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大空港

Airport
1970年【米】 上映時間:136分
ドラマサスペンスシリーズものパニックもの小説の映画化
[ダイクウコウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-09-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(1970-04-18)


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監督ジョージ・シートン
演出左近允洋(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
キャストバート・ランカスター(男優)メル・ベイカースフェルド(空港長)
ディーン・マーティン(男優)バーノン・デマレスト(機長)
ジーン・セバーグ(女優)タニア・リビングストン(旅客係)
ジャクリーン・ビセット(女優)グウェン・メイヘン(旅客係)
ジョージ・ケネディ〔男優・1925年生〕(男優)ジョー・パトローニ(保安主任)
ヘレン・ヘイズ〔1900年生〕(女優)エイダ・クウォンセット
ヴァン・ヘフリン(男優)D.O.ゲレロ(イネスの夫)
モーリン・ステイプルトン(女優)イネス・ゲレロ(ウエイトレス)
ロイド・ノーラン(男優)ハリー(税関職員)
バーバラ・ヘイル(女優)サラ・デマレスト(バーノンの妻)
ジェシー・ロイス・ランディス(女優)ミセス・ハリエット・ダバリー・モスマン
ウィット・ビセル(男優)デヴィッドソン
ダナ・ウィンター(女優)シンディ・ベイカースフェルド
ヴァージニア・グレイ(女優)ミセス・シュルツ
石森達幸メル・ベイカースフェルド(空港長)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
佐々木功バーノン・デマレスト(機長)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
宗形智子タニア・リビングストン(旅客係)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
水鳥鉄夫D.O.ゲレロ(イネスの夫)(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
佐々木勝彦(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
千葉耕市(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
林延年(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
小野健一(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
斎藤志郎(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
金尾哲夫(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
中博史(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
小形満(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
藤城裕士(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
喜田あゆ美(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
仲野裕(日本語吹き替え版【1994年日本テレビ】)
小林昭二メル・ベイカースフェルド(空港長)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
羽佐間道夫バーノン・デマレスト(機長)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ/テレビ朝日】)
木村俊恵タニア・リビングストン(旅客係)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
大宮悌二ジョー・パトローニ(保安主任)(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
堀越節子エイダ・クウォンセット(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
巖金四郎(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
麻生美代子(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
田中亮一(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
八奈見乗児(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
岡本茉利(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
森功至(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
清川元夢(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
小宮山清(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
田の中勇(日本語吹き替え版【1973年日本テレビ】)
瑳川哲朗メル・ベイカースフェルド(空港長)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
鈴木弘子グウェン・メイヘン(旅客係)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林清志ジョー・パトローニ(保安主任)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤本譲D.O.ゲレロ(イネスの夫)(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田勝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沼波輝枝(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢木郁也(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
龍田直樹(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
徳丸完(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
塚田恵美子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西村知道(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
岡和男(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アーサー・ヘイリー「大空港」(早川書房)
脚本ジョージ・シートン
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影アーネスト・ラズロ
ロイヤル・グリッグス(second cinematographer)
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
ロス・ハンター〔製作〕
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
美術アレクサンダー・ゴリッツェン
E・プレストン・エイムズ
衣装イーディス・ヘッド
録音ウォールドン・O・ワトソン
その他アルフレッド・ニューマン(指揮)
あらすじ
様々な人々が行き交うリンカーン国際空港は数十年ぶりの暴風雪に見舞われていた。  すでに手狭になっていた空港にとって、この吹雪は運行能力の限界を路程する結果を生み出してしまう。  管理責任者のメルは現状を回復しようと奔走するが、大型ジェットが足を雪に奪われ滑走路に巨体を横たえてしまっていた。  そんな時、吹雪をおして出発したローマ行きTGA2便に大事件が起き、リンカーン空港へ引き返すのだが・・・・

Moviegoers】さん(2003-10-27)
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【クチコミ・感想】

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123


59.《ネタバレ》  空港を舞台に、様々な人々の人間模様が交錯する【グランドホテル形式の映画】。パニック要素は、娯楽色を高めるためにラスト近くに添えられたエッセンスにすぎません。
 しかし、その後のパニック映画ブームに加え、後続の【エアポートシリーズ】自体がパニックものに特化した作品群になってしまったため【パニック映画の先駆け・元祖】と認識されていることが、当作品にとっても観る側にとっても悲劇だと思います。私自身、初見(TV放映)時は【パニック映画の元祖】だとばかり思っていたので「前置きが長い。なかなか本題(パニック)に入らない」とヤキモキで一杯になり、とても疲弊しました。

