みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
22.《ネタバレ》 製作当時は伸び盛りの若手・中堅俳優を集めたつもりが、今になって見返すと錚々たるメンツが顔を揃えたクライムドラマ。『ゴッドファーザー』以来とも言えるほどのキャストの充実ぶりで、俳優のパフォーマンスを楽しむ映画としてはかなりレベルが高いです。 中でも突出しているのがゲイリー・オールドマンで、やっちゃいけないことをやらかして事態をどんどん悪化させる狂犬役なのですが、それと同時に情に厚く、さらには持って生まれた愛嬌からどこか憎めない魅力を放っているという極めて複雑な役どころながら、オールドマンはこれを完璧に演じています。彼の隣に座れば、ショーン・ペンすら脇役に甘んじてしまうほどの圧倒的な存在感とパフォーマンスであり、彼が作品の要となっています。 それだけに、オールドマン退場以降は映画全体が急激に失速しました。ショーン・ペン演じる主人公・テリーの苦悩は表層的だし、ロビン・ライト(本作ではやたら脱ぐ)との関係にもロミオとジュリエットのような痛々しさが足りておらず、いろいろと中途半端。そのようにいろんな要素が少しずつ欠けた状態だったため、ブチ切れたテリーが二丁拳銃で殴り込むクライマックスには唐突感があり、何とも消化不良でした。 また、敵役となるエド・ハリス演じるフランキーの人物像もうまく定まっていません。若いボスであるため隣町のイタリア系大親分からはボクちゃん扱いされている上に、そもそも貧弱なアイリッシュ系組織をまとめあげることにも苦労しており、内外からの批判にあっている不遇の存在。その苦悩はある程度描かれているものの、一方で人間性に問題があるともとれる言動も多く、同情すべき悪党なのか、断罪すべき悪人なのか、作品中での位置づけがよくわからないのです。彼が弟や幼馴染に対して抱く感情もはっきりと描写されていないため、組織防衛のための苦渋の決断にもドラマ性が伴っていません。エド・ハリスによる演技は悪くなかっただけに、脚本レベルでの掘り下げが不足していることが残念でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-08-15 02:27:27) 21.ゲイリー・オールドマンもエド・ハリスもショーン・ペンも好きと来れば観ないわけにはいかないでしょう。ちょっとエド・ハリスとゲイリー・オールドマンが兄弟って設定は無理がある気がするけど。二枚舌を使う汚いエド・ハリスはちょっとイメージと違うけど、それ以外の2人はイメージ通りの演技で大満足。この3人に注目しすぎてあんまりストーリーが印象に残ってないのは残念。好み25/50、演出8/15、脚本10/15、演技8/10、技術7/10、合計58/100→6/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-03 22:57:58) 20.これだけ演技達者な役者をそろえればいやでも重厚感が出るってものです。みなさん熱いですがやっぱりエド・ハリス。冴えない役柄でもエド・ハリス。「アイリッシュ系は貧乏だからな」の台詞が指すとおり、くたびれた革ジャンにぼさぼさの髪。対するイタリア系はいつもぴしっとスーツなのに。貧乏・小所帯のギャングの哀愁が寒そうなブルックリンの街並みと一緒になって記憶に残ってます。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-09-06 16:08:38) 19.さすがに若干古臭い感じですが、気合が入った演技が見ごたえがあります 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-11 22:18:10) 18.芸達者ぞろいでショーン・ペンとロビン・ライトの仲も本物のリアル感の溢れた見ごたえある派手さを抑えたところが良かった、やくざ映画の秀作。忘れかけてたバージェス・メレディスが出てきて懐かしかった。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-13 00:28:40) 17.《ネタバレ》 『フェイク』と似たプロットですが、ドラマ自体はちょっとスケールが小さいですね。私はエド・ハリスのいぶし銀のごとき演技に痺れました。アイルランド系ギャングのボスと言っても愚連隊にしか見えない小勢力で、イタリア系にはもう頭が上がらずヘコヘコしっぱなしの情けないボスを抑えた演技で好演しています。