みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
95.《ネタバレ》 良かったです。 ウルトラマンは時代によって、そして自分がどのシリーズをいつ頃見たかによって、ものすごく感想が変わるものなんです。 カラータイマーがないとか、肌の色が変わるのはおかしいとか、みんな自分が昔見た時代にあっていないと、違和感バリバリで文句を言います。 普通は、みんな思い入れが凄い子供時代に見ていますからね。 でも、最初期のウルトラマンデザインには実はカラータイマーはないし、着ぐるみのためどうしようもなくつけてしまった背びれもありません。 怪獣の成り立ちも、全然違ったりします。 だからこそ、庵野が自分の見たかったオリジナルを再現したのは良かったのです。誰がどんな文句をつけようとも。 個人的には、科特隊(本作では禍特対)の制服はオレンジであって欲しかったし、ゼットンとの闘いはもっとスケール感が欲しかったけれども、それも単なる個人の感想。オタク代表の庵野がウルトラマンをどう見ていたかを見られただけで満足です。 斎藤工は素晴らしかったですし、それ以上に山本耕史のメフィラスは、はまり役でした。 シン・エヴァ、シン・ゴジ、子供のころのこだわり、そういった先入観を外して見てください。これこそ庵野のウルトラマンです。 【えんでばー】さん [映画館(邦画)] 8点(2024-08-03 16:31:31)(良:2票) 94.《ネタバレ》 大真面目にウルトラマン。 最初のウルトラマンも放映当時は、我々は子どもだったが、 その頃の大人たちも、今の我々が本作を見て感じる違和感を感じていたのだろうと思うと、 何やら発見がある。 話が二転三転していくとこが子供だましじゃない。 つまり我々が円谷プロからもらったプレゼントを、二〇〇〇年代の子どもたちにも プレゼントしている。 ここからどんな子どもが生まれるか・・ 会話が面白い。 吹き出してしまうくらいの笑いのセンスがある。 真面目過ぎる人が見ると、怒り出してしまうかも・・ 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-07-27 21:19:23) 93.《ネタバレ》 新ウルトラマンと言えば「帰ってきたウルトラマン」(ジャック)をどうしても思い浮かべるし、脚本ほかを担当した庵野秀明監督も「帰ってきたウルトラマン」のファンということもあったので「帰ってきたウルトラマン」のリブートでも良かった気がするが、初代ウルトラマンのリブート映画である。樋口真嗣監督と庵野監督の前回のコンビ作である「シン・ゴジラ」はゴジラ映画としてはやや異質ながらも災害映画としてリアリティがあり、こういうゴジラが見たかったと見終わって思わせるものがあったが、今回はウルトラマンという素材を使って自由に遊んでいるという感じで、映画としての完成度は高くなく、むしろ「ウルトラマン 怪獣大決戦」などのウルトラマンのテレビシリーズのエピソードをオムニバスに並べた映画のような印象があるのだが、それでも面白かった。一方で、ウルトラマンを最初にデザインした成田亨の初期デザインのとおりにカラータイマーのないウルトラマンや、パゴス、ネロンガ、ガボラの三体が似ていると言及があるのも、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」に最初に出てきた個体が同じ着ぐるみから作られていることを知っていれば思わずニヤリとしてしまうのだが、同時にそれが原因でけっこうマニアックな映画に感じてしまうのも事実で、最初から万人受けを狙っていないようにも思えるのは庵野監督らしいところかもしれないが、ちょっと残念。オリジナルは最終回の最後まで正体が周囲に露呈することがないというのが好きなのだが、本作ではザラブのくだりで周囲に正体を明かすという展開で、オリジナルでザラブ星人が登場するエピソードである「遊星から来た兄弟」の同じ部分を考えるとこの方が自然に見え、ここの部分の脚色は良かったと思う。