みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
320.《ネタバレ》 湾岸署近くの川で男の水死体が発見された。切り開かれた腹部は乱暴に縫い合わされ、胃にはクマのぬいぐるみが押し込められていた。この猟奇殺人事件と時を同じくして湾岸署内で窃盗事件が多発し、さらに、警視庁副総監の誘拐事件までもが起こる。誘拐事件の捜査本部が湾岸署に置かれることとなり、本庁から大勢の警視庁関係者が湾岸署に詰めることとなった。彼ら上層部に振り回されながら、事件解決のために主人公・青島をはじめとする湾岸署員は奔走するのだった。 これまで『踊る大捜査線』にはほとんど触れたことがなかったが、2024年10月にテレビドラマ版の再放送があり、それと並行するように本作・『同2』『同3』『容疑者 室井慎次』もノーカット放送された。かなりの話題作だったから観てみようかという好奇心に、今後はこんな機会もほぼないだろうという気持ちが重なり、よく似た立場の妻とテレビ版を全話視聴、その次の日に本作を視聴したのだった。 テレビシリーズの魅力はせわしなくどこか軽妙なテンポや、対象物をコンパクトに捉えるカメラワークであると捉えていたので、本作の、いかにも映画らしい間の取り方や、対象物を俯瞰で広く捉えることの多いカメラワークに、最初のうちは「ああ、頑張って“映画”にしようとしてるなぁ」と若干の違和感を持ったが、それでも肯定しながら観ていた。押井守がかつてどこかのメディアで言っていた「映画は“時間”を描くもの」を映画鑑賞の補助線としているからだ(うろ覚えなので細部が間違っているかもしれないが)。映画とは、時間と空間を贅沢に描くことを理想とするメディアなのだろうか。それは作品の品格を上げるかもしれないが、内容自体を面白くするとは限らないのではないかとも思うのだが、残念ながら映画視聴経験がさほど多くないので、今は明確な回答を保留しておこう。 3つの事件が絡み合いながら解決していくシークエンスにはちょっと無茶なところもあったが、最後はそれなりにきれいにおさまって、まあ、良かったかな、と。長い人生の中で醸成された深みの中にそこはかとない卑屈さが内包されたいかりや長介の演技にはテレビシリーズ同様の悲哀が存在したし、黒澤明監督の『天国と地獄』のオマージュであろうピンクの煙には思わずニヤリとさせられた。 【はあ】さん [地上波(邦画)] 7点(2024-10-27 13:40:27) 319.《ネタバレ》 ドラマ未見。この1はそこそこ良かったです。いかりや長介さんの功績が大きいですが。キョンキョンは個人的にはいらんかった。最後の青島のいびきは秀逸。 2024年に追記。 ドラマ再放送にて初鑑賞後に映画を4本まとめ再鑑賞した。 映画→ドラマ→再度映画と見ると愛着が湧いている様で最初の感想とは違ってきた。 繰り返しで3からのキョンキョンだと、1でキョンキョンで良かったと思えた。 でも点数はこのままで。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2024-10-14 21:54:46) 318.そこそこ面白かったのですが、展開の強引さと演出の安っぽさに苦笑い。 最たるは青島クンの搬送シーンから結末まで。 レクター博士チックな小泉今日子のみ印象に残りました。+1点 【The Grey Heron】さん [地上波(邦画)] 4点(2024-09-29 19:48:16) 317.TVシリーズの最初から順番に鑑賞中。 面白さは及第点。 しかし、月並みになるが、あまりにTVシリーズの出来が良すぎて、 それとの比較となると、少し物足りなさは感じる。 領収書の事件など、随所随所は面白いのだけれど、 それだけに、メインストーリ―のパンチ力がもう少し欲しかった。 【2年で12キロ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-08-11 14:17:33) 316.連続ドラマで人間関係を把握しての観賞だったので、ストーリーにこれといった違和感は持ちませんでした。青島が犯人割り出して、上司を一喝して、刺されて、関係者全員を敬礼させるクライマックスは盛り上がったと思います。しかし、前の方が触れていたように、少年たちの処分について言及されなかったのが後味悪かったかなと。一歩間違えば、人一人死なせていたかもしれないし。あと、小泉今日子の扱いが、あまりにもレクター博士で笑えました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 8点(2021-02-11 07:00:47) 315.《ネタバレ》 もう20年以上も前の作品になるのですね。青島さんや室井さんもすっかり年下になっちゃいました。物語の方はなんだか動機がない事件なので厚みがないですね。領収書の件だけ動機が十分過ぎるので説得力がありました。