 一方、【グランドホテル形式の映画】という視点で観直すと、印象は全く違います。【パニック映画】という視点だと“単なる前置き”と映る場面も、それ自体が見せ場であり、味わい深いものに様変わりするはずです。
 私の場合、【予期せぬ出来事:1963年】のリバイバル上映を観た上で再鑑賞できたことが、大きな救いになりました。こちらも空港を舞台にした【グランドホテル形式の映画】ですが、パニック要素は皆無です。当時、劇場に観に来た人達も、そもそもそのような要素に期待しておらず「こういうものなんだ」と、ある種、素直に観入っていました。この作品を観た上で【大空港】を観直すと、如何に娯楽色に富んだ面白い作品かを理解できると思います。私の場合、初見時のヤキモキと疲弊感が一掃され、スカッとしました。

 ただ、再見時のレンタルDVDの宣伝文句は「満員の旅客機内で緊急事態発生!極限下の空港に錯綜する人生模様」というもの。【空港に錯綜する人生模様】はその通りですが、前半部の【満員の旅客機内で緊急事態発生!極限下の】は違いますって!爆弾が爆発してパニック映画の様相になるのはラストの30分間だけですから…。販売促進のためとはいえ、このような文面では、結果としては、当作品にはマイナスにしかならないように思うんですけどね…

 さて、採点ですが…上述の通り【パニック映画】としての初見時は0点でしたが【グランドホテル形式の映画】としてなら8点です。アルフレッド・ニューマンの遺作ともなった軽快なテーマ曲と共に、これからも私の記憶の中に心地良く残る作品となりました。
 そして最後に…今後、当作品をご覧になる方々には、私のように「パニック映画だと思ったのに、なにこれ…」という悲劇を、どうか繰り返されませんように…と願っています。

*備考:【予期せぬ出来事:1963年】については、別途、レビューを投稿しております せんべいさん [DVD(字幕)] 8点(2020-06-02 21:42:08)

58.《ネタバレ》 イカすオープニング曲から入る本作は墜落パニックかとずっと思っていたのですがなんとグランドホテル方式の群像劇でした。
というかここから有象無象渦巻く跳梁跋扈のエアポートシリーズ(本家は四作のみ)が始まったんですね。
様々な人間の感情と思惑が交錯する70年代大空港の一大事はモダンなカットインたっぷりのライトな雰囲気。
策士すぎる無賃乗車おばあちゃん(この人金は持っていて楽しんでやってるタイプだ)との攻防や、妊娠してしまった彼女に対して今後を悩むパイロットなど…ここまではとても軽い雰囲気であったが、なにせ一つのミスが大惨事を招くのが映画内での空港と飛行機の運命。

ここでなにか事故が起きて…と思ったら非常に気の毒な夫妻の登場。
爆弾魔の妻思いは良いのですが多くの人を巻き込む流れはなんとも微妙な気分にさせられます。最後取り残され降りてきた乗客に謝罪してしまう奥さんが非常に痛ましい。気の毒すぎる。

しかし爆弾があると推理するシーンもなかなか一人の税関員の直感から導かれているのがプロの仕事というか超能力じみていてあまり説得力がないのがちょっと残念。
仕事に熱心すぎて家族を放り投げてしまった空港長はそのまま仕事と嫁を放り投げる最後がなんともかんとも。
あと被害に遭った乗務員のお姉さんと赤ちゃんがどうなってしまったのかも気になります。

一人一人のストーリーを紐解くとそこまでの話はないのですが、劇中の人々の絡まり合いがとてもバランス良く出来ておりいろんな化学反応を出しており、グランドホテル方式の映画としてはかなり成功しているものと感じられます。 えすえふさん [DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 14:38:44)(良:1票)

57.《ネタバレ》 パニック物として期待したのが間違いでした。最初から8割まで退屈、最後の2割でようやく事件が起こりますが、盛り上がらず。飛行中の機体が破損しているのに取り乱す人は一人だけ。そういうものなんですか? 次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 3点(2019-04-21 13:48:56)