メフィラス(山本耕史の独特な演技が印象深い。)の力で浅見(長澤まさみ)が巨大化しているシーンはオリジナル(「禁じられた言葉」、私の好きなエピソードです。)の巨大フジ隊員よりも登場時間が長かったように思えたのも個人的には良かった。そしてゼットンだが、これがもう見るからにエヴァの使徒でこんなのいたよねという形状で、怪獣ではなく、最終兵器という設定にも違和感を感じるも、ちゃんと脅威が感じられるものになっていて、何より一兆度の熱線というのにちゃんと触れていたのは嬉しかった。ただこのゼットンを持ってきたのがゾーフィという名前なのはゾフィが悪役のように描かれているように感じられてしまい、どうしてもここだけ抵抗感が残る。ラストシーンもウルトラマンと分離した主人公がただ目覚めてエンドロールが流れ始めるのではなく、もう少し何か欲しかったような気がする。感想が少しマニア目線になってしまったみたいだが、まあさっきも書いたように楽しめたし、全体的に見ても嫌いではない映画だ。それともう一つ、宮内国郎の劇伴を使うなら、主題歌は「ウルトラマンの歌」をそのまま使っていたほうが良かった気がしないでもない。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2024-07-02 08:17:36)(良:2票) 92.《ネタバレ》 あまりに原作(?)『ウルトラマン』へのリスペクトが無さ過ぎてビックリした。 『シン・ゴジラ』と言い、これと言い、ゴジラやウルトラマンといった往年の人気作品のネームバリューにオンブにダッコ。他人の褌で独り相撲も大概にしてもらいたい。 大体、この『シン・なんちゃら』シリーズが題材に取る作品って、日本の特撮およびヒーロー物の草分け的な作品たちであって、思い入れの強いファンも多い作品。後から名前だけ借りて好き勝手に作り変えて良いものじゃないと思うんよ。 例えば、ゴジラの幼獣期は、ミニラがいるように、決してラブカの化け物ではない。 このウルトラマンも、怪獣を禍威獣と変えるくらいは許すが、「かとくたい」は「科学特捜隊」であって、「禍威獣特設対策室」などというワケの分らん各省庁からの寄せ集め的団体ではない。また、ウルトラマンに変身するのはハヤタ隊員であって、神永新二などというワケの分らん男ではない。 さらにこのウルトラマンである。劇中で早見あかりが言う。「あの銀色の巨人は何者? そもそも、あの銀色の肌は着衣なの、裸なの?!」しかし、考えてみればこの振りがとんでもない事実を表すことことになるんだよなぁ。 このシン・ウルトラマン、なんとウルトラマンのトレードマーク的なあの“カラータイマー”が無い! 代わりに、戦って体力を消耗すると、身体の赤い模様部分が緑色に変わる。 …………って事はだよ? 普通、疲れたからって、顔色が悪くなったり肌の張りが無くなったりはしても、服の色は変わらんよな? …………ってコトはだよ? 俺たちが今まで模様、もしくは着衣だと思っていた赤い部分こそがウルトラマンの素肌なんじゃないのか?! …………ってことはだよ? ウルトラマンって、全身タイツを着込みつつも、乳と下半身だけを丸出しにしてるド変態ってことじゃん! …………アホか。 さらに、タイマーが無くただ色が変わるというだけの演出の間抜けさ。次第に速くなっていくカラータイマーのピコンピコンという音が、戦いにどれだけ緊迫感を与えていたか。50年前の演出の上手さを再確認させてくれる。 そして終盤。ゼットンは怪獣ではなく機械兵器に成り下がり、この最終兵器を持ってきたゾフィがほざく。「この星の人類は我らと同じ進化をたどる可能性が高い。ゆえに現時点で廃棄処分と決定された」 はいぃ? 言ってる意味が分からない。光の国と同じ進化をするかもしれない地球人類は、今にうちに廃棄処分にします、って、ライバルの芽は早いうちに摘んどきましょう的なこと? お前ら怪獣以上の悪モンじゃねーか。www 因みに、ウルトラマンは本名は「リピア」とかいう名前らしく、ゾフィとは初対面らしい。 宇宙警備隊とかウルトラ兄弟という設定も無くなっちゃったんだな。 