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ローマの休日

Roman Holiday
1953年【米】 上映時間:118分
ドラマラブストーリーコメディモノクロ映画ロマンス
[ローマノキュウジツ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-11-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1954-04-27)


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監督ウィリアム・ワイラー
キャストオードリー・ヘプバーン(女優)アン王女
グレゴリー・ペック(男優)ジョー・ブラドリー
エディ・アルバート(男優)アービング・ラドビッチ
ハーコート・ウィリアムス(男優)大使
池田昌子[声]アン王女(日本語吹き替え版【ソフト/1972年フジテレビ/テレビ朝日/機内上映】)
城達也ジョー・ブラドリー(日本語吹き替え版【ソフト/1972年フジテレビ/テレビ朝日】)
大塚明夫アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【ソフト】)
北村弘一大使(日本語吹き替え版【ソフト】)
荘司美代子伯爵夫人(日本語吹き替え版【ソフト】)
山寺宏一マリオ(日本語吹き替え版【ソフト】)
丸山詠二将軍(日本語吹き替え版【ソフト】)
中庸助支局長(日本語吹き替え版【ソフト】)
増岡弘タクシー運転手(日本語吹き替え版【ソフト】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【ソフト】)
磯辺万沙子(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【ソフト】)
辻親八(日本語吹き替え版【ソフト】)
金尾哲夫(日本語吹き替え版【ソフト】)
岡村明美アン王女(日本語吹き替え版【PDDVD】)
てらそままさきジョー・ブラドリー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
小形満アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
定岡小百合伯爵夫人(日本語吹き替え版【PDDVD】)
楠見尚己支局長(日本語吹き替え版【PDDVD】)
納谷六朗(日本語吹き替え版【PDDVD】)
山内雅人アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
千葉順二大使(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
広川太一郎マリオ(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ/テレビ朝日】)
沼波輝枝(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ/テレビ朝日】)
辻村真人(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
あずさ欣平(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
田村錦人(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
宮内幸平(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
矢田稔(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
青野武(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
栗葉子(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
加藤正之(日本語吹き替え版【1972年フジテレビ】)
槐柳二大使(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
及川ヒロオタクシー運転手(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
峰あつ子靴屋(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石井敏郎提督(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村松康雄(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚芳忠アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【機内上映】)
大滝進矢マリオ(日本語吹き替え版【機内上映】)
笠原弘子アン王女(日本語吹き替え版【TBS】)
津嘉山正種ジョー・ブラドリー(日本語吹き替え版【TBS/2004年日本テレビ】)
安原義人マリオ(日本語吹き替え版【TBS】)
島香裕将軍(日本語吹き替え版【TBS】)
阪脩(日本語吹き替え版【TBS】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【TBS】)
池田勝(日本語吹き替え版【TBS】)
巴菁子(日本語吹き替え版【TBS】)
池本小百合(日本語吹き替え版【TBS】)
鈴鹿千春アン王女(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
小川真司〔声優・男優〕ジョー・ブラドリー(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ/機内上映】)
山野史人アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
松岡文雄大使(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
浅井淑子伯爵夫人(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
江原正士マリオ(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
大木民夫将軍(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
上田敏也支局長(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
片岡富枝(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ/2004年日本テレビ】)
真地勇志(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
仲野裕(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
天田益男(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
西尾徳(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
幹本雄之(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
小室正幸(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
湯屋敦子(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
田中敦子〔声優〕(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
引田有美(日本語吹き替え版【1994年フジテレビ】)
すずきまゆみアン王女(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
内田直哉アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
石森達幸将軍(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
富田耕生支局長(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
谷育子伯爵夫人(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
岩崎ひろしタクシー運転手(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
さとうあい(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
西村知道(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
伊井篤史(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
稲葉実(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
水野龍司(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
星野充昭(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
佐藤ゆうこ(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
沢木郁也(日本語吹き替え版【2004年日本テレビ】)
堀内賢雄ジョー・ブラドリー(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
高木渉アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
早見沙織アン王女(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
浪川大輔ジョー・ブラドリー(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
関智一アービング・ラドビッチ(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
浦山迅大使(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
関俊彦マリオ(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
伊藤和晃将軍(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
茶風林支局長(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
チョータクシー運転手(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
石住昭彦(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
原作イアン・マクレラン・ハンター(ダルトン・トランボ)(原案)
脚本イアン・マクレラン・ハンター(ダルトン・トランボ)
音楽ジョルジュ・オーリック
ヴィクター・ヤング(ノンクレジット)
編曲レオ・シューケン(ノンクレジット)
撮影フランク・F・プラナー
アンリ・アルカン
製作ウィリアム・ワイラー
パラマウント・ピクチャーズ
制作東北新社(日本語吹き替え版【ソフトほか】)
グロービジョン(日本語吹き替え版【2022年日本テレビ】)
配給パラマウント・ピクチャーズ
美術ウォルター・タイラー(美術監督)
ハル・ペレイラ(美術監督)
衣装イーディス・ヘッド
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア
編集ロバート・スウィンク
録音オムニバス・ジャパン(録音・調整)(日本語吹き替え版【ソフト】)
字幕翻訳高瀬鎮夫
岸田恵子(字幕監修)
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【ソフト/1972年フジテレビ/テレビ朝日/2004年日本テレビ】)
その他テレビ朝日(製作70周年4Kレストア版 協力)
あらすじ
ある国の国王の名代としてヨーロッパ各地を巡る若いアン王女は窮屈な日程に追われ、慣れない旅先でしばしば不眠に陥る。ローマに滞在中のある夜、王女は侍医に睡眠薬を無理やり注射される。それでも眠れない王女は側近の目を盗んでホテルを抜け出すが街に出た途端に睡眠薬が効き始め、アメリカ人の新聞記者に助けられる。翌朝、目を覚ました王女は連れ戻されるまでの束の間の自由を存分に楽しもうと心を決め、新聞記者は特ダネを狙って王女に付き添う。お転婆の王女としたたかなヤンキー・ジャーナリストのローマ観光珍道中。

