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パラサイト 半地下の家族

Parasite
(기생충)
2019年【韓】 上映時間:133分
ドラマホラーサスペンスコメディ
[パラサイトハンチカノカゾク]
新規登録(2019-09-08)【LOIS】さん
タイトル情報更新(2024-09-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(2020-01-10)
公開終了日(2020-07-22)


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監督ポン・ジュノ
キャストソン・ガンホ(男優)キム・ギテク
チョ・ヨジョン(女優)パク・ヨンギョ
パク・ソダム(女優)キム・ギジョン
山路和弘キム・ギテク(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
折笠富美子パク・ヨンギョ(日本語吹き替え版【ソフト】)
恒松あゆみパク・ヨンギョ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
神木隆之介キム・ギウ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
内山昂輝キム・ギウ(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
東地宏樹(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
早見沙織(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小林由美子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
花輪英司(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ポン・ジュノ
配給ビターズ・エンド
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
定職にも就かず楽天的な父とそんな夫に当たり散らす母。能力はあるものの思うように学校に入れずにいる長男と長女。一家は半地下の住宅で貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男に舞い込んだ思いがけない好機。一家は人並みの生活を望むが余り、とある富裕層の一家に取り入ることに成功する。そして、相反する二つの家族が複雑に交差した時、思いもしない事態が起きてしまい…。カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞、アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を始め監督賞、脚本賞、外国語映画賞を受賞するなど数々の映画賞を受賞した韓国の奇才ポン・ジュノ監督によるコメディ風味のサスペンス。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2022-11-12)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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111.《ネタバレ》 "臭いの視覚化"。
これが上流と下流の分断を象徴する。

いくら賢くて努力をして、金持ち一家に取り入ったとしても、永遠に彼らとの距離が縮まることがない。
身なりを整えても洗い落せない臭いが、存在しない"地下の住人"が加わって浮上し、寄生一家の計画は破綻していく。
地上と半地下、そして中盤からの地下を含め、3つの家族が3つの階層で構成されるが、
高台の家族からしたら、下の存在には無関心も同然。
悪意はないにしろ、レトルトのジャージャー麺でさえ作らせるくせに
高台から下へ流れていくスラムの大雨被害なんてどうでも良いのだ。

災害も被災者もいなかったことにされるパーティーで貶められた者たちによるサイコホラーさながらの惨劇。
計画を成功させるには役に徹し切るしかないが、生きていくことで手一杯な寄生一家の父親には、
理想だったはずの世界における妬みに思考が耐えられなかったのだろう。

自ら地下に堕ちた彼を、息子は救い出す計画を立てる。
希望であり、明るい未来として挑む正攻法ではどう足掻いても打ち砕かれる余裕のなさと諦観が雪と共に埋もれていく。
こうならないためにさらに高い壁を築いてAIでも雇って排除するのか。
もはや自分達が良ければそれでいい、見返りのない面倒臭いことをする意味の無さが、
無意識に蔓延していく恐怖をポン・ジュノは警告する。

【6/12追記】モノクロ版鑑賞。
白黒の鮮明なコントラストで、持つ者と持たざる者の格差を際立たせ、醒めない悪夢をより強調させていた。
色彩による情報が排され物語への没入感が深くなり、カラー版に比べてスッキリ見易くなった印象。
なのに色が見えてくるのだから不思議。
同じ映画なのに、別の映画を見ているような貴重な体験だった。 Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 9点(2024-09-14 01:08:06)(良:1票)

110.《ネタバレ》 十分面白かったんだけど、オスカーとったって事実に期待しすぎたのもまた事実。
あらすじも全然調べずに見たので最初は本当に面白かった。
少しずつ金持ち家族に寄生していって、最後は完全に乗っ取ったりするんだろうな、それがお決まりだし。
とか思いながら見てたけど、意外と何も起きやしないし娘可愛いしキスとかするしジャケ詐欺を疑った。
中盤からやっと物語は動き出すのだが、第3の家族は本当にいらんかった・・・
そこは主軸からすると寧ろ邪魔なんだよなぁ。
いや監督はそこを主軸にするんだろうけど、少なくとも個人の感想としてはソンガンホ一家が何かに目覚めちゃうパターンが見たかった。
あそこまで優秀な一家が何故定職に就かないのかとか掘り下げる要素あったような気がするんだよな。
ソンガンホが旦那様を刺す気持ちはなんとなく分かるよ。
人間誰しも捨てきれないプライドがあるんよ。

