みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
13.《ネタバレ》 これ、結構好きです。 少なくとも「タッチ」のアニメとしては、劇場版三部作&テレビスぺシャル二本の中でも最も綺麗に纏まっているし、面白かったんじゃないかと。 冒頭に流れる歌も哀愁があって、異国の地で一人ぼっち夢を追いかける主人公に合ってるし、この度久し振りに鑑賞して(良い曲だなぁ……)と、しみじみ浸っちゃったくらい。 それと、本作のストーリーラインについては人気野球ゲーム「パワプロ10」でもオマージュされているんですよね。 「日本の若者が一人渡米し、金髪そばかす娘とロマンスを繰り広げつつ、マイナーリーグからメジャーへの昇格を狙う」って話の流れは、文句無しで魅力的だし、これを殆どそのままゲーム中に流用したスタッフの気持ちも、良く分かります。 ただ、そんな「パワプロ10」に取り入れられなかった部分「主人公達也と、ヒロイン南との遠距離恋愛」については……正直、蛇足に思えちゃいましたね。 原作が「タッチ」である以上、この二人のロマンスは外せない訳なんだけど、今回はそれが枷になってた気がします。 そもそも南が新体操を辞めてカメラマン目指してるって設定自体、劇中の人物同様に「なんで?」と戸惑っちゃうし…… 南に「自立した女性」的な魅力を与えようとした結果、空回りしてるように思えました。 他にも「ライバル打者のブライアンが凡退する場面が多過ぎて、凄みが薄れてる」「達也とホセが終盤に和解する流れが唐突」などの作り込みの甘さに「バンクシーンや曲の使い回しが多い」という、アニメとしての根本的なクオリティの低さも見逃せないし……酷評しようと思えば、いくらでも出来ちゃう品なんですよね、これ。 ただ、それでもなお自分は好きというか……粗削りだけど、光る部分も多いんです。 現地娘のアリスは可愛らしくて、南より魅力的に思えたくらいだし、オーナー夫妻も良い人達なもんだから、主人公チームの「エメラルズ」を、自然と応援したくなるんですよね。 「かつては名門チームだったが、今は没落している」「球団の解散が決まった事を知った選手達が奮起し、快進撃の末に優勝する」などのお約束展開も、王道な魅力があって良い。 町から町へ、オンボロバスで移動しながら野球するという、マイナーリーグらしい描写もしっかり挟まれていたし、開幕戦ではガラガラだった客席が、最終戦では満員になっていたのも、凄く気持ち良かったです。 「弟の代わりに投げた」発言からすると、本作は「背番号のないエース」から続く時間軸なのでしょうが、原作漫画しか読んでない人でも、そこまで混乱しないよう配慮した台詞回しになっている事にも感心。 キャッスルロックという地名が飛び出す小ネタなんかも、ニヤリとしちゃいましたね。 「頑張って夢を叶えようとしたら、その過程で他の選手の夢を奪ってしまった」場面を挟み「優し過ぎる兄貴」だった達也に相応しい苦難を用意しているのも、原作漫画が大好きな身としては、妙に嬉しかったです。 そして何といっても、ラストシーン。 達也が最後の一球を投じる直前に「和也……見てるか!」と胸中で叫ぶ場面には、本当にグッと来ちゃったんですよね。 思えば原作においても「好きなんでしょ、野球」「和也くんと、ずっと同じ環境に育ってきたんだもの」という台詞がありましたが、そんな達也の「野球を好きな気持ち」を、とうとう素直に表せる場所に辿り着いたんだという充足感、そしてそんな自分の姿を「和也に見せてやりたい」と思った達也の心意気に、もう観ていて心を鷲掴みにされちゃったんです。 そんな独白の後、幼い和也と達也とがキャッチボールしてる場面が回想で流れるもんだから、もうたまらない。 ここのワンシーンだけでも、本作は観る価値があったと思います。 欲を言えば「和也の力を借りない、達也と新田の真剣勝負」も見せてくれたら文句無しだったんだけど…… まぁ、それは本作から数年後、メジャーリーグの舞台で実現したんだと、妄想で補いたいところですね。 それと、恐らく本作のアリスは新田の妹である由加ちゃんが原型なのでしょうが「達也が好き」「そばかす属性」「一人称オレ」「ピッチャー」って共通点がある事を考えると、吉田君もモデルの一人だったのかなって、そんな事が気になりました。 他にも、あだち漫画で見た事ある顔が、色々と登場していたりするので…… その「元ネタ探し」をしてみるだけでも、それなりに楽しめちゃう一品だと思います。