なんか、俺の好きだったウルトラシリーズとは全く違うわ。 んで、最後にはウルトラマンは神永に命を与えて死んでいくと。 うん。もう、どーでもいいよ。好きにして。 【TERRA】さん [DVD(邦画)] 2点(2024-05-16 21:07:28)(笑:1票) 91.《ネタバレ》 子供の頃は大好きでした。よく見てたのは再放送の6兄弟+レオぐらいまでです。リアルタイムで「ウルトラマン80」アニメ「ザ・ウルトラマン」も観たけどほぼ記憶なし。作品はもちろんだけど、どちらかというと怪獣消しゴム(ガチャ)は好きでしたね。 「シン」の冠には気持ち悪さを感じながらもゴジラで払拭されたので本作は期待値があがってました。 うーん微妙、面白いしつまらないわけじゃないし、あれが駄目とかもないのですが、何かが物足りない。 過去を美化しすぎなのかな?ただ何が足りないのかが答えが出てきませんので、皆さんのレビューで「あーそれそれ」ってのを補完できたらいいなと思います。 映像に関して、日本だとそこそこ「味」として感じれると思うけど、それほどマニアじゃない主に海外の方には、ただの予算不足のショボいCGや特撮に見えちゃうのかもしれません。 中国嫁は途中でダレて落ちてました。。。 嫁は知ってるだけのレベルだけどウルトラマン自体は中国でも人気です。 ちなみに「奥特曼」と書くようで発音してもらったけど認識できませんでした。 【追記】映画を観たのでネット調査を解禁w あれ~なんでだ?とか思ったところもオマージュだったり、なんとか図鑑ネタだったり整合はとれているようですね。 ゴジラの時も書いたんだけど、一般常識とも言えるウルトラマンが存在しない(誰も知らない)世界てのにやっぱ違和感あるよね。 【ないとれいん】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-03-27 16:23:50)(良:1票) 90.《ネタバレ》 ウルトラマンという素材を使って好きなようにやってくれました。シン・ゴジラの残り香を強く感じた。連作とも言えそうだ。なぜかCGがしょぼい。またCGによる機械的なものの構造が全てシンメトリー過ぎるのが気になった。鑑賞する前に色々批判の声が入っていたが、その割に面白かった。 【ほとはら】さん [DVD(邦画)] 6点(2024-03-20 18:36:59) 89.《ネタバレ》 駄目だ。この監督と脚本家 シン・ゴジラと一緒で無駄に長い説明、ウルトラマンがどうだのこうだのと解説なんか要らないからさっさと怪獣と戦わせろよ!相変わらずエヴァぽい雰囲気に何故、そこまでしてエヴァぽさをエヴァ以外の作品にまで持ち込む? そんなにエヴァがやりたきゃ信者達だけ集めてそういう人の前だけでやってくれ! ウルトラマンてあるのにバルタン星人が出てこない時点で全く楽しめない上にウルトラマン自体が全然カッコ良くもないし、俳優の演技も駄目。長澤まさみのプロモーションビデオか?てぐらい長澤まさみが浮いてるし、目立ちすぎ。 まさか巨大化するとは思わなかったよ。 何から何まで駄目。 この監督、脚本家、シン・ゴジラがヒットしたから今度はウルトラマンかぐらいしか考えてないだろ? 初代ウルトラマンを一度も見たことない人やエヴァンゲリオン信者、庵野秀明信者にとっては良い作品かもしれないけど、そうでない人、エヴァンゲリオンに特に思入れもない私にとっては苦痛でしかない。駄作 シン・ゴジラ同様、大嫌いです。よって0点 【青観】さん [インターネット(邦画)] 0点(2024-02-10 09:00:44)(良:1票) (笑:1票) 88.シンゴジを6点としており、それよりは下だったので5点で。 ウルトラマンは対して思い入れは無いので素直に見られましたが、ある人が巨大化した段階からコメディな捉え方に。 で、ラストのイラストチックな場面もそれで乗り越えられました。 ちなみに一緒に観た50中半の旦那様(特撮世代)の感想はシンゴジ同様時間返せの0点でした(笑)。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-11-23 20:46:55) 87.