かわまり】さん(2004-03-04)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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456.《ネタバレ》 戦後の作品なので、めちゃくちゃ古いというわけではないのだけれど、映画にとっての古き良き時代を思わせる作品です。ヨーロッパの王女が、公務に嫌気が差して、ローマの街に抜け出して、たまたま通りすがった新聞記者と、たった一日だけのデート&恋愛もどきをするという、今日的には、娯楽として成立させることはちょっと難しいと思うくらいにシンプルなストーリーです。当時は大衆に向けた種々の情報が、現代とは比べものにならないくらい少なかったでしょうから、異国情緒溢れる古都ローマでのロケを行ったことだけでも、見せ物的な価値が高く、娯楽となり得たのだと思われます。大衆向け情報メディアとしての映画のプレゼンスが、段違いに高かったのだと思います。アクションに迫力がないのは、当時の技術的に仕方がないと思いますが、それを補うためなのか意外とバイオレンスです。結構、これは新鮮な驚きで、笑ってしまいました。通りすがりのハゲ親父が、祝福の名の下に、いきなり口にブチューと吸い付いてきたりするのも相当ダメージの残るバイオレンスだなと感じました。一期一会の恋に、深みを求めてはいけないとは思いますが、初々しさとか、ドキドキ感みたいなものが、演出されることもなく、そもそも、あまり求められてもいないと思われるところが、ちょっと興味深いところですかね。 camusonさん [DVD(字幕)] 5点(2024-04-22 18:39:31)

455.非常に古いながら流石に名作の誉れ高い作品、全く飽きずに集中して観られました。ラストの余韻もよし。 クリプトポネさん [インターネット(吹替)] 8点(2023-08-22 16:26:48)

454. 見せ場が山ほどある名作。中でもローマの街めぐりを満喫するアン王女の天真爛漫ぶりがいい。巧みなワイラー演出によるオードリーの魅力はもちろんだが、G・ペックやE・アルバートの名演が彼女を支えた。
 誠実さとユーモアを交えたG・ペックの演技を、かつて高倉健が「グレゴリー・ペックの技、いいねえ」と言ったとか。某脚本家は新聞に「P・ニューマンはG・ペックより格上」と書いてますが、全然違います。逆ですよ。 風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-12-31 22:07:59)

