みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
222.《ネタバレ》 「椿…三十郎。もうそろそろ四十郎ですが…」用心棒の続編だったのか。三十郎がどんな人物か解っているから話が早い。神社で若侍が集まった辺りから“面白そうなことが始まった”って思ったんだろうな。一匹狼の三十郎に、ひよっこ侍が九人揃って付いてくる様子が何とも微笑ましい。 この面子に呑気な睦田婦人と娘が加わって、緩い空気が作品全体を覆う。椿を使った合図で盛り上がる母娘と対象的に、苛々して屏風の字をなぞる三十郎と、その苛々を察しておろおろする若侍たちが面白い。 神社で菊井の手下多数を、次々と叩き切る迫力満点の殺陣はあったけど、まるで現代の若者そのままの若侍たちと、陸田母娘のゆるふわな会話が、緊張感を和やかに解きほぐす。終盤も討ち入りの緊張感よりも小川を流れる大量の白い椿の美しさに、お伽話を観ているような気分にさせてくれた。 さぁ、有名なあの場面はどこに出てくるのか?私は序盤で出るものだと予想していたけど、最後でした。和やかな雰囲気の作品の終盤、三十郎と室戸の緊張感溢れる対峙のからの、一閃。抜刀から一瞬の決着。おびただしい量の赤い血が噴き出す過剰とも言える演出が、日本映画の新しいかたちを作る。 最後の最後で凄いものを観せたため、血の場面ばかりが取り上げられるけど、大量の赤い血は、大量の白い椿の対比として入れたんだと思う。本作が娯楽映画の傑作として今でも語られるのは、決して奇抜さだけの作品ではなく、映画全体の緩急の付け方の巧みさにあるんじゃないかな。 【K&K】さん [DVD(邦画)] 9点(2024-09-23 23:07:50)(良:2票) 221.《ネタバレ》 黒澤映画では珍しい前作「用心棒」の続編的作品。加山雄三、田中邦衛、小林桂樹、平田昭彦ら当時の東宝の各人気シリーズのレギュラー俳優が脇を固めるどちらかといえばプログラム・ピクチャー色の強いのも黒澤映画では異色な感じ。それでもじゅうぶんに楽しめる。中でも小林演じる見張りの侍が人質なのに敵である若侍たちと一緒に喜んでしまうシーンは笑える。そしてやはりラストの三十郎と室戸の対決シーンの衝撃は初めて見た時から忘れられない。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 10点(2024-05-02 20:44:04) 220.評価を下げて申し訳ないが 退屈なだけでした 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 4点(2023-03-15 01:40:39) 219.痛快です!三十郎の人間性も見れて、全編楽しく観る事ができました。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 10点(2023-03-13 00:16:50) 218.《ネタバレ》 この映画に対して、思想性とか哲学とか人間の本質とかいったものを求めてはいけないと思いながらも、あまりの無意味さに空振り感が半端ない。エンターテインメントと割り切っても面白くないのはなぜだろう。三船が絶対活躍するというベタな設定。裏切っていたと発覚しても、切り殺さずに「時間がない、そんなのは後にしろ」って石に縛り付けるのはいかがなものか。石に縛り付ける方が、切り殺すより時間も手間もかかるのに。あまりにもご都合主義が過ぎると思う。 【ブッキングパパ】さん [映画館(邦画)] 4点(2021-11-09 18:48:53) 217.《ネタバレ》 見せる映画、見た後、ああ面白かった、楽しかった、見てよかったと思える映画、まさに娯楽映画とはこれで、単純な勧善懲悪のストーリーにサスペンスあり、ユーモアあり、時代劇として斬新な切り合いあり、そして、最後の居合の名場面、俺は今すごく機嫌が悪いんだ、、、三船もいいし、加山もいいねえ。 【黒部の太陽】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2021-02-23 11:06:43) 216.《ネタバレ》 10年ぶりくらいに見たが初見時より楽しめた(Youtube動画"Akira Kurosawa - Composing Movement"を見た後だったからかもしれない)。全てのシーンに意味があり、全てのカメラワークに意味がある。時間もちょうど良い。冗長な台詞を必要とする映画は単に映像が雄弁でないだけと気付く。コメディシーンは60年近く経った今でも面白い。三船敏郎も田中邦衛もキャラ立ちすぎてて、今後こんな俳優さん出てこないんじゃないか、、、とちょとさみしくなった。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 9点(2020-07-20 15:16:57) 215.「ダメか?やっぱり」の最初の1言で一気に観客を別の世界に引きずり込んでしまう。これは脚本の力だ。最高傑作だと思う 【アマデウスga好き】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 10点(2020-01-13 16:11:12) 214.《ネタバレ》 黒澤明が亡くなった直後、即日的に編成された追悼番組として本作をテレビで鑑賞した 自分にとって初めての黒澤映画であり、至高の作品となった。他にも何本か傑作の黒澤映画を観たが、 本作は娯楽性において黒澤映画の頂点であり、娯楽作品を最も好む私の趣味にマッチするものである。 