《ネタバレ》 “怪獣vs超人バトル”というコンセプトだった元祖ウルトラマンの、“宇宙人であるウルトラマンと異星人の係わり”という隠れテーマに注目した映画化は良い着目点だなと思います。登場するザラブやメフィラスには“外星人”という呼称が使われていますが、ここは個人的には興味深かったところです。ザラブやメフィラスは人類というか日本政府に武力か知力かの違いはあっても特殊権益を求めていますが、これはロシア・英国・米国などが江戸幕府に開国を求めてきた幕末の情勢に似ているところがありませんか。つまり令和の時代に開国と言うか降伏を要求してきたのは、外人ならぬ外(星)人だった!なんてちょっと捻くれた観方かもしれませんがね(笑)。 樋口真嗣が監督なので正直期待感は低かったんですが、どうしてどうして、けっこう見応えがありましたね、庵野秀明が総監督なだけはあります。まさかのウルトラQの怪獣たちから物語が始まり、禍威獣ネロンガと禍威獣ガボラと元祖登場の怪獣の進化形が登場。びっくりしたのはガボラの造形で、頭部が完全にドリルなんだけどなんとそこがパックリ開いて元祖と同じようなひまわりの様な襟が開くところ、こんなこと良う考えつくわ!笑っちゃうのは「パゴス・ネロンガ・ガボラ、どれも頭部や背中の形状が違うだけで首から下の部位はどれも酷似している、まるでアタッチメントしているみたい」というセリフがあったことで、実はオリジナルではこの三体はバラゴンのスーツを順番に改造して撮影されていたというのは有名な話し、マニアは思わずニヤリとさせられる楽屋オチでした。禍威獣の登場はここまでであとはザラブやメフィラスそして偽ウルトラマンとの対決となるけど、やはり強烈だったのは巨大女・長澤まさみに尽きるでしょう。この巨大女のフィギュアを海洋堂あたりが販売すれば、けっこうヒットするんじゃないかな。やっぱこの映画では長澤まさみの存在感が光っていましたね。人間の姿形をしているとはいえ、ウルトラマンとメフィラスが居酒屋で一杯やりながら地球征服の密談をするなんてこれも爆笑、しかも割り勘とはね(笑)。あとメフィラス、お前好きなフレーズが多すぎだ、どんだけ日本語に詳しいんだよ! ザラブやメフィラスは中途半端に退場して地球とだけでなく太陽系自体を宇宙の秩序を守るために消滅させようとするのが、ウルトラマンの同僚であるゾフィーというかウルトラマンの故郷である光の星の意思であるというところは斬新な脚本かと思います。オリジナルでもウルトラマンを倒したゼットンが登場しますが、ゼットンが生命体ではなくマシーンだという設定も良かったな。 ウルトラマンの造形は、カラータイマーが無かったが、エネルギーの消費量は赤い縞の色変によって判るという設定、やはりCGの効用でオリジナル版のスーツの弛みが無い姿は見惚れてしまいますね。飛翔するところもカッコいいけど、飛び立つときの「シュワッチ」がなかったのはちょっと寂しかったかな。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-11-21 23:26:56) 86.《ネタバレ》 オープニング、ウルトラQからの「禍威獣」が登場し、「禍特対」が組織されるいきさつを表現。 その後、子供を助けようとした神永隊員に、宇宙から飛来したウルトラマンが衝突、 神永隊員は死んでしまい、ウルトラマンと合体、そしてザラブ星人との戦い。ザラブ星人はウルトラマンを陥れようとしますが、失敗。戦闘シーンはカット割りがオリジナルとほぼ同じなので個人的にはここが一番盛り上がりました。中盤のザラブ星人との戦い辺り迄はオリジナルに寄せた展開です。 その後、メフィラス星人、ゼットンと続きます。メフィラス星人は、俳優の山本耕史さんが良い味を出しています。ゾーフィとゼットンの関係につ いては、オリジナルとは全く違いますが、そう来たか!って感じ。