が観客に媚びちゃったのが残念ですかね。というのも、杉元怜一の原作小説は軽妙洒脱、考えさせられるところもあり、本当に面白いんです。でも映画脚本は、そこからトリックスターを抜いて、キャラを変えすぎて、迷宮の会社面接とかも全部省いちゃった。あげくに、結末まで全変更(原作の主人公は、単位ミスで留年して「来年こそは」で終わります)。怪作漫画「国民クイズ」などの原作も手掛けたあとに早々に筆を折っちゃった杉元怜一の面白い部分を全部オミットしてるので、多分原作読んだらかなりイメージが変わると思います。 【えんでばー】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-05-31 21:31:51) 44.《ネタバレ》 ナレーションも相まって、学校の授業で見せられる教材ビデオみたいでしたね。 実際に「面接の作法」なども作中で語られているし、そういう意味では「為になる映画」と言えるかも。 バブル期は就職し易くて良かったという以上に「残業を嫌がる事」「有給めいっぱい取る事」が悪徳のように語られてるのも印象的であり、そういった具合に「今との違い」を感じられる内容なのは、史料的価値があるように思えます。 ただ、面白い映画とは言えそうになくて…… 根本的に「なんだかんだで就職は上手くいきました」「ヒロインとも結ばれました」ってだけの粗筋でしかないので、どうも盛り上がりに欠けるんですよね。 こういう場合、せめて登場人物が魅力的であれば(彼らが頑張る姿を眺めてるだけでも楽しい)って気持ちに浸れるんですが、本作はそうじゃない。 織田裕二が好きな自分ですら(傍迷惑な奴だなぁ)と思えちゃう主人公だったし、かなりキツかったです。 酔って喧嘩した相手が就職の面接官だったとか、そういう王道な魅力はあるし「自分探しならぬ職場探しを通して若者達の絆が深まる青春物語」って雰囲気自体は、決して悪くなかったんですけどね。 ただ、そんな美味しいキャラである面接官の雨宮に関しても、終盤で主人公にネクタイを貸す場面とか(何で急に良い奴になったの?)って戸惑っちゃうんです。 友人である北町との別れも同じ調子であり、感動的な場面として描いてるけど、それまでに北町との友情を感じさせる描写が希薄だから、心に響かない。 なんていうか「こういう感動的な場面をやろう」っていう意思は伝わるし、その場面だけ観れば、それなりに決まってるんだけど…… 「その場面に至るまでの過程」が描けてないから感動出来ないってパターンが多いんですよね、この映画。 金子修介監督の品は好きな映画が多いのですが、本作を撮った当時は未熟だったのかな、と思ってしまいます。 最後はスポーツメーカーに勤める結末だったけど、それならいっそ高校野球の監督を目指す結末の方が良かったのでは? と思えちゃう辺りとか、細かい不満点も多いですね。 いつもタクシーが捕まらない主人公が、十数台ものタクシーを一度に止められるようになるとか、いきなり飛んできた謎のボールを投げ返すとか、漫画的な場面が続出して終わるのも、何か無理してるというか「主人公の不運さや、野球のトラウマに対して無理やり決着を付けた」って感じであり、ハッピーエンドなのに褒めるのが難しいです。 上述の通り、主演俳優は大好きな織田裕二だし、エンディングに流れる「どんなときも。」は名曲だしで、色々と「好きになれる」要素は揃っていただけに、惜しい出来栄えですね。 この後、金子監督と織田裕二が再びタッグを組んだ「卒業旅行 ニホンから来ました」(1993年)は自分好みの傑作だった訳だし、何かもう一つでも違う方向に転んでいれば、本作も好きになれたかも知れません。 【ゆき】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2022-11-01 19:22:39) 43.これってバブル期の就職なんだね。やけに時代を感じるし、みんな若いな。 能天気な映画だけれど、就職活動というシビアなテーマを扱っているので、変に教科書的なものを作るよりこれでいいのかも。 評価としては可もなく不可もなく。知的な会話もあまりないし、主人公の「よい人間か」VS「よい大人か」の葛藤ぐらいしか深いものは描かれていない。 鶴田真由も脇役で出てる。結局誰がヒロインなのかいまいちよくわからんのだが、若かりし和久井映見がいちばん輝いている気がしないでもない。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-05-30 21:39:47) 42.公開数年後の、自身の就職活動で、「あの映画はいったいなんだったんだ!」が仲間内での合言葉になっていたのが懐かしい。ネタ映画扱いされて、ヒットしたのにDVDにもなっていないようだが、前向きな気持ちになれるいい映画ではないでしょうか。引退した仙道敦子以外の主要人物は今でも第一線でバリバリやっている人ばかりで、容姿もあんまり変わっていないのはすごいと思う。それにしても、仙道敦子の髪型が、今見ても残念すぎる。素敵な女優さんなのに。 【陽炎】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2016-02-03 18:00:41) 41.バブリーな時代背景を反映しているのは決していけなくはない。しかし、肝心の作品としての中身自体が、小ネタをいろいろ積み重ねてはいるものの、登場人物の芯とか方向性というものが不明なので、物語として成立していない。何かを表現するためのフィルターとして世相(この場合は就職活動状況)があるのではなく、はじめから世相の映像化そのものが目的になってしまったということ。というわけで、俳優陣も力を発揮する余地があまり残っていない。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-13 03:17:34) 40.テレビドラマチックな映画。 正直言って、内容は大したことはない。昔を懐かしんで観たとしてもすぐに忘れてしまうと思う。この時代における意義があったかどうかも分からない。彼らの10年後、20年後が見たいが、そういう作品でもないだろうな。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-10-04 22:22:38) 39.公開された時、調度就職活動の時期で、面接の合間に時間があったので銀座(シネパトス?)で見ました。とても思い出深い作品です。歌も流行りましたね。今見ると印象は違うのかも?映画は見るタイミングで受ける印象は全然違いますからね。<追記>24年ぶりに再見。仙道敦子がこんなにいい女優だったとは。現代では大学校舎やTV局などは建て替えられ、貴重な記録映画にもなっている。