レストランで電話をかける・かけないのやり取りでは、ハリスがポーカーフェイスの下で目まぐるしく打算を巡らせているのが良く判ります。まあ、キレやすい弟を殺してまで守らなきゃいけない稼業とは思えないですけどね。ラストの銃撃戦は、弾着効果が激しくてちょっとびっくりしました。でもこのラストシーンは、それまでの淡々としたドラマ展開からはちょっと浮いてしまいました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-10 22:02:41) 16.《ネタバレ》 ショーン・ペンとゲイリー・オールドマン、エド・ハリスにロビン・ライト、その他の脇役達とわくわくさせる良い役者さんたちがそろっていますが…、取り立ててここが良いというところはないように思えます。例えばゲイリーが親友の前で兄貴に撃たれてしまう場面、夜の埠頭が水に濡れていて良い感じなのですが、このシーンが哀しくも美しくも衝撃的でもなくて全く面白くないのです。同じくペンが男っぷりを発揮するラストの襲撃スローモーションシーンも疑問符ものです(バグパイプの響きは好きですが)。ペキンパーでもやりたかったのでしょうか?・・・ただ、ロビン・ライトの部屋は印象的です。青白い光が優しくも冷たくもあり、あの空間の異質さが際立って出ています。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-02 18:22:41) 15.《ネタバレ》 アイルランド系のギャングが生き残りをかけてシノギを削る。ショーン・ペン、エド・ハリス、ゲーリー・オールドマンといった渋い面子で固めたギャング映画の佳作。ラストはまるでアメリカ版『男たちの挽歌』!熱いぜ! 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-06 15:47:45) 14.はじまりはマンハッタンの景色からショーン・ペンの顔を捉えてゆく。ニューヨークって所はもうそれだけで映画的だ。キャストがかなり魅力的なのだが、さらにその魅力をしっかりと映し出そうとするかのようにやたらとアップの顔ばかりを何度も映す。その部分が映画的じゃない。最悪なのは暗がりのシーンで、魅力的な背景が映されないだけでなく、暗すぎてほとんど影しか見えない状態でもアップで撮ってるところ。このキャスト、ニューヨークの裏通りにただ立っているだけでも様になるのに、そして実際そんな魅力的な画もあったのに勿体無い。ラストのスローモーションは見てられない。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-02-07 10:56:27) 13.《ネタバレ》 バッジを放棄した時点で彼はもう警察官では無いわけで、最後の行動は私的な復讐に過ぎない。この時点で他のギャング映画と何ら変わりは無いのであるが、ではギャング映画としてこの映画は優れているかと考えると全く並である。せっかく潜入捜査という流れで来ていたのだからもう少し他と違った終わり方には出来なかったのだろうか。何もギャング映画は全て最後は選択枝が無くなってドンパチやればいいというものでも無いのだし… 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-07 19:37:09) 12.ショーン・ペン好きなら見ておくべきかな。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-04-01 12:49:06) 11.《ネタバレ》 ちょっと中途半端な感じもするけど俳優陣の年齢とキャリア、そして街のチンピラという役どころがピッタリはまっていて別にいいんじゃないと思った。ただネタバレするなら当たり前のことだけどビルの中で待機しているときに「電話が 鳴ってから~ or 鳴らないなら~」の選択肢はジャックが正解。あの時点でジャックは自分の言動に従っていれば自身が殺されることは無かったのかもしれない。だけどテリーはジャックにそして自分も殺しに加担するのを潔しとせず”嘘”をついて阻止しようとした。しかし、そのたった10分かそこらでフランクの心がジャック>ボレリ(兄弟愛)からジャック<ボレリ(保守・金銭主義)へと変遷していった為にああいう結末を向えることとなった。3者3様の”皮肉”が織り交じって虚しさだけしか残らないが好きな人は好きだと思う。もちろんエド・ハリス、ショーン・ペン、ゲイリー・オールドマンの3人のうち誰か1人でも好きなら見応えありの1作。