人類の英知を結集してゼットンに勝利しますが、ウルトラマンは・・ いたる所に、ウルトラマンに限らず過去の特撮作品へのオマージュが溢れており、ニヤリとしますが、映画としては、脚本を担当した庵野さん、監督の樋口さんたちなりにウルトラマンのテーマを咀嚼して、表現した作品だなぁ、と思いました。良かったと思います。 【ahiru3】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-11 09:43:28)(良:1票) 85.《ネタバレ》 公開初日に鑑賞。 わたしは「帰ってきた」で小学生になった世代。でも駄菓子屋で初代とゼブンのブロマイドを買い、再放送をテレビにかじりついて(死語)見ていた子供。 庵野×樋口のドリームプロジェクト『シン・ウルトラマン』に関しては、ほぼ満点と評価します。 それはあくまで《テレビ番組としての初代ウルトラマン》を彼らなりの理想形として100%描いていると思うから。 不可思議なミステリーを追うチームがドラマを推進し、その先に怪獣が現れ、人の手に負えない状況を巨大な星人が格闘と光線技で始末する・・・そのシンプルな30分で見る者を満足させる。 SFミステリードラマと短い怪獣プロレスだけ。その黄金パターンのカタルシスを再現して積み重ねる113分。 リニューアルの要素は、ウルトラマン・怪獣・外星人の造形。オリジナルを尊重しつつ設定に準じた質感を与えた。 侵略テーマはセブン要素による補強。人類以外の原住地球人のことにも触れていた。 あまりに子供だましな設定は、ある程度是正して《オトナだまし》程度にアップデート。 とは言えテレビ準拠なので、ドラマ部分は深く掘り下げず、禍特対は狂言回しに徹した(設定されていても観客の想像に任せる)とこともウルトラマンのまま。2時間をワンテーマで描く『シン・ゴジラ』と同じフォーマットは使わなかった。出来たとしても、それでは原点回帰にならない。 『シン・ゴジラ』を基準に観てしまう人は、中途半端と感じるかも知れません。 それと長澤まさみのお尻パンパンは、和装の女性が気合を入れる仕草ですよね。 古いCMで、大原麗子がやってたと思います。あれをエロじゃない?と思うのはアンテナがエロに敏感過ぎる人じゃないかと。ただ、どアップで撮るより、引きの方が良いと思う。可愛く見せなきゃね。 風呂に入ってなくて臭い・・・の一連は、庵野さんがジブリの仕事で風呂にも入らず没頭して臭かったというエピソードの置き換え。庵野さんにしてみれば《仕事の出来る職人》の特徴。長澤演じる浅見をそういう生真面目なキャラとして表現しているのでしょう。 ハラスメントは許されませんが、何でもハラスメントだと安易に解釈して批判・封殺しようとする風潮に抵抗してるかも知れない。特撮芸術を衰退させかねない極端なホワイト化への異議申し立てかも。 ルーカスも禁欲的なジェダイが「人のあるべき道」とは、全然いってないですしねぇ。 『シン・ウルトラマン』に違うものを求めていた人、残念でしたね。 庵野、樋口コンビの特撮記憶細胞がベストだとして作ったこの作品。 私の特撮記憶細胞も両氏に酷似していたのでしょう、至福の113分を過ごさせて頂きました。 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 8点(2023-10-03 14:49:36)(良:4票) (笑:1票) 84.これは期待外れだった。なんというか、一つの活劇映画として、とてもリズム感が悪い気がした。例えるならティムバートンのバットマンのようなリズム感の悪さだ。それは脚本の為か、演出の為か?編集の為なのかその全てなのかは分からない。ただ特報や予告編を見たときに感じたワクワク感からは程遠く、「予告編の方が面白い映画」の典型になっており残念だ。上映時間2時間もないのだが、とても長く感じられた。 【rain on me】さん [映画館(邦画)] 4点(2023-09-26 08:09:16) 83.《ネタバレ》 約10ヶ月ぶり2度目観賞。「シン・仮面ライダー」公開に向けての復習。令和のウルトラマン映画。シン・ゴジラと同様に、クソマジメな雰囲気で巨大生物に相対するスタッフたち。巨大まさみちゃん出現、だけど有難くねえな。