これは蛇足ですが、第3の家族の旦那さんがどう見ても元阪神湯舟敏郎にしか見えなくてもう集中が全然出来なかった。
ハゲ方もそっくりだし、地下暗いから似てるように見えるだけかと思いきやパーティ会場でもしっかり似てるしこれはダメだ。 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-02-28 15:49:45)

109.《ネタバレ》 この作品がオスカー作品賞を獲ったのは、韓国では大統領がまだザイトラとかいう人だったころ。当時の韓国は国策でKポップとやらが世界でムーブメントになっていると有頂天になっていて、ボーイズアイドルのグループをなんと国連総会に連れてってスピーチさせるなんて暴挙に出たりしていた。私からすれば韓国映画がアジア映画としては初めてオスカー作品賞を受賞したってことの方がよっぽど一大快挙、「ついに韓流映画もここまで来たか」と感無量でした。ところが韓国では何とか少年団の時とはほど遠い冷めた反応だったんじゃないかと思います。まあそれは華やかで先進的なイメージをアピールできるポップスと違いこの映画のテーマが格差社会である韓国の恥部に触れていたからなんだろう、こういうところは実に判りやすい国だと思います。 日本でも山の手と下町という区別が昔からあるように、富裕層は“上”庶民層は“下”というところはどんな国の都市にもある地理区分みたいですね。それにしても“半地下”という住環境はちょっと凄いですね、これは黒澤明の『天国と地獄』の設定が彷彿されます。前半の一家四人がそれぞれ他人を装って使用人としてセレブ家に入り込んでゆく過程は、ブラックでとぼけた演出もあって面白いですね。これはジョセフ・ロージーの『召使』みたいな感じで主人一家を操ってゆくのかと思いきや、嵐の晩を境に想像のはるか上を行く展開になってゆくわけです。この映画の中ではセレブ家のセットの造りこみが豪華で、こういうカネのかけ方からして日本映画が韓国映画に勝てないのが納得できます。ただラストはいかにも韓国映画らしい惨劇展開でしたが、後日談をつけた引っ張り具合はちょっと冗長だなと感じました。決して凡作ではなくその切れ味にも鋭いところがあるのですが、オスカー作品賞を獲るほどの出来なのかはちょっと?というのが感想です。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-11-16 12:13:02)

108.《ネタバレ》 高評価された作品だけあって見るべきものは確かにあると思います。ただ、あくまでも個人的な嗜好の問題として、嫌いです。観終わった後、ただ疲労感、いや徒労感だけが残ってしまいました。

その理由を考えてみると、ひとつには単純に尺なのかもしれません。長い。この物語にこの尺は長い。

もう一つは韓流のブラックユーモア。否、ブラックでもないですね。普通のユーモア。韓流のラブコメとかは好きなのに、この重苦しい作品の中に織り込まれたユーモアはダメでした。

そして一番の受け入れ難い部分は、貧しい階層、それも一家族にのみ肩入れし過ぎて(作品的には当たり前ですけど)富める階層から実質的には目を背けていること。見方を変えれば自虐に過ぎるとも言えるかも知れません。

そう、作品全体が歪んでいるから疲れてしまうのです。

当初6点献上しましたが、やはり受け入れ難く4点献上に留めます。

(追記)
モノクロ版で再度鑑賞しました。個人的には、独特の色彩が失われたことで尖った感じが弱まり、作品のテーマが見えやすくなっているように思えました。↑に書いたレビューも、我ながら少々ピントがずれているように思えてしまいます。
以前観た時は貧富の差がもたらした悲劇のように受け止めていたのですが、人間が内側に秘めているもの、それは善意であったり悪意であったり、時として狂気であったり、それを描いた作品というように改めて感じた次第です。コメディ的演出なしにそれをストレートに描き切られてしまっていたら、おそらく受け止めきれないだろうなと。そんなこともあって、前言一部撤回して7点献上に修正します。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(吹替)] 7点(2023-09-11 11:36:43)(良:1票)

