みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
124.《ネタバレ》 金(家族)のために単身赴任で都に出稼ぎ行った父が、最終的には会社(組織)のために過労死してしまう。義のためと言っても、残された家族は納得しないだろう。死の責任は本人にあるのか?環境にあるのか?現代にも通じるところがあると思った。 <追記>17年ぶりに再見。あらためて見直すと、かなり創作が入っているとはいえ、新選組という特殊な組織の中で生きたマイナーな男の物語として見ればそんなに悪くもない。一般的に有名隊士は良くも悪くもステレオタイプに描かれるし、本作でも分かりやすく描かれてはいるが、この主人公は分かりにくい。特に最初見たときは、鳥羽伏見で敗れて藩の屋敷に逃げ込んでからの描写が冗長で退屈に思えたのだが、人間イザ死ぬとなると、未練や悔しさ等々で中々死ねないのが事実だろうし、そもそも義やカネや家族やプライドといった様々なものが入り混じって分かりにくいのが人間であって、この時代に本人なりに懸命に生きたと考えればこれでアリなんだろうなとも思えた。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-04-06 13:59:23) 123. 幕末を背景に、新選組に集った人々を描いた群像劇。中井貴一の独白シーンが見せ場だが、長すぎて間延びした印象だ。回想形式も食傷気味。 新選組の中で庶民としての一生を貫いた人物に焦点を当て、時代に翻弄された人々の生きざまを描いた点は評価できる。吉村貫一郎の、素朴な田舎者と剣豪ぶりとの二面性が味わい深い。 三宅裕司の芝居はせっかくのシリアスな雰囲気が台無し。方言云々には関わりなく、南部藩の重臣としては浮いた存在で緊張感に欠ける。かつて過去のテレビドラマを振り返る番組で、さんざん先人の演技や演出を笑いものにしていたが、まさにブーメラン。 【風小僧】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-12-04 12:39:41) 122.最後の長い独り言は、なんじゃろか?コロナだから、新撰組のドぎつい立ち回りを見たい人は見れば良いよ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-09-14 01:13:51) 121.《ネタバレ》 最初、コントのようなフケたメイクをした佐藤浩市を見たとき、一瞬引いてしまったのだけど、 回想の西本願寺のシーンから一気に引き込まれた。 久石譲の音楽も相まって、本当にかっこよかった。 演じる俳優さんの年齢が高過ぎないか?と、それも気になったけど、 演技力のおかげか気にならなくなった。 実際この映画を初めて見たときは、 いいお話なのにどこかリズム感が悪いというか、 (死ぬ前の中井貴一の非常に長い一人語りといい) いろいろ違和感が残った。 それでも8点なのは、 根底に流れるものに美しさを感じるから(原作からかな?)。 当時、堺雅人という俳優を知らなかったが、 彼が演じた沖田総司には釘付けになった。 少し狂気をはらんだこの沖田総司が、 個人的には一番しっくりくる。 【クロリン】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-02-23 23:48:31) 120.《ネタバレ》 うろ覚えですが原作既読。 随所にアレンジがしてあり引き込まれました。 ただラストでどうしても納得がいかない場面。 家族のため絶対生きて帰ると言い続けた主人公が どうして切腹を受け入れたのか。 あの場面で「はぁ?今までの生き様はなんだったの?」 と思って白けました。 そして時間かけ過ぎ。 それまでが良かったのですごくもったいないです。 【Dry-man】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-01-21 20:21:39) 119.自分、忠誠誓う武士や騎士のお話にはめっぽう弱い。だからこれも好きです。でも後半がやや長く感じたのでこの点。最初は胡散臭い吉村ですが、ぐいぐいと人間臭さが増し、最後には感動させてくれました。斎藤もカッコいい(いや、これは演じる佐藤浩市さんがカッコいいのか)。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-06-03 13:27:49) 118.《ネタバレ》 後半のダラダラぶりについてはいうまでもないが、ナレーションの複数展開という視点のブレが、それに輪をかけている。また、武芸の達人のくせに金や命に執着するという不可解さがスタートなのに、仕送りがどうのという時点でそれがすべて消化されてしまっている。つまり、物語としてはそこで終わっているということ。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-21 01:55:25) 117.《ネタバレ》 原作既読後に気になったところ。①吉村貫一郎と大野次郎右衛門、吉村嘉一郎と大野千秋これらの親子2代に渡る親友関係の表現が希薄すぎ②中谷美紀をを醜女役で起用し、斉藤一が名前を失念していない③大坂の盛岡藩蔵屋敷になぜか大野千秋がいる④吉村嘉一郎と大野千秋の今生の別れのシーンの改悪⑤吉村嘉一郎の最後等々。原作の良さが台無し。所詮2時間に納めること自体が無謀だったのではないか。佐藤浩市はかっこよかったので+1。 【TOMOSUKE】さん [地上波(邦画)] 1点(2014-05-11 11:32:27) 116.《ネタバレ》 冒頭、斉藤が新入隊士である吉村に出会った直後に「こいつを斬ろうと思った」と独白し、実際に仕掛けます。期待感が高まりました。新撰組のクレイジーな面を見せて貰えると思ったのです。でも、そこが最高潮でした。ずいぶんと前に読んだ原作には感銘を受けた記憶があるのですが、映画版は「いかにも邦画」的な湿っぽい美談がしつこくて食傷でした。南部武士が我慢強いのは分かるけど、その切腹シーンをあそこまで我慢強く間延びさせては、さすがに辟易とします。 新撰組の精神は勤皇佐幕ですが、吉村に政治色は希薄です。ひたすら故郷の家族を想い、脱藩した南部藩への忠義を忘れていない印象でした。ところが、出稼ぎの傭兵と割り切って新撰組に入隊したはずなのに、戊辰戦争では仕えた組織への義を貫いたという描き方です。どうも、価値観があちらこちらに揺れている印象です。