ゼットンもなんか違うよね。随所に散りばめられた昭和の特撮映像とオンガク。ストーリー性はないけどメガトンバトルは大迫力。コトバにこだわる山本耕史、何だかダニエル・クレイグに見えてきたぞ。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-08-20 13:46:51) 82.《ネタバレ》 ウルトラマンのオリジナルストーリーを2時間にまとめたようなストーリー。自分の命を神永に与えるラストはそれなりに感動する。そして、ウルトラマンの造形がやはり素晴らしい。つまりこの映画の良さは、オリジナルの良さに負うところが大きいということだと思う。 役者は皆良い演技だった、とくに長澤まさみの使い方としては満点だと思う。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-07-25 19:11:21) 81.《ネタバレ》 『ウルトラマン』に関しては、初代、セブン、タロウを半分くらい視聴して、他はネットの聞きかじりとグレイトバトルの知識がある程度です。 初代の中でも印象的な回(怪獣)を圧縮・連結させたオムニバスチックに話が進み、全編を通してはウルトラマンの絶大な力に人類がドンドン依存(信奉)していくが、最後はしっかりと自分達の力で脅威に立ち向かうと言う、原作同様の着地を見せた。 特捜隊的な組織も特殊な装備を持っているわけではなく、たとえ持っていたとしても尺の都合で活躍させ難いだろうし、人類の非力さを強調するこのにもつながっている。 ただその結果、人類が戦うシーンが非常に少なくなっているのは残念。無論人間の非力さを演出する上で仕方の無いことだとは思うが、スペースゴジラやレギオン襲来等人類が精一杯戦う姿が好きな自分としてはいささか物足りなかった。 あと全体的なセリフ廻しや演出がゴジラ以上にアニメ調になっており、コレに関しては正直現実でアニメの台詞を引用するような『中二病』チックな会話を聞いているようでこっぱずかしかった。 ネットの一部で話題になっている長澤さんの尻とかに関しても、アニメで言うところの『乳揺れ』みたいなセクシャルな演出がしたかったのだと思うが、これも実写でやると実に寒かった。 戦闘シーンはそれなりに迫力はあったが、1戦1戦が短くワリとワンパターン且つあっさり終わってしまい物足りなく、又、上述したように人類がウルトラマンを援護したりしないので、『ウルトラマンがメイン敵と闘っている間、人類が頑張って別の怪獣を足止めするために奮闘する』みたいなシーンが欲しかった(それをやっちゃうとウルトラマンへの依存を演出出来ないというのは理解するけど)。 あとウルトラマンのCGに関しては変にテカテカ、ヌルヌルしていそうで、ぶっちゃけペプシマンっぽかった。 総評 悪いことばかり書いてしまったが、戦闘や会話パート等のバランスは良く最後まで飽きずに見れたし、最終決戦も『暴力』ではなく『知力』と言う人類の最も優れている『力』で立ち向かいつつウルトラマンとも力を合わせるのは非常に熱かった。 あくまで演出の所々が自分の趣向に合わなかったのと、そこまでウルトラマンが好きではないのが原因なだけなので、庵野さんと合う趣向を持ったウルトラマンファンであれば私にとってのシンゴジラ並に満足できると思う。 【ムラン】さん [映画館(邦画)] 6点(2023-05-30 03:57:15) 80.《ネタバレ》 やはりどうしても、同じ「シン」を冠した、庵野&樋口の前作「シン・ゴジラ」と比較してしまいますね。オリジナルからして「ウルトラマン」は「ゴジラ」などに比べて、わかりやすい子供向けスーパーヒーロー作品であり、あのマンガチックなウルトラマンの造形を生かしたまま、作品に人間社会のリアルを落とし込むようなアプローチをしたところで、「シン・ゴジラ」を超えることは難しいと思われます。そんな中、長澤まさみの魅力を最大限引き出すことに注力したのは、大正解だったと思います。前作「シン・ゴジラ」の石原さとみの熱演は評価していますが、素のタレントとして見たとき、個人的に圧倒的に長澤まさみの方に魅力を感じるということもあり、ポイント高いです。