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赤穂城断絶

1978年【日】 上映時間:160分
アクションドラマ時代劇歴史ものバイオレンス
[アコウジョウダンゼツ]
新規登録(2004-07-04)【まさサイトー】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(1978-10-28)


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監督深作欣二
キャスト萬屋錦之介(男優)大石内蔵助
千葉真一(男優)不破数右衛門
松方弘樹(男優)多門伝八郎
西郷輝彦(男優)浅野内匠頭
渡瀬恒彦(男優)小林平八郎
近藤正臣(男優)橋本平左衛門
原田美枝子(女優)橋本はつ
森田健作(男優)間十次郎
田村亮(1946年生まれ)(男優)上杉綱憲
島英津夫(男優)大石主税
藤巻潤(男優)岡島八十右衛門
峰岸徹(男優)堀部安兵衛
夏樹陽子(女優)お仙
和崎俊哉(男優)片岡源五右衛門
宮内洋(男優)萓野三平
寺田農(男優)大高源五
林彰太郎(男優)井上大和守
峰蘭太郎(男優)早水藤左衛門
中村錦司(男優)庄田下総守
疋田泰盛(男優)柳沢家用人
秋山勝俊(男優)奥田孫太夫
河合絃司(男優)奥野将監
有川正治(男優)岡野又右衛門
大木悟郎(男優)久留十左衛門
唐沢民賢(男優)大石瀬左衛門
高並功(男優)中村弥太之丞
高月忠(男優)神崎与五郎
岩尾正隆(男優)三崎道億
成瀬正(男優)岡野金右衛門
富永佳代子(女優)重阿屋女中
野口貴史(男優)近松勘六
笹木俊志(男優)矢村一真
島田歌穂(女優)浮橋の部屋子
那須伸太朗(男優)脇坂淡路守
五十嵐義弘(男優)
香川良介(男優)内川孫右衛門(ノンクレジット)
渥美国泰(男優)戸山源五兵衛(ノンクレジット)
五味龍太郎(男優)目付
橘麻紀(女優)大高しの
蓑和田良太(男優)遊び人
国一太郎(男優)安場一平
阿波地大輔(男優)内田孫右衛門
木谷邦臣(男優)徳田政右衛門
波多野博(男優)天野定之丞
西田健(男優)浅野大学
福本清三(男優)密偵
宮城幸生(男優)田村家々臣
池田謙治(男優)
島田秀雄(男優)関久和
森源太郎(男優)土屋家用人
岡島艶子(女優)間喜兵衛老妻
和歌林三津江(女優)線香屋老婆
浪花五郎(男優)
御木本伸介(男優)土屋相模守
丸平峰子(女優)吉良家奥女中
曽根晴美(男優)鳥居理右衛門
田島義文(男優)岡林杢之助
永井秀明(男優)間喜兵衛
伊沢一郎(男優)四方庵の客
内田稔(男優)戸田源五兵衛
汐路章(男優)島喜兵衛
梅津栄(男優)宝井其角
中原早苗(女優)戸田局
青木義朗(男優)上田主水
天津敏(男優)梶川与惣兵衛
織本順吉(男優)井関徳兵衛
丹波哲郎(男優)柳沢吉保
若林豪(男優)荒木十左衛門
江波杏子(女優)浮橋
成田三樹夫(男優)加藤越中守
加藤嘉(男優)堀部弥兵衛
遠藤太津朗(男優)吉田忠佐衛門
安井昌二(男優)原惣右衛門
藤岡琢也(男優)大野九郎兵衛
大滝秀治(男優)山田宗二
金子信雄(男優)吉良上野介
芦田伸介(男優)色部図書
三田佳子(女優)瑶泉院
岡田茉莉子(女優)大石りく
三船敏郎(男優)土屋主税
鈴木瑞穂ナレーション
原作高田宏治
脚本高田宏治
音楽津島利章
撮影宮島義勇(撮影監督)
仲沢半次郎
製作東映
企画高岩淡
日下部五朗
本田達男
三村敬三
配給東映
美術井川徳道
編集市田勇
録音荒川輝彦
照明中山治雄
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【クチコミ・感想】