107.《ネタバレ》 お金持ち家に4人が順に取り入り、長男がこの家の女の子と結婚したら・・・と妄想を語るところまではコメディタッチ。しかしもう一組のパラサイト家族の登場から一気に不穏となり、これはただでは済まないと目が離せなくなります。お金持ち家は事情が一切分からないまま凶行の餌食にされて気の毒の一言。地下室のにおいという、見えないけれど確かに神経に障るものを富裕層とそこから遠く離れた人々との断絶の象徴として利用したのは上手いと思う。 次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 8点(2023-08-20 20:58:10)

106.《ネタバレ》 録画予約を整理していたら見つけたので録画してみました。正直言いますと嫌韓です。昔は何とも思っていなかったんだけど、近頃の異常さに興味を持って僕なりに色々調べてみた上でやはり嫌韓です。。。てなわけでフラットに見れない作品ではあります。とはいえですねブラックかつバイオレンス?なのだけど面白かった。貧困層の縮図だと思うのですが自虐的で、社会を皮肉った意図があったのだと思います。文大統領は4部門受賞に祝辞を送ってますが、彼にとっては居心地の悪い作品だと思うのですけど、本音はどうなんでしょうね。
詳細は忘れてしまいましたが、学歴が不要っぽい求人に大学生が50人も集まるとかってセリフがあり、ひどい状況なんだなぁと感じました。計画するからうまくいかない、だから無計画が一番だとオヤジが言ってましたが、絶望というかあきらめ感が悲しいですね。

ふと思ったんだけど、韓流ドラマや映画をほとんど見た記憶が無いですね、ゼロではないとおもいますけど少なくとも積極的には観ていません。こちらの監督作品で点数高いのは観てみようかなと思いました。ちなみに韓国映画のくくりで本作含めて6本観ていました、本作が一番面白かったと思いますし忘れちゃう作品ではなさそうです、その他の作品はほぼ記憶が無かった。。。答えが出るのは数年後ですけどw


他にノミネートされてる作品を調べたら、タラちゃん居るじゃない。僕なら彼にあげたい、といってもまだ観てないんだけどね、改めて僕的アカデミー賞を勝手に開催します。この時期コロナ始まって全然劇場行ってないんですよね。 ないとれいんさん [地上波(吹替)] 7点(2023-08-18 15:59:26)

105.《ネタバレ》 ハッピーな話ではないし陰惨なシーンもあるが台本の流れがエンタメ性が高く飽きずに見ていられる。
ただ、不衛生な描写がそれなりに挿入されるため見ていてあまり気持ち良くはなかった。
リアリティはあまりない。
話題作を一応見ておきたいぐらいであれば2倍速で見ても十分楽しめる。
間白や構図、止め絵として凝った芸術性の高いシーンなどはあまりなく、本題でもないようなので、早送りでも作品の良さは特に失われない。 よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-10 19:19:32)

104.面白かったなー。持つ者と持たざる者がよく対比されていて、途中で「芋粥」を思い浮かべたけど、結末は予想を超えてきた。現代の寓話というか都市伝説というか、余韻たっぷりのラストが素晴らしい。 センブリーヌさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-05-08 03:20:25)

103.《ネタバレ》 もぅ、みんな超優秀なんだから普通に就職すれば良かったのにね、っていうお話です。 はりねずみさん [インターネット(吹替)] 6点(2022-12-26 17:20:02)

102.3年前に映画館で見たときは字幕で見た。今回PCで吹替版を見た。吹替版の方がコメディー色が強くなって、素直に笑える場面が多かった。残酷なシーンの意図はよくわからないが、とにかくも息子である主人公はこの惨劇を通して、父親の尊厳と、人間にとって何が大切なのかに気づきひと皮むけて成長した。息子の成長譚としてきれいにオチがついているので、それなりに評価できる映画だと思う。 ブッキングパパさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-11-26 18:34:19)

101.こちらのファミリーもスーパーヒーロー並みの能力をお持ちで。 TERUさん [映画館(字幕)] 6点(2022-11-20 21:28:15)