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-28 07:14:21) 12.達也はやっぱり和也より格好いい。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-28 13:02:49) 11.「あれから君は」+「風のゆくえ」は現代風のアレンジがしてあるので続編というよりも外伝として見るのが正解でしょう。両作品とも製作側に原作の雰囲気を壊してはいけないという大きな縛りがあるため自由に作れてない部分を多々感じますが、それを差し引いても両作品ともかなり良い出来だと思います。まず音楽がすごくいいですね、「あれから君は」のタッチの主題歌のアレンジバージョンは鳥肌立ちました。「風のゆくえ」の方の歌もしんみりしていて好きです。内容はというと「あれから君は」で普段強がってばかりいる西村が最後の試合でボロボロになっていくのを達也が握りこぶしを作って見つめるシーンがせつなくていいですね。かなりお気に入りのシーンです。「風のゆくえ」はボロくそに言われるような内容では全くないと思います。野球を見るのが好きな人なら最後の試合もかなり面白いと思いますし、自分は見終わった後「天空の城ラピュタ」を初めて見た時のようななんとも言えないせつない感覚が残りました。まあ、感じ方は人それぞれでしょうけど、僕は両作品とも好きなので9点です。 *「あれから君は」が登録されてないようなのでここにまとめて投稿しました。 【映画大好きっ子】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-07-18 01:15:21)(良:1票) 10.リアルタイムで観た者にとっては、かなりがっかりな内容でした。一番観たくなかった展開でした。立派に生きろとは言わないけどもうちょっと爽やかにその後を描いてほしかったです。 【たかちゃん】さん [地上波(邦画)] 3点(2006-12-09 06:19:13) 9.《ネタバレ》 つまりどこに行ってもあだちワールド、達っちゃんの取り巻く環境は変わらないんだなぁ。特有の恋愛のもどかしさがなくて、淡々と物語が進んでいき、物足りなかったです。 【西川家】さん [地上波(邦画)] 6点(2006-05-02 21:31:14) 8.完全なアナザーストーリーとして見れば、それほど悪いものでもなかったけど。まあ一度見れば十分かと。 【智】さん [地上波(字幕)] 4点(2005-07-23 15:49:02) 7.オリジナル自体もそれほど好んで見た方ではないのだが、この続編スペシャルは作る必要も価値も無かったと思う。個人的には愛着はないので「つまらない」で済んだが、原作を愛している人らにとってはその拒否感は強かっただろう。 【鉄腕麗人】さん [地上波(字幕)] 1点(2005-05-29 10:38:59) 6.何と言っても挿入歌に尽きるでしょう。岩崎良美さんの名曲「タッチ」を作曲者の芹澤廣明さんがセルフカバーしています。 【北海道日本ハム優勝】さん 4点(2004-12-05 06:04:26) 5.タッチメンバーの老後まで見てみたい。 【ゲソ】さん 4点(2004-06-07 02:23:03) 4.チューがオチっすか! 【モチキチ】さん 2点(2004-03-16 03:42:34) 3.青春のかけら探しにこの作品を観てしまいました。大学生になった達ちゃんと南ちゃん……。私が二人の年を追いこしてしまったからなのかもしれませんが……二人の大学生活がとっても薄っぺらいものに感じてしまいました。子供心に憧れたステキな二人だったら、もっと素晴らしい学生生活を送っているはずという期待があったんでしょうね。ここには青春のかけらはありませんでした。なんか、悲しい。 【元みかん】さん 2点(2004-02-13 23:48:33) 2.原作のタッチが好きなので観たが見事に期待を裏切ってくれた。展開無理ありすぎ。パンチのアメリカバージョンがピンチで原田くんが妙な格闘技やってるしでもう意味わからん。続きものを創るならそれなりに考えて欲しかった・・・。あとどうでもいいけど南ちゃんの部屋が現代風になっていたのが妙に気になってしまった。 【諸葛桂】さん 3点(2003-11-09 19:22:44) 1.これ映画?蛇足でしかないですね。 【ロカホリ】さん 2点(2003-10-13 00:43:59)
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