巨人化GJ! 巨まさみGJです!きょまさみ(※)しかないと感じました(※筆者注:わかりみ的な何かか?詳細不明)。あと特筆すべきは山本耕史ですね。知的かつ胡散臭い宇宙人役をここまでなりきって演じられるとは。前作「シン・ゴジラ」が、人物を大量に登場させ、役者に演技をさせず、キャラ造形は、肩書や立場などによるところを大きくし、人間的描写による味付けを極力削ぎ落しているのに対して(これにより、唯一マンガチックなキャラ付けがなされた石原さとみが悪目立ちしてしまったのは否めない)、本作は、全体的にマンガチックで、比較的キャラクターのバランスがとれていると思います。まあ、普通の娯楽作品に近くなったとも言えますが。その分、緊迫感や切迫感は薄くなりますね。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-05-19 17:50:42) 79.《ネタバレ》 ウルトラマンとても楽しみにしてたけどマジで面白くないし、実相寺アングルか知らんが、監督自己満足の見づらい絵ずらが多くてイライラする。 斎藤工他みんなこんなに芝居が下手だった? 女優陣は輝いていないし。。。 怪獣(禍威獣)プロレスの最中も無口なウルトラマンは、銀色つるつるでぬるっとした体躯が青魚みたいでちょっとカッコよくないなあ。。。 最前線で戦わない禍特対(カトクタイ)の存在意義って何だろう? ゾフィーは何でそんな性格? ゼットンをあんな扱いにするなんて。。。 製作者はウルトラマンがそこまで好きではないんだろうなあ。リブートであっても不変でなければならない部分があるはずでは。 実は、初めは気合入れて撮影開始したけど、途中で厭きちゃって、、、てな感じなのかな。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 3点(2023-04-26 19:43:41)(良:2票) 78.《ネタバレ》 ピンときませんでしたね。 なにかしたかったのか? 戦闘時のウルトラマンの声が一切なかったと思いますが、何が目的でそうしたのでしょうか? 格闘技を音声を消して見てるのと同じで臨場感を削ぐ働き以外の効果がないと思うのですが。 ウルトラマンが内面の心情を独白するするような演出が皆無なので、何ができるのか、他に奥の手があるのかなどが一切わかりません。 そのため緊張感が持てません。 尺の殆どが隠し小ネタのために使われて、ウルトラマンや神永の心情が描けてないと思います。 ウルトラマンの本質は完全に満たして、余力でネタを仕込むならいいのですが、本筋を描けてないのに、ネタに力を入れるとかクリエーター失格でしょう。 【承太郎】さん [インターネット(邦画)] 3点(2023-04-22 20:25:40)(良:3票) 77.◇シンゴジラが広く一般向けなら、こちらはマニア向けだったんですね。見終わってから自分はターゲットではないことに気付きました。昔のウルトラマンの小ネタ(オマージュ)も元ネタを知らないので反応できず。。。 ◇とはいえ、一般人も反応できる視点も脚本に盛り込まれていて普通に楽しめました。科学的なリアリティを出したり引っ込めたり、シュールな会話劇も。 ◇庵野カントクをはじめ世の中のクリエイターには、どんどんツクリタイモノを作って欲しいです(そのために売れる作品も作らないといけないのかもしれませんが) 【ハクリキコ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-03-20 07:05:59) 76.ウルトラマンにリスペクトがある制作で好感が持てる。 終わってみれば、何だったんだろうという感じもあるが、いいだろう。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-02-04 20:51:33)
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