おぼろげではあったが、伝説的なラストシーンのネタバレは鑑賞前に頂戴していたのは間違いがない。 ただし、本タイトル中のシーンとは記憶が繋がっていなかったため、既視感はあるが劇中に新鮮な驚きをもって体験できたのである。 そこに至るまでのあらゆる出来事がどれもみな、面白かった。素晴らしい映画だ。 【うまシネマ】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-12-22 12:41:59) 213.《ネタバレ》 世界のクロサワ、代表作の一つ。血に飢えて豪胆でギラついたひねくれ侍、椿三十郎見参。色の付いていない椿が小川をドンブラコ。タタカイの合図だい。シメの決闘では黒い血飛沫が噴水みてえだ。 【獅子-平常心】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-08-18 23:10:14) 212.《ネタバレ》 白黒でも、赤い牡丹の花がキレイに見えたような気がした。 最後の決闘での血の色も赤い気がする。 【チェブ大王】さん [地上波(邦画)] 7点(2019-05-05 17:06:12) 211.用心棒と比べるとひどく幼稚な映画に成り下がってしまった。 【浅田荷葉】さん [DVD(字幕)] 3点(2019-03-23 23:25:00) 210.《ネタバレ》 前作の用心棒の方が面白い。本作は、少しヒューマニズムが強く、個人的には減点。ただ、ラストの決闘シーンの血しぶき描写は、初見時は唖然。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-12-21 10:22:02) 209.桑畑三十郎から椿三十郎へ。 続編の位置づけではあるが別物と考えて良い。 三十郎の強さがクローズアップし、なんの義理があってそこまで若侍達を体を張って助けるのか。 抜身の刀である一方、頭のキレとお人よしを兼ね揃えるくたびれた侍に魅力あり。 モノクロであっても椿の美しさはこの映画を象徴するようだった。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-22 22:05:21) 208.面白かった。96分があっと言う間であった。痛快なシナリオも良いし魅力的なキャラクターも良い。椿三十朗や室戸半兵衛も良いが、城代家老・睦田の器の大きさに感服した。多少ご都合主義な点もあるが左程気にならない程度。広く多くの方に受け入れられる作品だと言えよう。 【alian】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-02-20 19:48:23)(良:1票) 207.「用心棒」浪人(椿三十郎)がかっっこいいです! コミカルな演出、音楽がいい。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-01-14 18:31:36) 206.色々古さを感じるが流石に面白かった。 あと、本作に限らないが昔の俳優さん達は走るにしても馬に乗るにしても様になっていて、 そのあたりが画面を締めていたなあと。 【クリプトポネ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-01-08 18:50:20) 205.黒澤時代劇、数ある傑作の中の一本!ですね~ 「七人の侍」「用心棒」と比べると-1点です..が、十二分に堪能できる作品です! (映画ファンの間では「椿三十郎」の方が評価が高いみたいです..私は「用心棒」の方が好きですけどね..) 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2017-11-24 12:50:43) 204.《ネタバレ》 時代劇という枠を取っ払っても、痛快娯楽作ジャンルにおいて上位に君臨するだろう名作。 言うに及ばぬ三船の圧倒的な存在感。明快、爽快なストーリー。良い者、悪い奴、切れ者、おっとり役と揃いに揃ったキャラクター。お気に入りは押入れに出たり入ったりのとぼけっぷりが絶品の小林桂樹。 ああ椿三十郎(もう少しで四十郎)。粗くて深くて、おかしみも醸す愛すべき浪士。若侍たちの青臭い行動の浅はかさに苦虫を噛み潰し、御内儀の扱いにはほとほと手を余す。椿は赤だ白だと口を出す女衆に辟易し、ふすまの仮名を指でなぞる三十郎。笑える。でもそんな愛嬌とは別の顔を持つのが殺陣のシーン。全身殺気をはらんだ身体の動き、刀の返しのキレには息を呑む。有名なラストシーンは、それこそ呼吸が止まった。 私ごとですが、映画といえば洋画ばかり観ていて、日本映画のクオリティの高さを知ったのはだいぶ後になってから。黒澤作品はどれも震えるほど感動したものです。これもそんな一本。 【tottoko】さん [DVD(邦画)] 10点(2017-10-21 01:09:36)(良:1票) 203.一人だけ強くて頭も最高にいい主人公のおかげで全部上手くいきました~という寒い内容。一言で言えば三船敏郎のプロモーションビデオ。用心棒とかは良かったけど、これはつまらない。駄作。あと、あの加山雄三がものすごく馬鹿に見えるのに驚き。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 2点(2017-09-11 21:10:02)
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