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9.《ネタバレ》 深作欣二監督による忠臣蔵。組織対組織、権力への反抗といった物語の描き方や、決して美談だけに終わらせないところ、そして赤穂城を明け渡すか否かのシーンの浪士たちの熱気や討ち入りシーンの血なまぐさい派手な斬り合いといった部分に深作監督らしさは感じるものの、全体的にはかなりオーソドックスな作りで安心して見られる反面、深作監督なのだからもう少しドラマ的に激しさや盛り上がりがあってもよかったのではと思えなくもない。吉良を演じているのが金子信雄で、見る前は山守のようなキャラの吉良を期待していたが、確かに憎々しさはよく出ているものの、インパクトはそれほどなくやや肩透かしといったところ。浪士の一人である橋本(近藤正臣)にスポットがあてられ彼が主役のサイドストーリーが描かれているのは本作の中でいちばん深作監督らしさを感じる部分で、実際にこの部分は面白かった。(いつもの深作監督のヤクザ映画ならこういう人物こそ主人公だよなと思う。)忠臣蔵映画では珍しく討ち入り後の四十七士の切腹までを描いているのも新鮮だった。ここがけっこう長いのだが、ここがあることで最初に書いたように決して美談では終わらせないぞという深作監督の意地も感じることができる。深作監督は当初吉良を主人公に本作を構想していたみたいだが、一度はそういう吉良側から見た忠臣蔵を見てみたい気もする。それともう少し、深作監督は後年になって「忠臣蔵外伝 四谷怪談」を手掛けているが、あの映画は本作に不満を持っていた深作監督のリベンジの意味もあったのかなあと思ってみたりもする。これで深作監督の時代劇映画はすべて見たことになるのだが、思えばいちばん最初に見た深作作品が「忠臣蔵外伝 四谷怪談」だった。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-24 17:17:05)

8.2時間半を超えるんだから、長い映画の部類に入るんでしょうが、それでもあれが足りない、これが足りないと思えてしまうのが、この忠臣蔵。しかし本作、それをわざとやっているようなフシもあります。
とりあえず冒頭から、セットも大がかりならエキストラの大がかり、大作らしさを感じさせるものの、物語はいささか性急で、浅野内匠頭は何ほどのイジメを受ける間もなく早々に逆上。この後、アクションを挟みつつオハナシどんどん進んで、浪士たちこれといって耐え忍ぶ間もなく、早くも討ち入り準備となります。って言うかコレ、湿っぽい人情噺よりも、組織vs組織の諜報や抗争を描きたかったんでしょうかね。ヒットマン同士の戦いとしての忠臣蔵。
だもんで、クライマックスの討ち入りも、不意打ちっぽい感じじゃなくって、浅野の家臣たちも「待ってました」とばかりに受けて立ち、赤穂浪士と一緒になって屋敷を破壊しまくる。チャンチャンバラバラ、一体この斬り合いいつまで続くんでしょうか。
という訳で、あくまで忠臣蔵の体裁は保ちつつも(間違っても四谷怪談と混ざったりはしない)、若干変則的に、何となくヤクザ映画風味も感じさせる作品でした。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-02-26 23:39:29)

7.《ネタバレ》  深作監督の描く「仁義なき忠臣蔵」と聞き及び、さぞやバイオレンスな内容なのだろうなと予想していたのですが、思っていた以上に王道な作り。

 吉良邸討ち入りのシーンでは血生臭さ全開だし、小林平八郎(渡瀬恒彦)と不破数右衛門(千葉真一)というファン感涙の戦いも用意されてはいるのですが、全ては「忠臣蔵」というオーソドックスな物語の枠に収まっている印象でしたね。
 それだけ、この題材は器が大きいという事なのだろうなと納得し、安心感も覚える一方で「どうせなら、もっと破天荒な内容にして欲しかったなぁ」という物足りなさもあったりしました。