見所はあの名ゼリフです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-02-11 01:42:08) 314.出れば出るほど劣化していくシリーズってのはあって、その最たるものがこれ。 テレビドラマがマスターピースで、テレビスペシャルや映画は全部蛇足。 まだ見てない人がいたら、テレビドラマはサブスクにないからDVDレンタルでもして見てくれ、 それ以外はあともう見なくていいから、本当に!と言いたくなる。 テレビドラマ版の何が良かったって、相当にパトレイバーを意識した作りだったし (この映画のTHE MOVIEもパトレイバーの劇場版のぱk、オマージュ) 何より、フジテレビが移った湾岸という土地が、ちょうど閑散として空き地だらけというのも、 本当に時期的にパトレイバーをパクるには最高の舞台だった。 逆に数年置きに新作が出ることでいかに短期間にこの街が栄えたかも見ることができる。 そんなこんなでこの映画自体には何の思い入れもなくても、 20年も経って、大傑作ドラマの続編ってだけでもうなんか楽しめてしまうんだよね。 後半になるほど見てらんなくなっちゃうのは欠点だけど。 そうそう、何かに似てるといえば、順番は逆だけど、こち亀映画に似てる。 映画だからって話大きくしすぎるからつまらなくなるんだよ。 ドラマの良かったところは小さな事件だったということ。 ドラマをまだ見てない人がいたら、宅配レンタルででも借りて見てね。 【にんじん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-09 03:36:16)(良:1票) 313. 警察署を舞台にした群像劇で、「太陽にほえろ!」のアンチテーゼとして登場したテレビドラマの映画化。変な緩さは現実離れが目立ち素直に笑えないが、管理社会への風刺も交えたサラリーマン喜劇としてみればそこそこ楽しめる。 例の2本の映画へのオマージュ(?)はいただけない。流行のプロファイリングに便乗し、小泉今日子は不自然なパクリ演技の印象。そして、わざわざセリフで「天国と地獄」とはご親切。アジトが見つかるのも安易で、スモークボールの伏線ありきで作った印象。 終盤の、室井による青島の搬送から敬礼シーンまで、感動押し売りが鼻につく。 【風小僧】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2020-01-12 19:40:27) 312.この映画版第1作、ずいぶん久しぶりに観ました。テレビドラマの放送も今は昔、距離をおいて今回観られたことで、結構楽しめた部分ってのもあります(それにしても自分はいつから、そして何故、こんなにテレビドラマというものを忌避するようになったのか)。 3つの事件を並行して描く必然性が薄いとか(事件同士をもうちょっとうまく噛み合わせられないものか)、権威の矛盾を描くのにギバちゃんのシカメッ面に頼り過ぎだろうとか、いかりや長さんボソボソ声でセリフ聞き取りにくいとか、いろいろ思うところもあるのですが。 (最後の件に関しては逆に、ドリフ全盛期のいかりや長さんはどうして、あんなに饒舌なイメージでもって「司会進行役」をやりたがったんだろうか、とも思ったりして。) だけど、すでにテレビドラマの方でキャラが充分に練り上げられている、ということなんでしょう、迷いなく登場人物たちが各々の魅力を発揮していて、こういう部分は一種の強みですね。それに加えて、この役に小泉今日子を起用しよう、なんていうブッ飛んだ発想。ちゃんとその責任を取りますとばかり、見事にエキセントリックな存在として我々に印象づけるように彼女を撮っており、これは大成功でした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-06-15 11:21:38) 311.《ネタバレ》 これはまだ面白かった。一番良かったのは、冒頭シークエンス。途中の天国と地獄へのオマージュはいらない。=下手すぎる。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-02-01 16:33:34) 310.《ネタバレ》 テレビドラマを安易に映画化する風潮の先駆けは、恐らくこのドラマからでしょうか? 私は個人的にそういった風潮が好きではありませんが、それでも良作はあるので無碍に否定はしません。でも、私の予想は甘かったようです。 本作は、所詮「テレビドラマシリーズのファンのための映画」でしかありませんでした。私はドラマも見ていましたが、本当に『ただ踊る大捜査線が見れればそれでいい』と思えるようなコアなファンが楽しめる為の映画でした。 制作陣に一言申し上げたい。オマージュとパクりは違います。 二度と目にする事はないでしょう。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(邦画)] 2点(2018-12-02 16:09:41)(良:1票) 309.