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陽はまた昇る(2002)

2002年【日】 上映時間:110分
ドラマ実話もの小説の映画化
[ヒハマタノボル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-10-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(2002-06-15)


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監督佐々部清
助監督瀧本智行
キャスト西田敏行(男優)加賀谷邦男
渡辺謙(男優)大久保修
緒形直人(男優)江口涼平
仲代達矢(男優)松下幸之助
篠原涼子(女優)柏木夏佳
真野響子(女優)加賀谷圭子
石橋蓮司(男優)金沢紀之
倍賞美津子(女優)村上雅恵
江守徹(男優)寺山彰
津嘉山正種(男優)渡会信一
國村隼(男優)小出収美
中村育二(男優)平井友輝
田山涼成(男優)服部一義
新克利(男優)宮下茂夫
石丸謙二郎(男優)大野久志
石田法嗣(男優)加賀谷勇次
夏八木勲(男優)武田壮吉
井川比佐志(男優)門脇光蔵
蟹江一平(男優)新田泰介
上田耕一(男優)協力工場の社長
中原丈雄(男優)協力工場の社長
降旗康男(男優)居酒屋の客
脚本西岡琢也
佐々部清
音楽大島ミチル
津島玄一(音楽プロデューサー)
挿入曲麻丘めぐみ「私の彼は左きき」
撮影木村大作
加藤雄大(応援撮影)
佐々木原保志(応援撮影)
林淳一郎(応援撮影)
製作高岩淡
東映(「陽はまた昇る」製作委員会)
東映ビデオ(「陽はまた昇る」製作委員会)
企画坂上順
配給東映
美術福澤勝広
若松孝市(装飾)
編集大畑英亮
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【クチコミ・感想】

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61.《ネタバレ》 硬派な題材に期待したのですが、全然期待外れでした。一番の原因は脚本の稚拙さで、会社で同僚や部下上司がそんな会話しないでしょというやりとりがあまりにも多すぎです。現実に会社勤めの人は多いんだから、そんなアラはすぐばれると分かっているはずなのに、手を抜きすぎですよ。30年前の時代を扱っているからといって、脚本まで30年前の水準にしなくてもいいのに。あと、各シーンがあっさり流れて細切れすぎなのも難点で、仲代幸之助が製品を初めて見る場面とか、夏八木社長が決断する場面とかに至っては、制作者はこの場面の重みをどう考えているのか、嘗めてるんじゃないかと言いたくなるほどです。なので、何で最後に社員が盛り上がるのかも分かりません。相変わらず美しい(ちょっと老けたけどね)真野響子様に3点。 Oliasさん [DVD(邦画)] 3点(2024-06-08 00:30:34)

60.《ネタバレ》 実話ベースとしていますが、サラリーマンのサクセスストーリーとしては王道の展開で、実に映画的なエピソードだったように思う。 主人公の加賀谷邦男氏は、まるで釣りバカ日誌のハマちゃんが仕事に目覚めたような感じの人。温かくて正直で、情熱家。そして何より、彼は相手を職位や肩書きで値踏みしなかった。だから、"サラリーマン" としてではなくて、私は一人の人間として彼が好きでした。上司や部下たち、ついには松下の相談役までも彼の熱意に心動かされる展開は心を打つものがあり、一介の会社人として、よい映画を観させてもらった、という感想です。 ただ残念なのは、この業界の素人目には彼らのその凄さがよく伝わらなかった、ということ。「技術者」とか、「開発者」とか、やたら連呼して飛び交ってはいます。その彼らが寝る間も惜しんで、努力しているのはよく伝わる。そして、家庭用ビデオの開発競争において、日本ビクターの技術者たちは、結果的にソニーや松下よりも有能だったのだろう。でも、何がどう有能だったの? と言われると、ちょっと答えようもない。全体的に、表面的なトピックをピックアップしただけで、その革新的な発想や技術そのものにはほとんど触れていなかったような気がします。(そもそも企業秘かもしれませんが) そうそう、「VHS」の人文字。どうして、このビッグサプライズを予告編で上映するかなあ? おかげさまで、驚きも感動も半減しましたよ。そこはもう少し考えて、制作してほしい。 タケノコさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-09-26 11:59:46)