453.《ネタバレ》 中学生の頃、ラブストーリーは食わず嫌いでほとんど見たことが無かったが、先生から「今度テレビで『ローマの休日』あるから見て。」と薦められ見てみたら、感動してしまい、その放送を録画したビデオを10回近く繰り返し見た。王女が髪をショートにするシーンや、真実の口のシーン、そして何よりも別れのシーンとラストの記者会見のシーンが好きだ。その後、ラブストーリーも見るようになり、映画の好みも少し変わった。文句なしの満点!!。 イニシャルKさん [地上波(吹替)] 10点(2022-05-28 15:32:20)(良:2票)

452.《ネタバレ》 昔見たものの記憶がなかったので久しぶりの視聴。
再視聴までにローマを旅行していたので、そのことを思い出しながら見ると、一際違った印象を感じた。

記者も当初は金のために王女を売るつもりだったかもしれない。
ところが次第に心変わりしていって、もう二度と会うことはないだろう切なさを秘めつつ、
一日限りの恋物語を永遠のものにさせていく過程は魔法のよう。
かけがえのない一日によって、真の王女になっていくオードリー・ヘプバーンの変化は色のない世界でも心を動かすものがあった。

それともう一つ。
チャンスをフイにしてでも、特ダネの写真を王女に渡すカメラマン、なんて良い友人なんだ。 Cinecdockeさん [地上波(字幕)] 7点(2022-05-28 00:41:17)(良:2票)

451.《ネタバレ》 -Roman Holiday-  “野蛮な見世物” “他人を苦しめて得る利益”
NHKのバラエティ番組で紹介されていたから、ご存じの方も多いだろうけど、古代ローマの王族や貴族が、娯楽として剣闘士の殺し合いなんかを観る様子。なんだそうです。原題については色々な解説があるけど、私はこの古代ローマの剣闘士に該当する存在がアン王女なのかな?って思いました。

誰もが羨むハズの王女という立場。なのに彼女の願いは庶民の当たり前の生活。
24時間自由がなく、決められたことしか言えず、病気の時以外休むことが出来ない存在が現代の王女。
そして王女を見世物として楽しむのが庶民。庶民が楽しむネタを集めるのが新聞記者。アン王女を見世物として新聞記事を書き、それが特ダネであるほど利益が挙がる。王族を金儲けと庶民の暇潰しのネタにする時代が来るなんて、古代ローマ時代には考えられなかったことだろう。

偶然出会った酔っ払いの女性がアン王女と知ったジョーが、真っ先に閃いたのが金儲け。雲の上の存在のアン王女が、一般市民と同じ事をして喜ぶ姿は、王族の地位を貶める大スクープになっただろう。
記者会見の別れ、アンとジョーだけの秘められた記憶。ローマ中を駆け回り、自由な生活を満喫するアン王女の無邪気な笑顔。許されない淡い恋。たった一晩の自由はアンに王女としての自覚を与え、ジョーを金儲けより大切なものに目覚めさせた。王女らしくない振る舞いを記録した数々の写真は、アービングの手によってアンだけの思い出となる。

“王女が一日だけ庶民になって羽根を伸ばす”なんてシンプルで脳天気な物語の様でいて、その奥には自分の立場を受け入れて生きていく、大人の女性の切ない別れが描かれている。アン王女のその姿が、デビュー間もないオードリーの、この映画をキッカケに人気女優として駆け上る姿と重なるから、一時の流行りものではなく、永遠に愛される作品にしているのでしょう。