100.《ネタバレ》 主人公家族は身分を偽り富裕層一家に取り入りました。労働の対価として報酬を得ているものの、正当な見返りとは言い難いため確かに『寄生』とみなすことが出来そうです。宿主に覚られず、こっそり生き血を啜るのが寄生の本流でしょう。しかるに本ケースでは寄生者が宿主を殺害しました。寄生虫の中には宿主を殺す捕食寄生というものがあるそうですが、今回は違います。何も利益がありません。ただ感情のままに殺したと。理由は『自尊心を傷つけられたから』。これは半分正しく、半分間違っていると考えます。いくらプライドを傷つけられたにしても、普通なら一発殴れば済む話ですから。
父が凶行に及んだのには大きく2つ理由があったと思います。1つ目は『スイッチが入った』から。大量出血する我が子の姿を目の当たりにして、父の脳は「戦争」モードに切り替わりました。これはある意味当たり前の話。自己防衛は本能的にも社会的にも認められた権利。ただここで面白い現象が起きました。怒りの矛先は加害者ではなく富裕層一家に向けられました。ここで2つ目の理由『感情のすり替え』が登場します。いわゆる吊り橋効果に同じ。加害者に向けられるはずの殺意を富裕層一家に転嫁した訳です。普段から富裕層一家に対して負の感情を溜め込んでいたからこそ起きた「必然のすり替え事故」と言えましょう。身分と感情のすり替えが産んだ悲劇でした。富裕層一家にしてみれば、完全なもらい事故でお気の毒としか言いようがありませんが、サバを酢で締めもせず常時刺身で食べていたら、そりゃねえという話。ですから悲劇の理由を、貧富の差だとか社会システムの弊害だとかに求めるのはお門違いという気がします。単純に危機管理が甘かっただけ。寄生虫が疑われる食材は、きちんと処理しないと危険ですよという教訓と理解します。きちんと知識のある人が料理した刺身やお寿司を食しましょう。あとしっかり噛むのも寄生虫対策になるそうですよ。 目隠シストさん [インターネット(吹替)] 7点(2022-10-08 18:46:07)(良:1票) (笑:1票)

99.《ネタバレ》 ソン・ガンホ兄貴は確かに画面の中で存在感を示しながら、導入部では思ったほど前に出てこない。代わりに、息子と娘が的確な芝居で引っ張っていき、ガンホはそれを悠然と見守るという趣。4人が次々に入っていくくだりでは、安直な驚かせ方をさせることもなく、逆に家族4人の安定感と、そしてそれを受ける富豪家族側の天然演技で進めていくという的確な演出。中盤メインの、豪邸リビングでの4人の語らいを経て(このじっくりとした長さも良い)、一気に話は別の展開へ。あとはラストまでは騎虎の勢いです。そのラスト、ガンホの凶行の理由をいちいち説明しないのも冴えてます。それには「匂い」がキーワードになっていますが、私は、その前に夫婦のソファHを延々聞かされた(であろう)ことが影響しているように思えてなりません。双方が意図しない状況であったとはいえ、主人公にとっては、最も惨めであり、かつ、彼我の絶望的な格差を直接認識しうる場面ですから。 Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-08-28 01:07:33)(良:1票)

98.《ネタバレ》 退屈だな~と思いながら耐えて観た。
が、最後まで観て、なにそれ?
支離滅裂だわ。

どこがラストシーンは口外禁止なんだ?
俺なら父ちゃんが社長をぶち殺したところで終わっとくね。
もっとも、前の家政婦が訪ねてきたとこから、支離滅裂だった。ひでえな。

ラストの息子による父ちゃん救出作戦も、なぜ誰も住んでいない前提なんだ? と、あんぐり。

こんなのによく賞をやったな(バカだ)。

完成度が高いとか、メッセージ性があると書いている人がいるが、
支離滅裂なのに完成度が高いはずがないし、メッセージは感じなかった。
というより、なにがメッセージだったんだ? かいもくわからねえ。

韓国映画でこれほどひどい映画を初めて観た。
物語上の矛盾が多すぎた。現実味のなさという点で壊滅的だった。

貧乏人は地下または半地下に住んでいる。金持ちは日の当たる場所に住んでいる。という対比そのものが陳腐に見えた。
紋切り型。

この紋切り型を最初に目にしたのはメトロポリスだった。
むしろメトロポリスがこの対比を描いた結果、再三利用されて紋切り型になったというべきであろう。
そして、メトロポリスには明確なメッセージがあった。
で、この映画のメッセージって、なんだったのだろうか?
問題提起はメッセージにはならない。
メッセージになるためには解決策の提示が必要だ。
その意味で、この映画にはメッセージが欠落している。