59.高評を目にし 鑑賞することに..う~ん 実話なので仕方ないのだろうが、何か物足りない..物事が決まる過程が すべて唐突..某NHKの〇〇で内容は知っていただけに、観ていて盛り上がりに欠けた..やはり、登場人物、エピソードの掘り下げが 浅い..残念... コナンが一番さん [DVD(邦画)] 6点(2019-12-09 13:25:49)

58.《ネタバレ》 ドラマチックな実話なのでそれなりに面白いものの、その実話のポテンシャル以上には面白くなれていない作品でした。
話は起伏なく流れていき、焦点というものがありません。本部から半ば見放された部門であるがゆえのビデオ事業部の荒れた空気や、部門のエース的なエンジニアがいない中で開発を進めなければならないという人材面でのハードルの高さなど、新事業部長はこれをどう解決するのかという組織論的な切り口で全体を構成すれば面白くなったと思うのですが、他の雑多な構成要素とない交ぜになって、せっかくの美味しい部分が埋没してしまっています。リストラ要求をしてくる本部からの干渉を避けるためにウソの事業計画書を作らせたり、本部に相談もせずに親会社の相談役である松下幸之助に直談判に行ったりと、加賀谷は組織人としてかなり危険な橋を渡っており、そうした意思決定の過程を詳細に描けば面白くなったと思うのですが、すべての要素がサラっと流れていったという印象です。
家族とのドラマ部分も同様で、多感な年齢の長男が家族との距離を置くようになった折に、母親が脳梗塞を発症。しかし倒れた妻の元に行くよりも仕事を優先したことに長男は激怒し、主人公を許さないとまで言い放ちます。加賀谷はどうやって家族との絆を取り戻すのかが後半の焦点になるのかと思いきや、何となく家庭環境は修復され、特に何もしていないのにラストでは長男は超良い子になって終了という、こちらも味気ない内容に終始しています。これならば長男の反抗期設定を置く必要などなく、何となく存在しているだけの家族の一人にしてしまう方が良かったと思います。
その他、感傷的な部分で定型通りに盛り上がる音楽や芝居じみた演技など、日本映画特有の悪いクセがドバっと出ており、あまりの古臭さにいつの時代の映画を見ているんだろうかという思いも抱きました。せっかく良い俳優を多く使っているのに、演出に何の工夫もないのでは勿体ない限りです。 ザ・チャンバラさん [インターネット(邦画)] 5点(2018-06-15 18:13:20)

57.《ネタバレ》 高度成長期の方々の情熱というか熱気は現代の枯れきった世代にどう映るのだろうか?
自分はモロにロストジェネレーションですが、正直団塊世代には酷い目にあわされてばかりで、
本当にこの人達の世代が、この偉業をやりとげたのか?と思ってしまうのですが、
まぁ、ハッキリ言ってしまうと僕らの世代も当然、ゆとりの世代も、
この頃バリバリ働いていた人たちにはやっぱり敵わないと思わされる題材ですよね。
労働基準法とか、働く人の色々な権利とか、まぁ、働く側にとっては良い時代になってきてるんだけど、
経済をもう一度再生させるとか、今のやり方では、絶対にできないわけで、
かと言って、あの頃の熱気を僕らが発せるかと言うとそれも無理なわけで、
映画の感想とは違う所に着地したわけで、
富良野は寒いわけで。 バニーボーイさん [地上波(邦画)] 7点(2016-08-01 21:29:13)

56.プロジェクトXのアンコールアワーだったような気がしますが「窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇」を観た者としては、今作の無理に感動させるようなシナリオと誇張された演技にはちょっと複雑な気持ちにさせられます。実話の劇的な大逆転ストーリーのリアルな面白さが半減してしまった感がありますが、渡辺謙の演技はなかなか良かったです。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-05 22:28:42)