 思うに、赤穂城にて「すわ籠城戦か」と盛り上がる件や、上述の討ち入りの件では確かに「この映画だからこその、荒々しい魅力」を感じられたのですが、吉良殺害を成功させた後の切腹までのシーンが妙に長く、そこで平坦な演出が続く関係上「結局は、数ある忠臣蔵映画の中の一つ」という印象に繋がってしまった気がしますね。
 勿論、内蔵助の切腹シーンは迫力があったし、深作監督の面目躍如といった感じでしたが「討ち入りから切腹までの時間を、もっと短く纏めていれば、より鮮烈な印象を与えられたのではないかな……」と思ってしまったのも事実です。

 それと、橋本平左衛門のエピソードは単体で観れば面白いのですが、メロドラマ的な悲劇となっており、この映画の中では浮いているように感じられたりもして、ちょっと残念。
 浅野大学による御家再興が認められそうになっても、あまり嬉しそうな素振りを見せず、そちらよりも「吉良を討って浅野家は武門の家柄である事を示す」のに拘っていそうな武闘派な内蔵助に期待感が高まっていただけに、中盤以降どんどん出番が減ってしまうのが、何だか拍子抜けだったのですよね。
 一時的に橋本が主役格となり、彼が死んで再び内蔵助に主点が戻るという構成なのが、どうも落ち着かない印象を受けてしまいました。

 最後は、ともすればバッドエンドにも感じられそうな空気の中で「時代と共に人の心も変ったが、今もなお(赤穂四十七士に)香華を手向ける人が絶えない」というテロップを挟んだ辺りには、作り手の優しさが感じられましたね。
 後味も悪くないし、印象に残る場面も多いという、中々の満足感が味わえる一品でした。 ゆきさん [DVD(邦画)] 6点(2017-01-12 23:45:55)

6.《ネタバレ》 こういう王道話で、こういう豪華キャストなのですから、次から次へと登場する役者の皆様を眺めているだけで十分楽しめるわけなのです。ただ、深作監督はやっぱり好き放題に自由な人物造形をさせた方が本領を発揮するのであり、忠臣蔵のようなキャラクターもストーリーもかっちり固定している対象は、演出にもどかしさを感じますね。吉良邸の図面なんかの内偵パートでは、「潜入した浪士が吉良側の手に落ちて、さんざん拷問に遭わされるが、口を割ることなく絶命し、遺体は報復として衆目に晒され、それを目撃した赤穂浪士が憤激し、さらに復讐の意志を固める」みたいなことをやりたかったんじゃないでしょうか、本当は。それと、処分決定後の四十七士切腹のシークエンスを延々とつないでいるのは、忠臣蔵が単なる美談ではないという制作側の強い表現の意地を感じますね。 Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2015-10-07 01:49:35)(良:1票)

5.《ネタバレ》  原作がどうなのか知らんが、タイトルが何しろ「赤穂城断絶」だし、もっと違う切り口の物語かと思ったら、思ったよりも普通の忠臣蔵。
お城にまつわる話しでないのは、まあ諦めたとしても、これが単なる仇討ちではなく、吉良家お咎めなしという裁定に対する、意趣返し的な意味だという部分を、もっと膨らませて見せて欲しい気もした。
 忠臣蔵って、今では各テレビ局が年末に力入れて、細かいとこ描写してくるから、映画だってそれに対抗して、進化しないといけなくて、大変だとは思うけどさ。そういう部分を考えても、公開当時には、しょぼい感じがしたよ。 Tolbieさん [DVD(邦画)] 4点(2011-12-13 00:39:41)