でも私のこのレビューは好きじゃない。 【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 01:17:17) 10.メインの3人は主演でも脇役でもちゃ~んとやってくれる人たちなので安心して見れました。一瞬ショーン・ペンがプレスリーに見えたのは目の錯覚でしょうか、かっこよく見えました。個人的に1コマか2コマほど遅らしたクライマックスの銃撃戦で血の描写をちゃんとしてたところが好きです(そこかぃ)フィル・ジョアノーはやっぱええのぉ。。。 【M・R・サイケデリコン】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-07-02 22:04:47) 9.初めの内は楽しかったんだが、そのうち役者の演技のクドさにしんどくなってしまった。ショーン・ペンもゲイリー・オールドマンも、気合入れて演技してますっ!ていうのが伝わりすぎて観てて疲れる。エド・ハリスの淡々さが救い。 【永遠】さん 3点(2004-06-19 07:45:32) 8.《ネタバレ》 ストーリーよりもキャストの妙に尽きる。オープニングのペンとタトゥーロのシーンが腑に落ちず、ペンの背景もはっきりせず、ドウナッテルノ?と思いきや、中盤あたり唐突に登場するタトゥーロに全ての謎は解けました。だってペンとタトゥーロの二人が出てくりゃ犯罪者しか浮かばないもの。ペンの警官役を見るのは「カラーズ」以来だ。素性が明らかになってから私の頭の中には香港映画「友は風の彼方に」「男たちの挽歌」が常によぎることに。期待どおりやってくれました。スローモーションでの撃ちまくりの銃撃戦。一瞬だけどペンは二挺銃も見せてくれた。バグパイプの音色と銃声が交互に響き、目の離せないシーンでした。惜しむらくはロビン・ライトの人物像ね。せっかくのキレイドコロなのにギャアギャアわめかせるだけでは勿体無いというものです。クールなんだけど、ちょっとトゲトゲしいし、ストレートヘアはいいのだけどいちいち髪かき上げるしぐさが邪魔でした。ゲイリー・オールドマンのキレ具合は怖いを通り越して、もう笑うしかなかったです。個性的な俳優がいっぱい出てくるのがなによりうれしい。そのうちカメオでクリス・ペンが出てきやしないかとちょこっと期待しました。この作品はまったく予備知識なしで観るほうがより面白い。 【envy】さん 7点(2004-03-15 08:48:16) 7.《ネタバレ》 ギャング映画はあまり観たことがないので、評価が難しい。ありきたりのストーリーではあるが、主要人物3人の存在感が抜群。あまり多くを語らず、友を裏切ることに苦悩するショーン・ペンも、頭は悪い(笑)が人情に厚いゲイリー・オールドマンも良いが、個人的にはエド・ハリスの役が印象的だった。冷酷そうに見えて、恐らく一番苦しんでいたのは彼だろう。ゲイリーと最後に抱き合うシーンは切なかった。ちょっとした歯車のずれが、最悪の形を持って現れる。3人は皆利己的に動いたわけではなく、あくまで仲間の為に動いていたからこそ、ああいう終わり方になってしまう事への残酷さが引き立つのだろう。パレードの音楽に合わせる銃撃戦は、なかなか良い演出だと思った。余談だが、この作品、何がいけないってパッケージの作品説明!ジャッキーが死ぬ事書いちゃったら、おもしろさ半減でしょうよ!?大体彼が死ぬのは終了15分前くらいなのに!そこまであらすじ書いちゃってるビデオ会社に殺意を覚えた。エド・ハリスのせっかくの演技が台無し。 【深海】さん 7点(2004-02-07 10:42:56) 6.主演のショーン・ペンよりも親友のゲイリー・オールドマンが印象だった。ゲイリーの高笑いが頭から離れない。アイルランド系てところとバグパイプがかっこよかった。 【パレロコ】さん 7点(2003-11-08 22:00:21) 5.ギャング映画に破滅的な展開はつきもの。しかしショーン・ペンを始め強烈な輝きを放つキャストがそれを美しくしている。 【ばあさん】さん 8点(2003-06-18 19:49:15) 4.ショーン・ペン、ゲイリー・オールドマン、エド・ハリスかっこよすぎ、ストーリーもいい! 【イーサン>ハント】さん 8点(2003-05-30 21:22:54) 3.役者陣が豪華。飽きさせない展開だった。 【ロコ】さん 9点(2003-05-27 03:52:12)
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