56.《ネタバレ》 この映画をパニックものとして定義するなら、確かにこれほど人物描写が丁寧なのは評価が高いといえるでしょう。こういう群像劇は監督がヘボだと目も当てられない惨事になってしまいますが、監督がジョージ・シートンですからそこは安心して観れます。逆にパニック映画としてはサスペンスの盛り上げ方がちょっと緩すぎるところが難点です。しかし一時代を画した『エアポート』シリーズの第一作目ですから、オスカー受賞者まで出るほどの出演俳優陣の豪華さは見応えがあります。全盛期を迎えていた我が愛するジャクリーン・ビセットのスッチー・コスプレが堪能できます、これは至福です。そして『エアポート』シリーズといえばこの人、ジョージ・ケネディ=ジョー・パトローニが大活躍!初登場シーンで奥さんとソファーでいちゃつくとは、憎いぜ色男パトローニ!と掛け声かけたくなりました(笑)。あと興味深いのは昔の空港の様子です。無銭搭乗や手荷物チェックなしで爆弾入りスーツケースを簡単に機内持ち込みができるなど、現代の人はいくら何でも話しを盛りすぎだろと突っ込むでしょうが、50年近く前ならこういうことがアメリカの空港でも起こりえたことなんでしょうね。滑走路を外した旅客機を動かそうと悪戦苦闘するところなどの特撮は見事なんですけど、飛行中になるととても大作ハリウッド映画とは思えないショボいミニチュア・ワークは残念至極、これもサスペンス盛り上がらなかったが要因だったのかもしれません。 どちらも配偶者が原因とはいえ、バート・ランカスターとその妹が二人とも離婚することを暗示してのエンドですが、ランカスターはすぐに次のお相手がいてなんか幸せそう。でも妹の方はなんか可哀そうな感じです、そりゃディーン・マーティンは奥さん捨ててジャクリーン・ビセットの方に行くでしょう、でもそれでいいのかなぁ? S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-13 23:00:19)

55.《ネタバレ》 導入部がとにかく長い。そして、のんびりしている。何か破綻や衝突が起こりそうに見えない。このまま何事もなくフライト完了になるんじゃないですか?という気配に満ちている。なので、中盤までは全然面白くないわけです。ところが、専門用語や専門会話が怒濤のように飛び交うラスト30分は、それまでとは別の作品のような緊迫感を維持しています。最初からとは言いませんが、何でもっと早くそっちにシフトしなかったんでしょう・・・。ジャクリーン・ビセットは綺麗でした。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-01 23:21:34)

54.二組の不倫カップル、タダ乗り婆さん、爆弾犯と妻、それぞれもう少し掘り下げられていたら傑作となったでしょう。窮地に遭っての神父さんの「私に出来る事はありますか」に感服し、我が身可愛さだけの身勝手男に見舞った裏拳の一撃にアメリカ魂を見せてもらった。往年のパニックものの秀作。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2017-12-15 02:57:35)

53. パニック映画の原型という要素はあるもののパニック映画に非ず。今風の派手な爆発に頼らないところは拍子抜けですらあるが、主眼は「グランド・ホテル」形式の“人生の縮図”であり、空港に交差する各人各様の人生模様が描かれる。不倫が絡むのは安易な感じだが。
 画面分割はカットの切り替えより刻一刻と進行する危機の動きが分かりやすく、緊迫感の醸成という点でもこの手法は成功。
 神父は騒ぐ乗客に対しグッジョブ。老女エイダの無賃搭乗は出来過ぎの感ありで、ちょっと弱点。 風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-03 20:51:28)(良:1票)

52.《ネタバレ》 あくまで飛行場の裏表の人間模様を描いた映画であって、爆弾犯の部分はオマケと思って観れば、ちょっと得した気分になるかも知れません。でもそう思わずに観たら、だいぶ損した気分になるでしょう。
ラスト、何とか雪の空港に無事着陸して九死に一生を得たのに、みなフツーにブリッジを渡って飛行機を降りてくるのがどうも緊張感無くって、ウソでも何でもいいからとりあえず非常口から脱出してくれないと、映画としてサマにならんよなあ、と。
でも飛行場でのロケ撮影に、本物らしきジェット旅客機を使った撮影、そして降り募る雪。印象的なシーンも多く、さらにはあの、最強のバアサン。実はこの人が、全編を通じた最高の見どころかも。
画面分割の多用もそれなりに面白くって、ジョージ・ケネディのラブシーンが装入されるのには、ついつい笑ってしまいます、すみません。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-07-30 09:34:07)(良:1票)

51.パニックはのんびりまったり進行します。お世辞にも緊張感があるとは言えません。しかし、大活躍するヒーローが不在なところがいい。主役は空港長ということになっていますが、空港でも旅客機内でも職員それぞれが持ち分を全うし、事態に対処していく姿は感動的ですらあります。現実の世の中もこうして回っているんだなあと、トミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人のような気分に浸れました。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-29 23:17:33)