55.サラリーマン物として良い話だと思う。
「一人の強い思いが...」というところも(普段はあまり好きではないが)納得できる。それでも、ドラマでいいかな、という雰囲気は拭えない。それにビクターの現状はどうだったか、とか思うとちょっと寂しい。 simpleさん [地上波(邦画)] 5点(2014-11-04 23:41:01)

54.テレビでやっておけばいいレベル aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-15 12:02:51)

53.《ネタバレ》 どこまでが事実かは知りませんが、おそらくはこの作品のハイライトであろう松下幸之助に直談判するシーンが、どうも好きになれません。「規格を統一するため」という大義名分はわかりますが、要するに「業界に強い影響力を持つエラい人の鶴のひと声で一発逆転」を狙ったわけで、悪く言えば姑息です。日本的パターナリズムの典型ですね。こうしてエラい人のお墨付きを得ようと顔色を伺ってばかりいたからこそ、いつの間にか日本の家電メーカーは肝心の市場からソッポを向かれてしまったような気がします。問うべきはエラい人ではなく、市場ではないかと。「プリウス」や「iPhone」が売れるまでに、「エラい人の鶴のひと声」があったという話は聞いたことがありません。 眉山さん [地上波(邦画)] 5点(2014-01-07 02:55:54)

52.映画の内容としては地味です。が、モノづくりの現場での苦労や情熱はよく伝わります。 nojiさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-23 09:47:43)

51.《ネタバレ》 これは世界のソニー軍を相手に戦いを挑むビクター軍の勇姿を描いた歴史大河ドラマですね。
松下幸之助とか歴史上の人物が登場する辺りからリアリティが一気に増してわくわくさせられる。
続々と加勢する日立軍や三菱軍、そして松下軍はどう動くのか?
とてもドラマチックで感動的な物語に仕上がってるんじゃないでしょうか。
松下幸之助との謁見が叶ったシーンでは思わず涙が溢れてしまいましたよ。
日本の物作りの底力を実感できるとても勇気の与えられる名作だと思います。
結論としては、ビクターホームシステム万歳! もとやさん [DVD(邦画)] 9点(2012-11-02 10:51:02)

50.《ネタバレ》 「陽はまた昇る」といえばヘミングウェイか谷村新司と思ったら、NHKのプロジェクトXだった。
「窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇」は2000年から始まったシリーズの第2回の放送であり、感動のドキュメントとして私の記憶にありありと残っている。
だからどうしてもこれと比較してしまって点数が落ちるのだが、もしプロジェクトXを見ていなかったら、あと1点か2点は上がっていただろう。
VHSかベータかの勝負という観点だけでなく、日本の科学技術の飛躍的進歩という観点に立てば、ぜひ見ておかなければならない映画だと思う。 ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-08 02:55:07)

49.《ネタバレ》 開発にかかわった人々の情熱が伝わり、涙が出るほど感動しました。
加賀谷が社員達の気持ちを掴んで信頼を得ていき、人々が変化し同じ夢に向かって仕事をするようになり、最後はそれが結実する。よくあるパターンですが私にとっては鉄板です。いくつかの高揚感を煽る場面で蓄積されていき、ラストの屋上からのシーンで決壊しました。
印象的なシーンは松下幸之助に直訴しに行くシーンで、VHSを称賛されたところは見ている自分も嬉しい気持ちになりました笑
途中いらないかなと思うシーンもありましたが、役者の演技も総じて素晴らしいし、日本の技術開発をドラマにしたという点も含めて、1度は見て損は無い映画だと思います。 さわきさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-21 16:56:14)

48.実名人物、実在会社が出ている以上、腹黒い話も出せない。エロも当然無理。
派手さがなくオシャレに見せるのも、あんまり笑える作品に昇華するのも難しい。
って『制約』を『武器』にする。みたいな? 『改善』、『工夫』で。