4.25年程前、年末に日テレが放映した「忠臣蔵」を観て以来、自分は「赤穂浪士」ものジャンルの大ファンです。日本映画黄金時代の松竹・東宝・東映・大映の作品を観てきましたが各会社の特色が出ててそれぞれ比較するのが面白かった。若き日の錦之介氏も出ていた東映オールスターキャスト作品は、特に華やか且つお祭り気分満載で楽しかったですね。同じ会社、錦之介氏主演にもかかわらず、20年も経過すると、同じ題材でこうも肌合いの違う渋いトーンの作品になってしまうんですね・・・。まずしょっぱなからいきなり「松の廊下刃傷シーン」から始まるのが不満。「一晩畳み替え」や、吉良のネチネチした嫌がらせのシーンもないので、そもそもがお坊ちゃん風殿様浅野にちっとも共感出来ず。だからその後の、赤穂浪士たちの行動の動機付けが弱いものになってしまっている。「南部坂雪の別れシーン」もないし。その代わりに、討ち入り後から全員切腹までが結構長いんですよね・・・。別に切腹シーンまで引き伸ばさなくても・・・と自分は思うんですが。やっぱりオーソドックスな作りの方がこの題材は一番光ると思うんですがね。なんだかんだ言っても製作されたらきっとまた観てしまうはず。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 5点(2010-02-14 10:29:19)

3.《ネタバレ》 いわゆる「忠臣蔵」オールスター映画ですが、深作欣二監督という事で一味違ったもの
に仕上がっています。吉良上野介はひたすら嫌らしく描かれていました。▼初めて気がついた事など列記してみます。吉良家の紋所が太閤秀吉と同じ五七の桐紋であったことは初めて知りました。高家筆頭と威張る訳です。最後のお茶会に山田宗偏が持参する光悦の「白雪」は、かなり本物の光悦ぽっくって良かったです。討ち入り後の殺陣はかなり壮絶で迫力がありました。剣客・小林平八郎に扮した渡瀬恒彦が2つの助演男優賞を受賞したそうですが、納得しました。その討ち入りに気づいて支度しながら「打つも武士道、打たさざるも武士道」と云った台詞は本当に印象的でした。▼赤穂浪士の最初の血判同盟者56名から47名(+1名:寺坂吉之衛門)まで8~9名の脱落者がでているのですが、この映画では、特に近藤正臣扮する男がサイド・ストーリーとして取り上げられています。江戸から赤穂へ場面展開の最初が彼らの結婚式でした。どんな集団にも必ず種々の理由で脱落してゆくものがおり、その心情は切ないものがありますが、それをかなり印象的に描いていました。瑤泉院が討ち入りの事を聞き、「殿様1人の為に、47人もの方々が命を投げ出して・・」と感歎しますが、本当にそのとおりで、浅野内匠頭は堪え性もないオボッチヤンであったが、その家来達が男の意地を通した、という事を改めて感じました。 亜酒藍さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-24 23:08:11)

2.「四十七人の刺客」のほうが話はおもしろかった。吉良は金子信雄さん。なんだか「仁義なき戦い」の親分とダブってしまった。千葉新一がよくわからない役どころ? KINKINさん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-25 20:25:47)

1.《ネタバレ》 深作欣二の忠臣蔵...ということで討ち入りシーンは一見の価値あります。他は…忠臣蔵ものでは初めて見た討ち入り後の大石内蔵助ら赤穂浪士の切腹シーンが見所か。つっこみ所の方が多かったかなぁ…。金子信雄が吉良上野介というと想像しただけで「仁義~」のような憎々しさではまり役だろうと思ったけど印象薄かったし、萬屋錦之介は片岡千恵蔵のような歌舞伎調でちょっと浮いてる。他の出演者にしても三船敏郎・岡田茉莉子・千葉真一....オールスターなんだろうけど、映画黄金期の忠臣蔵見てるから物足りなさを感じる。華やかさもあまり感じないし、当時の東映らしい男っぽい忠臣蔵でした。 バカ王子さん [ビデオ(邦画)] 5点(2006-05-19 00:06:03)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 5.78点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4111.11% line
5333.33% line
6333.33% line
7111.11% line
8111.11% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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