50.《ネタバレ》 近年のパニックものと比べると随分違いが目に付きました。
肝心の、”爆弾魔が乗っている!”と明らかになるクライマックスたるべき機内の緊迫感がいまいちです。ここが「うわあーっ」と盛り上がらないので、観てるこっちは拍子抜けです。
その分(?)、人物らの背景描写がワタシの観てきたパニックムービーの中ではダントツに丹念でありました。事故メインというより、人間ドラマに軸足を置いているようで、むしろ新鮮に感じたりします。
爆弾犯人夫婦の物哀しさや、詐欺ばあちゃんのコミカルさが差し色以上の効果を上げています。あ、機内でネガティブな言ばかりをわめいていた乗客をぶん殴った牧師さんにも笑わしてもらいました。
あとJ・ビセットは不朽の美人女優ぶりでしたねえ。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-29 16:35:32)

49.《ネタバレ》 まず空港に対する民衆の騒音デモから始まる。雪で航空機が立往生し、パイロットと技師による意見の食い違い、タダ乗りの常連に困らされ、計画性のない爆弾テロ犯の確保、機体に穴が開く大事故へと発展、乗客がパニック状態に陥り、乗り合わせた医師による重傷者の介抱と、航空事業において起こり得る様々な問題がてんこ盛りの映画。一方、機長と客室乗務員が不倫関係にあり、妊娠が発覚するという一般企業にもありがちな問題も付き纏う。パニック映画という概念がまだ存在しない時代の、航空会社を舞台とした群像劇である。なかなかにして緊迫感があり、これだけの問題が一気に起こるという有り得ない展開ながら人々のやりとりが実にリアルで丁寧に作り込まれている。事故機を安全に着陸させるべくプロが腕を奮い、各登場人物達もそこそこハッピーエンドで〆る。非常に綺麗な作りの映画。良作。 にしきのさん [CS・衛星(吹替)] 7点(2017-01-22 02:28:54)

48.《ネタバレ》 クラシックな映画とそうは呼ばれない映画の過渡期のような作品。

スターは貴族的で女性は淑女。物語はゆっくりとすすみ過度な演出は避けられている。
映画の作り方が大きく変っていった過程を見る様で興味深い。

価値観もえらく過渡期の存在で成就する不倫が二件。成就する犯罪が一件。失敗する犯罪が一件。
と現代に生きる人間にとってはそりゃあかんやろ。ということが、どちらかといえば肯定的に描かれていて面食らった。

パニック映画の技法が確立されていない時代ですので、
そういった描き方はパイオニアとしては十分なクオリティだと思う。
しかし、不倫の映画ならともかくこうした倫理観の映画という時点で非常に萎える。 病気の犬さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-12-28 10:36:27)

47.《ネタバレ》 若い頃に見た映画であり、1970年代のパニックブームの火付け役になった映画である。登場人物それぞれにドラマがあり、一つの事件・事故を通して物語が展開する。実におもしろく、ハラハラどきどきの連続だった。これ以降この映画をまねたパニック映画がたくさん作られたが、これを超える映画はそうたくさんは出て来てないと思う。
この映画とちょうど同じ頃、よど号ハイジャック事件が起こり、その後は空港でのチェックが厳重になったが、それまでは機内に危険物を持ち込むような心配はされてなかった。今思うと信じられないことではあるが・・・。
やはりこの映画ではヘレン・ヘイズ演じるただ乗り婆さんであろう。助演女優賞受賞も当然と頷ける。
こういったとっさの事故では、機長の指示に従うことが極めて重要であり、機長にはそれだけの責任とカリスマが要求される。ディーン・マーチンの機長はその点では無難こなしはしたかもしれないが、やや公私混同の感がある。
バート・ランカスターの空港長夫妻の離婚話も、一件落着になって良かった。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2015-09-26 20:45:16)

46.うーん、地味。犯行も雑すぎて笑える。 真尋さん [DVD(吹替)] 4点(2015-08-01 07:23:13)

45.搭乗時の手荷物検査が緩くても航空テロの心配のない古き良き時代の映画ですが、淡々とした流れの中にも登場人物の人間模様が丁寧に描かれていて、誇張されていないパニックの上質なサスペンスをじっくり味わえました。 ProPaceさん [地上波(吹替)] 7点(2015-05-04 23:58:08)

44.《ネタバレ》 群像劇としてよくできている。さまざまな人間模様があり、キャラも立っている。特に、常習犯の無銭乗客の老婆。なんとも食えない婆さんだが、憎たらしくも面白い。保険金のために機内の乗客を道連れにする爆弾犯は、自分勝手でとんでもないヤツ。死ぬなら勝手に一人で死ねと思うが、そんな夫を愛する妻の姿が哀れで切ない。不倫の機長とスチュワーデスのラブストーリーの裏で、無事を喜んで出迎えた妻の姿も痛々しい。着陸に成功してめでたしめでたしばかりではなく、悲喜こもごものドラマが交錯している。