結果、実直でなんか上品な人間劇場。嫌いじゃないです!!!!!!!
シルバー向け「かもめ食堂」みたいな?
思い切ってもっとそぎ落としてしまえたら化けた....? 兎に角。こんな映画もっと必要。みたいな。 reitengoさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-12-14 00:46:08)

47.NHKのドキュメンタリーは面白い。やはり、功績を成し遂げた人物の実際の顔を見ると、映画にはできない何かが伝わってくると思っていた。だから、この映画も期待してなかった。でも観たら、これが面白い!映画の可能性を見直した。俳優の熱意みたいのが物語を引っ張り、2時間チョイの映画体験で、社会の「理想」みたいのが感じられる。元気づけられる。これはドキュメンタリーでは難しいのではないか?西田敏行の演技も良かった。浜ちゃんのイメージが強いので、ちょっと心配したが、彼はやはり俳優だった。そして、松下幸之助をだれが演るんだ?って思ってたら、おお~というキャスティング。その存在感を見事に演じていた。感動した。 トントさん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-11-16 12:08:47)

46. 実際には映画ほどきれいな話でないことは、容易に想像できます。が、話半分だとしても、こんな大きな事業をやりとげたビクターの人たちはたいしたものですね。 海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-12 20:58:53)

45.NHKのドキュメンタリー番組から映画化された、新しい製品の開発に携わった企業戦士の人達の姿を西田敏行や渡辺謙を筆頭に熱く、熱く、重厚に描いた良作。ベータ・マックスを退き、世界をも統一したビデオの勝者VHSですが、今ではDVDやブルーレイに代わって見向きもされない存在になってしまったのも寂しい事実です。 白い男さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-30 08:36:29)(良:1票)

44.家電メーカー各社の技術競争というものが今の日本の発展を促してきたと言って過言ではないと思う。まさにドキュメントである当時のエネルギーそのままに映し出される技術者たちの熱い奮闘が胸に迫ってくる。極力抑えた演出と、熱情的な演技、手ぶれ映像による効果的な撮影が徹底的なリアリティを醸し出し、決して派手さはないが臨場感を感じた。この映画の鑑賞直後にニュースで薄型テレビの開発競争の特集がされていて、今作の時代から流れ続ける情熱が感慨深かった。ただひとつ悔やまれるのは、この映画をDVDで観てしまったことだ。意味はないが、やはりVHSで観るべきだったと思う。 鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 7点(2009-06-18 15:20:19)(良:1票)

43.ブルーレイ陣営の圧勝が決まった時に観る「VHS誕生物語」・・。 父親が鼻高々でSONYの「Bata Max」を購入したことを薄っすら覚えていますが、怒涛の勢いでVHSに駆逐されていったなぁ・・。
 個人的な感慨もありますが、渡辺謙がいかにも「文学部卒のちょっと肩身の狭いサラリーマン」を上手く演じていますよね。
 理系企業で機械が分からない、しかも経営や法律を学んだわけではなく「文学部だろ?」と各方面からコンプレックスを持たされて保身姿勢が身についてしまう人って多いもの。
 ハリウッドからしたら「本部長は渡辺謙、腰の低い次長は西田敏行だろー」っと言うところだろうけど、日本企業はそうじゃないもんね。
この微妙なキャスティングが分かるのは「日本人ならでは」かも。
ところで、「次世代DVD」もブルーレイ以降の「新規格」も発表されて、延々と「新規格開発」「規格採用競争」は続くのよね・・。「絶え間ない技術開発」がいいことなのか面倒なことなのか分からないな。
グレースさん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-30 15:31:41)

42.VHS開発までの積みあがりの努力が強く伝わってきて、観ている側も心が動いた。
だからこそ、あの大団円は感動物だと思う。久々にぐっと来るラストでした。 ッュャさん [DVD(吹替)] 8点(2007-12-27 20:22:05)

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【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 6.74点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
311.64% line
411.64% line
51219.67% line
61219.67% line
71422.95% line
81626.23% line
946.56% line
1011.64% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review2人

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