ダサい映画だった。
この監督の一番ダサかったところは、紋切り型をただ利用しさえすれば、なにかが表現できると思った点だ。 おら、はじめちゃんさん [DVD(吹替)] 2点(2022-06-04 03:33:12)

97.《ネタバレ》 さすが、よく練り込んである脚本だと思います。「豪雨」でいろんなドラマを生み出すとか、頭いいなぁという感じ。
しかしストーリーとしては、嫌悪感だけが残りました。善良で温厚な富裕一家を、まったく良心の呵責なく笑顔のまま騙し続けられるという、その神経がわからない。貧乏人なら金持ちにどんな仕打ちをしてもかまわないってことですかねぇ。これはある種の逆差別、人権侵害じゃないかと。
結局、富裕一家を破壊して逃げて、特に反省の色もなし。被害者である富裕の奥さんや子どもへの言及どころか、登場すらさせません。別に良識人ぶるつもりはありませんが、モラル意識が違いすぎてついて行けない感じです。
欧米ではやたら受けがよかったようですが、ひょっとしたら、サル山でも眺める感覚で、「東洋人なんて野蛮人だよね」「我々は欧米人でよかったね」という優越感に浸らせるに十分な作品だったからではないかと勘繰りたくなります。 眉山さん [インターネット(字幕)] 3点(2022-01-31 01:52:59)(良:5票)

96.《ネタバレ》 前半はつまらな過ぎてキツかったです。クズで全く感情移入できない連中が、無理のあり過ぎる展開で次々と簡単にパラサイトします。かなり退屈かつ胸糞悪いので1.3倍速再生で何回かに分けて何とか前半を見ました。これは後半へのフリなんだと耐えました。韓国がアカデミー賞を取ったというふれこみが無かったら、20分で切ってました。
後半は秘密がバレるバレないのハラハラ映画で、全く面白くないことは無かったですが、プリズンブレイクや三谷幸喜のドタバタ劇みたいで、前半同様リアリティがなさ過ぎてのれませんでした。
全体的には、ご都合主義過多で、よい印象は無かったです。言われてる程、社会派要素も感じませんでした。
ローマの休日とかは設定はご都合主義ですが、ガツンと来るんですけどね。
詳しくないですが、アカデミー賞ってこの程度だったのかと思いました。 団スバーンさん [CS・衛星(吹替)] 3点(2022-01-05 20:35:24)

95.《ネタバレ》 前評判から期待をして視聴
前半は都合が良すぎる展開も相まり、かなり退屈
都合のいい展開は後半まで続くが、ハラハラする展開もあり、おもしろくなくはないです。

韓国の社会問題に焦点を当てた作品
ラストは嫌いではない終わり方でした
期待してみすぎた分、評価も低くなってるかもですが、ジョーカーよりもおもしろかったとはとうてい。。。。。 メメント66さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-31 03:46:50)

94.《ネタバレ》 語り口は巧妙、物語は絶妙な緩急を付けながら進んでいく。
ポン・ジュノ監督の特色である「あざとさ」も今回は程々に、「これからどうなるのか?」と観る側に期待させつつラストは怒涛の展開へ。
うむ、良く出来た面白い映画だと思う。

でも、果たして本作がアカデミー作品賞に相応しいかどうか?は、決して負け惜しみでは無く甚だ疑問だ。

穿った見方をすれば、今回の作品賞受賞は受賞に必要な様々な要素が正にドンピシャのタイミングで揃っただけの様に思える。
人種差別に辟易しているアメリカ、そんな中で映画界はSNSの影響でイベントの司会者を選ぶのも一苦労。

色々なしがらみや制約にがんじがらめになり息切れ寸前だったアメリカ映画界には、風穴を開けてくれる「何か」が必要だった。
本作は文字通りその「何か」だったのでは無いか。
今の世の中で万人が納得し、世界に新鮮味を与える事が可能な結果として導き出されたのが本作への作品賞授与なのでは。

見方を変えれば、自国の映画を積極的に海外に宣伝する韓国映画産業の勝利とも言える。
良し悪し・好き嫌いは別にして、売り込まなければ受賞の機会は巡って来ないし、駄作ならば審査に通らない。