最後に“ジェラート(アイス)のコーン食べずに捨てる問題”について記しておきたい。
私の年代だとZガンダムで初めて観た人が多いと思う。食べられるものを食べずに捨てるのは衝撃だった。まさかそのモトがローマの休日だったなんて…。
スペイン広場でジョーとの会話中、さり気なくコーンをポイ捨てするアン王女。『王族だからコーンが食べられると知らず、食器や包み紙の一種だと思って捨てた』説。なるほど、説得力と優しさが感じられる説だけど、花屋との可愛いやり取りを思い返すと、ジェラート屋にコーンを返したりせずにその辺に捨てるのもどうか?ジョーがコーンに無反応な所からも、これは後付の説っぽい。
『コーン食べないのが当時のブーム』説。「パジャマの上だけ着て寝るの~」なんてのに憧れるアン王女だけに、こちらのほうが正解っぽいかも。ただ場所が観光名所だけに、あそこでポイ捨ては後の世に与えた影響は大きかった。画面上あそこでジェラート食べてるのアン王女だけだし。そこはナマの情報に疎い王女が、雑誌で知った流行りモノを、ちょっとやってみたかった。って考えると、なんかとても可愛らしい。
このシーンの時計の針は有名だけど、花屋とのシーンと合わせて、長時間ジェラートを食べ続けたであろうオードリー。絶対食べ飽きてるにも関わらず、私たち庶民に『一生に一度でいいからスペイン広場でジェラート食べたい』って思わせる名シーンであり、舌を出してコーンの中まできちんと美味しそうに食べて見せるオードリーの姿が、新人らしくてなんとも健気。 K&Kさん [地上波(吹替)] 9点(2022-05-16 23:41:58)(良:1票)

450.《ネタバレ》 初めは少女、事件ののち大人の女。描き分けがお見事です。 ほとはらさん [地上波(吹替)] 7点(2022-03-20 07:45:57)(良:2票)

449.《ネタバレ》 これまで、この映画を

「プリンセスの逃避行物語」

「王女と記者の身分違いロマンス」あるいは

「アン王女の成長ストーリー」

だと思っていた。でも、昨日あらためて見て、気づいた。
この映画はそんな軽いものではなく、全世界の人々が抱いている人生観そのものに訴えかけるものなのだ。。

アン王女は、それまでの窮屈な生活に耐え切れず、夢を叶えるべくローマ市外へ飛び出した。
ジェラード食べ歩き、カフェで飲食し、タバコを吸い、美容院でお好みのヘアスタイルにして
無免許運転でベスパをすっ飛ばし、船上パーティーでダンス…。

彼女がやってみたかったことは、ことごとく叶えることができて、彼女はそれで満足したはずだった。

彼女がやりたかったことが、それだけなのであれば、心おきなく王女生活に戻れるはずだった。

だが、思いがけずジョーを愛してしまう。
それは、彼女がこっそり街へ抜け出してしたかった夢のリストにはなかったこと。

そう、彼女がやってみたかったことは、食べ歩きや船上パーティ...のような娯楽だと思っていたのに、
実は自分が恋した相手とずっと幸せに暮らすことだったのだと、ジョーと川辺でキスをして彼の部屋に戻ってから気づくのですね。

私は今までそこまで深く考えずに見ていて、ジョーとの恋はジェラードや船上パーティーと同じカテゴリーの”彼女が体験した非日常”の1つとしてカウントしていたのだが、それはとんでもないミスだった。

ジェラードや船上パーティーなどの自由行動は、これからの未来、王女として戻って彼女の人生の中になくてもそれはそれであきらめはつけられるレベル。
でもジョーとの恋は、あきらめつかない・・・。

”自由気ままに楽しいことをする”じゃなく”たった一人の愛する人と共に過ごす”ことこそが、彼女にとって本物の夢だった。
そしてようやくつかみかけたその本物の夢は、彼女が手離さなきゃいけないもの。これ以上に苦しいことがあるだろうか?

彼の部屋に戻っての会話。アン王女「何か食事作りましょうか?」ジョー「台所ないんだ。食材もない。いつも外食さ」 アン王女「それでいいの?」・・・その後にジョーが言うセリフに、全てが集約されていて、心がしめつけられた。

「Well, life isn't always what one likes・・・is it? 」
(人生っていうのはいつも、望みどおりにならないもの・・・そうだろう?)

その言葉を受けてアン王女も「そうね・・・」と答える。

「人生が望みどおりにならないだろう?」

というセリフは、独り身のジョーの心情だけでなく、アン王女のその時の「愛するひとと結婚してご飯を作ってあげたいのにできない」という心情でもあり、
そして、この映画を見ている人達が常に、日々心に抱いている心情でもあるだろう。

何十回も見てきたこの映画。実はこのセリフがナンバーワンの名ゼリフではないだろうか?

あなたもきっとこの映画を見たら、人生思い通りにいかない自分の姿をアン&ジョーに重ねて、共感することマチガイナシ。 フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2021-07-24 23:08:42)(良:2票)

448.「名作」これ以外の言葉が思い浮かばないくらいの映画です。最初の靴のシーンから最後のThe Endの文字までずっと目が離せなくなるのはオードリーマジックでしょう。俳優陣の表情から仕草、映画の構成からカメラワークまで全てが本当に素晴らしい。(古典という意味であって、かなりワザとらしい安っぽいシーンもあったりします)

マンセーするばかりではつまらないので一つだけ屁理屈を。素直に見れば確かに純愛で奥深いストーリーですが、裏を返せばスレたブン屋が純で世間知らずな王女をたらし込んだだけともいえます。したたかなジャーナリストであれば無垢な女性を落とすのはさぞかし簡単だったことでしょう。

しかしながらブン屋とカメラマンは全く強引じゃなかったし、コミカルで優しく、宮崎アニメに出てくるキャラクターのように憎めない奴らです。この映画が名作と呼ばれる所以はやはり最後の記者会見でしょう。彼ら三人のラストの判断は素晴らしく、とても深い余韻が残ります。アン王女の表情を見ているだけで涙腺が・・ ああ、やはりまぎれもない「名作」ですコレ(笑) 監督と俳優とヒロインの全てに拍手!(ブルーレイ化&カラーバージョン求む!) アラジン2014さん [DVD(字幕)] 8点(2020-11-05 20:18:55)

447.《ネタバレ》 観てもそれほど面白いとは思わなかったが、アイデアは良いとは思う。漫画「シティーハンター」で、似たような設定の話があったが、この映画が影響を与えていると思われる。覚えている人がいたらスゴい。 festivaljapanさん [DVD(字幕)] 5点(2020-04-08 20:43:39)

446.割合はコメディ8:シリアス2というところでしょうか。どちらにも印象的なシーンがいくつもあり、最初から最後まで楽しいと思います。ローマ市街を二人乗りバイクで暴走→警察に捕まるがすぐに釈放される(台詞なしだが結婚マーチでやり取りを想像させる)シーンが一番好きです。 次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 8点(2020-04-05 19:09:11)

445.今まで見る機会がなかったので思いきって鑑賞。
地上波で大昔に録画してあった、モノクロ映画。
字幕がないので主音声(日本語)+副音声(英語)というハードモード。
内容は把握できるけど、聞き逃しなど環境としてはやはり厳しいか。
字幕とリマスター版でいずれリベンジしたいかな。

色褪せぬ不朽の名作…とは言いたいところではあるが、
やはり67年も昔となると、そうも言えないのが苦しいとこ。
が、この年数にしては今でもまぁ見られるかなと。
時代と古さを考慮して、点数じたいは控え目にしておきます。
個人的に、真実の口のシーンをきちんと見れて良かった。
(シーンの切り取りなどでは見たことはあるけど)

途中までは若干、冗長な感じもするし演出とか音楽とか古めかしいけど、
映画としてはラストシーンで小綺麗にまとまっているので割と好きです。

一度は見ておいて損のない作品。 愛野弾丸さん [地上波(吹替)] 7点(2020-03-25 11:57:15)

444.昔の映画なので現在の映画と比べてしまい、どうしても音楽の使い方や演出など、チープさが気になってしまう。
ただそれでも、オードリー・ヘプバーンの可愛さが群を抜いていて、最後まで鑑賞できた。 misoさん [地上波(字幕)] 5点(2019-12-07 16:54:51)

443.奇跡のような映画。
オードリーの出演作は数あれど、ここまでの輝きを放つ映画はおそらくないんじゃないかな。
時代と監督と俳優。
いろんな要素が奇跡のような融合を見せて、歴史に刻まれる映画ができる。
そんな奇跡のような一本。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 10点(2019-11-23 01:51:19)

442.オードリーかわいい。
それだけ。
話もベタだし当時のローマを見れるのもいいね。 ume0214さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-03-13 20:29:56)

441.満点でいいと思う。ストーリーおよびヒロインは、王道で完璧。あのオードリー王女に魅せられない人はいないでしょ。 にけさん [映画館(字幕)] 10点(2018-12-25 20:51:48)

440.今観るとベタベタなストーリーだが、カメラワークや主役2人のキャラクターが素晴らしいと思う。
ラストシーンも爽快で、観終わったあとに上を向いて歩けるような良い映画になっている。 Nigさん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-11 00:39:57)

439.白黒映画の壁を壊してくれた作品。
ヘップバーン美人ですねー。
清々しい作品。 へまちさん [DVD(字幕)] 9点(2017-11-30 19:39:51)(良:1票)

438.オードリーファンとしては “ 永遠の名作! ” オードリーの可憐さは、言葉になりません..しかも無名の新人を大抜擢、奇蹟のような作品..(ワイラー監督 Thank You! Good Job!) ストーリーはいたってシンプル、でも今観てもまったく色あせていない、名場面がいっぱい..考えられないでしょうが、当時の人気女優といえばグラマー系ばかり..スレンダーなオードリーは異色の存在だったそうです..本作で見せた、スクリーンいっぱいの、オードリーの魅力が、世界中で(男女問わず)支持を得て、人気を不動のものにしたんだと思います..ブラボー!! コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 9点(2017-11-23 16:25:59)

437.《ネタバレ》 子供の頃最初に観た時は、なんかぬる~い夢物語のお話だと思って、心にも残りませんでしたが、今改めて見ると、やっぱり良い映画だったんですね。古い秩序としきたりのあった時代にはほっとさせられます。ローマの観光促進策が裏にあったらしく次から次へと観光名所が紹介される割には露骨な商業主義の臭いは全く感じられません。ストーリーもこの種の話にしてはテンポがよく、一方で、自由を求めるアン王女が権威の象徴の長い髪を切ったり、自分の身分を隠しているために、真実の口の前で不安になったり、と細かい部分も丁寧に描かれていましたね。

ちなみに本作品はハリウッド映画として全編海外ロケで作成された初めての作品だったそうですが、当時ローマは記録的猛暑で俳優もスタッフも大変な苦労だったそうです。そんな中可憐な容姿とは裏腹に、強い野心と覚悟を持って臨んだオードリー・ヘップバーンは文句も言わず演技に集中したそうです。さらに90テイクマンの異名を持つワイラー監督により、有名なスペイン階段の数分のシーンは6日間かけて何度も撮影されたために、後ろに映る大時計の時刻がショットごとに違っているそうですが、これまで全く気が付きませんでした。 キムリンさん [地上波(字幕)] 8点(2017-11-15 11:02:36)

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【点数情報】

Review人数 456人
平均点数 8.42点
000.00% line
110.22% line
230.66% line
361.32% line
451.10% line
5143.07% line
6204.39% line
74910.75% line
810523.03% line
910823.68% line
1014531.80% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.92点 Review38人
2 ストーリー評価 8.42点 Review50人
3 鑑賞後の後味 8.69点 Review49人
4 音楽評価 7.67点 Review34人
5 感泣評価 7.21点 Review28人

【アカデミー賞 情報】

1953年 26回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞オードリー・ヘプバーン受賞 
助演男優賞エディ・アルバート候補(ノミネート) 
監督賞ウィリアム・ワイラー候補(ノミネート) 
脚本賞イアン・マクレラン・ハンター(ダルトン・トランボ)受賞原案賞
撮影賞アンリ・アルカン候補(ノミネート) 
撮影賞フランク・F・プラナー候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ウォルター・タイラー候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)ハル・ペレイラ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞(白黒)イーディス・ヘッド受賞 
脚色賞イアン・マクレラン・ハンター(ダルトン・トランボ)候補(ノミネート) 
編集賞ロバート・スウィンク候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1953年 11回
主演女優賞(ドラマ部門)オードリー・ヘプバーン受賞 

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