一つ疑問に思ったのが、関係者が爆弾犯と断定するのに勘がよすぎた点。そこへ辿りつくのには、もっと根拠があったほうが良かったように思える。でも、脚本は無駄がなくてとてもうまい。群像劇で人物をしっかり描きながら、いくつもに張られた伏線を収束させる手腕はお見事。『タワーリング・インフェルノ』『ポセイドン・アドベンチャー』と並んで、パニック映画の古典としてお手本的な出来栄え。ただし、演出にユーモアと余裕のようなものがあるので、航空機事故のパニックの緊迫感は薄れている。そういった生々しい緊迫感だけでいえば、『アフターショック』のような近年のパニックものには到底及ばない。 飛鳥さん [地上波(吹替)] 8点(2015-05-04 21:21:36)

43.もう少し緊迫感がある話かと思ったが、自分には少し淡泊すぎた misoさん [地上波(吹替)] 5点(2015-05-02 21:06:21)

42.《ネタバレ》 『大地震』や『タワーリング・インフェルノ』の初公開を劇場で観た頃、既に僕の頭の中では『大空港』は「ふる~い映画」というイメージを持っていました。ディーン・マーチンが機長という配役もそう感じさせていたかも。で「きっと退屈かも」と思ってこれまで鑑賞する機会がありませんでした。退屈を覚悟してレンタルして観てみると、意外にも退屈せず、それぞれの人物のそれぞれのドラマが一機の旅客機に集結して行く様を楽しめました。なんといっても無賃搭乗のお婆ちゃんのユーモラスな描写が、この映画のクライマックスまでをうまく引っ張ってくれています。テーマ曲がどうも自分にはアフリカとかのサバンナを想像してしまう何かがあって、ちょっと違和感。爆破犯の奥さんがかわいそうでしたが、そのあとジワジワと機長の奥さんとかスチュワーデスとかどうなって行くのか心配になりました。 だみおさん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-12 23:01:17)

41.《ネタバレ》  『エアポート75』の方を先に見てしまったから、と言う訳でもないが、こちらはかなり地味。地味と言うよりは、物語の重きが、飛行機の命運のサスペンスよりは、登場人物たちのドラマにあるからだ、という。
 「という」というのは、自分には、この人たちのドラマが面白くは感じられなかったからだ。

 二組もいる不倫夫婦の物語だが、夫婦間の駆け引きや葛藤などの話は、通り一遍で、しかし不倫相手との話の中心は、飛行機トラブルの話だ。何か、話の中心がはぐらかされている感じ。地上組の不倫は要らなかったのではないか。
 飛行機トラブルのサスペンスは、結構楽しめるが、意外なほど簡単に爆弾を爆発させちゃって、もっとドキドキさせてくれてもいいんじゃないか、と思うほどだ。客室の天井の破損も、あまり緊迫につながっていない。なにより判りにくいのは、滑走路をふさいで邪魔になっているという飛行機だ。邪魔になっている図を、映像的に引きで見せて欲しかった。
 映像的といえば、破損して飛んでいる状態を見せるとかしないと、「意外に飛べるんだな、飛行機って」なんて、思ってしまった。

 という訳で、この映画の中で一番面白いのは、無賃搭乗(しかも常習)のおばあさんのエピソードだ。 Tolbieさん [DVD(字幕)] 5点(2013-02-26 07:05:36)

40.《ネタバレ》 一つ一つの話はある程度の面白さがあるものの、群集劇にしてはまとまりに欠け、テンポもそれほど良くなかった。 TOSHIさん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-03 22:11:29)

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【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 6.73点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
311.69% line
435.08% line
558.47% line
61322.03% line
72033.90% line
81525.42% line
911.69% line
1011.69% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.40点 Review5人
2 ストーリー評価 8.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.16点 Review6人
4 音楽評価 9.00点 Review4人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1970年 43回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演女優賞ヘレン・ヘイズ〔1900年生〕受賞 
助演女優賞モーリン・ステイプルトン候補(ノミネート) 
撮影賞アーネスト・ラズロ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アルフレッド・ニューマン候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞E・プレストン・エイムズ候補(ノミネート) 
美術賞アレクサンダー・ゴリッツェン候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞イーディス・ヘッド候補(ノミネート) 
脚色賞ジョージ・シートン候補(ノミネート) 
編集賞スチュアート・ギルモア候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1970年 28回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞モーリン・ステイプルトン受賞 
助演男優賞ジョージ・ケネディ〔男優・1925年生〕候補(ノミネート) 
作曲賞アルフレッド・ニューマン候補(ノミネート) 

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