長編外国映画部門と長編アニメーション部門の選考に残っただけで大喜びしている日本の映画界に取っては、
これ以上ない自らを省みるべき事件だと私は思う。これで目覚めなければどうしようもない。

本作の語り部である長男はおそらく財を成す事は叶わず、父親との豪邸での感動の再開は叶わないだろう。
父親があのまま地下室で朽ち果てるとも思えないが、観る側に束の間の安堵感を与えながらのあの少々ほろ苦い幕の引き方、
上手いと思う。

蛇足
・あのラーメンは絶対に味が濃すぎると思う。
・長男が最後まで松田龍平に見えて仕方がなかった。 たくわんさん [映画館(字幕)] 6点(2021-09-30 10:23:07)(良:2票)

93.《ネタバレ》 BS朝日の放送で二ヵ国放送だったので日本語吹替のほうで見てみました。だけどそれがその、元が130分以上もあるというのに、途中に入るCMが毎回2〜3分程のミニテレビショッピングのような長いCMばかりで、しかもそれが20分おきに入る仕様となっていまして、見終えた頃には3時間近くなってましたよ。いやあ、なるほど超ロングランの大作だ(笑)

ところで、アカデミーに関する疑問なんですが、アメリカ人は映画を字幕で鑑賞するのが大嫌いな人種と聞いてるんですが、アカデミー賞候補となっていたその時点ではまだこの作品、アメリカ人の為の英語吹替なんて仕様にはなっていませんよね確か。ということは、審査員の方はこれ当然、韓国言語で英語字幕でご覧になってのこれオスカー受賞となったわけですか? はあ、そりゃぁ凄いですね 悔しいですが、そんな障害を乗り越えての受賞、確かに歴史的快挙は認めます。だがしかし、言うちゃなんですけど、これ、外国語映画賞挙げるだけでよかったんではないですかい 同年他のノミネート作はジョーカーくらいしか観てないんで比べられないんですが、もっとこの年、他に無かったのですかね、ハリウッド映画一体なにしてんのよ?という思いに駆られたその年のアカデミー賞でした。

でそのこれ、半グレ家族のパラサイト。まさかオスカー受賞と知った瞬間から、あらま、なんてこったい じゃあ、観てやらない。観てやるもんかっていう思いがあったことが正直な思いです。そんな感情、私だけではなく他にも同じ思いの方はいくらかいらっしゃるんじゃないかと思います。
結果、パラサイト。
コメディホラーとして面白くはあったんですが、長くなるのでいちいち申しませんが、これ脚本に無理が有りすぎます。私は他のポン・ジュノ作品のほうがリアリティがあって好きですね。 3737さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2021-09-30 02:00:19)

92.《ネタバレ》  アメリカ以外でのアカデミー賞作品という事で非常に関心を以て拝見いたしました。見た直後はどこが評価されたか疑問しかありませんでしたが、2時間で韓国社会の持つ特質を描いたあたりが受賞の所以ですかね。
 一番の盛り上がりが主人の一家が外出した隙に家族で宴会するシーンでしたが、いきなり帰ってきた主人にばれないように掃除するんですかど。あんな掃除じゃ全然きれいになりません。それでも主人は気が付かない。私は絶対ばれると思ってその後の展開を固唾をのんで待っていたので肩透かしを食いました。ああ、そういう作品なんだなと思いました。演出表現と筋書きがリンクしていないなと。しらけましたね。
 でも、韓国社会の経済的分断や朝鮮戦争の今も残る生々しい傷跡、騙したり脅したりなんでも相手を出し抜ければそれでオーケー的な社会文化なんかはよく描けていたのでまあ、西洋文明的には違和感があって面白いのは事実。 たこのすさん [映画館(字幕)] 7点(2021-05-16 10:13:10)

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【点数情報】

Review人数 111人
平均点数 6.78点
000.00% line
110.90% line
221.80% line
343.60% line
421.80% line
598.11% line
61917.12% line
73430.63% line
83027.03% line
998.11% line
1010.90% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.60点 Review5人
2 ストーリー評価 7.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review8人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 受賞 
監督賞ポン・ジュノ受賞 
脚本賞ポン・ジュノ受賞 
美術賞 候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞長編国際映画賞

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
外国語映画賞 受賞 
監督賞ポン・ジュノ候補(ノミネート) 
脚本賞ポン・ジュノ候補(ノミネート) 

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