当時は渦中にいたのでかなりの共感を持って見た(内容的にはリアルでした)が、今見るとさすがに懐かしさがこみ上げて来て、その後の自分の人生とはなんだったのか?について考えさせられ、あらためて「時間」の重さを感じさせられた。時代背景の違いはあるし、世代によっては過去への批判もあるだろう(ネットもケータイもない時代ですが)。が、就職活動モノは最近では直木賞の『何者』があったように、学生時代最大のイベントである事に変わりはなく、子供から大人への通過儀礼であり、自分探し系青春群像劇の最高傑作だと思う。結局自分は立派な大人にもなれなかったし、立派な人間にもなれなかったが、40代半ばになった彼らが現在どのように生きているのか?その後を見てみたい気がした。 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(邦画)] 10点(2015-10-01 13:52:55)(良:1票) 38.超売り手市場の就職戦線。 こんな時代もあったんだなと、今や隔世の感あり。 就活での望みの次元や悩みの次元がまったく違う。 当時の世相を知るという面では、歴史ものを見るような価値があるかも。 就活と並行してラブストーリーが進行するが、見ているほうが恥ずかしくなるほどのベタなセリフや展開で、これが当時のトレンドということ。 流行ものは冷静に振り返ってみると恥ずかしくなるようなものが多いようだ。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2014-04-16 00:23:07) 37.情報もの的な青春群像もの、ってことになるのか。バブル期の優雅なリクルートの記録になった(『大学は出たけれど』と二本立てで上映すると昭和平成における学生の就職比較を学ぶ講座になるでしょう)。「なりたいものより、なれるもの」になっていくことより、「なりたいもの」が外部から決定されていくとこに、この時代の問題点があったんでしょうな。若者たちが社会を手玉にとってるようでいて、実は嬉々としてシステムの中に飛び込んでいく、ようなところがあって、こういう方向にはより強固な「社会」が存在する気がして、いささか不安を感じたが、その未来が今になってるわけだ。会話が弾むところは脚本協力の坂元裕二か。本田博太郎の不快感をもっと大きく扱ってもよかった気がする。ラスト近くの「楽園の終わり」の感覚は悪くない。仲間っていいもんだ。でもそれ本来「社会」と拮抗させるべきものなのでは、と思うのは、バブル時代を謳歌しなかった者の僻みか。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-05-23 09:42:02) 36. 今時(2011年現在)の学生が見たらうらやましくなるような映画ですね。就職がたいへんといっても業種選ばなければ全然問題ないですからね。時代は変わるもんです。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-01-09 21:27:27) 35.ショボすぎる..この邦題使って何だこりゃ..「西部戦線異状なし」に対して失礼だ!... 【コナンが一番】さん [地上波(邦画)] 0点(2010-06-08 12:59:59) 34.《ネタバレ》 1回目はくだらないと本気で観なかった。2回目は馬鹿にしながら観た。今回観て軽いタッチの作品だけどよくまとまっているし、悪く無いと思った。それよりも、その時代の特徴風俗をうまく表現している作品に対し、世間や何も知らなかった分際でバカにしていた当時の自分の姿を思い浮かべ、空しくなってしまった。誇張しているとはいえ時代をリアルタイムで描く作品(特に邦画)って、いいもんだなぁって思いました。過去や未来の時代を描いた作品と比べると、どうしても評価は高くなり辛いし、お金を払って観ようとは思わないので説得力は無いですが・・・ 【はんにまる】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-02-21 05:16:05) 33.《ネタバレ》 何というか今観ると、バブリーな浮かれっぷりや甘さ加減が非常に虚しく感じますね。女性陣のファッションも何だかなあという感じです・・・・。 それと、就職氷河期世代の人間としてはいろいろと腹立たしく思うところもあり、評価はほとんどできませんが、仙道敦子と「どんなときも」にそれぞれ1点ずつ献上します。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 2点(2008-06-24 09:47:27) 32.昔のビデオ整理してたら出てきたのでなんとなく観ました。 バブルへゴーな時代背景のトレンディを楽しむ映画です。 マッキーの主題歌は最近のCMでも使われるぐらい名曲です。 【ひで太郎】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2007-06-24 21:54:23) 31.このときはいい時代だったねとしみじみ思ってしまう。槙原敬之の「どんなときも」は名曲です。 【doctor T】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-12-26 02:30:57) 30.なんとも退屈な映画だなぁ。。。 ただ、このメンツは凄いよなぁ。。。 みんな主役級。 とりあえず人気者をかき集めてきましたって感じ。 まあ、内容もバブリーなら、出演者までバブリーってとこですか(笑) 時代だねぇ。。。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-03 09:55:18) 29.当時の就職活動ってホントにこんな感じだったんでしょうか。今とは180度違いますね。「こっちが会社を選んでやってる」みたいな雰囲気がプンプンです。槇原敬之の主題歌に+1点。 【ライヒマン】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-04-26 21:10:30) 28.織田裕二と仙道のぶこが好きだった。 【あしたかこ】さん 5点(2004-09-17 17:27:44) 27.悪くは無いが映画にする程のものじゃない気がするけど、それ言っちゃキリないか。 【くうふく】さん 5点(2004-07-30 12:29:02) 26.連ドラを映画化したような作品。 【ボバン】さん 6点(2004-05-30 03:41:05)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS