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【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 マルクス兄弟の、世の中の常識や権威主義に対し痛烈な皮肉をもって対応するこのスタイル(植草甚一先生曰く「シュールレアルな喜劇の出発」)、現在の風刺劇やコメディに多大な影響を与えているのは間違いありません。ただ字幕から情報を得なければならない我々にはチコやハーポのボードヴィル芸はともかく、グルーチョの風刺がわかりづらいのが難点。という訳でソフト会社は格安ビデオを販売するだけでなく、ちゃんとした解説書を付け加えてだしましょう。…話がそれました。なんといってもこの作品の白眉は大学教授グルーチョがヒロインと陽光下、アヒル池で舟遊びをしている際に歌う「Everyone Says I Love You」。ウディ・アレンがオマージュとして取り上げるのもむべなるかな、というほどの幸せに満ちてます。ま、最後はヒロインを池に叩き落とした挙句、浮き輪を求める彼女に対してトローチを投げつけるという期待通りの行動を見せつけますが。ボードヴィル時代の作風をそのまま踏襲している「ココナッツ(29)」「けだもの組合(30)」「いんちき商売(31)」と比べ、比較的屋外撮影を多用するようになったこの作品の名声こそが、彼らにとって三弾飛びで言う「ステップ(ジャンプはもちろん「吾輩はカモである(33)」)」的成果を遂げた作品なのでしょう。多少甘目なのですがこのシーンで+1点。 【Nbu2】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2013-11-04 20:37:20)
1. 舞台での長い芸歴を引っ提げて、『ココナッツ』 (1929) で映画デビューしたマルクス兄弟が、舞台を離れて本格的に映画に出演するようになった第2本目の作品。今の日本の大学生に対しても、グルーチョ学長の皮肉は十分な切れ味を発揮するでしょう。チコとハーポの公然たる間抜けっぷりには、敬意さえ表したくなるほどです。この映画では、ライトモチーフとして全編を通して至る所で4人の兄弟に歌われる (ハーポは、口笛で馬に聞かせて、得意のハープでも絶品の演奏を聞かせてくれます) 、『Everyone Says I Love You』という歌が素晴らしいです。これは後年、グルーチョを師と仰ぐウッディ・アレンの『世界中がアイラブユー』 (1996) の原題名に使われ、その劇中でも、マルクス兄弟へのオマージュとしてやはりライトモチーフとして聞かせてくれます。 【Harpo=ひろしХироши】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-02 22:53:42)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
8.00点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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8 | 2 | 100.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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