ああ…つまらなかった。テンポ、演出、編集、効果、全ての展開がテレビドラマ。 豪華?な出演陣でしょうに、非常にチープさが目につきました。同時期にインファナルアフェアを見たからでしょうか。長さんの乾いた演技に2点。 【460】さん [地上波(邦画)] 2点(2017-04-24 16:36:02) 308.こういうのを映画とは呼びたくない。『天国と地獄』『羊たちの沈黙』を意識したオマージュは、まるで三文芝居のような安っぽさでむしろ冒涜にも思えるほど。主人公が撃たれる等で感傷に走らせる展開は、テレビドラマの映画化ではお約束なのかというくらい見るに堪えない。これが興行成績160億円の大ヒットなんだからネームバリューが生んだ賜物というべきか。記録に残っても記憶に残らない。 【Cinecdocke】さん [地上波(邦画)] 1点(2016-03-22 20:43:18)(良:1票) 307.《ネタバレ》 最初で最後の「青島殺し」。 ドラマの劇場版なんて所詮ドラマの延長・・・だが本作は少し違う。 何故なら本気で「青島殺ろうぜ」という気概に溢れていたからだ。 「太陽に吠えろ」のジーパン殺し並みの勢いで。 ドラマは織田裕二と柳葉敏郎のピリピリした空気が魅力だった。 そこに警察の鬱憤やら汚職やら何やらをユーモアたっぷりに添える。 「逮捕しちゃうぞ」や「パトレイバー」のゆるい空気とシリアスな空気の両立。 ストーリーはいつも通り、 湾岸署に本部ー、 所轄はダメー、 青島どこ行くのー、 キャー窃盗ー! 一見すれば予定調和・・・だが、本作はそれほど生易しいものではない。 自分の死の運命が迫る青島。 犯人を見つけ、深手を負いながらもホシを逮捕する青島。 青島は、逝った。 この期を逃したらもう二度と殉職は出来なかっただろう。 いやあの瞬間だけでも逝っとけ。 だってあの血の量だぜ? 横でグーグーじゃねえよ馬鹿野郎・・・よくぞ生き残った青島。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-11 08:36:25) 306.映画として評価する必要はないんだけど。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-15 11:43:59) 305.『踊る』シリーズ最初の映画化。『年末警戒SP』などで見せた緊張感がこの頃はまだ持続しており、TVシリーズの劇場版およびお祭り映画としてそれなりに楽しめる出来に仕上がっている。誘拐された警視総監と和久さん(いかりや長介)の関係を、そのまま青島と室井にスライドさせる構図も上手い。 【野良猫】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-09-09 20:01:00) 304.人気番組ということで見たけど大変失望した。コメディとしては笑うに笑えず、刑事ものとしては緊張感も何もない。TVの映画化だそうだが、何となく馴れ合いでやっているように思えた。犯罪ごっこでは楽しめない。ところでいかりや長介さんは何なんだ。指導員ということらしいが何を指導しているのだ? 捜査の邪魔にしかなってないように見えるけど・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-12-22 07:59:51)(良:1票) 303.ドラマを見てなかったことを考えると楽しめた方。最後もまんまと泣いてしまいましたし。 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-02-17 03:54:45) 302.《ネタバレ》 テレビドラマシリーズの映画化の場合、そのテレビドラマが秀逸の場合、それを超えることはほとんど無理だと私は思っている。それでも、そこに近付けばそこそこ成功だと思うが、踊る大捜査線の1作目は映画が連続TVドラマを超えることが出来なかったが、まずまずの善戦ではないかと思う。一番大きいのは、2作目以降無くなってしまったTVドラマシリーズにあった特有の肌質があるのが大きい。個人的には青島とすみれさんが一緒に行動するところもうれしかった。 【rosebud】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-10-21 18:48:00) 301.《ネタバレ》 いちおう踊るのファンです(笑)当然この映画も好きですよ。ユーモアとシリアスを散りばめて楽しく鑑賞できました。もう何回観た事やら・・・。1作目だけ犯人が巧妙にできてましたね。まさかの犯人。 でも、映画はこの1作目だけでよかったのに。 【mitsuo@】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-09-12 22:49:42)
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