本作のテーマは吉村貫一郎の価値観と行動に対する責任の取り方だと思いますが、本作を見る限りはバランスが悪く感じられ、うまく消化しているとは言い難いという意見です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-11-19 22:37:39) 115.《ネタバレ》 新選組がどんなもんか分かった。今観ると、堺雅人や夏川結衣など、その後急成長した若手がいるのが分かり、面白い。堺雅人は沖田総司役だったのに、ニヤリ。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-10-14 22:09:23) 114.ドラマ版に嵌ってその感涙の勢いで見てしまったので、ちょっと期待のハードルが高過ぎたのかも知れないけど、ややがっかりな印象。 貫一郎と斉藤一の件は良かったと思うけど、肝心の大野次郎右衛門がどうもしっくり来なかった。 役者が悪いのか、演出が悪いのかはよくわからないけど。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-09-25 10:13:20) 113.《ネタバレ》 6年前以上に観て以来。ドラマ版と比較して上映時間137分には収まりきれずかなり要所を省いていて物足りなかったです。主演の中井貴一もドラマ版主演の渡辺謙に比べてやや頼りない印象でした。涙、涙、涙の貫一郎の最期でしたがややくどくて間延びしていたか…。それでも新撰組ファンとしては楽しめるものでした。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-05 22:46:17) 112.映画は総合芸術的だが、それはいろんなことを見せるということではないと思う。 【シン】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-04 01:08:12) 111.《ネタバレ》 決して悪い出来ではない。 むしろよく作り込まれているし、演者の演技もベテランや実力派を取り揃え見応えタップリ。 ただ話が美談すぎるというか、押し付けがましすぎる。 個人の意見として言わせてもらえば悪しき日本映画の風習をモロになぞっている。 これで無意味なヌードシーンでも出てくれば決定的に馬鹿監督だったけど、まぁそれをせずに硬派に貫き通した姿勢は評価したいところ。 ただ、この手の美談話に高得点は付けたくない。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-01-03 10:28:25) 110.《ネタバレ》 新撰組隊士吉村貫一郎という存在に、これまでにはない侍の在り方とその崇高さを見たように思う。演じた中井貴一の濃厚な演技と、彼に対する斉藤一を演じた佐藤浩市の格好良さに惚れ惚れする。何よりも愛する家族への忠義を優先させる侍という点では、確かに「たそがれ清兵衛」に似通った部分はあるが、今作の方が新撰組、幕末の動乱が舞台になっていることで映画としての説得力と迫力に溢れていたと思う。他の俳優陣の秀逸な競演、力のある殺陣と全体的な満足度は高いが、やはり終盤の間延び感が気になるところだ。鉄砲構える官軍に単身突っ込んで行く壮絶なシーンの後の、主人公の死に際の語りはあまりに長く、映画のバランスとしては余計だったと言わざるを得ない。(劇中の)現在と過去の交錯シーンも多過ぎたと思う。優れた幕末当時の描写の合間に挿入される現在の描写は展開的に不恰好であった。9割近くは非常に秀逸な作品であるだけに、演出面での詰めの甘さがあまりに惜しい。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-06-18 15:15:59) 109.自分には大味に思えて、あまり楽しめませんでした。しかし佐藤浩市さんと中谷美紀さんの好演が印象に残りました。 【kagrik】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-17 18:23:07) 108.中井貴一と佐藤浩市が中心の展開で進んでいき、けっこうシリアスな緊張感で引き締まったものになりかけた途端、まず、新撰組の3人が出てきてからは2時間ドラマ時代劇スペシャルみたいになり、気を取り直して集中しようと思ったのもつかの間、三宅裕司がホームドラマにまたまた方向転換してしまった。描きたかったことは、おそらく描ききった感じはするが、脇役の重要性を軽く考えたんじゃないかな。おしい。それと、泣く場面はいいが、それを引き出す前後のシーンに工夫が足りないもんだから、泣くタイミングがつかみにくい。料理で言うと同じ味の料理を延々と食べている感覚だ。口直しや違う味を所々入れないとね。 【パセリセージ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-04 00:00:29) 107.《ネタバレ》 私の趣味から最も離れている映画。所詮「陰陽師」の監督、全く才能が無い。一番嫌いな中井貴一が主役で、歴史上で一番嫌いな「新撰組」が題材なのだから最初から観るべきではなかったのだが。内容がまた、邦画の悪い所がすべて詰まっている感じ。偽善者にしか見えない主役にあざとい演出の数々。印象に残る殺陣も無かった。それでも終盤まで3,4点は付けれたのである。終盤のあり得ない生き残り方をした事、最後の兎に角糞長いお涙頂戴で完全にブチ切れた。 【まさサイトー】さん [地上波(吹替)] 0点(2008-11-30 12:34:31) 106.夏川結衣がきれいだった。三宅と伊藤親子の話がバッサリなければ、退屈じゃなかったのに。 【はるこり】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-06-23 12:55:02) 105.近年の時代劇の中でも珠玉の出来映え。中井貴一や佐藤浩市ら役者陣の魅力が十二分に発揮されている上に、迫力のある殺陣や回顧録という体をなしたわかりやすい展開は、まさにエンターテインメントと呼ぶに相応しい。後半の几帳な語りさえ無ければ満点だったのに惜しい。「おもさげなかんす」は名台詞だと思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-03 12:31:31)
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