みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 イギリス、スコットランド。薄暗い地下道である日、留学中の日本人青年が何者かに暴行されて死亡するという凶悪な事件が発生する。捜査を担当することになったブルース刑事は、過去のある出来事をきっかけにアルコール・ドラッグ・セックスにボロボロに溺れるどうしようもない“フィルス(くず)”刑事だった。事件の捜査など二の次、ただひたすらどん底へと堕ちてゆくような生活を送るブルース。そんな中、離婚したはずの妻が彼の目の前に現れて……。果たして、ブルースは無事に殺人事件を解決し人生を立て直すことが出来るのか?青春ドラッグムービーの古典的名作『トレインスポッティング』の原作者であるアーヴィン・ウェルシュの破天荒な小説を、ジェームズ・マカヴォイ主演でシニカルかつエネルギッシュに映画化したクライム・コメディ。まぁ原作者が同じだから当然なんでしょうけど、いかにもトレスポ・テイストな作品でしたね、これ。八方塞がりのどうしようもない駄目駄目青春を送っていたあのジャンキーたちが、そのまま大人になって何故だか刑事になっちゃったような駄目中年どもの駄目駄目日常を同じようにスタイリッシュで猥雑に、そしてスピード感溢れる演出で描き出そうと頑張っている。でも、出来上がってみたものは残念ながら『トレインスポッティング』には到底及ばない残念な代物でありました。全編を通じて言えるのは、とにかく下品!「トレスポ」ではそんなガサツで品のないエピソードを描きながら、それでもそこに何故だか上質のユーモアを漂わせていたところが名作たる所以なのですが、今作はひたすら下品なだけの描写が延々続き途中から僕はもうウンザリしちゃいました。特に、あの誰のポコ〇ンが一番デカいか女たちに当ててもらおうという馬鹿丸出しゲームで、皆で並んで自分のナニのコピーを撮りにいく刑事どもには、「お前ら、とっとと仕事せいや!!」と殺された日本人青年に代わって怒り狂いそうになっちゃいました(笑)。ラスト、奇を衒ったようなあのへんてこなオチにも別段心を揺さぶられることもなく…。いかに『トレインスポッティング』が優れた作品であったかをあらためて再確認した次第であります、はい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2024-03-07 10:32:30) 1.《ネタバレ》 ひとりの刑事が破滅していく姿をきわどくスタイリッシュに描こうとした品性に欠け過ぎてるブラックコメディ。そんな映画でした。 最初はハチャメチャ刑事のブラックだけどホンワカもありのコメディなのかと思っていたら、徐々に人格障害を患っているんじゃないかと感じられ、過去や現在の状況が明かされていく。でもそれがかなり笑えない現実なんです、それを上手くブラックコメディにできなかったと思います。ていうかコメディにする必要があったんですかねぇ。 途中で挫折しなかった理由はキャストです。まず主演のジェームズ・マカヴォイ、キレた演技が良いです。今さらだけどほんとにラッセル・クロウに似てる。 「リトル・ダンサー」のビリーと父さんまでいるし。キャストの顔ぶれを見るのが実に楽しかったです。 フィルス。。。不潔、堕落、卑猥、、、俗語で警察の意味もあるらしい。まさにそういう映画でした。 コレ、もっと違う撮り方してたらかなりいい映画になったんじゃないかと思えまして、それが残念。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-04-28 18:03:09)
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